森岡 紘一朗(もりおか こういちろう、1985年4月2日 - )は、日本の競歩選手。長崎県諫早市出身。長崎県立諫早高等学校から順天堂大学を経て、富士通に所属している。
経歴[編集]
もとは長距離ランナーだったが、高校2年のとき競歩に転向。2003年、地元の長崎で行われた長崎ゆめ総体5000m競歩決勝でトップでフィニッシュしたが、歩型違反により失格となった。同年のNEW!!わかふじ国体では、少年A5000m競歩で優勝を果たしている。
順天堂大学に進学後、2005年8月の世界陸上ヘルシンキ大会と2007年8月の世界陸上大阪大会には、それぞれ20km競歩で出場。ユニバーシアードでは2005年、2007年の2大会連続で銅メダルを獲得(いずれも20km競歩)した。2006年には、アジア大会で20km競歩の銅メダルを獲得した。
2008年に、富士通に入社し、同年の北京オリンピックの20km競歩に出場し、16位だった。10月、全日本50km競歩高畠大会で、50km競歩に初めて出場し、世界陸上ベルリン大会の標準記録Aを破った。
2009年1月の日本選手権20km競歩で優勝。また4月の日本選手権50km競歩で山崎勇喜に次ぐ2位に入ったことで、2009年8月の世界陸上ベルリン大会では、20kmと50kmの2種目に出場した。2010年には、広州アジア大会の50km競歩に出場し、3時間47分41秒で3位に入り銅メダルを獲得した。
2011年2月の日本選手権20Km競歩は鈴木雄介に敗れ2位だったが、2011年4月の日本選手権50km競歩で自己ベスト記録の3時間44分45秒で初優勝する。2011年9月の世界陸上大邱大会の50Km競歩では、中間点では15位の通過だったが後半に入り順位を徐々に上げ結果3時間46分21秒の記録で日本人トップの6位入賞を果たした。これにより、翌2012年ロンドンオリンピックの代表に内定し、本大会では50km競歩で7位入賞を果たした[1]。
主な成績[編集]
- 2004年 世界ジュニア選手権:10000 mW 6位
- 2005年 世界選手権:20kmW 29位
- 2005年 ユニバーシアード:20kmW 3位
- 2006年 アジア大会:20kmW 3位
- 2007年 ユニバーシアード:20kmW 3位
- 2007年 世界選手権:20kmW 11位
- 2008年 北京オリンピック:20kmW 16位
- 2009年 世界選手権:20kmW 11位
- 2009年 世界選手権:50kmW 18位
- 2010年 日本選手権:20kmW 優勝
- 2010年 アジア大会:50kmW 3位
- 2011年 日本選手権:50kmW 優勝
- 2011年 世界選手権:50kmW 6位
- 2012年 ロンドンオリンピック:50kmW 7位
出典[編集]
外部リンク[編集]
日本陸上競技選手権大会50キロ競歩優勝者 |
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1930年代 |
- 32 浜田竹次郎
- 33 和田英治
- 37 和田英治
- 38 山本善一郎
- 39 和田英治
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1940年代 | |
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1950年代 |
- 52 山本善一郎
- 53 細川俊夫
- 54 細川俊夫
- 55 高橋友三
- 56 高橋友三
- 57 佐々木昌一
- 58 佐々木昌一
- 59 佐藤武男
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1960年代 |
- 60 佐々木昌一
- 61 古川輝茂
- 62 江尻忠正
- 63 斎藤和夫
- 64 斎藤和夫
- 65 斎藤和夫
- 66 三輪寿美雄
- 67 斎藤和夫
- 68 斎藤和夫
- 69 田中利明
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1970年代 |
- 70 蟹江修
- 71 斎藤和夫
- 72 斎藤和夫
- 73 八重樫悟
- 74 森川嘉男
- 75 八重樫悟
- 76 栗原正春
- 77 白井一夫
- 78 白井一夫
- 79
ハンス・ビンダー
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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