横浜税関

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横浜税関
Yokohama Customs
2019 Yokohama Customs Headquarters.jpg
横浜税関本関(東側より)
種別 税関
管轄区域 宮城県福島県茨城県栃木県
千葉県東京税関の管轄域を除く)
神奈川県
所在地 〒231-8401
神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1番地
リンク 公式サイト
位置 北緯35度26分57秒 東経139度38分32.8秒 / 北緯35.44917度 東経139.642444度 / 35.44917; 139.642444座標: 北緯35度26分57秒 東経139度38分32.8秒 / 北緯35.44917度 東経139.642444度 / 35.44917; 139.642444

横浜税関(よこはまぜいかん)は日本税関横浜市中区海岸通に主たる事務所を置く。

南東北および関東地方にある都県のうち、東京税関の管轄外である太平洋側の地域を管轄する。1953年(昭和28年)に東京税関を分離した。

歴史[編集]

  • 1859年安政6年) - 横浜港開港と同時に「神奈川運上所」を開設
  • 1871年明治4年) - 神奈川運上所が横浜運上所に改称
  • 1872年(明治5年) - 横浜運上所を横浜税関に改称
  • 1934年昭和9年) - 横浜税関現本関庁舎(クイーンの塔)竣工
  • 1945年(昭和20年) - 8月30日太平洋戦争敗戦によりアメリカ陸軍第8軍司令部が置かれる
  • 1952年(昭和27年) - 横浜税関音楽隊誕生
  • 1953年(昭和28年) - 東京税関を分離
  • 1974年(昭和49年)11月8日 - 監視艇「かいどう」(30トン)が盗まれる[1]
  • 1991年平成3年) - 麻薬探知犬訓練センター開設
  • 2007年(平成19年) - 資料展示室をリニューアルして「クイーンのひろば」と命名、日祝日も開館

本関[編集]

横浜税関本関
Yokohama customs03s3200.jpg
背部が増築部
情報
用途 税関
設計者 創建時:大蔵省営繕管財局(吉武東里)
改修時:香山・アプル設計JV
施工 創建時:戸田組(現戸田建設)
改修時:戸田建設
管理運営 関東地方整備局横浜営繕事務所
構造形式 創建時:SRC造
増築部:S造(一部SRC造)
敷地面積 7,202 m²
※改修後。創建時は6,875m2
建築面積 4,012 m²
※改修後。
延床面積 16,049 m²
※改修後。創建時は12,184m2
階数 創建時:地上5階+塔屋
増築部:地上7階
竣工 創建時:1934年
改修後:2003年10月
備考 [1] [2] [3]
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庁舎建築概要[編集]

1923年(大正12年)の関東大震災で庁舎が倒壊焼失し、帝都復興事業の一環として1934年(昭和9年)に完成した本関庁舎は緑青色のドームがシンボルで、「クイーンの塔」として親しまれている。神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)とともに「横浜三塔」の一つに数えられる。横浜市認定歴史的建造物(2001年度認定)。増築部施工には戸田建設が携わり、第46回BCS賞(2005年度)を受賞している。

当初高さ47mで計画されていた税関庁舎は、第22代税関長であった金子隆三の「日本の表玄関たる国際港横浜の税関の庁舎とするなら、高くすべき」との意見により4m高くされ、高さ51mの横浜税関庁舎が完成した[2]。完成当時は横浜で最も高い建物であった[3]

創建時[編集]

  • 竣工年 - 1934年(昭和9年)
  • 構造規模 - SRC造、地上5階+塔屋
  • 敷地面積 - 6,875m2
  • 延床面積 - 12,184m2
  • 設計 - 大蔵省営繕管財局(担当:下元連吉武東里
  • 施工 - 戸田組(現戸田建設

保存改修工事後[編集]

  • 竣工年:2003年(平成15年)10月
  • 構造規模
    • 改修部 - SRC造、地上5階+塔屋
    • 増築部 - S造(一部SRC造)、地上7階
  • 敷地面積 - 7,202m2
  • 建築面積 - 4,012m2
  • 延床面積 - 16,049m2
  • 設計 - 香山・アプル設計JV

横浜税関長[編集]

氏名 出身校 在任期間 前職 後職
大鹿 行宏 東京大学経済学部 2018年7月‐ 主計局次長(次席) 会計センター所長
財務総合政策研究所長
中尾 睦 東京大学法学部 2019年7月‐ 財務総合政策研究所副所長 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)
内閣官房TPP等政府対策本部国内調整統括官
富山 一成 早稲田大学政経学部 2020年7月‐ 財務省理財局次長

管内支署・出張所[編集]

資料展示室「クイーンのひろば」[編集]

横浜税関本関1階にある展示スペース。

密輸品の実物を展示している稀有な博物館。関港からの横浜港・横浜税関の歴史をつづる年表や貿易の変遷、麻薬や拳銃などの密輸の手口、知的財産を侵害した偽ブランド商品やワシントン条約に該当するはく製や標本等を、映像や実物展示により紹介している。わからないことは、説明スタッフに質問できる。

入場無料。土日祝も営業。但し、年末年始、施設点検日は休館。

営業時間 10時~16時。

交通[編集]

横浜税関本関:神奈川県横浜市中区海岸通1-1

横浜高速鉄道みなとみらい線日本大通り駅」より徒歩3分

JR根岸線横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅」より徒歩15分

脚注[編集]

  1. ^ 「米少年ら監視艇を盗む 短銃持つに大包囲網」『朝日新聞』昭和49年(1974年)11月8日夕刊、3版、9面
  2. ^ クイーンの塔について(横浜税関)
  3. ^ 横浜税関本関(国土交通省 官庁営繕)

関連項目[編集]