溝口誠

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溝口 誠 プロフィール

  • 初出作品ファイターズヒストリー
  • 格闘スタイル喧嘩空手
  • 出身地日本の旗 日本大阪
  • 生年月日1966年1月1日
  • 身長:188cm
  • 体重:95kg
  • 血液型:B型
  • 好きなもの浪速恋しぐれ、千恵の手縫いのハチマキ(『KOF MIA』)
  • 趣味乾布摩擦
  • 大切なもの:千恵(彼女)
  • 好きな食べ物牛丼
  • 嫌いなもの:学問、いちびっている奴(河内弁で「調子に乗っている騒がしい奴」のこと)
  • 得意スポーツ空手
  • 職業:高校生(留年中)
  • 年齢:28歳(『ダイナマイト』)
  • 得意なもの:牛殺し(『KOF MIA』)

溝口 誠(みぞぐち まこと)は、データイーストが開発・販売した対戦型格闘ゲームファイターズヒストリー』シリーズに登場するキャラクター。

キャラクターの設定[編集]

『ファイターズヒストリー』シリーズ[編集]

学ランハチマキがトレードマークの番長風な出で立ちで、大阪をこよなく愛するバリバリの大阪人。「喧嘩百段」を自称しており、それ相応に相応しい実力の持ち主である。ただし頭は良くないので、物覚えが悪ければ、勉強の出来も悪い。自分勝手な一面もある。

見た目通りの硬派で、最強の格闘家を目指し、世界中で武者修行の旅をしている。もうじき三十路を迎えるが高校を卒業しておらず、留年を続けている。また、千恵(ちえ)という彼女がいるが、詳しいことは明らかにされていない。

ちなみに「溝口誠」を音読みすると「こうこうせい」となる。

続編である『ファイターズヒストリーダイナマイト』(以下『ダイナマイト』と表記)のCMにおいてはいきなり始めに登場して、溝口が映った時間はかなり長く、対して『ダイナマイト』でも主人公であるレイ・マグドガルに関しては映った時間が極端に短かった。なお、ゲーム稼動当時にポニーキャニオンより発売されていた『ダイナマイト』の攻略ビデオで解説やナビゲイターを勤めたのは、レイでは無く亮子であった。また新声社の『コミックゲーメスト』で連載された『ダイナマイト』の漫画版ではレイを差し置いて主人公に抜擢されている(レイに至っては格闘描写は全く無く、ただ敵のアジトに突入して銃を乱射し、肝心なところでジャム(廃莢不良)を起こして勝手にピンチに陥るという扱いであった)。

後に『ダイナマイト』の発売から約1年後、スーパーファミコンで発売された『ファイターズヒストリー 溝口危機一髪!!』にて正式に主人公となる(本来の主人公であるレイは容量の都合もあってプレイヤーキャラクターから削除されてモブキャラクターとして登場している)。『溝口危機一髪!!』ではたこ焼き屋「浪花一番」の名物のオブジェのたこがチェルノブによって盗まれたため取り返そうとチェルノブを追う”という溝口専用のストーリーがある。

『水滸演武』シリーズ[編集]

『ファイターズヒストリー 溝口危機一髪!!』発売後、格闘ゲーム『水滸演武』のプレイステーション版(1996年1月26日発売)に対戦専用の隠しキャラクターとして登場。セガサターンで発売された続編である『水滸演武 風雲再起』(1996年3月22日発売)には柳英美(リュウ・ヨンミー)とともに通常選択キャラクターとしてゲスト出演していた。なお、同シリーズオリジナルの必殺技もある(後述)。PS版では対戦モードでしか使えず、『風雲再起』では各キャラクターの個別エンディングそのものが存在しない為(スタッフロールで古代中国を散策する溝口とヨンミーの姿は描かれているが)、ストーリー的にどんな位置付けであったかは不明。

『KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION "A"』[編集]

『水滸演武 風雲再起』でのゲスト出演後は長らくの間格闘ゲーム界に姿を現す事はなかったが、データイーストの自己破産後にゲームに関する版権を引き継いだジー・モードSNKプレイモアがキャラクターの相互利用契約を締結し、2007年発売の格闘ゲーム『KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION "A"』(以下『KOF MIA』と表記)にて参戦が決定し、晴れて格闘ゲーム界への復活を果たす事になった。「ゲスト出演」という見方というよりは、公式ストーリーや設定があるので正式な参戦という見方が正しいようだ。

この作品では原作(『ファイターズヒストリー』シリーズ)の設定をベースに、“中学生レベルにも満たないほど英語が苦手で「KING OF FIGHTERS(キング・オブ・ファイターズ)」すら読めなかった”、“自分のバッタモン(と溝口が判断した相手)であるリョウ・サカザキをシバキ倒すために参戦”、という設定が付加されている。溝口自身とリョウの技の類似性に目を付けての「バッタモン」発言である。そのほかに、彼女の千絵の名前の漢字表記が「千恵」に変更されている。また『餓狼伝説スペシャル』ではリョウの「虎煌拳」が虎の顔が中にあるものになっていたり、『KOF』シリーズでも『'98』からの「猛虎雷神剛」の動作が溝口の「虎流砕」に似たものになっていたりなどしている。また、KOF出場の為にラッキー・グローバーらしき男に圧勝し、強引な手段(『ネオジオバトルコロシアム』でのシェルミーと同じ)で招待状を手に入れている。

この作品オリジナルの必殺技も多数作られている。なお、『水滸演武』シリーズでの技は採用されていない(ボイスは存在する)。

対戦前では様々な掛け合いを見せてくれる。特に草薙京CLASSICとの対戦の際では、同じく高校留年中の京に対し、勝手に仲間意識を持って何年留年したか聞いてくるシーンがある(通常の京との掛け合いはイケメン系キャラクターの掛け合いの使い回しである)。

CPU戦では通常の対戦相手として出現する事はなく、特定条件が満たされた場合のみ、ラストボスチーム(デュークジヴァートマギース・ハワード)を倒した後に乱入してくる。

格闘ゲーム以外での登場[編集]

『JOE&MACリターンズ』[編集]

1994年稼働のアーケード用アクションゲーム『JOE&MACリターンズ』に雑魚キャラクターとして登場。大量に出現し、タイガーバズーカと虎流砕をボイス付きで放ってくる。当時のゲーム誌では「大変うるさい」と評されていた。

『餓狼伝説VS.ファイターズヒストリーダイナマイト』[編集]

2007年7月2日に配信開始されたジー・モードによる携帯電話アプリのベルトアクションゲーム。『餓狼伝説』シリーズのテリー・ボガード不知火舞と並んで主人公として登場。

『喧嘩番長3 全国制覇』[編集]

2008年11月27日にスパイクから発売されたPSP用アクションアドベンチャーゲーム『喧嘩番長3 全国制覇』に隠しキャラクターとして登場。彼を倒すと彼の鉢巻きが貰え、彼の必殺技の一つである「ごっついタイガーバズーカ」が習得でき、さらに彼自身も仲間にすることができる。

ゲーム上の特徴[編集]

技自体はスタンダードながらやや癖のあるものにされている。

『ファイターズヒストリー』では頭に巻いたハチマキの部分が弱点となっており、ここに何度か攻撃を受けると気絶してしまう。『KOF MIA』ではこの点を「ハチマキの部分に攻撃を受けると被るダメージが上昇する」と変更した形で継承している。そのため、頭部に攻撃が集中するK'の「クリムゾンスターロード」を単発で食らっただけでも瀕死の状態になってしまったりする。

また『KOF MIA』では挑発がたこ焼きを食べるものになっており、この挑発が終わると一定確率で体力ゲージ回復の効果が発生するようになっている。効果は60%で当たり、15%で大当たり(当たりの倍回復)、25%でハズレ(回復しない)となる。さらにスタイリッシュアートの中にも挑発に移行するものがあり、この場合は必ず当たりの効果が出るようになっている。

技の解説[編集]

タイガーバズーカ
飛び道具。「タイガーバズーカじゃ!」と叫びつつの形をした気の塊を手から放つ。出が速いが硬直が長いタイプの飛び道具。連続技には組み込めるが至近距離でガードされると反撃を受ける可能性も大きい。
ゲスト出演した『水滸演武 風雲再起』では、技中の台詞にちなんで「タイガーバズーカじゃ」という技名になっている。
語尾の「じゃ」の部分は『ファイターズヒストリー』シリーズにて声優を務めた関西出身のデータイースト社員のアドリブであり、彼はこのアドリブを行った為に溝口の声優に抜擢されたという経緯がある。
虎流砕(こりゅうさい)
対空系の突進技で、体制を低くしながらダッシュアッパーを放つ。『KOF MIA』では、弱のみ4種の派生技を出せるようになり(後述)、強はヒット時のみ「虎流砕」以外の必殺技でキャンセルがかかるようになった。
空中連続蹴り
もう一つの突進技。ショートジャンプからのキックだが、追加でコマンドを入力し続けると空中にとどまって追加のキックを左右交互に数発くりだし、最後は足を振り下ろすように相手を上から蹴り叩く。格闘ゲームにおける追加入力の元祖である。『ファイターズヒストリー』シリーズでは、『ダイナマイト』以降は空中攻撃のヒット中をキャンセルすることで空中でも出すことが可能になっているほか、客演作品などでは無条件で空中でも出せるようになっている。足先に青いオーラのようなエフェクトが付くようになったのは『ダイナマイト』からである。
『水滸演武 風雲再起』では、技中の台詞にちなんで「チェスト」という技名になっている。『溝口危機一髪!!』で、連続技を教えてくれるモードでも「チェスト×4」などと表記されていた。また、『KOF MIA』での空中連続蹴りは弱では斜め上方(強は従来通りの真横)に向かって蹴りを出し、最速で蹴り叩きまで出すことで追撃可能となった。
ごっついタイガーバズーカ
『ダイナマイト』から登場した「タイガーバズーカ」の強化版。ダメージの大きさはシリーズ内でもトップを争う。通常の飛び道具より上位の扱いで他の通常の飛び道具を一方的にかき消して飛んでいき、相殺できるのは同じ「ごっついタイガーバズーカ」か、李典徳(リー・ディエンドー)の「猛虎硬爬山」くらいしかない。
放つまでの溜め時間が極めて長い。そのため『ファイターズヒストリー』シリーズにおいては狙ってヒットさせるチャンスは弱点システムを利用し相手を気絶させた時に限られる(それでも最早で復帰するとガード可能)。
『水滸演武 風雲再起』では技中の台詞にちなんで「ごっついタイガーバズーカじゃ」という、こちらもあまり変わりのない技名になっている。また、同作ではボタンによる溜めの長さによって、飛ばす気の塊の大きさが変わる。
『KOF MIA』では1ゲージ消費の超必殺技に格上げされ、溜め動作をキャンセルすることが可能。キャンセルすると赤いオーラのようなものに体が包まれ、次の攻撃の攻撃力が上がるほか、ゲージがある程度上昇し直される。
通天砕(つうてんさい)
『ダイナマイト』から登場した対空技。「ごっついタイガーバズーカ」を「タイガーバズーカ」の強化版とするならば、こちらは「虎流砕」の強化版という事になる。『ダイナマイト』稼動当時は「ごっついタイガーバズーカ」とは違ってインストラクションカードに載せられず、隠し必殺技の扱いとなった(コマンドを知っていれば、無条件でいつでも出せる)。ただ出すだけでは突進しつつオーラをまとったジャンピングアッパーを出すというだけの技だが、敵との間合いをつめて技を出し最初の一発を敵に当てると巻き込ませて多段ヒットするような動作に変化するという特徴がある。
『KOF MIA』では2ゲージ消費の超必殺技に格上げされたが、ある条件にて『ファイターズヒストリー』シリーズ内での場合と同じコマンドでも使用可能となっている(後述)。

『水滸演武』シリーズでの技[編集]

空中タイガーバズーカじゃ
「タイガーバズーカじゃ(タイガーバズーカ)」の空中版。斜めだけでなく横にも発射することができ、1回のジャンプで計5回まで発射することができる。
威血路雨(いちろう)
気で作り上げたバットを振るう。単純に敵を殴る事も出来るが飛び道具を跳ね返す効果もある。
同キャラ対戦では一方の放ったタイガーバズーカを延々と打ち返し合う事が可能。
スイングの最中、一瞬だけ阪神タイガース風の縦縞のユニフォームに服装が変わる。
羊の呪い
ピンク色の羊を出現させ、前方に子羊を発射させる。バウンドしながら飛んでいく子羊に当たった相手は同じピンクの羊の姿にされてしまう。羊に変身させるだけの技ではなく、羊に当たればダメージを受ける。
この技は出すための条件やコマンドがPS版『水滸演武』とSSの『水滸演武 風雲再起』とで異なる。登場する羊の絵柄は、同じデータイースト作品である『トリオ・ザ・パンチ』に出てくるボスの1つである羊と同じもの。

『KOF MIA』での技[編集]

剛覇天神(ごうはてんじん)、剛覇雷神(ごうはらいじん)、剛覇鬼神(ごうはきじん)、剛覇風神(ごうはふうじん)
4つとも「虎流砕」の弱バージョン中に出せる派生技。それぞれ攻撃の仕方は異なる。
戎(えびす)
突進して、目の前まで来ると相手を転ばせてから足を掴んで空中に放り投げる。浮いた相手には追撃が可能。
愚里虎(ぐりこ)
「戎」からの派生技で、虎型の炎を纏ったパンチを喰らわせる。
開運・下駄時雨(かいうん・げたしぐれ)
蹴り上げて下駄を上空に飛ばす。落ちてくる下駄にも攻撃判定がある。
元祖・チェストォ!
1ゲージ消費の超必殺技。空中連続蹴りの初段でそのまま相手を蹴り飛ばす。
爆衝・神鬼撃(ばくしょう・しんきげき)
2ゲージ消費の超必殺技。虎を象った爆炎を纏わせ、強烈なパンチを見舞う。
新世界
3ゲージ消費の超必殺技。ハチマキが千切れ飛ぶ程の気合を放出して、一定時間、攻撃力とガードクラッシュ能力を高める。使用中はガード出来ないが、弱点ダメージを受けなくなるうえ、後述の「元祖・通天砕」を使えるようにもなる。ただし、効果が切れると予備のハチマキを締める動作に入り、無防備になってしまう。
元祖・通天砕
「新世界」中に出すことの出来る「通天砕」。技自体の性能は通常の「通天砕」と比べてあまり変わっていないが、通常必殺技のため、パワーゲージを一切消費せず、スーパーキャンセルで出せないという違いがある。なお、コマンドは『ファイターズヒストリー』シリーズでの「通天砕」のものと同じになっている。しかし、押すボタンが4つ全て同時押しなので、アーケード版の場合だとコントロールパネル上での配置によっては入力しにくい場合がある。前述の『ファイターズヒストリー』シリーズ版の「ごっついタイガーバズーカ」と同シリーズ版の「通天砕」もボタン側が4つ全て同時押しの入力なので、この両方の技にもこういった場合が当てはまると言える。

声優[編集]

  • GORILA(『ファイターズヒストリー』シリーズ。当時のデータイースト社員で、本名は森田典志〈もりた のりゆき〉、後にパオン社勤務[1]
  • Kay稲毛(KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION"A")

関連人物[編集]