海老原一佳
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北海道日本ハムファイターズ #144 | |
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基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | 東京都昭島市 |
生年月日 | 1995年9月13日(25歳) |
身長 体重 |
188 cm 92 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | NPB / 2018年 育成選手ドラフト1位 |
年俸 | 360万円(2021年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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海老原 一佳(えびはら かずよし、1995年9月13日 - )は、東京都昭島市出身のプロ野球選手(外野手・育成選手)。右投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
母方の祖父がアメリカ人のクウォーターとして出生。昭島市立拝島第一小学校の1年時に、昭島ヤングライオンズで野球を始めた[2]。
東海大学菅生高等学校・中等部時代には軟式野球部へ所属したが、卒業後は系列の東海大学菅生高等学校ではなく、創価高等学校へ進学。高校時代には2年時の秋から「5番・中堅手」としてレギュラーに定着した[2]が、春夏ともに甲子園球場への全国大会とは無縁で、卒業後に系列校の創価大学へ入学した。高校・大学の1学年先輩に、田中正義がいる[3]。
創価大学では、1年時から東京新大学野球のリーグ戦に出場。一時は4番打者を任されていたが、肩、肘、腰を相次いで故障したため、最後のシーズンだった4年の秋季リーグ戦には主に指名打者や代打に起用された[2]。在学中には、リーグ戦通算で47試合に出場。打率.168、4本塁打、21打点という成績だったが、4年時の第48回明治神宮野球大会にも、代打で2試合に出場した。
創価大学の4年時に社会人野球でのプレーを志すも叶わず[2]、ベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)に加盟する富山GRNサンダーバーズのトライアウトへ参加。2017年11月15日付で、特別合格選手として入団した[4]。背番号は32。
BCリーグ・富山時代[編集]
2018年には、リーグ戦の開幕からクリーンアップの一角を任されたが、5月の試合で三塁走者として本塁へ突入した際に右膝を痛めた。その影響で2ヶ月ほど戦線離脱を余儀なくされながら[2]も、リーグ戦全体では47試合に出場。打率.329、9本塁打、32打点という好成績を残した。
その一方で、2018年10月には、高校の先輩・栗山英樹が一軍監督を務める北海道日本ハムファイターズの入団テスト(鎌ケ谷スタジアム)に参加。二軍の本拠地でもある同スタジアムの場外へ本塁打を放ったことから[5]、同月25日のNPB育成ドラフト会議1巡目で指名を受けた[6][7]。日本ハムによる育成ドラフト会議への参加および指名は初めて[8]だったが、入団交渉の末に、支度金300万円、年俸260万円(金額は推定)という条件で育成選手として契約した[9]。背番号は144。日本ハム球団と育成選手契約を結んだ選手は、この年まで支配下登録選手だった森本龍弥に次いで2人目だが、育成ドラフト会議での指名を経て契約した選手は海老原が初めてである。
日本ハム時代[編集]
2019年には、春季キャンプのスタートを二軍で迎えながら、キャンプ中盤の一・二軍合同紅白戦で2安打をマーク。この活躍によって一軍に昇格する[5]と、チームにとってシーズン最初の対外試合であった阪神タイガースとの練習試合(2月17日)に、「7番・左翼手」としてスタメン出場を果たした[10]。後に二軍へ戻ったが、オープン戦期間中の3月3日に、1日限定で一軍に昇格。同日に本拠地・札幌ドームで催された対横浜DeNAベイスターズ戦で、一軍の試合に再び出場した[11]。
選手としての特徴[編集]
身長189cm・体重93kgと体格に恵まれた長距離打者。日本ハムへの入団テストに加えて、高校時代の対外試合でも場外本塁打を放っている[3]。
日本ハムへ入団するまで何度も故障に見舞われたが、富山時代の戦線離脱中には、チーム事情からベンチでスコアラーを経験。相手投手の癖や配球を見抜く能力に磨きを掛けた[2]。
詳細情報[編集]
独立リーグでの打撃成績[編集]
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
三 振 |
四 球 |
死 球 |
犠 打 |
犠 飛 |
盗 塁 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2018 | 富山 | 47 | 164 | 37 | 54 | 14 | 3 | 9 | 101 | 32 | 44 | 31 | 7 | 0 | 2 | 1 | 2 | .329 | .451 | .616 | 1.067 |
通算:1年 | 47 | 164 | 37 | 54 | 14 | 3 | 9 | 101 | 32 | 44 | 31 | 7 | 0 | 2 | 1 | 2 | .329 | .451 | .616 | 1.067 |
背番号[編集]
- 32 (2018年)
- 144 (2019年 - )
脚注[編集]
- ^ 日本ハム - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2021年1月3日閲覧。
- ^ a b c d e f “【日本ハム】新戦力〈8〉育成1位・海老原一佳、今年絶対支配下「強い打球&長打アピール」”. スポーツ報知 (2019年2月16日). 2019年2月17日閲覧。
- ^ a b “BC富山・ルーキー海老原、創価大先輩・田中正義と同じ舞台へ「行きたい」”. スポーツ報知 (2018年3月3日). 2019年2月17日閲覧。
- ^ “特別合格選手のお知らせ”. 富山サンダーバーズベースボールクラブ (2017年11月15日). 2019年2月17日閲覧。
- ^ a b “【日本ハム】育成1位・海老原が一軍合流 16日紅白戦で2安打アピール実る”. スポーツ報知 (2019年2月17日). 2019年2月17日閲覧。
- ^ “NPBドラフト会議指名選手のお知らせ”. 富山サンダーバーズベースボールクラブ (2018年10月25日). 2018年11月12日閲覧。
- ^ “「2018年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」交渉権獲得選手のお知らせ”. 北海道日本ハムファイターズ (2018年10月25日). 2018年11月12日閲覧。
- ^ “日本ハムがBC富山・海老原を球団史上初の育成指名”. 日刊スポーツ (2018年10月25日). 2018年11月12日閲覧。
- ^ “日本ハムが育成D1・海老原と合意”. SANSPO.COM (2018年11月23日). 2019年3月7日閲覧。
- ^ “日本ハム育成1位海老原が一軍戦出場、無安打も収穫”. 日刊スポーツ (2019年2月17日). 2019年2月17日閲覧。
- ^ 日本ハム新人5選手が本拠地デビュー ドラフト2位野村「明確に分かって良かった」(『FullCount』2019年3月3日付記事)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 海老原一佳 - NPB.jp 日本野球機構
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