無伴奏

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無伴奏(むばんそう)は、主として西洋音楽で用いられる用語で、通常伴奏を伴って演奏する単音楽器(ヴァイオリンなど、和音を演奏することもできるが単音で演奏するのを常態とする楽器を含む)や声楽が、演奏するさいに伴奏をともなわないこと、またはそのような楽曲のことである。例えば、「ヴァイオリンソナタ」という語は、直訳すれば「ヴァイオリンによる演奏(曲)」ということになるが、この語は通常、“ヴァイオリン+ピアノなどの鍵盤楽器”という編成の楽曲に用いられる。そこで、例えば完全にヴァイオリン一本だけによるソナタは、区別するために「無伴奏ヴァイオリンソナタ」と呼ぶ。

この語は、主として、弦楽器の中のヴィオール属ヴィオラ・ダ・ガンバなど)およびヴァイオリン属ヴァイオリンチェロなど)や、管楽器声楽に用いられる。ピアノオルガンなどの鍵盤楽器や、ハープギターなどの一部の弦楽器については、独奏であっても「無伴奏」という言葉はほとんど用いられない。和音を奏でることが容易なこれらの楽器は、特に伴奏を必要としないからである。また、打楽器にもあまり用いられない。

なお、声楽の無伴奏を、特にア・カペラと呼ぶ。

主な無伴奏作品[編集]

ヴァイオリン[編集]

無伴奏ヴァイオリン曲無伴奏ヴァイオリンソナタも参照。

ヴィオラ[編集]

チェロ[編集]

無伴奏チェロ曲も参照。

フルート[編集]

フルートで演奏される曲目#無伴奏独奏曲も参照。

オーボエ[編集]

オーボエ#無伴奏の独奏曲も参照。

  • ブリテン - オヴィディウスによる6つのメタモルフォーゼ 作品49

クラリネット[編集]

クラリネット#無伴奏ソロ曲も参照。

独唱[編集]

合唱[編集]

無伴奏合唱曲はたくさんあるため、ここでは古典派以降の混声合唱曲に限定する。なお、バロック以前の作品については無伴奏で演奏可能なものも、歌う際にしばしば楽器を加えることがある。例えば、J・S・バッハのモテット「主に向かいて歌え、新しき歌を BWV.225」は通奏低音つきで歌われることが多いが、松原千振・山田茂・岡部申之『合唱名曲ガイド110――ア・カペラによる混声合唱』(音楽之友社)にも収録されている。

女声合唱曲、児童合唱曲、男声合唱曲については各項目の「主な合唱曲」を参照。

関連項目[編集]