清水高志

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清水 高志
生誕 1967年????
愛知県
時代 現代哲学
地域 日本
学派 フランス哲学
公式サイト ris.toyo.ac.jp/profile/ja.98c14e15691e1412c104f91db5773376.html
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清水 高志(しみず たかし、1967年-)は、日本の哲学者東洋大学総合情報学部総合情報学科教授(専攻、哲学・情報創造論) 。愛知県出身。著書『実在への殺到』が紀伊國屋じんぶん大賞で10位に選出されるなど、ミシェル・セールの研究者として知られる。

概要[編集]

フランスの哲学者ミシェル・セールの研究を主とする。その著書『セール、創造のモナド』は中沢新一から「世界的に見てもほとんど最初のといっていい本格的なセール論」と評価された[1]。『ミシェル・セール――普遍学からアクターネットワークまで』は紀伊國屋じんぶん大賞27位、『実在への殺到』は10位に選ばれた[2]

研究ワードとしては、セールの他に、ライプニッツ西田幾多郎、情報の哲学、アクターネットワーク理論などをあげている。思弁的実在論、オブジェクト指向哲学などの二一世紀哲学の動向にも目を向け、マリリン・ストラザーン、ヴィヴェイロス・デ・カストロなどによる人類学の存在論的転回をも射程に収め、独自の理論展開を図っている。

学歴[編集]

  • 滝中学校卒業
  • 滝高等学校を高校1年次9月に中退[3]
  • 1986年:愛知大学文学部フランス文学科入学(丸山静高橋秀雄に師事)
  • 愛知大学大学院文学研究科に進学
  • 愛知大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
  • 2005年3月:「セール、創造のモナド――ライプニッツから西田まで」により愛知大学から博士 (学術)を取得[4]
  • 名古屋大学大学院情報科学研究科社会システム情報学専攻に進学。米山優に師事。

職歴[編集]

著作[編集]

単著[編集]

  • 『セール、創造のモナド』冬弓舎、2004年
  • 『来るべき思想史――情報・モナド・人文知』冬弓舎、2009年
  • ミシェル・セール――普遍学からアクターネットワークまで』白水社、2013年、新装版2019年
  • 『実在への殺到』水声社、2017年

共著[編集]

  • 『哲学のメタモルフォーゼ』晃洋書房、2018年、 河本英夫廣瀬浩司
  • 『脱近代宣言』水声社、2018年、 落合陽一、清水高志、上妻世海

翻訳[編集]

  • ミシェル・セール『作家、学者、哲学者は世界を旅する』水声社、2016年
  • ライプニッツ著作集 第Ⅱ期 1 『哲学書簡―知の綺羅星たちとの交歓』「マルブランシュとの往復書簡」工作舎(共訳)2015 ISBN 978-4-87502-463-7

論文[編集]

  • 『《意味の場》と神話ーーマルクス・ガブリエル再読』, 清水 高志, 『現代思想』2018年10月臨時増刊号 総特集◎マルクス・ガブリエル ―新しい実在論―,   2018年09月
  • 「メイヤスーと思弁的実在論」『国際哲学研究』第6号  2017年03月
  • 「非・ホーリズム的転回――人類学から現代哲学へ」『現代思想2017年3月臨時増刊号総特集 人類学の時代』2017年02月
  • 「幹-形而上学としての人類学」『現代思想 別冊総特集 人類学のゆくえ』2016年2月
  • 「鍵束と宇宙――W・ジェイムズのオントロジー」『現代思想 2015年1月号 いまなぜプラグマティズムか』2015年6月 
  • 「交差(キアスム)交換と人間」『現代思想 2015年1月号 現代思想の新展開2015 思弁的実在論と新しい唯物論』 2014年12月
  • 「人間化する非近代――セール、ラトゥール、ヴィヴェイロス」『2014 フランス思想・哲学研究』(19) 2014年09月
  • 「結合法論におけるライプニッツ」『ライプニッツ研究』(2) 2011年11月
  • 「サイバースペースにおける相互的修習 : 情報倫理学の視点から Reciprocal Learning in Cyberspace : From the Point of view of Information Ethics」『情報文化学会誌』 2(15) 25-31 2008年11月
  • 「西田哲学における連続性――C・Sパースとの比較において」『西田哲学会年報』(5) 2008年07月
  • 「ミシェル・セールとライプニッツ哲学」『国際問題研究所紀要』 (121) 2003年09月
  • 「ミシェル・セールの思想と「ドイツ形而上学」」『研究報告集』 日本フランス語・フランス文学会 中部支部 2002年06月
  • 「ミシェル・セールにおける寄食者(Parasite)の主題について」『研究報告集』 日本フランス語・フランス文学会 中部支部(23) 1998年12月
  • 「〈寄食者〉論の考察」『愛知論叢』(63) 1997年05月
  • 「天使伝説2(翻訳と解説)」『愛知論叢』(61) 1996年05月
  • 「象徴分析とロゴス分析――バシュラール継承者としてのセール」『愛知論叢」(61) 1996年05月
  • 「天使伝説(翻訳と解説)」『愛知論叢』(59) 1995年05月
  • 「ライプニッツとヘーゲル――根拠の概念を巡って」『愛知論叢』(58) 1995年05月

脚注[編集]

  1. ^ 「知恵の人 ―ミッシェル・セールを讃えて」『セール、創造のモナド』2004年、冬弓舎
  2. ^ 「発表!!紀伊國屋じんぶん大賞2018――読者と選ぶ人文書ベスト30」 - 紀伊國屋書店.
  3. ^ http://taweb.aichi-u.ac.jp/tgoken/llnews/llnews39.pdf
  4. ^ https://ci.nii.ac.jp/naid/500000331761