瀬戸電気鉄道テワ1形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

移動先: 案内検索
デワ1形1

瀬戸電気鉄道テワ1形電車(せとでんきてつどうテワ1がたでんしゃ)は、瀬戸電気鉄道1920年大正9年)に新製した木造電動貨車。2両(1・2)が存在した。

概要[編集]

瀬戸電気鉄道は瀬戸の陶磁器瀬戸焼)の出荷、及びそれに必要な燃料(石炭)の運搬があり、貨物輸送が行われていた。当初は二軸単車の電車(テ1形)が貨車無蓋車[1]を牽引して行っていたが、輸送量増加に伴い専用の電動貨車が必要となり、1920年(大正9年)に名古屋電車製作所が新製したのが本形式である。

車体は、無蓋車の上に柱と梁をたてて屋根を設置した形状であり、側面に板や窓は設置されておらず吹き抜け状態であった。前後には運転室(扉のない乗降デッキあり)が設置されていた。運転室の正面窓は同時期に新製されたテ28 - 32と同じ3枚窓であるが、テ28 - 32がR曲線なのに対し、本形式はフラットの形状である。モーターなどの電装機器は、テ3,4[2]のものを使用した。

1939年(昭和14年)に瀬戸電気鉄道が名古屋鉄道と合併した後、以前から名古屋鉄道で運用していたデワ1形(初代)が廃車されたこともあり、テワ1形はデワ1形に改称する。

その後も瀬戸線で運用され続け、1960年(昭和35年)廃車される。

脚注[編集]

  1. ^ 瀬戸電気鉄道時代の形式名は不明。名古屋鉄道に合併後ト1形に改称。
  2. ^ 付随車されシ3,4となる。

参考[編集]