死相

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死相(しそう)とは、

  1. に近づいた時の。顔つきのこと。
  2. 死んだ後、つまり死者の顔つき、死に顔のこと。

仏教[編集]

仏教では、大乗問わず、人の死相を験(しる)して、善悪の生処を知ることが通説となっている。

大智度論』に「悪業人風大先去故身動。火大先去故身熱。善行人地大先去故身静。水大先去故身冷」とある。また『諸経要集』19には、瑜伽論に依って未来世へ赴く死相として6つの験(現証)を説いている。

  1. 験生人中、もし作善の人、将に死せんとする時、まず足より冷えて臍(へそ)に至り、臍の上猶温にして後に気尽くるは即ち人中に生ず
  2. 験生天上、もし作善の人、頭頂皆温にして而して後気尽くる者は即ち天上に生ず
  3. 験生餓鬼、もし頂より冷えて臍に至り、腰下猶温にして而して後気尽くる者は即ち餓鬼の中に生ず
  4. 験生畜生、もし頂より冷えて膝に至り、膝下猶温にして而して後気尽くる者は即ち蓄趣の中に生ず
  5. 験生地獄、もし頂より冷えて足に至り、足底猶温にして而して後気尽くる者は即ち地獄の中に生ず
  6. 験生涅槃、もし羅漢聖人涅槃に入るは或は心、或は頂数日皆温なる者是なり

また『唯識論』3には「叉将死時。由善悪業下上身分冷触漸起」とあり、その他『倶舎論』10などにも、臨終の相を説いている。

日蓮は、これらの仏典を論拠として、真言宗律宗など他宗の祖師を論難し自宗の優位性を主張した。そのため、この教説を引き継ぎ、排他的あるいは独善的な教条を掲げて布教する一部の宗派による観念的脅迫が問題視されている。

参考文献[編集]

関連項目[編集]