火ノ丸相撲

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火ノ丸相撲
ジャンル 少年漫画スポーツ相撲)、学園
漫画
作者 川田
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表期間 2014年26号 - 連載中
巻数 既刊25巻(2019年5月現在)
ヴォイスコミック
原作 川田
放送局 アニマックスVOMIC公式サイト
番組 VOMIC TV!
発表期間 2015年2月7日 - 2月28日
話数 全4話
アニメ
原作 川田
総監督 宇田鋼之介
監督 山本靖貴
シリーズ構成 宇田鋼之介
キャラクターデザイン 田中紀衣
音楽 ジェイムス下地
アニメーション制作 GONZO
製作 「火ノ丸相撲」製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2018年10月 - 2019年3月
話数 全24話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画・アニメ

火ノ丸相撲』(ひのまるずもう)は、川田による日本漫画作品。川田の初連載作品となる相撲漫画。『少年ジャンプNEXT!』(集英社)・『週刊少年ジャンプ』(集英社)に読切版が掲載されたのち、『週刊少年ジャンプ』2014年26号より連載中。話数カウントは「第○番」。

少年ジャンプ作品としては史上初めて大相撲に懸賞が出され、本作の懸賞幕が土俵を回った[1]。また、2016年5月場所から相撲協会公式キャラクター、ハッキヨイ!せきトリくんとのコラボグッズも国技館売店で販売されている。

2015年2月にアニマックスVOMICが放送され、2018年10月からは、相撲アニメでは2014年の『暴れん坊力士!!松太郎』以来となる[2]テレビアニメが放映された。

あらすじ[編集]

高校相撲編(18巻159話まで)[編集]

弱小の大太刀高校相撲部に現れた1年生、"小さき"少年・潮火ノ丸は実は小学校時代には〈鬼丸〉と呼ばれる次世代の横綱候補だったが、中学時代は体格的なハンデのため、無名の存在となっていた。

しかし、相撲への情熱は消えることなく大太刀高校入学後、上級生の小関とともに相撲部の再建につとめる。道場を占拠していた不良集団のリーダーだった五條が改心して入部したことで最初の団体戦に臨む。中学横綱だった同学年の沙田に勝利したものの、チームは敗退。その後、文化祭の時にレスリング部で国体優勝の國崎を倒して入部を決意させ、さらに初心者の三ツ橋も加わり、新人大会に臨むこととなった。新人大会で潮は順調に勝ち上がるが、その姿をみたかつての大横綱〈大和国〉の息子、久世草介が父の戒めを破り試合への出場を決意する。久世は國崎、五條を破り、決勝トーナメントに進出、1回戦で火ノ丸との対戦が決まる。火ノ丸は久世とたたかうが、敗北、久世はそのまま優勝する。

新たな出発を決意した大太刀高校相撲部に、火ノ丸の小学校時代からの友人、辻桐仁があらわれ、「監督が必要だ」と語る。桐仁は、相撲部の面々にそれぞれの強化メニューを考える。火ノ丸が指示されたのは、猛稽古で知られた大相撲の柴木山部屋への一日入門だった。部屋でプロの技と心を学び、火ノ丸たちはインターハイ千葉県予選に臨む。決勝の石神高校との激戦の末、大太刀高校が全国大会出場を決める。午後の個人戦でも火ノ丸が優勝する。この活躍は校内でも評判となり、高1の堀千鶴子がマネージャーを志願する。それに引きずられるような形で礼奈もマネージャとして入部、かれらは全国大会前の合宿として、名古屋場所を控えた柴木山部屋に迎えられる。そして火ノ丸は元横綱駿海の指導をうけることになる。

インターハイが開幕、個人戦の決勝トーナメント1回戦でいきなり火ノ丸は天王寺と対決、惜敗する。負傷した火ノ丸は団体戦を残りの5人に託し、治療に向かう。潮を欠いても大太刀高は、金沢北高を破り団体戦で勝ち進む。団体戦2日目、潮も復活し、準決勝に進出した大太刀高は鳥取白楼高校と対戦する。沙田をはじめとする石神高校のメンバーは、春の団体戦での経験を身をもって大太刀高のメンバーに教え、陰ながら応援する。白楼は、個人戦準決勝で天王寺が久世に敗れるという衝撃をうけながらも、チームとしての破綻を見せずに勝ち上がってきたのであった。両校の激闘のなかで、三ツ橋は奇手で勝利目前までいくが、同体取り直しとなり惜敗、三ツ橋は負傷する。しかし残ったメンバーで2勝2敗で大将戦にもちこみ、火ノ丸が天王寺を破り、決勝進出、栄華大附属との決勝戦に臨む。決勝戦は三ツ橋の代わりに辻が出場、熱戦をくりひろげた。2勝2敗で決着は潮と久世の大将戦にもちこまれ、潮は久世に勝って団体優勝をはたした。

その後、久世はすぐにプロ入り、9月場所で初土俵を踏む。一方、潮は天王寺とともにアマチュア選手権に出場、優勝した天王寺は幕下15枚目格、3位となった潮は三段目最下位格の付出資格を得た。潮は3月場所から柴木山部屋に入門、高校時代のライバルやチームメイトと競い合うことになる。小関は長門部屋に入門、五條は大学進学、國崎は総合格闘技チャンピオンをめざして渡米、とそれぞれの道を歩むのだった。

大相撲編(18巻160話より)[編集]

プロ入りした潮は「鬼丸」の四股名を名乗り、1年余りで幕内に上がるも数珠丸との取組で右腕に重傷を負う。一時は幕下まで陥落するも、再び幕内に復帰することを誓った。またの「国宝」たちも次々と角界入りし、番付をかけ上がる。

三段目付出で初土俵を踏んでから3年後の名古屋場所、鬼丸は遂に幕内復帰を果たす。「天下三名槍」と称される若手力士たちに苦戦しつつも奮闘し、十両となった鬼切(桐仁)との対戦でも勝利。敢闘賞を受賞する。その矢先、大関草薙(久世)を破って44回目の優勝を果たした横綱刃皇が「翌場所で優勝すれば引退する」と勝ち逃げを表明したことで相撲界に激震が走る。

ほどなく場所後の休養にはいった鬼丸を五條礼奈が訪ねる。二人はお互いの想いに気づき、支え合いながら生きていこうと決意する。その矢先、駿海が倒れて入院したと聞いた火ノ丸と礼奈は病院に向かい、優勝する姿を見てほしいと駿海に宣言する。

場所後の巡業が始まる前、大和国部屋で合宿が行われる。そこには国宝世代が部屋の壁をこえて集結し、刃皇打倒のために動き出す。しかし、飛び入りした蜻蛉切が新十両を決めた薫丸を故意に負傷させる暴挙に及ぶ。太郎太刀(小関)の尽力でその場は収まったものの薫丸の怪我は重く、鬼丸を始めとした力士たちは軋轢を抱えたまま巡業に臨むこととなった。巡業でも鬼丸の〈捨て身〉の姿はほかの力士たちに揺らぎを生じさせる。鬼丸は不安定な心を引きずりつつも、九月場所を迎える。打倒刃皇をめざしての国宝たちの戦いが始まった。火ノ丸は初日は大典太に勝ったものの、精神的に乱れ、刃皇・数珠丸と連敗するが、礼奈の尽力などで立ち直ろうとはかり、難敵と対戦しながらも2敗を維持して場所の中盤に向かう(25巻まで)。

登場人物[編集]

高校相撲編[編集]

声の項はVOMIC版 / テレビアニメ版、1つのみの場合はテレビアニメ版の声優を指す。大相撲編以降の登場人物の詳細は「大相撲編」を参照。

大太刀高校[編集]

火ノ丸たちが通う、千葉県にある高校。通称「ダチ高」。部活動の勧誘が盛んで、校内の一角には「部活勧誘ロード」と呼ばれる場所が存在する。相撲部はあるが火ノ丸が入学するまでは部員は小関一人で、道場は不良の溜り場となっていた。
相撲部[編集]
潮 火ノ丸(うしお ひのまる)
声 - 江口拓也[3] / 阿部敦[4]
本作の主人公。1年生。身長152cm(背伸びして丁度160cm)→157cm[5]、体重79kg→92kg。異名は国宝「鬼丸国綱」。
4年前の小学生相撲二冠王となり(その6年時の大会前まで無名だった)、国宝「鬼丸国綱」の異名で将来を嘱望された。しかし、中学時代は身長があまり伸びず、無差別級競技である相撲において公式戦で実績をほぼ残せなかった。周囲から終わった選手と思われたが、裏で体格差を帳消しにする地道で過酷な「三年先の稽古」を積み続けた。そして、高校入学を期に再び頂点を目指し、相撲界に復帰する。
小学生時代から相撲一筋で横綱を夢見るが、上記のように新弟子検査規定に満たない小柄な体格[注 1]で、アマチュア横綱になり身長基準が不問となる幕下付出の権利を得る以外、角界入りの手段は無い[注 2]。それでも彼自身は「高校相撲のタイトルを総なめにして相撲界から頭を下げにくる位の凄い力士となる」という大きな目標を抱く。小兵ながら奇策に走らず、体格差があっても真っ向勝負を挑むことを信条とする。15分間佑真に一方的に殴られ続けてもものともせず[注 3]、300回四股踏みしても最後まで軸足がぶれず高々と足を上げ続けるなど、小さな体からは想像もできない強靭な精神・肉体を誇り、それが彼の強さの土台となっている。
その小さな体から侮り謗りを受けるも、それを跳ね返すように次々と強敵・難敵を破っていく。五條佑真を倒し道場を取り戻すと、出稽古先の石神高校で全国的に名高い高校力士・金盛を自身の代名詞とも言える技「鬼車」で撃破、沙田のライバルとなり得る男と認められ、春大会予選決勝トーナメントで彼と初対戦に臨む。自身が沈んでいる間に最強だった沙田との死闘を3年間の集大成とも言える必殺技、「百鬼薙ぎ」で勝利をもぎ取り、雌伏の時が報われた事に笑顔を見せる。その後、新人大会で中学時代に3敗した下山に圧勝し「過去の自分」を、同じ小兵ながら火ノ丸と違う相撲で結果を出す狩谷を破り「別の現在の自分」を倒し、自らの実力を証明する。しかし、「大きな自分」の久世には体格差に阻まれ完敗。高校入学からの連勝は止まる。その後、遅れて入部した桐仁から心・体が伸ばしようないなら技を伸ばすしかないとの助言を受け、彼の計らいで猛稽古で知られる柴木山部屋へ体験入門する。その中で部屋の柴木山親方や力士達に認められ、自身のプロ力士になりたいとの思いも強まり、以降の強化期間中も部屋の朝稽古に参加する。全国予選団体一回戦で先鋒として出場、相手の柏実業高校の徹底的な分析を実力で超えて圧勝。石神との決勝大将戦で沙田と再選、彼の圧倒的な力に1度は負けを認めかけるも、初めて経験する精神的敗北(「心」の死)を本能的に拒絶し、体格を与えられなかった「持たざる者」の意地で沙田と同じく「修羅の相」の領域に入り、一撃必殺の新技「百千夜叉墜(ひゃくせんやしゃおとし)」を完成させ、火ノ丸しか成し得ない低身長を武器とする「火ノ丸相撲」で沙田を再び下し、ダチ高全国行きを勝ち取る。沙田戦で右肘を故障するもそれを仲間に隠し、個人戦で仲間の國崎・小関とも全力で戦い勝ち上がり、決勝で満身創痍にも関わらず金盛を圧倒。個人戦優勝を決める。だが、この結果に満足せず、その目は全国へ向けられた。
一人称は「ワシ」。語尾に「~じゃ」「~じゃのう」という古風なしゃべり方が特徴。機嫌が良いと「うへへ」と言いながら笑うことが多い。作中ではよく「鬼丸」と呼ばれる。目標に向かい精進する人には敬意を表し、性根の腐った者、他人の努力を馬鹿にする者は許さず、時に暴力に訴える。しかし、自分への誹謗は割と冷静に流す(ただし低身長を引き合いに相撲を舐めていると言われるのは我慢ならない様子)。携帯電話スマートフォンなど、連載中の中高生に普及している情報機器は扱えず、持っていない。ダチ高の学生服にはブレザーが指定されているが、中学時代の学ランを着用する[注 4]。歴史マニアで、戦国武将の話題になると、子供の様に目を輝かせる。両親は既に他界し、現在は母方の祖父母と暮らす。
相撲に全力で打ち込みながら勉強も手を抜かず、インターハイ前の中間テストでは全教科で平均点を大幅に上回る学年上位の成績。佑真を倒したことから当初はクラスメイトから恐れられるが、面倒見の良さでいつからか「兄貴」と呼ばれ慕われるようになる。体育祭では紅組応援団長に就任し、冷ややかだった周囲の生徒達を奮い立たせ、最後にはチーム全員で号泣するまでに至る。
小説版では、小学生時代が書かれており、鬼丸と呼ばれるようになった経緯が書かれている。
作者によると、初代若乃花をなんとなくイメージしてキャラクターを作っているという[6]
大相撲編
四股名は「鬼丸 国綱(おにまる くにつな)」。大太刀高校中退で柴木山部屋に入門し、三段目付出で初土俵を踏む。
幕内昇進後、程なくして数珠丸との取組で右腕を負傷。1度は幕下の下位まで降格するも、2年の歳月をかけて幕内の西前頭13枚目までに復帰する。九月場所での番付は西前頭3枚目。
目標としていた横綱刃皇の突然の引退宣言や病床に伏した駿海、薫丸が蜻蛉切に重傷を負わされた事件など、様々な要因で内心焦りを感じている。しかし、大太刀高校相撲部(部長の小関を除く)と再会したことで、ようやく心の落ち着きを取り戻す。
プライベートでは礼奈と正式に交際を始める。
小関 信也(おぜき しんや)
声 - 村田太志[3] / 落合福嗣[4]
3年生。相撲部の部長。身長173cm、体重108kg。
勝負に弱く、中学時代から5年間公式戦未勝利。廃部同然の弱小相撲部で「大関」との呼び名でからかわれ、部員に手を出さないという条件付きで道場を佑真ら不良達に占拠される。ダチ高一の腰抜けと罵られるも、2年間一人で相撲部を守った。道場が使用不能の時も、トレーニングや西上高校への出稽古などで稽古は怠らなかった。
基本的に優しく真面目な性格。常に気配りもできる常識人。気が弱く卑屈な面もあり、おおよそ格闘技向きではない性分。しかし相撲を心から愛しており、その真摯さは実力者である火ノ丸や真田も尊敬・畏怖の念を抱く。部長だが控えめな言動で、当初は自分を卑下する場面もみられる。しかし、コケにされようと部を守り続けたことを火ノ丸に感謝され、それを機に部長としての自覚と覚悟を認識する。仲間が敗れた際には「謝ったりするのはもうやめよう」と部員をまとめ、徐々に部長をまとめたり堂々とした言動が身につく。
火ノ丸から鍛えられた足腰を活かす助言を受け、腰を割ってどっしりと構える取り口を意識し、引き技に負けない四つ相撲が取れるようになる。その後、桐仁からインターハイに向けた強化プランを提示され、欠点(腕力の無さ)を克服すべくウェイトトレーニング中心の筋力強化に取り組み、石高への出稽古で実践経験を積む。予選一回戦大将戦では注目されない中で電車道を決め圧勝、観衆の度肝を抜く。決勝副将戦では後の無い状況で真田と当たり、火ノ丸らの激励もあって真田の猛攻にもがっぷり四つの引き付け合いに持ち込み、最後まで「心」を強く持ち続け、激闘の末真田に勝利する。ダチ高全国行きを決めた後、当初の個人戦ではモチベーションが低いが、尊敬する力士に金星を上げたいという野心を胸に火ノ丸と対戦、負傷していた彼と互角の引き付け合いを繰り広げるも惜敗。自身も火ノ丸のライバル足りうる事を示す。このように良くも悪くも「心」の状態が実力に影響しやすい力士で、名古屋での強化合宿ではそれが浮き彫りとなり、金沢北高校の相沢との邂逅でそれが度胸の無さゆえの弱点である事を痛感。度胸を付けるため、國崎から借りたプロレスマスクを被り、忠犬ハチ公像前で黙々と四股を踏み続けるという、罰ゲームのような特訓を己に課す。
読切版では、相撲好きという設定ではない。
大相撲編
大太刀高校を卒業後、長門部屋に入門。四股名は「太郎太刀 信也(たろうたち しんや)」。
合同合宿の際は、蜻蛉切の横暴を収めるべく勝負を挑む。
九月場所では、西前頭16枚目に新入幕。
五條 佑真(ごじょう ゆうま)
声 - 武内駿輔[3] / 熊谷健太郎[4]
3年生。身長186cm、体重87kg。五條礼奈の兄[注 5]
当初はダチ高不良グループのリーダー。空手の有段者[注 6]で、入学以来ケンカに負けたことが無く、「ダチ高・最強の男」と持て囃された。相撲を「裸同然の姿で男同士が抱き合う競技」と嘲り、小関から相撲道場を奪う。その上、小関が校庭の隅に作った手作りの土俵を破壊する。激怒した火ノ丸に対し、人間サンドバッグを彼に行うが自身の体力と拳の耐久力が先に底をつき、火ノ丸のぶちかまし一発でふっ飛ばされ完敗する。
その後、火ノ丸に半ば強制的に石神相撲部へ出稽古に誘われる。沙田・金盛ら強豪達を目の当たりにし、自らがダチ高という箱庭の王に過ぎなかった事を痛感。真の意味で最強を目指すべくプライドを捨て、自分達が荒らした部室を掃除し、小関に過去の無礼を謝罪した上で入部する。その後は喧嘩と煙草をやめ、重要局面で小関を「部長」と呼び敬意を払うようになる。入部後も一部舎弟からは慕われ、試合で応援される。
空手・喧嘩の経験を相撲に生かし、突っ張りといなしを主体とした取り口を得意とするようになる。相撲に真摯に向き合うにつれ、不良時代の振る舞い(特に小関に対する横暴)を省みるようになり、自身の非行が原因で確執があった恩師・高荷との経緯を経て、「覆水を盆に返す」という言葉を胸に改めて自分の勝利で部に貢献する決意を固める[注 7]。引き技に対する弱さを桐仁から提示された対策稽古で克服し、更に磨きをかけた空手技による怒涛の連打を浴びせ予選一回戦で難なく3勝目を上げ、ダチ高強しの気風を観衆に広げる。決勝中堅戦では金盛と当たり突き合いの勝負で大技「掛け突き 破城掌」を決め一旦優位に立つが、実力差を埋めるには至らず敗北。その後、個人戦で金盛と再戦するも組まれたら何もできなくなる弱点を見透かされ完敗。蛍と共に今はお荷物である事を自嘲しつつ全国ではチームに貢献する事を誓う。
父親は大学病院の副院長。実家が金持ちで不良ながら空手・そろばん・習字・水泳と大方の習い事を極める。しかし育ちの良さが劣等感となりグレた一因になる。掃除好きで火ノ丸のピンチヒッターで作ったちゃんこ鍋が好評を呼ぶなど家庭的な面がある。学業も優秀で、授業にはきちんと出席しており、本人いわく「授業を聞いているだけ」で余裕で学年上位の成績を維持する。
小説版の二作目では、中学時代が描かれ、不良になった経緯が描かれた。
大相撲編
大学4年生。医学部。大学でも相撲を続ける傍ら、スポーツドクターを目指し蟹江医師に師事する。負傷して再起を果たす鬼丸に空手突きの稽古をつける。
國崎 千比路(くにさき ちひろ)
声 - 佐藤拓也[4]
2年生。レスリング部員→相撲部員。身長180cm、体重97kg。
国体で個人戦優勝するほどの実力者。将来は総合格闘技選手として全米の頂点に立つ事を夢見る。
裏表のない竹を割ったような性格。自己顕示欲が強く、自分に負けた相手に痛烈なダメ出しをする。空気が読めず自分の横柄さが顰蹙を買っていることにも気付かない。このため、千比路がいたレスリング部も退部が相次ぎ、最後は彼一人だけになってしまう。しかも自分の退部直後に他の全部員が復帰しており、嫌われていた事を痛感する。しかし、部のコーチだった師岡に論され、自身の強さにしか興味がなく、他人が足を引っ張る団体戦が嫌いだった過去の自分に気付く。相撲に出会い志を同じくする仲間を得て心境が変化し、他人のために勝とうと思うようになるといった精神的成長も見せる。一方で個人戦での仲間同士の潰し合いに戸惑う小関や蛍らに、「仲間である事と馴れ合う事は違う」と諭すように格闘家らしい割り切りの精神も持つ
当初は相撲を「手がついたり土俵から出ただけで勝負がついてしまう負けの重みが軽い競技」と見下すが、学園祭余興の異種格闘技戦で火ノ丸に敗れる。そこで「簡単に勝負がついてしまうからこそ勝ち続けるのは難しく、その上で頂点に立つ人間は本物の強者である」と相撲への認識も改め、彼と相撲に強い興味を抱く。そしてレスリングの次を探す異種格闘技戦であった事を明かし、総合格闘技に必要な相手を押しこむ力、簡単に倒されない強靭な足腰を身に付けるべく入部する。その後、新人大会で大河内を下すなど相撲初心者とは思えぬ戦績を上げる。一目で圧倒的強者と見抜いた久世との対戦では、レスリングで磨いたフットワークを駆使して戦うもことごとく対応され、寄り切られて完敗する。桐人から摺足が身についてないゆえ足を掬われるとの助言を受け、摺足の基礎稽古をレスリングのフットワークトレーニングとミックスさせた独自の特訓に取り組む。予選一回戦ではレスリングとの共通技・外無双を披露。決勝戦では次鋒で荒木と対戦し攻防目まぐるしい技と技の応酬の末、敗北寸前に火ノ丸の「鬼車」で逆転勝利を収め、力士としての才能が開花しつつある事を示す。個人戦では小関と対照的に火ノ丸との初公式戦に滾り、1度見ただけで技術を模倣する並外れた格闘センスと吸収力でこの大会で見てきた様々な技を繰り出すも完敗。実力差を認めつつ火ノ丸が強くなり続ける限り、自分も強くなれる事を感謝した。
県予選終了後に怪我の治った沙汰から、自身が苦手とする突き押しに対する対策として、突き押しに対して自身が知る中で最も対応力のある沙汰から稽古を受けており、その稽古の中で沙汰の「いなし」や「おっつけ」などの技術を吸収をしており、沙汰や火ノ丸からは「天才」と評価されており、沙汰からは「国崎の強さの本質にあるのはたしかな観察眼の高さと」と言われている。全国大会では典馬の取り組み後、2日間の稽古のあいだにで典馬の「閃光」と「雷」を習得している。
全国大会団体戦準決勝では、当初は「閃光」と「雷」を軸とした押し相撲で圧倒してたが、四つに組むと、三ツ橋の気迫のこもった勝負に感謝し、加納を今まで地味だと決めつけていた寄り切りで倒す。
シングルマザーで子持ちの姉と、栄華大附属相撲部所属の兄・兵藤、相撲好きの祖父、妹と弟が一人ずついる。小学5年の時に両親が離婚し、折り合いの悪かった兵藤が父親に引き取られ、自身は母親に引き取られた。桐仁によれば筋金入りの格闘一家で、母親・祖父は柔道、実父はレスリング、義父(母の再婚相手)は元ボクサーと格闘技経験者らしい。勉強は苦手で中間テストでは補習となり、意外に成績の良い佑真・火ノ丸に逆ギレするも、石神高の秘密兵器荒木と出会い、時間を無駄にしていないと2度と赤点は取らないことを心に誓う。
小説2巻では、兵藤と暮らしていた小学生時代が描かれる。
大相撲編
火ノ丸の大相撲入りと同時に大太刀高校を自主退学し、総合格闘技の本場アメリカ合衆国で重量級王者になる夢の為に渡米。ストリートの賭け試合でスカウトされた後、総合格闘技のマイナー団体チャンピオンになる。そして、九月場所の頃に帰国して4日目の朝に火ノ丸と再会する。更に生後10か月の娘・オコメを連れている[7]。しかし、オコメのことで姉と大喧嘩になって実家に戻れなくなったことで、九月場所が終わるまでに姉と仲直りするという条件と雑用を行うことで、女将の許可を貰って柴木山部屋に居候することになった。
三ツ橋 蛍(みつはし けい)
声 - 村瀬歩[4]
1年生。元音楽部員。身長162cm、体重50kg。
気弱で同級生の火ノ丸に対しても「さん」付けで呼び、丁寧語で話す礼儀正しい性格。千比路からは「ホタル」と呼ばれる。
6歳からフルートをやっていたが、スポーツ経験は乏しく、ひ弱な体つきの自分にコンプレックスを抱いていた。自分と同じように小柄な体格ながらも大きな相手に立ち向かっていく火ノ丸の姿に感化されて相撲部入部を決意する。
火ノ丸のような真っ向勝負にあこがれるも、競合工相手には戦力になり得ない現実を桐仁から告げられる。ダチ高の勝利のためなら憧れであるを捨てる覚悟がある事を桐仁に宣言する。
全国大会準決勝の次鋒の首藤戦にて勝利の為に大技変化「八艘飛び」や「猫騙し」の奇襲技や会場全部を敵に回す奇策を弄すも、胴体で取り直しとなってしまう。その際膝を負傷した為、その後の取り直しでは敗北を喫っする。しかし、その戦いぶりは國崎や火ノ丸を奮起させることとなる。決勝戦は膝の負傷の為、欠場する事になってしまう。
大相撲編
大学2年生。高校時代とは変わって、プレイボーイ風の優男となる。大学でも相撲は続け、「蛍丸」「平成の牛若丸」の異名で有名だという。
辻 桐仁(つじ きりひと)
声 - 寺島拓篤[4]
1年生。火ノ丸の幼馴染。相撲部監督。身長175cm、体重72kg。
火ノ丸とは小学生時代に同じ相撲クラブで稽古に励んだ無二の親友。久世に敗れて落ち込む火ノ丸の前に現れ、部に監督が必要であることを教える。その後、部員達に自分が教えている中学生と相撲を取らせて部員たちを敗北させ、さらに部員たちの弱点と伸び代を指摘し、彼らの納得のもと監督に就任する。
力士として火ノ丸と互角に渡り合う実力を持つ。しかし、20秒以上戦うと窒息し、生命さえ危うくなる先天的な機能の障害(現実の角界にも、舛乃山ら戦える時間が限られる力士が実在する)が小学生の時に発覚。治療法は見つからず、一時は相撲の全てを自分から遠ざけたが、過酷な現実に抗い続ける火ノ丸を目の当たりにし、彼を支えるべく独学でマネジメント学・監督論等を身に付ける。部員稽古のため道場・漁船などに礼を尽くして頼み込むなど、サポート側に回ったとは言え相撲にかける情熱は失われていない。そして全国大会前の合宿で三ツ橋の激もあり、選手復帰を決意。全国大会決勝では負傷した三ツ橋に代わり、次鋒として土俵へと上がる。
前述の通り相撲の実力は高く、病気さえなければ国宝「鬼切安綱」として小学生横綱になっていたかもしれないと火ノ丸に言わしめる。稽古の最初の1番に限り、国宝クラスの國崎に全勝する。また、天王寺も辻を知っており注目していた。部で知り合った三ツ橋は、最初こそ奮起させるために煽ったが、実力不足を理解した上でどんな手段を使っても部の勝利に貢献したいと誓う姿や、自分の選手復帰を決心させた恩もあり、火ノ丸とは違う形での友情を築く。
学業は赤点スレスレ。「勉強してないだけで、すればもっと取れる」と本人は弁明するが、名古屋城城主を大名でない宮本武蔵と答えるなど、勉強そのものが苦手な模様。
小説版では、小学生時代の大会に火ノ丸の応援に駆けつけていたことが書かれ、鬼丸と呼ばれるようになった経緯を目の前で目撃する。
大相撲編
四股名は「鬼切 安綱(おにきり やすつな)」。高校卒業を待たず角界入りする。名古屋場所時点の番付は東十両2枚目で、鬼丸に敗れるも辛くも8勝7敗で勝ち越し、9月場所は新入幕で東前頭17枚目。火ノ丸がダチ高相撲部に在籍していた頃は監督として活動していたが、火ノ丸のプロ入りに触発され、以降は選手としても出場する。
高校相撲編同様、先天的な肺機能の障害で20秒以上の取組ができない。しかし、長門親方の指導で「取組は1日1番」とすることで負担を減らし、身体を「相撲に飢えさせる」ことで徐々に番付を上げ、稽古で童子切を倒せるまでになる。九月場所では、連敗が続いている。
甘いマスクにソップ型の体格も相まって、病と懸命に戦う姿から女性ファンが多いという。
五條 礼奈(ごじょう れいな)
声 - 小松未可子[8]
2年生。生徒会副会長(アニメ版では生徒会長)[注 8]で、ミスダチ高。佑真の妹。身長167cm、体重51kg。
表向きダチ高のアイドル的存在。実際は気に食わない相手を徹底的に潰そうとするなど腹黒い性格。それゆえ男子から人気だが、女子受けは悪い模様。兄の佑真には「ブラコン」とも思える感情を抱き、佑真の前では「かわいい妹」の面を見せる。彼女も相撲を「ふんどし姿で行うかっこ悪いスポーツ」と嫌悪し、兄が相撲部に入ったことを快く思わない。相撲部、特に佑真が相撲を始める切っ掛けになった火ノ丸を潰そうともして失敗する。そして癇癪をぶつけようと揺るがぬ佑真の決意が本物だと知ると、少しずつ相撲に興味を傾け、兄を応援するようになる。
その後、火ノ丸が久世に敗北し落ち込んでいるのを見かねて「そんなに辛いなら辞めればいいのに、なぜ相撲をやっているのか」と素朴で残酷な質問をぶつけるが、火ノ丸の相撲への飽くなき情熱を知ると、青春全てを懸けられるものを持たず、無為に日々を過ごすだけの自分の生き方に疑問を感じるようになる。
インターハイ県予選の後、1年生の堀がマネージャー希望を表明すると、その場の勢いに近い形ではあったが、対抗心を燃やして自分もマネージャーとして入部する。名古屋での合宿の時には、潮とともに駿海の指導を受ける。
大相撲編
大学3年生。鬼丸と正式に交際するようになる。柴木山部屋にも顔を出している他、刃皇の妻と知り合った縁で朝陽川部屋の稽古場にも見学(偵察)に出向く。
鬼丸を支えてやりたいと願う反面、無謀とも言える勝負に挑み続ける彼に心を痛める。その後、ラブホテルで火ノ丸と共に彼の亡き母恵子のビデオを見て、火ノ丸の全てを受け止める覚悟をした。
堀 千鶴子(ほり ちづこ)
声 - 田辺留依[8]
1年生の女子。眼鏡で三つ編みの、大人しい優等生タイプ。
インターハイ県予選を観戦し、相撲部の戦いぶりに感銘を受け、マネージャーとして入部する。勉強熱心で、最近興味を持ち始めた相撲にも、既にかなりの知識を持つ。第1話で電車内で痴漢に遭っている所を火ノ丸に助けられ、彼に想いを寄せているらしき描写がある。
小説2巻では、メインの回がある。
大相撲編
大学2年生。カメラマン志望で、月刊『相撲道』編集部にも出入りして学ぶ。冴ノ山に想いを寄せているらしき描写がある。
その他の教師・生徒[編集]
師岡 雄一郎(もろおか ゆういちろう)
レスリング部監督。38歳で独身。会話の時に相手を「YOU」「Mr.〇〇」と呼ぶが、本業は英語教師ではなく体育教師。
己のストイックさを周囲にも強要し、他の部員を退部に追い込む千比呂に頭を痛めていた。彼がレスリング部に相撲のための出稽古に来た際は、復帰した部員達の練習風景を見せ、「頂点を目指しストイックになるのは良い事だが、それを他人に強要したことはいけない」と過去の言動を諌める。国体優勝まで上り詰めた彼に何もしてやれなかった事を悔いており、部員を連れてインターハイ県予選を観戦。感動した部員達は千比呂らの戦いの映像を拡散させ、ダチ高全体が相撲部を認めるきっかけを作る。相撲部がインターハイ全国大会優勝をした後は、レスリング部と相撲部の監督を兼任する。
所謂独身貴族で、オープンカーを個人所有しておりそれに対する造詣も深い。
ユーマ軍団(幹部)
3年生で、佑真の舎弟の3人組。モヒカン頭が西郷(声 - 鈴木崚汰)、長身のオールバックが舟木(声 - 松川裕輝)、小柄な金髪が橋(声 - 吉田丈一郎)。全員入学初日、佑真に喧嘩を売り、返り討ちされて舎弟になる。それなりに佑真を慕い、入部した彼を応援する。集団だと威勢が良く強硬姿勢だが、一人になると大人しくなり石高に喧嘩を売る度胸はない。佑真の実妹とは言え女子である礼奈に足蹴にされ顎で使われる。
大相撲編
大学生になっても佑真の指示があればかけつけることは以前と同じで、朝帰りした火ノ丸・礼奈を佑真たちが〈襲撃〉した際にも部下として働く。

石神高校相撲部[編集]

大太刀高校と同じ県にある高校。県内でもトップクラスに治安が悪いヤンキー校として悪名を轟かせている。相撲部は関東大会2位の実績がある強豪で、現在でこそ同校の不良達からも非常に恐れられているものの、以前は度重なる嫌がらせを受け、不良が学外で起こした問題によって大会出場停止処分になったことも何度かあった。だが、真田が「血煙の一夜」を起こしてからは相撲部に手を出す者はいなくなったという。
沙田 美月(さだ みづき)
声 - 石川界人
1年生。相撲部のエース。身長182cm、体重91kg。異名は国宝「三日月宗近」。
チャラい言動が多く、主将・金盛の目を盗んで稽古をサボろうとする軽薄者だが、天性の運動神経を誇り、中学から相撲を始めたにも関わらず、3年時には「中学横綱」に君臨する実力者。
基礎練習はサボるが実戦練習では凄まじい実力を発揮し、他の部員たちが疲労困憊になっても余裕の表情を浮かべ、石神で1番強いといわれる。中学時代からマワシをほとんど取られる事なく、そのマワシは新品同然であるという。
相撲を始めた動機は、当時の火ノ丸を見て「ダサい締め込み姿も恰好良く見える男になりたい」との事(小説版でその詳細が描かれる)だが、皮肉にも土俵で彼を応援しに来た女子が畏怖するような威圧感を発揮してしまう。そして自分が戦いたかった火ノ丸は、中学時代で相撲界から姿を消し、不完全燃焼な心を抱えたまま才能のみで頂点に立ったため、相撲を真剣に取り組む事ができなかった。しかし、念願の火ノ丸戦で敗北すると、初めて悔しさを実感し、それをバネに基礎練習も積極的になる。
全国大会で鳥取白楼の天王寺相手に完敗、火ノ丸も新人戦で敗北。自分が上から何番目かも分からない現実に直面し、生まれて初めて「挫折」を味わう。同時に自分が相撲好きだったことを再認識し、勝利へ執着するようになる。以後、表面上は飄々としつつも土俵上では観客すらも恐怖するほど張りつめた空気を纏い、一切の無駄を廃し勝利する相撲を完成させる。そして再会した火ノ丸に3年間屈辱に耐えてきた事に尊敬の念を表するも、自分は3年待たず火ノ丸を含めた国宝達を全て倒し頂点に立つ事を宣言。しかし団体戦決勝で火ノ丸に敗れ負傷、個人戦は棄権した。
怪我の完治後に国崎から稽古をつけてくれと頼まれた。その稽古の中で国崎の底知れぬ吸収力の正体を知り。国崎の事を天才であると認めた。
再登場後は前髪をアップにしていた髪型が変わり、一切整えていない無造作な頭髪となりそれが彼の土俵での修羅の如き烈気に一層拍車をかける。
大相撲編
20歳。四股名は「三日月 宗近(みかづき むねちか)」。九月場所では、西前頭2枚目。角番大関の百乃花を破るという番狂わせを演る。
金盛 剛(かなもり つよし)
声 - 木村昴
3年生で、相撲部の主将。身長189cm、体重138kg。異名「金剛力」。
不良の佑真をして「ヤクザ」と形容されてビビらせる強面の巨漢。口元に傷がある。右肩のサポーターはかつて怪我した時の名残で、ゲンが良いため、完治後もそのままつけ続けているとの事。
沙田と同じ相撲クラブ出身。彼のチャらい言動やサボり癖に腹を立てるも、期待の1年生として目をかける。全国的に名高い高校力士で、当初は出稽古に来た火ノ丸を「単なるチビ」と侮るが、自らに真っ向勝負を挑み勝利した事で沙田のライバルとなる男」と認める。そして、天狗になりかけていた己を見つめ直し、更なる成長への足がかりとなる。春の全国大会団体戦では更に全国に名を揚げ、、あと一つ結果を出せば国宝認定は間違いない準国宝級とされる。
体重90kg以上の沙田を片腕で放り投げる剛腕で、それを活かした右四つが得意。また、突き押し相撲も上手く組んでも離れても器用に立ち回れるオールラウンダー。火ノ丸に敗北してからは誰も侮らず、最も勝率が高い取り口を選択し、確実に勝利をものにする熟練の域に達した力士の心構えも合わせ持つ。1度勝った佑真との再戦にも心構えを崩さず、あえて彼の土俵である突き合い相撲で受け、波離間投げを豪快に決め、彼を認めつつ実力差を示す。個人戦では佑真を再度、準決勝では大河内を破り、決勝進出。火ノ丸に敗れたが、2位として全国大会出場を決める。
強面に似合わずあがり症。口が回る方ではなく、口達者な桐仁に乗せられ、頑として拒否していた合同稽古を許可してしまう(沙田は不在で秘密兵器の荒木は謹慎中で、さほど手の内を晒す事に抵抗はなかった)。
卒業後は教職に就き相撲を次世代に広めたいと思うが、複数の相撲部屋や大学相撲部から引合いの話が来ており悩む。
小説2巻では、メインの回があり、日記をつけていて苦悩や心理描写がじっくりと描かれている。
真田 勇気(さなだ ゆうき)
声 - 嘉人
3年生。小学3年生から10年近いキャリアを持つベテラン力士。身長175cm、体重121kg。
眼鏡をかけ、強面の金盛とは対称的に柔和な顔立ち。基本的に面倒見の良いおおらかな性格だが、素行に問題のある荒木を含めた不良たちを黙らせる威圧感を持つ。
イタズラ半分で相撲道場に放火しようとした不良グループを止めるべく、部に迷惑がかからぬよう自ら退部してから、不良30人を一人で倒したことがある。しかしこのことから「小三でリーゼント、小六でヤクザにスカウトされるなど、小学生時代から筋金入りのヤンキー。当時から一匹狼だったが、高校入学当初に学内の不良グループによる相撲部襲撃計画を聞きつけ、一人で100人の不良を一人残らず半殺しにするという『血煙の一夜』と呼ばれる抗争を起こして以降は相撲部との間に絆が生まれ、そのまま入部し性格も丸くなった」という尾ひれの付いた武勇伝が流布されるようになる。同時期にヤクザと談笑していたという噂もあったが、実際は強面の金盛と間宮と一緒にいただけだった。不良達との喧嘩で停学となった頃に小関の存在を知る。当初は同情しつつ歯牙にもかけなかったが、自分より遥かに過酷な環境で2年間耐え続ける彼の忍耐力に恐怖を抱き、警戒するようになる。停学明けと同時に再入部。
春の地区大会で沙田・金盛と共に出場。対ダチ高戦では小関と対戦し、勝利を治める。団体決勝副将戦で仲間を得た小関と再戦する。序盤は熟練の技による猛攻で彼を圧倒するも、終盤に息切れした隙をつかれ、追い込まれると捨て身覚悟の打棄りで逆転を狙うも、小関の予想以上の勝利への執念の前に先に土俵を割っていた事を潔く認め、敗北した。
荒木 源之助(あらき げんのすけ)
声 - 浪川大輔
1年生。身長179cm、体重86kg。
中学時代の柔道日本一。夢は総合格闘技で頂点を取ることで、その過程で相撲を始める。國崎と似た経歴と夢を持ち、自宅謹慎中にも関わらず「鬼丸」見たさにダチ高へ乗り込んだ際に接触した國崎を強者と認め「チハル」と呼びライバル視するようになる(国崎からは意趣返しもあり「ゲンゴロウ」と呼ばれる)。事あるごとに自分をツイてるツイてないで運気を測る癖がある。
思ったことをそのまま口にするタイプで、軽率な言動が多い。一方、真田の言うことは(彼の誇張された噂もあり)素直に聞く等下級生として最低限の礼節は心得ており、國崎と比べ空気が読める。頭もあまり良い方ではないようで、上記の性格もあって三枚目的な役どころが目立つが、勝負事に関しては非常にストイックな価値観で、運のような外的要因の介在しない純粋な強さによる完全な勝利を求める。試合では人が変わったように研ぎ澄まされた集中力で自分以外一切の雑念を完全に「削ぎ落とす」ことができ、投げられている最中でも異常な冷静さで、勝利への最適解を見つけ、状況を打開する若年にして格闘家として完成された精神を持つ。
入学直後停学し部稽古も1日しか参加できなかったが、その日だけで金盛が「秘密兵器」と称するほど才覚を見せた。団体戦メンバーに抜擢されインターハイ予選に出場し、他部員らと同じく無敗で決勝進出を決めると次鋒戦にて國崎と対戦する。柔道対レスリングの戦いはほぼ互角だったが、力士としての戦いには敗れるという形で彼に敗北する。
大相撲編
19歳。卒業後は総合格闘家となっている。負傷して再起を果たす鬼丸に、一本背負いを教える。
間宮 圭一(まみや けいいち)
声 - 松川裕輝
2年生。身長182cm、体重166kg。
スキンヘッドの厳つい顔と予選出場選手中最大とされる圧倒的な巨体が特徴。近眼で普段は眼鏡をかけ(相撲部活動中はコンタクトレンズを着用)、その際の人相は金盛と共にヤクザと間違われる程の強面。IH予選決勝で先鋒戦にて蛍と対戦し、八艘飛びをしかけられ背後を取られ窮地に陥るも、金盛の助言もあり素早く対処し勝ち星を上げる。個人戦では準決勝で火ノ丸、3位決定戦では大河内に敗れ、全国大会への出場は果たせなかった。
単行本7巻プロフィールによれば、アイドルに詳しいという設定で、カラオケは部員で1番上手い。また、実家の花屋の店番をすると客が来なくなることに悩む等、外見とは裏腹にまともな感性の持ち主。火ノ丸に敗れ意気消沈する沙田を、来年を見据えるよう励ますなど、先輩らしい心遣いも持ち合わせる。
菅原 隆史(すがわら たかし)
監督。37歳で既婚者。日本史の教師。
風貌も性格も温厚で、相撲の選手の経験もないが、練習メニューや合宿の手配、沙田に相撲部屋を紹介するなどマネージメントを一手に引き受け、金盛ら部員達に尊敬される。また、相撲部顧問ということで校内の不良達からも一目置かれている。

栄華大附属高校相撲部[編集]

埼玉にある関東一位常連と昨年度IH団体戦準優勝の強豪校。
久世 草介(くぜ そうすけ)
声 - 武内駿輔[9]
1年生。大横綱・大和国の息子。身長195cm、体重142kg。異名は眠れる国宝「草薙剣」。
長髪を後ろで束ねた大柄な少年。どこか力が抜けたような茫洋とした雰囲気を湛える。小学生の時から相撲を取り続けるが、小学4年のとき取組で狩谷(アニメ版では火ノ丸)に大怪我を負わせ、父から「あいつが出ると他の若い芽を摘んでしまう」と試合出場を禁じられた。以降は公式戦に一切出ず、名門・栄華大附属に入学後も部では狩谷と共に偵察やビデオ撮影等、実力不相応な雑務担当に甘んじた。しかし、父の相撲部屋での稽古と現役力士達との実践練習を幼少期から欠かさず、戦績がほとんどない時期にも相撲関係達から才覚・実力を期待され、眠れる国宝「草薙剣」として注目されていた。
監督・コーチも目をかけているが、試合には出ないため一部部員から反感を買っていた。狩谷に無断で選手登録させられた新人戦にも出る気は無かったが、火ノ丸と狩谷の取り組みを見て、自分も火ノ丸と戦いたいという気持ちが生まれ、父に背いて出場を決意。圧倒的な強さで対戦相手を次々と薙ぎ倒し、高校入学以降無敗だった火ノ丸にも完勝し優勝。「横綱の息子」としての素質と実力を見せつけ、若年にして完成された横綱相撲から新人戦優勝の実績のみで国宝「草薙剣」の二つ名を戴く鮮烈な公式戦デビューとなる。新人戦後、父に言いつけを破った事を謝罪し、自分は相撲が好きで勘当されようと後悔してない事を伝えると、それは大横綱の息子という殻を破り自身の意志で相撲を取るのを促すための戒めであった事を知る。そして改めて父に火ノ丸ら他の国宝達を全て倒し高校相撲で頂点に立った後、角界入りを果たすと誓う。その後、栄華大附属の一員として全国に駒を進め今大会の主役の一角として注目を浴び、もう一人の主役とされる天王寺をも圧倒する。
「大和国部屋」の力士たちからは「坊っちゃん」と呼ばれる。また、母親からは「さん」付けで呼ばれる。
大相撲編
四股名は「草薙 草介(くさなぎ そうすけ)」。栄華大附属高校を中退して角界入り後、19歳という史上最年少で大関に昇進[注 9]。その後も幕内優勝以外いくつもの最年少記録を樹立させる。
名古屋場所で、大和国親方に「優勝したら大和国の四股名を譲ってほしい。」と告げるが、相撲ファンの間では批判的な意見が多く出ている。
狩谷 俊(かりや しゅん)
声 - 吉永拓斗[9]
1年生。身長164cm、体重71kg。
目つきが悪く、草介とは対称的な小柄な体格。後述の経緯から、自分以上に小柄ながら、大きい相手に真っ向勝負を挑む火ノ丸に嫉妬や苛立ちにも似た対抗意識を燃やし、何かと突っかかる。
火ノ丸のように体格に恵まれず、憧れである大和国のような横綱相撲を否定され、挫折を経験する。しかし、彼の場合はそれを早々と受け入れ小兵であることを最大限に生かしたスピードとテクニックを駆使し、素早く相手の懐の下へ潜り腰を浮かせ多彩な足技で狩る取り口を持ち味として結果を出す。国宝「小龍景光」の異名をとる日も近いと名塚は見ていた。
草介とは小学生からの幼馴染だが、小学4年時の取組で草介に怪我を負わせられた(アニメ版では怪我を負ったのは火ノ丸)。そのため、父の命令とはいえ頑なに試合出場を拒む草介に後ろめたさを感じ、自分が強くなり草介に相応しい「ライバル」となれば試合に出てくれるという思いを抱いく。火ノ丸との戦いに敗れるもその取り組みを見て闘志を取り戻しつつある草介を見て、彼に火を付けたのは自分ではなく火ノ丸である事を悔しがりつつ、嬉しそうな表情を浮かべる。その後全国大会で草介と共に再登場したが個人戦出場権は逃し、団体戦では控えメンバーである。
小説版では、火ノ丸と同じ大会に小学校6年生の時に出場しており、2回戦で敗れた事が明かされた。火ノ丸とは組み合わせの都合上、対戦することはなかった。また、大和国部屋にも出入りしており、力士たちとも親しい間柄である。
大相撲編
大学2年生。栄華大学相撲部のマネージャー。現在、選手としては相撲を辞めている。
一時はアマチュア相撲の世界大会に出場し、軽量級で優勝するほどの成績を収めた。しかし、膝・首・腰と度重なる怪我に悩まされ、特に腰は完治が見込めないとのこと。怪我を庇いながら無理を続けた結果、思うように相撲を取れなくなって楽しみを見失い、選手としての道を退いた。その後はマネージャーとして相撲に携わり、デザイン業という相撲以外の道も見つけたと草薙に語るが、聞かされた草薙は複雑な心境だった。
四方田 尽(よもだ じん)
声 - 杉山紀彰[9]
3年生。相撲部主将。身長184cm、体重165kg。
「ヤバい」が口癖。個人戦出場権を狩谷に譲ろうとするなどすぐに弱音を吐くが、昨年度のインターハイでは2年生で唯一レギュラーに選ばれ、「チームの為に泣ける」性格を買われ主将を託される。天王寺や加納からは実力者と評価されている。
個人戦では準決勝で加納、3位決定戦では天王寺に敗れるが、団体戦のために力を温存していた様子。団体決勝戦では中堅で佑真と対戦。序盤は佑真の張り手の連打に苦戦するも、四つに組んだ所で張り手によって鼻血が出てしまった事によって止血タイムを挟む事となる。止血がタイムの後は四つに組み、あんこ型の腹で吊る事で佑真を土俵下に落とそうし、最後は佑真の張り手による抵抗を喰らいながらも佑真を土俵下へと倒した。取り組み後は、個人戦で温存して無ければ危なかったと感じ、相撲を始めてわずか数ヶ月の佑真の実力を高さから、佑真の事を天才であると思った。
大相撲編
栄華大附属高校を卒業後、朝陽川部屋に入門。9月場所では西幕下44枚目。刃皇の付き人をやっている模様。高校時代は大包平に余り良い印象は持っていなかったが、朝陽川部屋での日々刃皇にガイにされる(こてんぱんにされる)地獄のような稽古の中で、お互いを支え合う間柄となったようである。
澤井 理音(さわい りおん)
声 - 八代拓[9]
2年生。身長183cm、体重149kg。
「相撲は大きく重くなければならない」と考える。口は悪いが、入部したてで孤立していたダニエルに片言の英語で積極的に話しかけるなど、根は優しい。
大相撲編
20歳。四股名は「清心道 理音(せいしんどう りおん)」。九月場所時点で、番付は東三段目18枚目。大欧牙と同様、栄華大付属高校を卒業後、大和国部屋に入門。
兵藤 真磋人(ひょうどう まさと)
声 - 小野大輔[10]藤田奈央(幼少期)
3年生。國崎千比路の実兄。身長186cm、体重128kg。
ノリの良い軽快な性格。両親が離婚し、父親に引き取られ兵藤姓となる。幼少期から千比路の興味を持った分野を後から始めては彼以上の才能を発揮したため、千比路から一方的に敵視される。
高校入学後ラグビー部と柔道部をクビになり、最後に行き着いた相撲部でケンカをふっかけるも返り討ちに遭い、相撲部に入部する。相撲歴2年目で栄大相撲部のレギュラーを勝ち取り、潜在能力は国宝級だがあまりにもトリッキーな取り口で墓穴を掘ることもあり、国宝とは呼ばれない最大の理由は辻曰く「バカだからだ」。
全国大会決勝では。先鋒で国崎と対戦。立ち会い前に国崎に準決勝で見た、三ツ橋の相撲に痺れたと言っており、自身も立ち会い後に三ツ橋と同じく挑発行為を行うが、立ち会い前に三ツ橋が行った、立ち会い不成立による挑発などの過程を全て吹っ飛ばし、通常の立ち会い後に三ツ橋と同じ行動を行った為、その挑発を成立する為の過程を全て吹っ飛ばした事で、只の無駄な行動となってしまい国崎に背後を取られるだけの結果となってしまった。[11]国崎に背後を取られ追い詰められるも何とか避けた所で、本来の自由かつトリッキーな相撲で国崎を翻弄し、最後は互いにブチかましになったところで体格の差によって有利に立ち、最後は国崎の攻撃を読んで逆に技を当てた事によって勝利を収める。
大相撲編
22歳。高校卒業後、長門部屋から勧誘されたが、童子切が入門するという理由で断り、皆川部屋に入門。九月場所で、旧四股名兵藤から「大般若 長光(だいはんにゃ ながみつ)」に改名。番付は東前頭4枚目。「ソルトシェイカー」「大物食い」などの異名を持ち、何かと目立つ存在になる。同じ部屋の沙田とは仲が良い用で「ミカ」と読んでいる。
ダニエル・ステファノフ
声 - 冨森ジャスティン[9]
2年生。ブルガリア出身の留学生力士。身長199cm、体重131kg。
ブルガリア出身の大相撲力士の活躍で相撲に興味を持ち、幼少期にテレビで見た大和国に影響されて彼と日本文化のファンになる。留学当初は四方田に「ただデカいだけの相撲オタク」と評されるほど弱かったが、大和国の息子である久世が入部すると彼の影響を受け、彼と稽古を重ねて国宝級と呼ばれるまでに成長する。
大相撲編
20歳。四股名は「大欧牙 栄一(だいおうが えいいち)」。九月場所時点で、番付は西幕下筆頭。高校卒業後、大和国部屋に入門。
中嶋 悠希(なかじま ゆうき)
3年生。相撲部副主将。身長188cm、体重119kg。
インターハイのレギュラーには選ばれていないが、部員達からは相談事は四方田よりも彼にするなど慕われる。腰痛持ち。

鳥取白楼高校相撲部[編集]

鳥取県にある全国有数の強豪校。現最強横綱の刃皇の出身校。全国大会六連覇という偉業を達成している。日本全国のみならず海外からの留学生を積極的に取り入れており、そこから多くのプロ力士を輩出している。昨年度のIHと春の全国大会の団体戦で石神高校を破った。

天王寺 獅童(てんのうじ しどう)
声 - 竹内良太[12]
3年生。相撲部主将。身長188cm、体重139kg。国宝「童子切安綱」。
昨年度・一昨年の高校横綱。中学3年で中学横綱、小学6年で小学横綱の座に就いた。高校入学以降から公式戦無敗、更には全日本選手権においても社会人・大学生らの年上の強者達相手に優勝、名実共に全アマ力士達の頂点に君臨する。その実力は白楼出身の先輩で現横綱・刃皇をして、自分に引導を渡すかも知れないと警戒され、本場所で当たるのを避けるために自分と同じ部屋に引き入れようとする程。
虎視眈々と自分の首を狙う全国の強者達の放つ敵意をそれ以上の烈気で跳ね除ける威圧感を持つ。普段は謙虚で礼儀正しいが、内心は鬼の気迫が漲り、高校生にして謙虚さとプライドが高い次元で同居し、既に横綱の風格を放つ。また、関西出身で普段は関西弁で気さくに会話する。これは尊敬・羨望を一身に集める横綱を志す者の心構えとして、ただ必死に相撲に取り組む事を良しとせず、相撲を楽しみ王者の余裕として笑みを絶やさないようにする等、独自の拘りと美学を持つ。一方で王者の有り様としては似つかわしくないほど研究熱心で、大会前には自分と対戦可能性のある全力士を研究し、相撲と関連の薄い情報までを網羅する勤勉さは、時に相撲オタクと揶揄される。
今でこそ恵まれた体躯の持ち主だが、小学生時代はあまり身長が伸びず、生き残りのために技を磨いて小学横綱に就いた。その「小さくても勝てる相撲」は当時の火ノ丸に大きな影響を与え、鬼車・百鬼薙等の豪快な投げ技は元は彼の技であった。中学時代に身長が急激に伸び、彼が中学横綱になった頃には大型力士の"体"の圧力と小兵力士の"技"の巧みさを併せ持つ怪物と化した。この順調すぎる来歴は「相撲の神が舗装した道」とも比喩された。層が厚い事で有名な鳥取白楼でも1年生でレギュラーを務め、常勝軍団の絶対的エース力士として活躍、自身は2年連続の高校横綱、チームとしては団体戦6年連続優勝という偉業に大きく貢献した。火ノ丸達が出場できなかった春の全国大会では、団体戦大将戦で沙田をして「勝てる気がしない」と思わせる程の力量差で圧倒。全国大会前のテレビインタビューで「自分が一番相撲が好きだから自分が一番強い」と全高校生力士に宣戦布告、本戦でも個人戦予選を余裕の相撲で全勝、決勝トーナメント一回戦で火ノ丸と対戦する。当然火ノ丸を見くびらず徹底的な研究で彼の攻手をことごとく封殺し有利に試合を進め、前ミツを許し激しい崩し合いの攻防の末百千夜叉墜を決められたかに見えたが、自分の知らない攻手すらイメージトレーニングで予見し、これを空かすと死に体の火ノ丸に変形小手投げ「六ツ胴斬」をかけ勝負を決めた。最後の瞬間まで自分に抗い続けた彼に敬意を払い、勝利の笑顔は潜ませた。個人戦準決勝では久世に敗退、3位決定戦にまわる。
大相撲編
四股名は「童子切 安綱(どうじきり やすつな)」。鳥取白楼高校を卒業。高校在学中にアマチュア横綱となり、長戸部屋に入門し、幕下15枚目格付出で初土俵。名古屋場所時点の番付は大関。サービス精神旺盛で、プロ意識も高く、人気実力と共に横綱刃皇に認められている。
天王寺 咲(てんのうじ さき)
声 - 八巻アンナ
1年生。マネージャー。天王寺獅童の妹。身長152cm、体重40kg。
休みに上京し、相撲部屋入りを考える兄のため各相撲部屋を見学する。柴木山部屋見学時に火ノ丸が来て、その実力をみることで大太刀高校が侮れない存在だと考えるようになり、火ノ丸には冴ノ山と久世は本当はどちらが強いのかと問う等、小柄で純朴な外見にそぐわぬ観察眼の鋭さ、抜目の無さを垣間見せる。インターハイ千葉県予選にバトとともに偵察に訪れ、その際に礼奈と邂逅し彼女が相撲部のマネージャーとなるきっかけをつくる。
学業優秀な優等生だが、かなりの運動音痴。相撲以外の趣味は麻雀でかなり強い。
大相撲編
大学2年生。ライター志望で、堀と同様に修業中。
バトムンフ・バトバヤル
声 - 大河元気
1年生。身長181cm、体重100kg。モンゴルからの留学生。略称でバトと呼ばれる事が多い。
子どもの頃、テレビで見た大和国・薫山に憧れモンゴル相撲(ブフ)を始める。ナーダム優勝経験があり、選抜テストをクリアし鳥取白楼に留学して来た。相撲での栄達を求め日本に来たこともあり、当初は徹底した実力主義で、同じモンゴル人留学生の上級生や天王寺にも食ってかかる有様だった。しかし天王寺に格の違いを見せ付けられ礼儀作法を叩き込まれた後は彼をアニキと慕い、多少は節度ある態度を保つようになった。その徹底した実力主義は現在の角界にも向けられ、(薫山ら以前の強豪日本人力士達には今も憧憬・尊敬の念を抱くが)今の日本人力士達にはモンゴル人力士より弱い情けない連中とみなし、不遜な物言いが目立つ。横綱を志し相撲にかける情熱は本物で、そういった態度も上昇志向と気迫の裏返しでもある。
インターハイ千葉予選に咲と共に偵察に来た時は怪我で左腕にギプスをはめていた。県予選という事でさほど真剣に観戦しなかったが、火ノ丸の個人戦優勝を決めてなお緩まぬ雰囲気を垣間見た事で、彼もまた自分と同じく本気で横綱を志す人間である事を知る。全国大会では1年生ながら外国人力士枠で団体戦に出場。モンゴル相撲ならではの多彩な組技で相手を圧倒し常勝軍団の一翼を担う。準決勝副将戦で対峙する佑真には、覇気の感じられない彼に自分を売り込む糧にすらならないと一瞥するが、彼もまた遊びで相撲を取っている訳ではない事を認め対戦相手として認識する。
大相撲編
四股名は「白狼 昇(はくろう しょう)」。高校卒業後、元・薫山の柴木山親方に憧れて入門。番付は東幕下9枚目。中々成果が出ない事や同郷の横綱・刃皇の突然の引退発言からの動揺と焦りから十両入りが決定した薫丸に対して八つ当たりに近い発言をした事で火ノ丸に殴られるが、その後すぐに薫丸に謝罪し、以降も良好な関係を保っている。薫丸が蜻蛉切に重傷を負わされた際には、自身の番付では蜻蛉切に敵わないことから、火ノ丸に蜻蛉切を倒してほしいと懇願する。
加納 彰平(かのう あきひら)
声 - 増田俊樹[12]
3年生。身長189cm、体重114kg。国宝「大包平」。
相撲をやる時はコンタクトだが、普段は眼鏡をかけている。「天王寺の次に強い」事がプライド。全国大会団体戦準決勝で、國崎に寄り切りで敗北する。父親は鳥取白楼相撲部の監督。嫌な事があれば唐揚げを揚げる。
大相撲編
四股名は「大包平 彰義(おおかねひら あきよし)」。東前頭2枚目。鳥取白楼高校を卒業後、栄華大学に入学、2年生のときに学生横綱となり、幕下付出の資格を得て入門。性格に難のある刃皇を宥められる数少ない人物。
榎 晋太郎(えのき しんたろう)
声 - 田丸篤志
2年生。身長174cm、体重82kg。
合気道を主体にした相撲スタイル。全国大会団体戦準決勝で小関の所見の技に即対応し勝利する。天王寺の中学の時からの後輩で、当時は結果が出ずに1度相撲を辞めようとするも、天王寺の言葉で奮起。相撲に合気道の要素を取り入れることで現在のスタイルを確立、選手層の厚い鳥取白楼のレギュラーにまで上り詰めた。バトとは犬猿の仲。
首藤 正臣(しゅとう まさおみ)
声 - 鈴木崚汰
3年。身長187cm、体重188kg。
小学生の時から相撲大会でよく会っていた天王寺とは仲が良い。全国大会団体戦準決勝で三ツ橋の奇策に翻弄されるも、何とか出し投げで同体に持ち込む。その後の再試合で無難に勝利する。土俵上では一見無気力に見えた三ツ橋の態度に激高し、冷静さを失いかけるが、会場中を敵に回してもなりふり構わず勝ちたいという執念には感じ入るものがあった模様。決勝戦の観戦場所が良い席が埋まっていたからと言う理由によって、三ツ橋や礼奈達のいた場所となってしまい、その際に三ツ橋とお互いに謝罪をしあった。[13]

金沢北高校相撲部[編集]

石川県の高校。全国優勝経験もある名門校であり、去年のインターハイでは団体3位だった。

日景 典馬(ひかげ てんま)
声 - 細谷佳正[12]
2年生。身長202cm、体重119kg。国宝「大典太光世」。
身長2mを超す恵まれた体躯の持ち主で、早くも角界入りを嘱望されている。現役日本人最強力士である大関「大景勝」の弟だが、兄が刃皇という壁に突き当たり上昇志向を失ったと思い込んで失望し、一刻も早く大相撲で名を上げたいという焦りから周囲と衝突を繰り返した。
火ノ丸同様歴史マニアで、名古屋城のイベントでいざこざから、火ノ丸との野試合に発展。水入りになったものの、彼に敗北感を味わわせる。その後は関取衆との合同稽古を行っていたが、駿海の話を聞き彼に稽古を依頼しに来たところで火ノ丸と再度遭遇、弟子の権利をかけて彼と勝負をするも、技術を向上させた火ノ丸に敗北する。その際に駿海から「兄と100番相撲を取る」ようにアドバイスを受け、これまで確執のあった兄との稽古を経て考え方にも変化が生じ、周囲への態度も軟化する。全国大会では國崎と対戦し、体格を活かして追い詰めるも最終的には敗北する。
大相撲編
21歳。四股名は「大典太 光世(おおでんた みつよ)」。名古屋場所時点の番付は、西前頭2枚目。大景勝の弟。高校時代には兄と確執があったが、師匠である鈴ヶ嶽親方の説教と駿海の助言によって兄に対する偏見を改め、尊敬しするようになる。鬼丸とも過去に因縁があったが、気軽に漫画や小説(日本歴史もの)を貸し借りする中になる。
大相撲編に移ってから、外面内面共に印象が大きく変わった人物の一人。ぶっきらぼうな言動は相変わらずだが、以前のような影のある剣呑さはほとんどなくなり、高校相撲編から登場している人物の中では最も精神的な成長を遂げる。
相沢 亮(あいざわ りょう)
声 - 木内太郎
3年生。相撲部主将。身長179cm、体重100kg。
にこやかな笑顔を絶やさないが、本来は血気盛んな性格で喧嘩も強いらしい。道場破りに来た千比路らを相手にせずにさっさと警察に通報するなど、相手の糧になる事はしない主義。「自分達は本気で全国優勝を目指しており、勢いだけで来たダチ高とは違う」と辛辣な言葉を投げかけるも、逆に小関の闘志に火をつける結果になる。
大相撲編
22歳。番付は東幕下29枚目。高校卒業後、理由は不明だが長門部屋からの勧誘を断り、三島部屋に入門。蜻蛉切になぜか避けられているらしい。
米村 竜二(よねむら りゅうじ)
声 - 石毛翔弥
3年生。身長177cm、体重135kg。
県予選個人戦では日景、相沢と共に上位3位に入る実力を持つが、インターハイ団体戦では出番が回ってくることなく敗退する。
プロレス好きで、殴り込みに来た國崎が被っていたマスクの種類を見分けていた。将来の夢はプロレスラー。
瀬良 拓海(せら たくみ)
声 - 八代拓
2年生。身長186cm、体重98kg。
県予選個人戦での成績は4位。軟派な性格で、ダチ高が殴り込みに来た際には千鶴子とLINE交換をしようとして相沢に制止された。
小森 謙介(こもり けんすけ)
3年生。身長180cm、体重126kg。
アダ名は「北高の良心」。米村と同じく団体戦では出番が無かった。

川人高校相撲部[編集]

千葉県の高校。石神高校とは毎年地区大会の優勝を争う。

大河内 学(おおこうち まなぶ)
1年生。眼鏡をかけたインテリ風の力士。身長190cm、体重110kg。
去年の全中大会の1回戦で膝の怪我が原因で沙田に敗れてから彼をライバル視する。身長は1年前から10cm伸びている。川人高校の大物ルーキーとして登場するも団体戦の初戦で火ノ丸に敗れる。その後は体重を5kg増やし新人大会に臨むも火ノ丸にリベンジを果たす前に國崎に敗れる。
理屈っぽい自信家で、相手を見くびっては痛い目に遭うお調子者キャラだが、相撲に対しては真摯で、練習にも人一倍熱心。入部以降結果を出せずにいる自分に期待し続けてくれている重松ら先輩達には思わず涙し、心から感謝する。インターハイ予選では石神戦で大将戦に出場。既にチームの敗戦は決定済みにも関わらず川人の意地と未来を示すため、自身のリーチの長さを活かして大外から廻しを取りに行く速攻で沙田に挑むも完敗する。その後個人戦では組み合わせに恵まれ、間宮を破って3位の成績をあげ全国大会出場を決める。
小説2巻では、メインの回が描かれる。
大相撲編
元川人高校相撲部員。番付は西序二段50枚目。19歳。柴木山親方からは「こーちゃん」と呼ばれる。
相撲部屋の集団生活に慣れずストレスから激痩せし、親方からも心配されている。
重松(しげまつ)
相撲部部長。金盛に勝るとも劣らない巨体と強面を持ち彼をライバル視しているが、金盛からは「眼中にない」と一蹴される。実際インターハイ予選では最早埋めようのない実力差を金盛に見せ付けられ完敗を喫する。
大河内には期待を寄せており、インターハイ予選で沙田に敗れ涙する大河内を抱きかかえていた。
藤本(ふじもと)
武骨な顔立ちが特徴。試合前になると気合を入れるためか自らの顎を拳で叩く仕草がよく見られる。

常磐第三高校相撲部[編集]

下山 倫平(しもやま りんぺい)
関東新人大会の火ノ丸の1回戦での相手。
えげつなく品がない性格。恵まれた体ながら取り口も変化を好む。力士としての実力は全国区とは言えず向上心も乏しいが、国宝のような格上相手にのみ異様なモチベーションと勝率の高さを誇る。中学時代、火ノ丸に3連勝して彼を表舞台から去らせ、名塚から「鬼丸殺し」と称された。新人大会でも周囲が鬼丸に慄く中、自信と余裕を持って対峙するが、既に挫折を乗り越えた彼の敵ではなく、反則同然の素首落としも効かずに敗れ去る。ポッキーが好物らしく試合前にも貪り食う。

西上高校相撲部[編集]

大太刀高校と同じ県にある高校。小関の出稽古先。相撲部は大会で毎年一回戦敗退する弱小だが、休日は小中学生などと合同稽古を行うなど和気藹々とした雰囲気である。石神高校と名前が似ているため、よく間違えられるらしい。

竹田(たけだ)
小関の知り合いで出稽古の対戦相手。小関は稽古での彼との勝率は6割だったが、試合になると雰囲気が変わる。

三ノ矢実業高校相撲部[編集]

青森県の高校。

野地 数興(のじ かずおき)
3年生。国宝「数珠丸恒次」。身長192cm、体重220kg。
米屋の長男。力士の体格の理想を体現したような男だが、天王寺や久世には及ばない。
大相撲編
22歳。四股名は「数珠丸 恒次(じゅずまる つねつぐ)」。三ノ矢実業高を卒業。日本人力士の中で最重量。かつて鬼丸が入幕して間もない頃、取組で彼に重傷を負わせてしまう。
本人は相手を傷付ける意思はないが、その重すぎる体重のために取組相手を負傷させてしまうことが多く、それを危惧するあまり土俵上で全力を出し切れないことが弱点。番付も変動が激しく、揶揄されることも多い。一方で「気は優しくて力持ち」を地で行くキャラクターから、ファンからの人気は高い。鬼丸が復帰した際には、労いの言葉とともに再戦を誓う。
天下五剣に名を連ねているが、鬼丸達他の力士と違い、固有の技が無く、またモブキャラのような扱いが描写されている。
畠山(はたけやま)
三ノ矢実業高校相撲部員の3年生。長門部屋の合同稽古に誘われ参加。

大相撲関係者[編集]

※力士の地位などは火ノ丸が高校1年のときの7月場所時点のもの。

大和国部屋[編集]
大和国 清一(やまとくに せいいち)
声 - 松田賢二
久世草介の父。作中で最後の日本人横綱[注 10]。身長187cm、体重159kg(現役時)。39歳。本名は久世 清一(くぜ せいいち)。最高位は東横綱。
現役時代は横綱「大和国」としてパワーで勝る外国人力士とも互角以上に渡り合い、幕内優勝回数は31回を誇る大横綱。力士としての実力だけではなく、国民栄誉賞にも選ばれ、火ノ丸らの世代の学生力士の多くが憧れや目標を抱き、相撲に興味や関心の無いものですらその名を知らぬ者は無いといわれるなど、名実ともに国民的大横綱といっても過言ではない人物である。
現在は現役を引退し、一代年寄「大和国親方」として弟子の指導、育成にあたっている。愛妻家で妻とは新婚のように仲が良いが、結婚指輪を無くす度に買い直しているため、草介から若干呆れられる。
「大和国部屋」を名乗っているところをみると、一代年寄を認められた元横綱のようである。
柴木山部屋[編集]
柴木山 明雄(しばきやま あきお)
声 - 郷田ほづみ[12]
柴木山部屋の親方。身長172cm(公称)、体重145kg(現役時)。49歳。普段の一人称は「僕」だが、時折り「俺」と言うこともある。
四股名は薫山 明雄(かおるやま あきお)。本名は佐山 薫(さやま かおる)。最高位は西関脇。
大相撲力士としては恵まれた体格でなかったが、小兵ながら真っ向勝負に拘り続け、その苛烈でうるさい攻めから「爆竹」の異名をとった。たゆまぬ努力で徐々に頭角を現し、晩節には全盛期の大和国に土を付け、自身の相撲人生最大の金星としている。引退後は柴木山親方として角界でも一、二を争う猛稽古と評判の指導を行うが、彼自身の現役時代の稽古や親方となった頃の指導に比べればこれでもまだ温い方だという。
角界の将来を背負って立つ男という桐仁の触れ込みを真に受け、火ノ丸の一日体験入門を受け入れる。想定外の背の低さに最初は落胆するも、彼の実力と熱意を目の当たりにすると新弟子同等の申し合いの稽古をつける。小兵の身で真っ向勝負を取り続ける火ノ丸の姿に若い頃の自分を重ね、新弟子の寺原すらさせてもらっていない自身との稽古を付けてやる等、彼をいたく気に入り、高校生横綱になって幕下付出の権利を得た場合は必ず自分の部屋に入るように激励する。
顔は怖くやくざ風の外見で、事ある毎に檄を飛ばす迫力は現役時代から衰えず、稽古中は厳しく指導を行う。稽古以外では至って面倒見の良い性格で、部屋の力士達との関係も良好。見学に来た咲も雰囲気のいい部屋と好感触を示す。
WJ読切版では大太刀高校の校長で、火ノ丸からは以前から面識があるため「ちゃん」付けて呼ばれていた。
大相撲編
53歳。かつては(自分も現役時代は暴力的な指導を受けてきたため)殴って言うことを聞かせるような荒っぽい指導をしていたが、それは自身の指導者としての未熟さ故だったと火ノ丸に打ち明ける。今では稽古は厳しいながらも教え子に手を上げることはせず、「力士」たるもの「力」の扱いには気を付けねばならないと説く。
冴ノ山 紀洋(さえのやま のりひろ)
声 - 新垣樽助[12]
柴木山部屋の部屋頭(その部屋での最高位の力士)。本名長谷川紀洋。身長191cm、体重149kg。23歳。一人称は「私」。趣味と特技はビリヤードと野球。
番付は幕内西前頭九枚目(最高位は西前頭筆頭)。柴木山親方からは「紀ちゃん」と呼ばれる。ポーカーフェイスが特徴的で、親方は勿論、格下の力士に対しても敬語口調で話す。基本的には穏やかでマイペースな性格だが相撲に対する姿勢は真摯で、柴木山親方の遺志を継ぎ彼が果たせなかった「横綱」志す。時には厳格かつ情け容赦ない面を見せる。
最初は火ノ丸に興味を示すも自分の糧にはなり得ないと判断し興味を失う。しかし、稽古の中で彼の頂点を志す意思が浮ついたものではない事を知ると再び興味を示し、明日からも稽古場に来るようにと進言する。
大相撲編
引き続き柴木山部屋の部屋頭。27歳。名古屋場所時点で西関脇。
国宝ら新世代力士の台頭、未だ関脇止まりの自身の番付等多くの重圧を抱えつつも腐ることなく努力を重ねる。
寺原 拓哉(てらはら たくや)
声 - 柿原徹也[12]
柴木山部屋に高校を卒業して入門したばかりの新弟子力士。身長185cm、体重135kg。19歳。
柴木山親方からは「寺ちゃん」と呼ばれる。関東の新人戦ではベスト3に入ったほどの実力者で、柴木山部屋での火ノ丸の最初の稽古相手となるが、彼には全く歯が立たない。自分より圧倒的に強いにも関わらず小柄というだけでプロ力士への道が閉ざされている火ノ丸の素質を惜しみ、親身に接する。
大相撲編
東三段目34枚目。23歳。高校相撲編で登場した時よりも極端に太っており、親方からは減量を指示される。バトとは犬猿の仲。
現役力士[編集]
刃皇(じんおう)
3人の現役横綱の一人。元鳥取白楼高のモンゴル人留学生。
駿海の依頼に応え、火ノ丸に1番だけ稽古をつける。
 大相撲編では一人横綱。詳細な紹介は大相撲編の人物欄参照のこと。
大景勝 優清(だいけいしょう ゆうせい)
優勝経験はないが、日本人最強力士と目される大関。本名は日景 優清(ひかげ ゆうせい)。日景典馬の実兄。
大関になって以降1度も負け越したことは無いが、年の離れた弟から刃皇の圧倒的な強さを前に、横綱を諦めていると思われFV、尊敬と軽蔑が入り交じる複雑な感情を抱かれる。
三尾錦(みおにしき)
声 - 坂巻学
番付は幕内東前頭八枚目。我が強くやや高圧的な人物。
番付が全ての角界でそれを持たぬ火ノ丸を虫ケラと一瞥する。それでも自らに挑んできた彼に1度は百千夜叉堕を決められるが、すぐさまリベンジを果たし幕内力士としての実力を示す。初物が苦手な模様。
岩竜(がんりゅう)
声 - 藤原貴弘
番付は西前頭五枚目。実力はあるが我が強く、やや傲岸不遜な人物。
駿海の依頼で火ノ丸に一番だけ稽古をつけるが、稽古後に火ノ丸を軽視する会話を駿海に聞かれ、彼の怒りを買う。
その他[編集]
駿海 登喜雄(しゅんかい ときお)
声 - 井上和彦[12]
柴木山親方の師匠。角界の長老的存在。71歳。独身(離婚歴1回)。身長184cm、体重136kg(現役時)。本名は尾川登喜雄
現役時代は幕内優勝11回の名横綱で親方としても2人の横綱を育てた実績を持つ名伯楽。加齢で外見が変わり、火ノ丸も初見では気が付かなかった。既に相撲協会から身を退いた隠居だが、現役の関取衆を恐れさせる威圧感で角界に睨みを利かせ、火ノ丸の修行相手に横綱を含む数多くの現役力士を呼び付けるなど、未だその権威は計り知れない。外見的にはニヒルな不良爺風で無愛想かつ口も悪い上、逃げ出した弟子も多く、外部からは批判的な評価を受けがちだが、柴木山親方ら角界の上位陣からは慕われ、大和国親方・大景勝などと共に高校相撲を観戦する場面も描かれる。
柴木山親方からの依頼で火ノ丸の個人指導を引き受け、火ノ丸の持ち技「百千夜叉堕」を必殺技として確かなものへと昇華させるために力を貸す。言葉で教わるのではなく、自分で考え創意工夫し試行錯誤を重ねて辿り着いた答えにこそ本物の強さは宿るという理念の下、自身も時代遅れと認める無理難題に等しい修行を火ノ丸に課し、思考力・発想力を飛躍的に高める。インターハイ後、弟子の長門親方(元横綱駿勇)に要請して長門部屋を設立させ、その発表の際に卒業間近の高校相撲の精鋭たちを一斉招集して勧誘する。
大相撲編
火ノ丸達の活躍に触発され、現在は長門親方と共に相撲指導を行う。飄々とした言動は崩さないが、持病の悪化で入院する。余命も危ぶまれていたが、鬼丸が横綱になるまでは死ねないと約束する。

その他の登場人物[編集]

名塚 景子(なづか けいこ)
「月刊相撲道」の女性記者。年齢は20歳代。廻しを締めた高校生を見て興奮する性癖を持つ。高校相撲界の動向には精通し、国宝世代の面々に目を輝かせる。
宮崎 敏夫(みやざき としお)
「月刊相撲道」の記者。名塚の同僚で彼女の性癖に苦労している。カメラのファインダー越しに力士の実力を感じ取れる。
高荷 志帆(たかに しほ)
声 - 遊井亮子
佑真がかつて通っていた空手道場の女性師範。
ケンカが原因で佑真を破門した。過去の無礼を謝罪した上で相撲で使える空手技を身につけるべく教えを乞う佑真に対し、空手を悪事に使ったことを許さず、「覆水盆に返らず」として拒絶する。しかし、稽古が引けたあと再訪した彼の偽りなき決意を目の当たりにし、彼を正しい道に指導できず悔やんでいた事を打ち明け、相撲にも使えそうな技を伝授すべく稽古をつける。インターハイ予選では、「自分の応援がなくて勝てないような腑抜けではない」として佑真の応援に行かず、見守るにとどまる。
その後、佑真が敗北した際には彼の覚悟を試すために、酒に溺れるふりをする。結果報告と更なる教えを乞いに訪れた彼に、他校のデータや試合のビデオを見せるなど、内心は更生したことを認めていた描写がある。
なお、5000円の月謝はきっちり徴収した模様。年齢は28歳だが既婚者で6歳の息子がおり、家族に対しては非常にデレデレである。下戸。
小説2巻では、佑真を破門にした詳細が明かされる。
蟹江 哲治(かにえ てつじ)
声 - デーモン閣下
柴木山親方が現役時代から贔屓にする医者。専門整形外科
外見的には不良爺風で医者に見えず、外観こそ廃墟同然の診療所で治療を行う。しかしスポーツ医学に精通し、高額の医療機器を取り揃え、医者としては非常に優秀(本人曰く「無駄なことはしない主義」)。
負傷した火ノ丸や三ツ橋の治療を行う。
久世 実和子(くぜ みわこ)
声 - 小山めぐみ
草介の母親で大和国親方の妻。39歳。草介を「草介さん」と呼ぶ。相撲に関心があるが、見るのは怖いとして直接観戦することは少ない。元歌手で、共通の知人の紹介で大和国と知り合った。
潮 恵子(うしお けいこ)
声 - 渡辺明乃
火ノ丸の母親。故人(享年34歳)。生前は相撲に打ち込む火ノ丸を応援し、夫が亡くなってからは女手一つで彼を育て、現在の火ノ丸の相撲に対する姿勢にも影響を与える。学生時代は素行が悪く、夫とは駆け落ち同然で家を飛び出した。その後は各地を転々とし、火ノ丸の特徴的な口調が身に付くきっかけにもなる。なお、駆け落ち同然に家を飛び出してはいるが、両親との関係は比較的良好だった模様。
解説親方マークII & 分からない君
おまけコーナー「火ノ丸相撲解説席」に登場するオリジナルキャラクター。
相撲の解説のために脳と体を機械化した科学の子である親方が、相撲をまったく知らない[注 11]という少年の分からない君の質問に回答する形でコーナーが進む。解説親方マークIIはかつては解説親方であった。
小説版でも登場し、火ノ丸たちに道場の外につまみ出された。2作目にも登場する。

大相撲編[編集]

地位や年齢は大相撲編の始まった名古屋場所のもの。詳細なプロフィールは「高校相撲編」を参照。

柴木山部屋[編集]

鬼丸 国綱(おにまる くにつな)
冴ノ山 紀洋(さえのやま のりひろ)
白狼 昇(はくろう しょう)
薫丸 弘樹(かおるまる ひろき)
番付は東幕下2枚目から十両。27歳。部屋の中では「丸さん」と呼ばれる。
同期の冴ノ山とは仲が良いが、順調に出世した彼とは対照的に才能に恵まれなかった苦労人。親方からの引退勧告も経験しつつも、冴ノ山の付き人下積み生活を耐えつつ、入門から12年で十両昇進を決めた。しかし、十両として初の土俵となる予定だった秋場所直前の合同合宿稽古で蜻蛉切から睨まれ、膝に致命的重傷を負わされる。巡業も休業し、力士生命も危ぶまれるが、火ノ丸と蜻蛉切の取り組みを見て再起を決意し、手術が成功後は蟹江の下でリハビリに励んでいる。
疾風山 武士(はやてやま たけし)
番付は東幕下21枚目(九月場所時点)。25歳。
寺原 拓哉(てらはら たくや)
薫若 太一(かおるわか たいち)
番付は東三段目89枚目(九月場所時点)。23歳。
なかなか成果が出ず、親には諦めて帰って来いと言われる。
大河内 学(おおこうち まなぶ)
星野 光(ほしの ひかる)
新弟子力士。時点の番付は西序ノ口14枚目。元は火ノ丸達のインターハイでの活躍に感銘を受けてダチ高相撲部への入部を希望していたが、火ノ丸を慕って中卒で柴木山部屋に入門し、彼の付人となる。
柴木山 明雄(しばきやま あきお)

長門部屋[編集]

童子切 安綱(どうじきり やすつな)
鬼切 安綱(おにきり やすつな)
太郎太刀 信也 (たろうたち しんや)
長門親方(ながとおやかた)
駿海の弟子で、元横綱。現役時代の四股名は駿勇。大相撲編時の年齢は53歳。火ノ丸達大太刀高校のインターハイ優勝後、駿海の要請で長門部屋を立ち上げる。駿海とは対照的に、弟子たちに具体的かつ丁寧な助言を与える指導方針を取っており、鬼切のハンデに対しても理解を示し、それに見合った稽古を提案した。解説者としても鋭い洞察力を持っており、刃皇が取り組み中鬼丸に対して精神世界で裁判を行なっている事を見抜いた。同じ駿海の弟子である柴木山親方とは、兄弟弟子の間柄。
駿海(しゅんかい)

大和国部屋[編集]

草薙 草介(くさなぎ そうすけ)
大和号[注 12] 司(やまとごう つかさ)
21歳。火ノ丸ら「国宝」達と同世代だが高校には進学せず、中卒でプロ入りし実力を伸ばしてきた三人の若手力士「天下三名槍[注 13]」の一人。番付は東前頭筆頭(九月場所時点)。
草薙と同様に口数が少なく無愛想だが生真面目な性格であり、火ノ丸ら柴木山部屋の力士たちとの関係は比較的良好。本人は「天下三名槍」と呼ばれることについて「他の二人とは一緒にされたくない」と語る。ぶちかましは角界一と言われ、大和国部屋では草薙に次ぐ期待の星と言われる実力を持つ。
大欧牙 栄一(だいおうが えいいち)
清心道 理音(せいしんどう りおん)
大和国 清一 (やまとくに せいいち)
大和国部屋の親方。一代年寄。最後の日本人横綱にして、草薙の父親。
打倒刃皇を掲げる若手力士たちに対し、合同合宿では部屋の垣根を越えて稽古をつける。

朝陽川部屋[編集]

刃皇(じんおう)
モンゴル出身で、鳥取白楼高校留学から角界入りした現役最強横綱。32歳[注 14]。晩年の大和国を引退に追い込み、自らは優勝44回を数える横綱となった。既婚者で、土俵の外では姉さん女房の由美に頭が上がらないらしい。駿海には高校時代から良くしてもらっているため非常に慕っており、卒業後は彼の部屋に入門しようとしていたが、既に外国人力士枠が埋まっていたため[注 15]、朝陽川部屋に入門した。
普段は立場相応の威厳と風格を供え、一方で格下の力士にも明るく接する気さくさを見せる大人物。しかし、突然子供のように泣き出す、口汚い言葉で相手を威圧するなど情緒の波が激しい。特に時折垣間見える暴力的な一面は、「相撲をやっていなかったらどうなっていたかわからない」と評される。物事を熟考する際、脳内に性格の違う『刃皇』が多数現れ議論する「刃皇会議」が開かれる演出がなされ、多彩な側面を持つことが表現される。しかし、そうした幾つもの顔を見せつつ、「相撲を心から愛し、角界の将来を憂えている」という姿勢は一貫している。
大相撲編では、彼の一人横綱になっている。44回の優勝を果たした表彰式の直後の土俵下でのインタビューで、「自分に勝てる力士がいない」「相撲が可哀想」と突然号泣。次場所で自分を倒せる力士がいなければ健在のまま引退する、と勝ち逃げを宣言。この発言は物議を醸すが、鬼丸ら若手力士の闘志に火をつける。
小説版の三作目では、単独メインの話が書かれた。
大包平 彰義(おおかねひら あきよし)
四方田 尽(よもだ じん)

鈴ヶ嶽部屋[編集]

大友 優清(おおとも ゆうせい)
本名、日景優清。33歳。現役時の四股名は大景勝
優勝経験はないが、刃皇に現役中6勝し、横綱に最も近い日本人力士と目された。大相撲編開始前年の刃皇との取組で負傷し、引退。引退後は年寄「大友」を襲名し、部屋に残って後進を指導する。その後、刃皇の引退予告騒動を経て、彼や国宝達を追い込んだのは自分達の世代の不甲斐なさゆえと思う所があった模様。そのため、刃皇に6度勝利した「経験」を国宝達に伝授すべく、大和国と共に強化合宿を開く。
大典太 光世(おおでんた みつよ)
鈴ヶ嶽孝晴(すずがたけ たかはる)
現役時の四股名は巖嵐孝晴。本名は浅井孝晴。現役時代苦手な相手だった事もあり柴木山親方とはあまり仲が良くない様子だが、親方としての指導力は確か。日本人最強の大関と言われた大景勝を育て、兄の大景勝に対する学生時代の典馬(後の大典太)の間違った偏見を正す役割を担った。大景勝の引退後は、大典太を将来の横綱とすることを目標とし、彼の才能に並みならぬ期待をかける。

荒浜部屋[編集]

数珠丸 恒次(じゅずまる つねつぐ)

皆川部屋[編集]

三日月 宗近(みかづき むねちか)
大般若 長光(だいはんにゃ ながみつ)

見島部屋[編集]

蜻蛉切 瑠偉(とんぼきり るい)
20歳。「天下三名槍」の一人。日本人の母とイギリス人の父のハーフで、欧州系力士と日本人力士の長所を併せ持つ豪腕正当派。なお、生まれも育ちも日本で英語も喋れない。相撲以外の特技はサッカー。最高位は小結で、九月場所時点での番付は西前頭5枚目。
本来力士に必要必要不可欠とされる「心・技・体」のうち「技」「体」の要素は優れているが、「心」の部分が全く伴わず、極端に差別意識の強い番付至上主義者。大和号曰く「悪い意味で大相撲に染まった男」と評される。
新弟子時代、ハーフというだけで注目されていると先輩力士たちから陰湿なイジメを受けた事で性格が歪み、復讐のために稽古を重ね、先輩たちの番付を抜いた時点で彼らに制裁を加えて部屋から追い出した。その後も自分より番付が下の者に横暴な態度をとり、付け人は彼の横暴に耐えかねて何人も辞めている。
才能がないのに無駄な努力をする力士を嫌い、特に体が小さい火ノ丸を目の敵にする。一方、自分が認めた才能ある力士[注 16]には親切に接する事ができ、褒められると機嫌が良くなり奢るらしいが、自分の考えを否定するような相手は故意に負傷させるなど、作中の登場人物の中でも屈指の危険な人物として描かれる。ただし、素行は角界入り以前から問題があったらしく、中学時代から喧嘩沙汰と深夜徘徊で補導されており、新弟子時代もよく門限違反で怒られていたらしい。一方で、嫌われていることに涙することもあり、付け人となった相沢からは面倒くさいと思われている(蜻蛉切も相沢を苦手としている)。
その実力と今の強さに至るまでの努力は本物で、鬼丸は公式戦で彼に1度も勝ったことがない。鬼丸は、蜻蛉切の強さを認めつつも圧倒され、このような品のない男が何故こんなに強いのかと怒りを感じる場面が描かれた。
相沢 亮(あいざわ りょう)

安曇野部屋[編集]

百乃花 吉美(もものはな よしみ)
32歳。九月場所時点で番付は角番の西大関。「~のね」という特徴的な喋り方をする。
巨兜(おおかぶと)
29歳。ハワイ州オアフ島出身。九月場所時点で番付は西小結。幕内最重量の260kgの巨体を活かした押し相撲を評価される。
刃皇との一番では彼が鬼丸のことを考えていて「上の空」であることに気付くが、その状態の刃皇に軽く投げられる。

巽部屋[編集]

金鎧山 隼人(きんかいざん はやと)
30歳。番付は東大関。モンゴル出身。過去二回の幕内最高優勝経験を持ち、大関の地位を6年も守り抜いている実力者。
既婚者であり、家族想いで紳士的な好人物故に品格も評価され、一時は刃皇の後継者と言われていた。しかし優勝した翌場所で負け越し、綱取り失敗してからは上に上がることに消極的になり、より力士寿命が長い大関の地位に知らず知らずのうちに満足してしまっていた。鬼丸との一番では家族への愛で奮起し、互角の勝負を繰り広げる。

その他の角界関係者[編集]

御手杵 忠(おてぎね ただし)
20歳。九月場所の番付は東関脇。「天下三名槍」の一人。
懐の深さと柔軟性で相手を飲み込む、長身の技巧派力士。お調子者の性格で、先輩力士でも衰えの目立つ力士をからかい見下す傾向があるが、認めるべき部分は素直に認める。歌が上手く、CDを出している。
岩竜(がんりゅう)
最高位は前頭筆頭だが、大相撲編時点の番付は前頭15枚目まで下がっている。かつて自分が馬鹿にしていた鬼丸と再戦するも、歯が立たず敗北。九月場所は東前頭16枚目。
三尾錦(みおにしき)
大相撲編時点の正式な出番は無いが、九月場所は東前頭14枚目。

その他の人物[編集]

五條 礼奈(ごじょう れいな)
五條 佑真(ごじょう ゆうま)
三ツ橋 蛍(みつはし けい)
狩谷 俊(かりや しゅん)
堀 千鶴子(ほり ちづこ)
天王寺 咲(てんのうじ さき)
荒木 源之助(あらき げんのすけ)
富士さん(ふじさん)
35歳。2年前まで柴木山部屋の力士で、現役時代の四股名は薫富士。
引退後は、ちゃんこ料理屋「薫富士」を経営。柴木山部屋の力士たちの行きつけの店となり、鬼丸が刃皇夫妻を招待した。
由美(ゆみ)
刃皇の妻。34歳。銀座の元ホステスで、若々しい美女。惚れこんだ刃皇が口説き落として結婚に至った。
夫より2歳上の姉さん女房で、刃皇は彼女に頭が上がらない。常に冷静沈着で一見キツめな印象を与えるが、刃皇を時には叱咤し時にはサポートするなど横綱の妻としての立場を自覚し、相応に振る舞う。

アニメオリジナル[編集]

ちゃんこ
声 - 落合福嗣[14]
いつの間にかダチ高相撲部に住み着いた野良猫。どことなく小関に似ている。命名者は火ノ丸。佑真に懐いているが、チヒロを嫌っている。

技術[編集]

鬼車(おにぐるま)
使用者:潮火ノ丸・國崎千比路
火ノ丸の象徴とも言える技。火ノ丸はこれで一時代を築いたとされる。相手のマワシを右手で掴んだ状態から左手で相手の頭部を押し下げつつ繰り出す右下手投げ。決まった場合相手はまるで風車のように回転し真っ逆さまに地に倒れ伏す。
相撲雑誌のインタビューで作者が明かしたところによると、千代の富士の「ウルフスペシャル」にインスピレーションを受けた作ったものである[6]
鬼車・破型(おにぐるま・はけい)
使用者:潮火ノ丸
沙田のようなマワシを取らせない相手を想定して、國崎との試合で作った技。相手の腕を巻くようにしてから行う変形のすくい投げで、相手のマワシを取らなくても投げられる。
鬼車・絡手(おにぐるま・からめて)
使用者:潮火ノ丸
鬼車の派生技の一つで左手で相手の手首を掴んで、右手で相手の廻しを掴んで下手投げを繰り出す。
鬼嵐(おにあらし)
使用者:潮火ノ丸
相手のマワシを掴み強力な下手捻りを繰り出す。主に鬼車で仕留め切れなかった崩れた相手への二太刀目、返しの一手として使用される。小学生時代は「鬼車」とこの技を駆使して小学生相撲を制覇している。
鬼嵐・払手(おにあらし・はらいて)
使用者:潮火ノ丸
鬼嵐の派生技。右手で下手捻りを行い、左手で内無双を行う合わせ技。
鬼嵐・諸手(おにあらし・もろて)
使用者:潮火ノ丸
下手で左右に振り回し、相手の体勢を崩し百千夜叉堕へと繋げる鬼嵐の派生技。
鬼楼(おにのたかどの)
使用者:潮火ノ丸
相撲における下手櫓投げを繰り出す。
百鬼薙ぎ(ひゃっきなぎ)
使用者:潮火ノ丸、天王寺獅童
両手で相手のマワシを掴んだ状態で右手で右下手投げ「鬼車」、左手で左下手捻り「鬼嵐」の2つの技を同時に繰り出し相手を薙ぎ倒す。表に出てこなかった中学時代三年の間に編み出した「三年先の稽古」の集大成とも言える大技。本来は天王寺から見本にした技。
逆・百鬼薙ぎ(ぎゃく・ひゃっきなぎ)
使用者:潮火ノ丸
百鬼薙ぎの派生技。右手左手の技を入れ替え逆の方向へ薙ぎ倒す、文字通り左右逆バージョンの百鬼薙ぎ。
百鬼薙ぎ・破型(ひゃっきなぎ・はけい)
使用者:潮火ノ丸
天王寺の体勢を崩す際に生まれた、すくい投げ「鬼車・破型」と下手捻り「鬼嵐」を合わせた新たなる百鬼薙ぎ。
百千夜叉堕(ひゃくせんやしゃおとし)
使用者:潮火ノ丸
修羅の領域に入った火ノ丸が百鬼薙ぎからさらに足掛けを行う三点同時攻撃というコンセプトから本能的に辿り着いた技。廻しを両手で背負った状態から投げと同時に相手の軸足を払う。彼にしか成し得ない低身長を武器とした「火ノ丸相撲」を体現する、強烈な威力を持つ「必殺技」。
避けられたら立て直しの効かない諸刃の剣で、当初は技を放つことだけに神経を集中し、弱点を日景らに相次いで見透かされ、全国やプロ相手には通用しない技と思われかけた。しかし、駿海の修行で応用が効くようになり、今まで培ってきた技術を崩しやフェイントとして組み込む事で無限大とも言える技に至る。その名の通り百千の鬼に墜とされると分かっても避けられない「必殺」と相成った。決まりは二丁投げに相当する。
上弦之月(じょうげんのつき)
使用者:沙田美月、國崎千比路
左足で土俵に優美な三日月の軌跡を描きながら相手の圧力を利用した強烈な上手出し投げを繰り出す。170kgの相手をも土俵の端から端まで投げ飛ばせる。
上弦之月・朧(じょうげんのつき・おぼろ)
使用者:沙田美月
無駄がない一瞬の動きで繰り出される上手出し投げ。相手がマワシに触れられた事も気付かない。相手がなぜ自分の体が宙を舞っているか理解できないないほど速い。
下弦之月(かげんのつき)
使用者:沙田美月
「上弦之月」と対を成す技。右足で土俵に三日月の軌跡を描きながら左上手出し投げを繰り出す。状況、位置取りによって上弦下弦を自在に使い分ける事が可能。
双月(そうげつ)
使用者:沙田美月
相手の肘を極めながら片手でもう片方の手首を取り、相手の廻しにぶら下がるような形で両手に全体重をかけて引き倒す自手取り上手出し投げ。沙田はこの技で相撲部屋の現役の関取を投げている。
龍尾刈り(りゅうびがり)
使用者:狩谷俊
相手の懐に潜り込んだ状態から相手の腰を浮かし内掛けを繰り出す。小柄な自身が大きな相手に対抗するために編み出した技の一つ。
空手改法 追い突き・開手(からてかいほう おいつき・かいしゅ)
使用者:五條佑真
空手の追い突きのような構えから繰り出す一撃に重きを置いた張り手。ある程度間合いがないと使用出来ず、隙も大きい。佑真が得意の空手を相撲に活かすために編み出した。
空手改法 乱突き・開手(からてかいほう らんづき・かいしゅ)
使用者:五條佑真
空手の突きを応用して張り手の連打を繰り出す技。 回転数が速く一見軽く見えるが、一発一発が相手の芯に響く一撃となっている。
空手改法 巻き伏せ(からてかいほう まきぶせ)
使用者:五條佑真
相手の攻めに対し「受け」から「攻め」へと転じるいなし技。相撲でのいなしよりも強力な空手らしい捌き技となっている。
掛け突き 破城掌(かけづき はじょうしょう)
使用者:五條佑真
相手の足に下段蹴りをかまし、その際に絡ませた足を引いて全身を加速させながら行う強烈な突き技。
大蛇断(おろちだち)
使用者:久世草介
相手のマワシを取って上手投げを繰り出す。草介が父である大和国から受け継いだ技。
六ツ胴斬(むつどうぎり)
使用者:天王寺獅童
相手の肘を極めながら行う変形小手投げ。
閃光(せんこう)
使用者:日景典馬 國崎千比路
長腕から繰り出される高い破壊力とスピードを持ち合わせた突き押し。リーチも長いため土俵上のほぼ全てが射程圏内。
典馬との試合後に國崎も習得しており、典馬の閃光とはリーチと体格の違いによって、回転数とリズムが違っており、沙汰曰く「あの突きはもう立派なチヒロ・スペシャル」と言われるように、本家とは全くの別の技となっている。
雷(いかづち)
使用者:日景典馬、國崎千比路
高角度から持ち前の腕力で振り下ろされる強烈な素首落とし。
万雷(ばんらい)
使用者:大典太光世
大相撲で横からの張り手が解禁されたことにより、あらゆる角度から飛んでくる閃光。
焼け撥(やけばち)
使用者:鬼丸国綱
大相撲で横からの張り手が解禁されたことにより、手が付けられない暴力の嵐のような張り手。
無刀一輪(むとういちりん)
使用者:鬼丸国綱
一本背負い。鬼丸国綱が怪我による長期休場から復帰する際に、総合格闘家の荒木源之助から教わった。

読切版[編集]

タイトルはいずれも連載版と同じ『火ノ丸相撲』。

増刊読切版
少年ジャンプNEXT!』2013 SPRING掲載。
連載版との相違点
  • 小関、レイナは火ノ丸と同学年となっており、小関の髪型が連載版と異なる。
  • 相撲道場は不良達がファイトクラブを主宰しており、佑真は暫定1位(本来の1位の生徒は停学中)となっている。
  • 火ノ丸の父親はかつては最強の大関と呼ばれた人物だったが、火ノ丸が幼少の頃は家庭内暴力を行っており、彼が高校入学前に他界している。
本誌読切版
『週刊少年ジャンプ』2013年39号掲載。
連載版との相違点
  • 小関、レイナが火ノ丸と同学年、相撲道場がファイトクラブとなっているのは「NEXT」と同じ。
  • 大太刀高校の相撲部は以前は強豪だったが、部員の減少により廃部同然の状況となっている。
  • 連載版に登場した柴木山親方は大太刀高校の校長として登場。火ノ丸とも旧知の間柄という設定。
  • 佑真は火ノ丸との勝負後に相撲部に入部し、レイナはマネージャーとなる。

制作背景[編集]

本作の構想は作者の川田が相撲好きと言うところから始まった。川田が相撲をちゃんと見始めたのは朝青龍が一人横綱のころであり、こしのりょうのアシスタントをしていた時、職場のテレビで相撲中継が流れていた。一見「運で決まるものでは?」と思ってみていたが「その中で勝ち続けることができる理由を知りたい」「相撲においての"強さ"とはどんなものか」と考え、そうしたことからだんだん興味が湧き、過去の相撲も動画サイトなどで見始めた[6]

初期の構想ではダブル主人公で、火ノ丸の原型のような相撲好きのキャラクターが、ユーマのようなキャラクターを相撲部に勧誘するという話だった。しかし、これは内容を詰め込み過ぎており、キャラが多く、話も分かりにくかったという。それを描き直してできたのが増刊読切版『火ノ丸相撲』で、『少年ジャンプNEXT!』2013 SPRINGに掲載された[15]。 その後、「真夏のジャンプ異才新人読切3連弾!!」の一つとして、『週刊少年ジャンプ』2013年39号に本誌読切版『火ノ丸相撲』を掲載。『週刊少年ジャンプ』2014年26号より連載版『火ノ丸相撲』をスタートした。

連載の決定から開始するまでの3ヶ月間で川田はアマチュア相撲を見に行き、敗れた選手の様子やリアルな表情を間近で見た川田は「3年間頑張っても一瞬で終わってしまう残酷さは大相撲よりもシビアなのではないか」と思い、高校相撲を題材にすることを決めた[6]

テーマ・作風[編集]

作者の川田はスタイリッシュで中性的な男性キャラクターや可愛い女性キャラクターを描くことを苦手としている。そのため、自分の得意な部分を活かして、「暑苦しくて泥臭い、だからこそカッコいい」主人公として火ノ丸を描いている[15]

本作は「相撲が超好きなヤツが主人公」というコンセプトを持っている。そして、その主人公・火ノ丸が心と技と無理に鍛え上げた体で弱点である低身長をひっくり返していく姿がストーリーの軸となっている。また、周囲の人物を通して、火ノ丸だけでは描けない、弱い人間のストーリーも描いていくことが予定されている[16]

読者が競技としての相撲に興味を持てるように努めている。一方で、連載前に2010年代のジャンプ読者は相撲について良いイメージを持っていないことが想定されていた。そこでそのような読者の認識を覆すために、「熱い」作品になったのだという[16]。それを反映したのが第1話の、他のクラブの生徒たちの「廻し姿とか恥ずかしくてマジ無理だわ」というセリフであり、作者自身は敢えて酷いことを言わせたという[6]

社会的評価[編集]

小結舞の海は取材のために単行本を読み、本作を評価するコメントをした[17]。単行本1巻では藤巻忠俊(川田の師匠)が、単行本3巻では嶋田隆司(ゆでたまご)が、9巻では久保帯人がそれぞれ帯に推薦文をよせている。

キン肉マン』の2015年以降に描かれた、相撲レスラー超人「ウルフマン」のエピソード2試合(引退試合・ルナイト戦)は、本作からインスパイアを受けたものであると、ゆでたまごが明かしている。この試合が収録された『キン肉マン』64巻帯に、川田は推薦文をよせている。

『週刊少年ジャンプ』読者からの反響は連載開始当初から好調で、担当編集者によると「“熱くシビれるスポーツマンガ”として非常に高いご支持」を受けているという[16]。 何度か漫画関連のランキングにランクインしている[18][19][20]。また、第39回講談社漫画賞少年部門に非講談社作品でありながらノミネートされた[21](受賞は『七つの大罪』・『弱虫ペダル[22])。

ヴォイスコミック[編集]

集英社のヴォイスコミック「VOMIC」として、2015年2月に集英社VOMIC専門番組『VOMIC TV!』にて放送[3]、同年3月からVOMIC公式サイトで配信された。

テレビアニメ[編集]

2018年10月から2019年3月にかけてTOKYO MXほかにて放送された[8]。ナレーションは井上和彦。次回予告はなく、Cパートの最後に次回サブタイトルが表示される。

半年間での放送期間で「高校生編」を最後まで描くにあたって、「火ノ丸が高校相撲の頂点に立つまでをシンプルに」「キャラクターの性格やドラマをなるべく前倒しにして見せる」をコンセプトに設定やエピソードの順番などにアレンジがなされている[23]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
「FIRE GROUND」(第1話 - 第14話)[25]
作詞・作曲 - 藤原聡 / 編曲・歌 - Official髭男dism
「Be the NAKED」(第15話 - 第24話)[25]
作詞 - SAEKI youthK、SHINYA / 作曲 - Obi Mhondera、Kyler Niko、Coach & Sendo / 編曲 - Coach & Sendo / 歌 - Lead
エンディングテーマ
「日出ズル場所」(第1話 - 第14話)[25]
作詞 - 赤飯・ぽにきんぐだむ / 作曲 - 324 / 編曲・歌 - オメでたい頭でなにより
「桜咲け」(第15話 - 第24話)[25]
作詞・作曲 - 吉田優成 / 編曲 - 涌井啓一 / 歌 - 吉田山田

各話リスト[編集]

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督アクション作画監督総作画監督
第一番国宝・鬼丸国綱 入江信吾宇田鋼之介渡辺浩二小澤和則田中紀衣
第二番レスリングvs相撲 山本靖貴嵯峨敏
  • 岡崎洋美
  • 山村俊了
楡木哲郎
第三番草薙剣 山田由香伴山人大庭秀昭山﨑展義小澤和則
第四番ダチ高の五人目 入江信吾上坪亮樹村山靖岡辰也楡木哲郎
第五番さわやか☆力士 沙田美月 山本靖貴斉藤啓也
  • 南伸一郎
  • 山村俊了
  • 大石美絵
  • 桜井木ノ実
小澤和則
第六番魁!!柴木山部屋 山田由香西田正義嵯峨敏
  • Mubon Hyeong Jun
  • Ryu Joong Hyeon
  • Han Se Hwan
楡木哲郎
第七番愚直な道化 入江信吾大嶋博之秦義人
  • 桝井一平
  • 川口弘明
小澤和則
第八番覆水盆に返らず 山本靖貴西田正義池田重隆
  • 萩原省智
  • 櫻井拓郎
  • Kプロダクション
  • Cho Yong Joo
楡木哲郎岡崎洋美
第九番鬼と月 山田由香若野哲也
  • 田中紀衣
  • 升谷由紀
  • 佐藤愛架
  • 下條祐未
  • 阿部安佳里
若野哲也田中紀衣
第十番譲れない気持ち 入江信吾斉藤啓也
  • 南伸一郎
  • 山本里織
  • しまだひであき
楡木哲郎-
第十一番焼肉 山本靖貴西田正義村山靖
  • 岡辰也
  • 北條直明
小澤和則大沢美奈
第十二番激突!!名古屋城 山田由香スズキダトシオ前園文夫
  • 小林一三
  • 青柳謙二
  • 飯飼一幸
  • 小笠原理恵
楡木哲郎鈴木光
第十三番100円玉の修業 入江信吾池田重隆PAK pro
  • (IM CHAE GIL
  • PARK JAE SUK
  • HA HYUNG OUK
  • YEO JONG SIK)
小澤和則
第十四番インターハイ開幕 山本靖貴西田正義大久保唯男七霊石
  • (毛毛
  • 梁世挺
  • 唐唐)
楡木哲郎岡崎洋美
第十五番鬼丸国綱と童子切安綱 山田由香奥野浩行
  • 奥野浩行
  • 萩原省智
  • 七霊石
  • (柴辰鐘
  • 周建
  • 朱暁林)
  • Kプロダクション(金海淑
  • 洪青龍)
小澤和則-
第十六番国宝 is デリシャス 入江信吾高本宣弘土屋康郎
  • Jo Yongjoo
  • Kim Daehoon
  • Kim Heekang
楡木哲郎阿部恒
第十七番相撲の神に愛された男 成田良美池田重隆
  • 萩原省智
  • 櫻井拓郎
  • 辻浩樹
  • Zearth Sato
  • Kプロダクション(金海淑
  • 洪青龍)
小澤和則鈴木光
第十八番僕の克ち方 山田由香ススキダトシオ吉川志我津
  • 大沢美奈
  • しまだひであき
  • 山本里織
  • 山村俊了
楡木哲郎大沢美奈
第十九番弱き心に、強き意志 入江信吾大庭秀昭前園文夫
  • 小林一三
  • 青柳謙二
  • 飯飼一幸
  • 小笠原理恵
  • 大野勉
  • 山崎展義
小澤和則岡崎洋美
第二十番鬼丸国綱と童子切安綱、再び 成田良美大嶋博之おゆなむ七霊石
  • (沈霏
  • 林夢
  • 孫鵬)
楡木哲郎-
第二十一番バカとバカ 山田由香池田重隆
  • 萩原省智
  • 辻浩樹
  • 櫻井拓郎
  • Zearth Sato
  • Kプロダクション(金海淑
  • 洪青龍)
小澤和則岡崎洋美
第二十二番忘れられた国宝・鬼切安綱 入江信吾川村賢一土屋康郎
  • Jo Yongjoo
  • Kim Heekang
  • In Taesun
  • Kim Daehoon
  • Jeoung Jinyoung
  • 管振宇
阿部恒-
第二十三番発気揚々 成田良美池田重隆鈴木光小澤和則
第二十四番夢の続き 山田由香宇田鋼之介関谷真実子
  • 山本里織
  • 岡崎洋美
  • 山崎展義
  • 阿部恒
  • しまだひであき
  • 大沢美奈
楡木哲郎岡崎洋美

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[26]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [27] 備考
2018年10月5日 - 2019年3月29日 金曜 22:00 - 22:30 TOKYO MX 東京都
金曜 23:30 - 土曜 0:00 サンテレビ 兵庫県
BS11 日本全域 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠
2018年10月6日 - 2019年3月30日 土曜 1:58 - 2:28(金曜深夜) TVQ九州放送 福岡県
2018年10月7日 - 2019年3月31日 日曜 2:50 - 3:20(土曜深夜) テレビ愛知 愛知県
2018年10月10日 - 2019年4月3日 水曜 23:00 - 23:30 とちぎテレビ 栃木県
2018年11月4日 - 日曜 19:30 - 20:00 アニマックス 日本全域 BS/CS放送 / リピート放送あり
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[26]
配信期間 配信時間 配信サイト
2018年10月5日 - 2019年3月29日 金曜 22:00 - 22:30 AbemaTV
2018年10月11日 - 2019年4月4日 木曜 0:00 更新

BD / DVD[編集]

発売日[28] 収録話 規格品番
BD DVD
2019年1月16日 第1話 - 第4話 PCXG-50641 PCBG-53221
2019年2月20日 第5話 - 第8話 PCXG-50642 PCBG-53222
2019年3月20日 第9話 - 第12話 PCXG-50643 PCBG-53223
2019年4月17日 第13話 - 第16話 PCXG-50644 PCBG-53224
2019年6月5日予定 第17話 - 第20話 PCXG-50645 PCBG-53225
2019年7月3日予定 第21話 - 第24話 PCXG-50646 PCBG-53226
BS11 ANIME+ 金曜 23:30 - 翌0:00枠
前番組 番組名 次番組
火ノ丸相撲
チア男子!!(再放送)

書誌情報[編集]

全て集英社発行

漫画本編[編集]

  • 川田 『火ノ丸相撲』 〈ジャンプ・コミックス〉、既刊25巻(2019年5月2日現在)
    1. 「潮 火ノ丸」2014年9月9日発行(9月4日発売[集 1])、ISBN 978-4-08-880254-1
    2. 「鬼丸国綱と三日月宗近」2014年11月9日発行(11月4日発売[集 2])、ISBN 978-4-08-880255-8
    3. 「関東新人大会開幕」2015年2月9日発行(2月4日発売[集 3])、ISBN 978-4-08-880305-0
    4. 「鬼丸国綱と草薙剣」2015年4月8日発行(4月3日発売[集 4])、ISBN 978-4-08-880334-0
    5. 「伸びしろ」2015年7月8日発行(7月3日発売[集 5])、ISBN 978-4-08-880428-6
    6. 「想定を超えろ!!」2015年9月9日発行(9月4日発売[集 6])、ISBN 978-4-08-880464-4
    7. 「仲間」2015年11月9日発行(11月4日発売[集 7])、ISBN 978-4-08-880501-6
    8. 「鬼丸国綱と三日月宗近、再び」2016年2月9日発行(2月4日発売[集 8])、ISBN 978-4-08-880606-8
    9. 「潮火ノ丸と小関信也」2016年4月9日発行(4月4日発売[集 9])、ISBN 978-4-08-880653-2
    10. 「100円玉の修行」2016年7月9日発行(7月4日発売[集 10])、ISBN 978-4-08-880688-4
    11. 「鬼丸国綱と童子切安綱」2016年9月7日発行(9月2日発売[集 11])、ISBN 978-4-08-880778-2
    12. 「波乱の予感」2016年11月9日発行(11月4日発売[集 12])、ISBN 978-4-08-880808-6
    13. 「童子切安綱と草薙剣」2017年2月8日発行(2月3日発売[集 13])、ISBN 978-4-08-881003-4
    14. 「大太刀高校と白楼高校」2017年4月9日発行(4月4日発売[集 14])、ISBN 978-4-08-881048-5
    15. 「鬼丸国綱と童子切安綱、再び」2017年6月7日発行(6月2日発売[集 15])、ISBN 978-4-08-881176-5
    16. 「どうだった…?」2017年9月9日発行(9月4日発売[集 16])、ISBN 978-4-08-881203-8
    17. 「鬼丸国綱と草薙剣、再び」2017年11月7日発行(11月2日発売[集 17])、ISBN 978-4-08-881222-9
    18. 「あれから…」2018年1月9日発行(1月4日発売[集 18])、ISBN 978-4-08-881319-6
    19. 「序章」2018年3月7日発行(3月2日発売[集 19])、ISBN 978-4-08-881360-8
    20. 「愛があるなら」2018年5月7日発行(5月2日発売[集 20])、ISBN 978-4-08-881410-0
    21. 「地獄巡り」2018年8月8日発行(8月3日発売[集 21])、ISBN 978-4-08-881536-7
    22. 「番付発表」2018年10月9日発行(10月4日発売[集 22])、ISBN 978-4-08-881587-9
    23. 「愛しているか!!?」2018年12月9日発行(12月4日発売[集 23])、ISBN 978-4-08-881664-7
    24. 「反撃の狼煙」2019年2月9日発行(2月4日発売[集 24])、ISBN 978-4-08-881721-7
    25. 「鬼丸国綱と草薙剣、三度」2019年5月7日発行(5月2日発売[集 25])、ISBN 978-4-08-881830-6

小説[編集]

  • 川田、久麻當郎 『火ノ丸相撲 四十八手』 〈JUMP j BOOKS〉、既刊3巻
    1. 「壱」2016年2月4日発売[集 26]、ISBN 978-4-08-703387-8
    2. 「弐」2017年11月2日発売[集 27]、ISBN 978-4-08-703436-3
    3. 「参」2018年10月4日発売[集 28]、ISBN 978-4-08-703462-2

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 実際には、火ノ丸ほど低身長の大相撲幕内力士は、日本人が小柄で、入門規定も緩かった戦前明治時代を含め存在しない。記録にある最も背の低い幕内力士は明治時代に活躍した玉椿憲太郎で159cm。横綱では江戸時代秀の山雷五郎の164cmが最も背が低い。
  2. ^ ただし本作連載開始後の2015年、三段目格付出制度の新設で若干条件が緩和され、火ノ丸の身長でアマチュア横綱に届かなくとも角界入りできる可能性が出てきた。詳しくは幕下付出参照。
  3. ^ あくまでも、比較的軽傷で済んだだけにすぎず、実際にはふらついていた。
  4. ^ ただしダチ高は私服登校も認められ、校則上問題はない。
  5. ^ シスコン」な面があり、読切版では相撲部マネージャーになった妹目当てに入部しようとした男子達を威圧して門前払いする(佑真いわく「下心で来る奴などいらん」)他、10巻おまけで諸事情から妹と共に泊まることになった火ノ丸に「万が一妹に手を出したらインターハイで優勝した後に殺して自首してやる」と釘を刺す。
  6. ^ ただし、黒帯取得時点で道場を辞めた。
  7. ^ ただし、復帰後暫くは実戦稽古で負い目から本気を出せなくなるが、妹のマネージャー入り後に火ノ丸の助言を受け立ち直る。
  8. ^ 原作では副会長としての仕事はしないが、アニメ版では普通に仕事をしている。
  9. ^ なお、現実の大相撲における大関昇進の最年少記録は貴乃花光司の20歳5ヶ月。
  10. ^ 現実(このくだりが掲載された時の現実の横綱は、全てモンゴル人)同様、作中でも外国人力士が角界を席巻し、3人いる現役横綱も全て外国人という設定。
  11. ^ ただし相撲以外の特定の分野でのスペシャリストとされ、その分野は毎回変わっている。
  12. ^ 実在の三名槍は「日本号」だが、彼の四股名は「大和号」となっている。
  13. ^ 日本刀の名を四股名に持つ「国宝」らに対し、「三名槍」は日本古来から名槍とされてきた槍の名前を四股名にしている。
  14. ^ 刃皇の妻である由美が2歳上で34歳と紹介されていることから。
  15. ^ 現実でも外国人力士は一部屋に一人。
  16. ^ 「才能ある力士」は、「心・技・体」全てが揃っている力士であり、火ノ丸のようにどれか一つでも欠けている力士は認めようとしない。

出典[編集]

  1. ^ “ジャンプの相撲マンガ「火ノ丸相撲」が九州場所に、懸賞幕が土俵回る送”. コミックナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/comic/news/130674 2015年2月27日閲覧。 
  2. ^ 「火ノ丸相撲」アニメ化決定 ジャンプ連載の高校相撲マンガ”. アニメ!アニメ!. イード (2018年1月4日). 2018年12月2日閲覧。
  3. ^ a b c d “「火ノ丸相撲」江口拓也らでVOMICに、アニマックスにて全4回放送”. コミックナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/comic/news/137704 2015年2月3日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f “アニメ『火ノ丸相撲』メインキャストに阿部敦、落合福嗣ら発表”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年6月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2114251/full/ 2018年6月25日閲覧。 
  5. ^ 週刊少年ジャンプ2018年23号付録「ジャンプヒーロー背くらべポスター」より
  6. ^ a b c d e 大空出版『相撲ファン』vol.4 49頁から51頁
  7. ^ なお、オコメの母親については不明で、國崎は母親はいないとだけ火ノ丸たちに語っている。
  8. ^ a b c “アニメ『火ノ丸相撲』放送局決定 追加キャストに小松未可子&田辺留依”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年7月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2114539/full/ 2018年7月1日閲覧。 
  9. ^ a b c d e “『火ノ丸相撲』武内駿輔さん・吉永拓斗さん・杉山紀彰さんら5名の追加声優解禁! 栄華大附属高校のキャラクターを大紹介”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2018年7月23日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1532246313 2018年7月23日閲覧。 
  10. ^ “『火ノ丸相撲』追加声優に小野大輔さん決定、兵藤真磋人役で登場! 2019年1月25日放送からの新OP&ED情報も明らかに”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2018年12月22日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1532246313 2019年1月15日閲覧。 
  11. ^ この行動には国崎だけで無く、仲間からも「そりゃそうなるわ。過程をすっ飛ばしすぎだ」「兵藤さんのバカ野郎」と呆れられてしまっていた。
  12. ^ a b c d e f g “火ノ丸相撲:テレビアニメ追加キャストに細谷佳正、増田俊樹、竹内良太ら”. MANTANWEB. (2018年10月22日). https://mantan-web.jp/article/20181021dog00m200011000c.html 2018年10月22日閲覧。 
  13. ^ 三ツ橋は取り組みでの挑発行為などが理由で、首藤は三ツ橋の膝の負傷が理由が自分である事から。
  14. ^ “秋アニメ『火ノ丸相撲』阿部敦×落合福嗣×熊谷健太郎 声優座談会”. アニメイト タイム (アニメイト). (2018年10月5日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1538668996 2019年2月18日閲覧。 
  15. ^ a b “ジャンプ編集者マル秘トーク 推す!この一話”. 少年ジャンプ+. http://plus.shonenjump.com/ext/1409/osu_vol10/index.html 2015年2月23日閲覧。 
  16. ^ a b c “マンガ質問状:「火ノ丸相撲」 若い読者の色眼鏡をぶち壊す熱量”. http://mantan-web.jp/2015/02/02/20150201dog00m200029000c.html 2015年2月27日閲覧。 
  17. ^ “【大相撲】舞の海が『火ノ丸相撲』を読んで、思うこと”. http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2014/12/11/post_423/ 2015年2月27日閲覧。 
  18. ^ “エンタミクス「2014年コレ読んで漫画ランキング」1位は「七つの大罪」”. コミックナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/comic/news/134323 2015年5月10日閲覧。 
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  21. ^ “第39回講談社漫画賞に14作品がノミネート、受賞作の発表は5月12日”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年4月3日). https://natalie.mu/comic/news/142929 2015年4月3日閲覧。 
  22. ^ “講談社漫画賞が決定!シドニアの騎士、逃げ恥、七つの大罪、弱虫ペダル”. コミックナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/comic/news/146953 2015年5月13日閲覧。 
  23. ^ アニメ質問状:「火ノ丸相撲」 火ノ丸が頂点に至る道筋をシンプルに 筋肉のこだわりも”. MANTANWEB. MANTAN (2018年10月19日). 2018年12月2日閲覧。
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  27. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  28. ^ DVD&Blu-ray”. アニメ「火ノ丸相撲」公式サイト. 2019年1月16日閲覧。

集英社の本[編集]

以下の出典は『集英社の本』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ 火ノ丸相撲/1/川田|ジャンプコミックス”. 2014年9月4日閲覧。
  2. ^ 火ノ丸相撲/2/川田|ジャンプコミックス”. 2014年11月4日閲覧。
  3. ^ 火ノ丸相撲/3/川田|ジャンプコミックス”. 2015年2月4日閲覧。
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  26. ^ 火ノ丸相撲 四十八手 壱/川田/久麻當郎”. 2016年2月4日閲覧。
  27. ^ 火ノ丸相撲 四十八手 弐/川田/久麻當郎”. 2016年11月3日閲覧。
  28. ^ 火ノ丸相撲 四十八手 参/川田/久麻當郎”. 2018年10月22日閲覧。