無敵囲い

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Shogi zhor 22.png
91 81 71 61 51 41 31 21 11
92 82 72 62 52 42 32 22 12
93 83 73 63 53 43 33 23 13
94 84 74 64 54 44 34 24 14
95 85 75 65 55 45 35 25 15
96 86 76 66 56 46 36 26 16
97 87 77 67 57 47 37 27 17
98 88 78 68 58 48 38 28 18
99 89 79 69 59 49 39 29 19
Shogi zver 22.png

無敵囲い(むてきがこい)は将棋囲いの一つ。

概要[編集]

初手から5八飛、6八銀、4八銀のわずか3手で完成する、「初心者が一度は辿り着く」と言われている囲いであり、一見すると王の守りだけは固そうに見える。しかし、銀によって飛車の横利きが止まっている上に、2筋・8筋の歩が浮いており、「玉飛接近すべからず」の格言にも反しているなど「攻めも守りも不完全な囲い」となっている。

囲いとしては低水準なランクではあり、まったく陣形を整えないよりはマシな程度である。しかし、一応は穴熊囲いと同じく自玉に王手がかからず、絶対に詰まない状態(ゼット)である。前からの攻めにはそれなりに強いが、横からの攻めには非常に弱い。

戦法ではカニカニ銀ツノ銀中飛車風車、囲いでは金美濃・木村美濃右矢倉に派生することが出来る。

名称の由来[編集]

「無敵囲い」という名称の由来は不明である。

漫画『ハチワンダイバー』第8巻の巻末おまけ漫画によると、初心者に対する皮肉であり、斬野シトの妹・斬野クル(初心者)が無敵囲いを使用して最初はボロ負けするが、兄からカニカニ銀に発展させるようにアドバイスされると初勝利をあげている。ただし、今泉健司の著書にも、幼少期に指していた囲いとして登場する[1]

その他[編集]

  • 『羽生善治のみるみる強くなる将棋 序盤の指し方 入門』では「初心者囲い」として紹介されている[2]
  • 将棋ウォーズ」では、囲いとして登録されている。

脚注[編集]

  1. ^ 今泉健司『介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました』講談社、2015年3月26日。ISBN 978-4062194389。
  2. ^ 羽生善治監修『羽生善治のみるみる強くなる将棋 序盤の指し方 入門』池田書店、2009年12月1日、138頁。ISBN 978-4262101453。