渡嘉敷来夢
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ENEOSサンフラワーズ No.10 | ||||||||||||||||||||||||
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ポジション | F/C | |||||||||||||||||||||||
背番号 | 10 | |||||||||||||||||||||||
身長 | 193cm (6 ft 4 in) | |||||||||||||||||||||||
体重 | 77kg (170 lb) | |||||||||||||||||||||||
血液型 | A型 | |||||||||||||||||||||||
足のサイズ | 28.0cm | |||||||||||||||||||||||
基本情報 | ||||||||||||||||||||||||
本名 | 渡嘉敷来夢 | |||||||||||||||||||||||
愛称 | タク | |||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | RAMU Tokashiki | |||||||||||||||||||||||
日本語 | 渡嘉敷来夢 | |||||||||||||||||||||||
誕生日 | 1991年6月11日(29歳) | |||||||||||||||||||||||
国 |
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出身地 | 埼玉県春日部市 | |||||||||||||||||||||||
ドラフト | ||||||||||||||||||||||||
選手経歴 | ||||||||||||||||||||||||
2010- 2015-2017 |
JX-ENEOS シアトル・ストーム(WNBA) | |||||||||||||||||||||||
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渡嘉敷 来夢(とかしき らむ、1991年6月11日 - )は、日本の女子バスケットボール選手である。バスケットボール女子日本リーグ機構のENEOSサンフラワーズに所属する。桜花学園高等学校卒業。193cm[1]、77kg。ポジションはセンターフォワード。アメリカプロリーグWNBAのシアトル・ストーム所属。
愛称「ラム」、コートネームは「タク」(“逞しさ”から命名)。
来歴[編集]
東京都北区赤羽生まれ[2]、埼玉県春日部市育ち。 宮川小学校では陸上競技の選手で、6年の時に走高跳で全国優勝を果たす[2]。春日部市立豊春中学校でバスケに転向するが、部員減のため2年生の時に春日部東中学校へ転校。3年生の時、全国大会ベスト8に進出[3]。
2007年4月、桜花学園に進学。1年より主力として高校3冠に貢献。高校在学中はインターハイ・ウィンターカップともに3連覇を達成。ウィンターカップでは2年連続ベスト5に選ばれた。
2010年、JX日鉱日石エネルギー(入社時はジャパンエナジー)に入社し、Wリーグ所属の同社バスケットボール部・JXサンフラワーズに加入[4]。ルーキーシーズンより主力として活躍し、Wリーグ2010-11レギュラーシーズン28試合に出場し、いずれもランキング4位の13.9得点、8.7リバウンド、ブロックショットはリーグ1位の2.25本を記録した。この好成績によりルーキーオブザイヤーのみならず、レギュラーシーズンMVPも獲得する、Wリーグ初の快挙を達成した(男子では過去に長谷川誠(松下電器)が達成している)。
2011-12シーズンも開幕より主力として試合に出場していたが、負傷していた右足甲の手術を1月に行い[5]、以後の試合は欠場し、16試合の出場に止まる。
Wリーグ2012-13シーズンより復帰し、フィールドゴール成功率、リバウンド、ブロックショットでリーグ1位。プレーオフファイナル4試合では1試合平均25.75得点、17リバウンドの活躍で優勝に貢献し、MVPを獲得。
Wリーグ2013-14シーズンもブロックショットで3度目のリーグ1位。このシーズンも優勝に貢献した。
Wリーグ2014-15シーズンもレギュラーシーズンで得点、リバウンド、ブロック、フィールドゴール成功率の4部門でリーグトップの成績を残し、ベスト5、MVPを受賞。チームの連覇に貢献し、プレイオフMVPも受賞した。
WNBAへ[編集]

2015年4月6日、アメリカプロリーグWNBAのシアトル・ストームと契約を結んだことを発表した[6]。日本人の同リーグ入りはいずれもJXの先輩に当たる萩原美樹子、大神雄子に次ぎ3人目。2015年5月28日、ベンチから14分の出場でフィールドゴール7本中5本の11得点をあげた[7]。シーズン30試合出場で8.2得点、3.3リバウンドを記録。WNBAのオールルーキーチーム(新人ベスト5)に選出された[8]。
日本代表歴[編集]
高校2年生時の2008年、高校生ながら190cmオーバーと言う並外れた体格から史上最年少の16歳で日本代表候補に選出される。北京オリンピック世界最終予選のメンバーからは外れたが、チームに帯同した。同年、U-18日本代表にも選出され、U-18アジア選手権で初優勝に貢献した。
JX入社後の2010年春に再び日本代表候補となったが、合宿で足首を負傷し代表入りはならなかった[3]。
JXでのルーキーシーズンを終えた2011年、日本代表に初選出され、アジア選手権で3位。6試合に出場し、1試合平均4.8得点、4.5リバウンド。
2012年はWリーグシーズン中の故障によるリハビリで代表には選ばれなかった。
2013年に復帰し、11月にバンコクで開催されたアジア選手権で日本にとって43年ぶりとなる金メダル獲得の原動力となった。決勝の韓国戦では20得点、18リバウンド、2アシストで勝利に貢献。予選から全7試合に出場し、1試合平均17.1得点、8.9リバウンド、2.0アシストで大会MVPとベスト5に選出された。
2014年、トルコで開催された世界選手権に初出場。予選3試合で1試合11.3得点、5.7リバウンド。
2015年、武漢で開催されたアジア選手権では2連覇に貢献。全7試合の1試合平均は11.4得点6リバウンド1.9スティール1.6ブロック。決勝の中国戦は18得点7リバウンド2スティール2ブロックを記録。MVPとベスト5を2大会連続で受賞。
人物[編集]
子供の時から運動神経が良く、兄の入っていたスポーツクラブに2年飛び級で入り幼稚園の時に既に小学生のクラスでやっていた。兄の習う事は全て後を追い、極真空手、少年野球などを始め、それ以外にスイミングやソロバン、学習塾と習っていたが、ミニバスだけは、母親がお茶くみや車出しが出来ないからとさせてもらえず、自分で通える習い事で、小学生生活を送る。
日本人女子で初めてダンクシュートをした選手[10]。
中学入学時は身長170cmだったが、卒業時は185cmにまで成長。本人によると、身長が196cmある父親の影響だと語っている[11]。
好きな食べ物は寿司で、特に貝類に目が無いとのこと。しかし焼き魚や煮魚は苦手だという[11]。
小学校の頃に元℃-uteの矢島舞美と野球のリトルリーグで一緒のチームにいたことがある[12]。
経歴[編集]
- 桜花学園高校 - JX(2010年〜)
受賞歴[編集]
- 国際大会
- 2013年バスケットボール女子アジア選手権 MVP、ベスト5
- 2015年バスケットボール女子アジア選手権 MVP、ベスト5
- 日本国内
- 全日本総合バスケットボール選手権大会ベスト5(2011、2012、2013、2014、2015)
- Wリーグ ルーキーオブザイヤー(2010-11)
- Wリーグ レギュラーシーズンMVP(2010-11、2014-15)
- Wリーグ ベスト5(2010-11、2013-14、2014-15)
- Wリーグ プレイオフMVP(2012-13、2014-15)
- WNBA
- オールルーキーチーム(2015)
脚注[編集]
- ^ 渡嘉敷来夢 | 選手・スタッフ紹介 | JX-ENEOSサンフラワーズ
- ^ a b “桜花の191センチスーパー女子高生渡嘉敷”. nikkansports.com. (2008年11月25日)
- ^ a b “星に願いを : 渡嘉敷来夢(JXサンフラワーズ)<後編>「ドリームズ・カム・トゥルー」”. スポーツコミュニケーションズ (2010年12月28日). 2014年10月13日閲覧。
- ^ 桜花学園・渡嘉敷、けた外れの実力/高校バスケ
- ^ JX渡嘉敷来夢が右足甲を手術。現在はリハビリ中Cager2012年2月13日
- ^ “女子バスケ日本代表、渡嘉敷来夢がWNBA入り”. Yomiuri Online. (2015年4月6日) 2015年4月11日閲覧。
- ^ “WNBA渡嘉敷がマーキュリー戦で11得点の活躍”. NBA.co.jp (2015年5月28日). 2015年6月1日閲覧。
- ^ WNBAオールルーキーチームが発表され、ストームからは渡嘉敷とロイドの2名が選出された
- ^ “WNBA開幕へ特集リポート 渡嘉敷選手に密着”. 北米報知 (2015年6月5日). 2015年6月27日閲覧。
- ^ エンタメ総合モバイルポータルサイト「渡嘉敷来夢が日本女子初のダンクをぶち込む!?」
- ^ a b 渡嘉敷来夢/女子バスケットボール 「“食う寝る練習”が作る強い身体」 number連載 - アスリートが食べる三食見学ツアー、2010年9月6日配信
- ^ 「フレッシュガールズが教えてくれた合格したオーディション用紙」、『De☆View』、オリコン・エンタテインメント、2009年5月、 p.73、2011年5月22日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 渡嘉敷来夢 (@TOKASHIKI_10) - Twitter
- 渡嘉敷来夢 (tokashiki_10) - Instagram
- JXサンフラワーズ 公式プロフィール:渡嘉敷 来夢
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