湊川駅

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湊川駅
KB-Minatogawa.jpg
駅舎(2008年8月8日)
みなとがわ
MINATOGAWA
所在地 神戸市兵庫区荒田町一丁目20-3[1]
駅番号 KB02
所属事業者 神戸電鉄
神戸高速鉄道
駅構造 地下駅[1]
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
(神戸電鉄)
4,490人/日(降車客含まず)
(神戸高速鉄道)
1,208人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1928年昭和3年)11月28日[1][2]
乗入路線 2 路線
所属路線 神戸電鉄神戸高速線**
キロ程 0.4km(新開地起点)
KB01 新開地 (0.4km)
所属路線 有馬線**
キロ程 0.0km(湊川起点)
(1.9km) 長田 KB03
乗換 湊川公園駅[3]地下鉄山手線[1]
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湊川駅(みなとがわえき)は、兵庫県神戸市兵庫区荒田町一丁目にある、神戸電鉄。駅番号はKB 02。標高は0mで、同社の駅の中では最も低い。

1968年以前は神戸市内における神戸電鉄のターミナルであったが、神戸高速鉄道開業と共にその役割は新開地駅に移った[1]

利用可能な路線[編集]

鉄道[編集]

神戸高速線については、神戸電鉄は第二種鉄道事業者であり、神戸高速鉄道第三種鉄道事業者として施設を保有している。
新開地開業以降に新造されたものも含め、車両には湊川行の表示幕も用意されているが、当駅発着の列車は設定されていない。

その他、連絡通路を経由して以下の路線へ乗り換えることが可能である。

駅構造[編集]

ホーム(2008年8月8日)

地下1階にコンコースと改札があり、地下2階にホームがある地下駅である。[4]ホームは島式1面2線で、有効長は6両分あったが、一番鈴蘭台寄りのトイレが撤去、その手前にエレベーターが設置されたことで、現在は5両編成分。但し、現在の停車列車は4両編成以下である。新開地寄りのホーム端に神戸電鉄と神戸高速鉄道の境界がある。トイレは男女別の水洗式。以前は鈴蘭台寄りホームに設けられていたが、現在はエレベーターが設けられ、地下1階コンコースにバリアフリー対応トイレが設置された。

のりば[編集]

乗り場 路線 方向 行先
1 Number prefix Kobe Railway.svg 神戸高速線 上り 新開地[5]
2 Number prefix Kobe Railway.svg 有馬線 下り 有馬温泉三田粟生方面[5]

かつては下りホームを真ん中で区切って、新開地寄りを粟生線列車用の2番線、鈴蘭台寄りを有馬線列車用の3番線としていた。現在の下りホームは2番線として一つののりばに統一されたが、その名残りから自動放送では「2番線」ではなく「下り線」と表現されている。

神戸高速鉄道開業以前の状況[編集]

神鉄の旧線路跡

神戸高速鉄道開業以前は湊川公園の築堤下に所在した半地下構造の駅で、改札口とホームは1階にあり、改札口はバス通りに面していた。ホームは櫛形3面2線で[1]、有効長は2両。東側(奥側)から1番線、2番線となり、両端のホームが降車ホーム、中央のホームが乗車ホームとなっていた。1番乗り場は有馬線・三田線用、2番乗り場は粟生線用と分けて使用。ホーム突き当たりのわずかなスペースがそのまま改札口につながるコンコースとなっており、反対にホーム先端は隧道入口となり、そのまま湊川公園の築堤下を隧道が進んでいた。神戸高速鉄道乗り入れの際に現在の路線に切り替えられ、旧駅・旧線路跡隧道は地下商店街となり活用されている。また、旧駅舎は現駅コンコースへの地上出入口やこの地下商店街への入口として現在も存在している。

利用状況[編集]

神戸電鉄と神戸高速鉄道の乗車人員を合算。繁華街及び神戸市営地下鉄との乗換駅の為、利用者はそれなりに多い。

近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。

年度別1日平均利用客数[6]
年度 神戸電鉄 神戸高速鉄道
1日平均乗車人員 1日平均乗車人員
2007年(平成19年) 6,156 1,295
2008年(平成20年) 6,058 1,148
2009年(平成21年) 5,896 1,252
2010年(平成22年) 5,811 1,186
2011年(平成23年) 5,604 1,180
2012年(平成24年) 5,504 1,107
2013年(平成25年) 5,499 1,208
2014年(平成26年) 5,195 1,047
2015年(平成27年) 5,358 1,298
2016年(平成28年) 5,162 1,304
2017年(平成29年) 4,742 1,334
2018年(平成30年) 4,490 1,208

駅周辺[編集]

路線バス[編集]

  • 神戸市営バス阪急バス 湊川公園西口
    • <3> 長田・東尻池方面行/中央市場前・和田岬方面行
    • <6> 新開地経由兵庫駅方面/房王寺町経由兵庫駅方面
    • <7> 市民福祉交流センター前行/神戸駅前行
    • <9> 吉田町1丁目行/神戸駅前行
    • <11> 板宿行/神戸駅前行
    • <40> 花山町・大日丘方面行/神戸駅前行
    • <65> ひよどり台ホーム行/神戸駅前行
    • <123> 病院前(しあわせの村)行/神戸駅前行
    • <150> 西鈴蘭台駅前行/<150>・<151>神戸駅前行(阪急バス)
    • <61> 鈴蘭台行/神戸駅南口行(阪急バス)
  • 神戸交通振興山手線 湊川公園東口

歴史[編集]

建設中の湊川駅
開業当時の湊川駅

阪神・山陽の湊川乗り入れ構想[編集]

現在でこそ阪神電気鉄道山陽電気鉄道・神戸電鉄は神戸高速鉄道を介して連絡しているが、戦前には阪神・山陽の両社ともが独自に湊川への延伸を計画していたことがあった。

1930年代、神戸市内に乗り入れる各私鉄の神戸側ターミナルは各社ごとに異なっており、山陽は兵庫(1968年廃止)、阪神は滝道(1933年廃止)、阪急上筒井(1940年廃止)、神鉄は湊川と全く異なっており、ターミナル同士の連絡は長い間神戸市電に頼る状態が続いていた。

そんな中、阪神は本線に並行する阪急神戸本線に対抗すべく、本線の高速別線として「第二阪神線」なるものを計画し、その延長として三宮 - 元町 - 湊川間の延伸を計画した。そのうち、湊川への延伸免許を1934年9月に取得し、暫定的に元町までの工事が進められた。それとはまた別に、山陽も明石 - 湊川間の別線を計画し、湊川で阪神と山陽が接続する計画となっていた。これが完成すれば、阪神・山陽・神鉄の3社が湊川で接続するはずであったが、阪神本線の元町延伸は1936年に完成したものの第二阪神線および阪神本線の湊川延伸は資材・資金面での問題があり実現せず、山陽の別線も同じような理由で頓挫してしまった。なお、阪神・山陽の両社ともに戦後も湊川への延伸免許は保有し続けていた。

最終的には、阪神・山陽の両社とも湊川への延伸免許を失効させる代わりに神戸高速鉄道東西線に乗り入れることになり、当初の構想とは違う形で阪神・山陽・神鉄が接続することとなった。

阪神本線の湊川延伸計画の名残として、元町駅には湊川を起点とした距離2.4kmのキロポストが設置されている。

その他[編集]

2013年3月23日より全国交通系ICカードの相互利用を開始した時点では、PiTaPaICOCA以外の相互利用カードは当駅を含め、神戸電鉄線では利用できなかった[8]が、2015年3月3日からは全国相互利用サービスに対応できるようになった。

隣の駅[編集]

神戸電鉄
神戸高速線・有馬線
特快速(新開地行のみ運転)・急行
新開地駅 (KB01) - 湊川駅 (KB02) - 鈴蘭台駅 (KB06)
準急・普通
新開地駅 (KB01) - 湊川駅 (KB02) - 長田駅 (KB03)
南隣の新開地駅とは神戸電鉄で駅間距離が一番短い。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、156頁。ISBN 978-4-343-00674-5。
  2. ^ a b c d 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、11-13頁。
  3. ^ a b c d e f g h 鉄道情報/各駅のご案内/湊川”. 神戸電鉄. 2015年12月30日閲覧。
  4. ^ http://www.shintetsu.co.jp/railway/station/img/map/minatogawa.pdf
  5. ^ a b http://www.shintetsu.co.jp/railway/station/img/map/minatogawa.pdf
  6. ^ 神戸市統計書 (陸上運輸・空港) 2020年10月17日閲覧
  7. ^ a b 「阪神大震災 被災と復旧の記録(5)神戸高速鉄道」『鉄道ファン』第36巻第12号、交友社、1996年12月、 71-75頁。
  8. ^ PiTaPaエリアの全国相互利用サービス対応路線について

関連項目[編集]