武経総要

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《武経総要》中の楼船図。

武経総要』(ぶけいそうよう)は中国の宋朝の官修の軍事に関する著作である。慶暦4年(1044年)成立[1]

作者[編集]

作者は仁宗時の文臣、zh:曾公亮zh:丁度である。両者は皇帝の命を奉じて五年の歳月を掛けて編纂した。

内容[編集]

全書は前後の両集に分かれ、全部で四十三巻、計2869ページである。前集は二十二巻からなり、将軍事制度、軍事組織、選将用兵、陣法、山川地理などの軍事理論と規則を述べている。後集は二十一巻からなり、 前半部分は古今の戦例を紹介し、後半部分は陰陽卜占を紹介している。

前集[編集]

  • 巻一 制度一 選将 将職 軍制 料兵 選鋒 選能
  • 巻二 制度二 講武第一 教例 教旗 旗例 習勒進止常法 教平原兵 教歩兵 教騎兵 教法 教条十六事 三令五申 日閲法 教弩法 教弓法
  • 巻三 制度三 叙戦上 叙戦中 叙戦下 抽隊 軍争 以寡撃衆 捉生
  • 巻四 制度四 用車 用騎 奇兵 料敵将 察敵形
  • 巻五 制度五 軍行次第 行為方陣法 禁喧 度険 出隘 齎糧 斥堠聴望 探旗 探馬 遞鋪 烽火 行烽 軍祭 軍誓 定惑
  • 巻六
  • 巻七
  • 巻八
  • 巻九
  • 巻十
  • 巻十一
  • 巻十二
  • 巻十三
  • 巻十四
  • 巻十五
  • 巻十六
  • 巻十七
  • 巻十八
  • 巻十九
  • 巻二十
  • 巻二十一
  • 巻二十二

後集[編集]

  • 巻一
  • 巻二
  • 巻三
  • 巻四
  • 巻五
  • 巻六
  • 巻七
  • 巻八
  • 巻九
  • 巻十
  • 巻十一
  • 巻十二
  • 巻十三
  • 巻十四
  • 巻十五
  • 巻十六
  • 巻十七
  • 巻十八
  • 巻十九
  • 巻二十
  • 巻二十一

評価[編集]

この本は、中国第一の広大で総合的な官修の軍事著作である。宋代以前の軍事思想や宋代の軍事制度の研究に非常に重要である。また多くのページを割いて武器の製造について紹介しているので、科学技術史の研究にも重要である。

版本[編集]

  • 弘治正徳年間の南宋紹定本に基づく重刻本。
  • 明弘治17年(1504年)李賛刻本。
  • 明金陵書林唐福春刻本。
  • 四庫全書》本。
  • 《兵書集成》影印明唐福春刻本。

脚注[編集]

  1. ^ 武経総要”. 世界大百科事典 第2版, 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンク. 2017年9月16日閲覧。