中原由貴

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中原 由貴(なかはら ゆうき、1987年1月25日[1] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団月組の男役。宝塚歌劇団時代の芸名は、煌月 爽矢(あきづき・さや)。

東京都世田谷区玉川聖学院出身[2]。身長169cm[2]。血液型はB型[3]。愛称は「ゆうき」[2]、「あきさや」[4]

宝塚退団後は「中原由貴」名義で活動をしているが、宝塚時代の芸名も併記している。

来歴[編集]

2004年宝塚音楽学校へ入学。

音楽学校時代のお掃除場所は玄関(の長)。

2006年第92期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は48人中8番[5]

2006年、宙組公演『NEVER SAY GOODBYE』で初舞台。同年5月10日[5]月組に配属。

2007年9月、『TCAスペシャル2007 アロー!レビュー!-「モン・パリ」80周年記念-』にコーラスとして参加。

  • 2008年3月、『ME AND MY GIRL新人公演において、一幕二幕の幕間をブリッジするための(本公演ではフィナーレナンバーの場面)「HOLD MY HAND」で貴千碧、麗百愛、舞乃ゆかと共に歌いながら銀橋を渡る場面に抜擢された[6]

2009年5月、『エリザベート新人公演で、ルドルフ役に抜てき[7]

2009年7月より1年間、花陽みらと共にTAKARAZUKA SKY STAGEの第8期スカイ・フェアリーズを務めた。

2010年4月、『THE SCARLET PIMPERNEL新人公演で、アルマンを演じた[7]

2010年7月、宝塚ホテルにおける「阪急電鉄開業100周年記念シンポジウム」に明日海りお真愛涼歌愛風ゆめ珠城りょうと共に出席[8]

2010年9月、TAKARAZUKA SKY STAGE『Brilliant Dreams#71「明日海りお」personal編』に彩星りおん紫門ゆりや、花陽みらと共に出演[9]。(2014年9月26日宝塚クリエイティブアーツよりDVD発売[10]

2011年3月、『バラの国の王子』で新人公演初主演。

2011年9月、宝塚東京公演プログラム内日経新聞広告ページに掲載された[11]

2011年12月、『タカラヅカスペシャル2011~明日に架ける夢~』に出演。

2012年7月、『ロミオとジュリエット』で「愛」という“形のないものを擬人化している”[12]フランス版にない宝塚版オリジナルの役に抜擢。登場人物たちに寄り添うように「愛」を表現した[13]

2012年7月1日、『FNS27時間テレビ』に出演[14]

2012年7月よりTAKARAZUKA SKY STAGEにて放映されている『宝塚 DREAM FOREVER-100周年,そして輝ける未来へ-』シリーズの元月組男役編のナレーションを担当[15]

2012年9月28日、TBS系列『オールスター感謝祭2012秋』に出演[16]

2012年12月、『タカラヅカスペシャル2012「ザ・スターズ~プレ・プレ・センテニアル~』に出演。

2013年1月、研7最後の新人公演ベルサイユのばらオスカルアンドレ編-』で、鳳月杏と主演コンビのオスカルアンドレを同期同士ならではの息の合った芝居で魅せた[17]

2013年2月7日、阪急百貨店うめだ本店にて開催された、梅田芸術劇場メインホール公演『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場)ハッピーイベントに出演[18][19]

2014年12月3日、『2014FNS歌謡祭』に出演。

2014年12月22日、宝塚歌劇100周年フィナーレイベント『タカラヅカスペシャル2014-Thank you for 100 years-』東京宝塚劇場中継に出演。

2015年12月、『タカラヅカスペシャル2015-New Century,Next Dream-』に出演。

2016年2月14日、『舞音-MANON-/GOLDEN JAZZ』東京宝塚劇場公演千秋楽をもって退団。

2016年5月13日、エフエム宝塚の番組「レビュー・ステイション」に出演、今後は本名の「中原 由貴」名で芸能活動を開始すると述べる。

2017年2月、「JKニンジャガールズ」で宝塚歌劇団退団後の初舞台出演を果たす。

2017年11月、2018年度第8回食のなでしこコンテストにてグランプリ受賞[20]

2017年12月より、FMSalus「中原由貴のなでしこラジオ」にてメインパーソナリティを務めている。

人物[編集]

宝塚時代の芸名の由来は“煌”という漢字が大好きなので、それに似合う綺麗な漢字を選び、両親と考えた[3]

2歳年下の弟と6歳年下の妹がいる。母親と最初に目が合った時ウインクしたらしい[21]

小学4年生頃までは全然しゃべらないような子だったが、高学年になってから転入してきた女の子に感化され、すごく活発な性格にガラッと変わった[21][22]

宝塚音楽学校受験を決意させた舞台は、月組1000days劇場公演『WEST SIDE STORY』。絶対男役になる、宝塚に入ると決めたとたん、それまで嫌々通っていたバレエのレッスンが大好きになった[23]。しかし中学受験もあり、すぐに宝塚一色とはならなかった。高1の時、再度母に宝塚受験の要望を出すもまた「勉強を頑張りなさい」と言われ、ひたすらお稽古に励み1年後無事合格[21]

学生時代はダンス同好会に所属しており、ヒップホップ等を中心に踊っていた。好きな科目は体育、その他には数学が得意だった[24]

先祖が奄美大島出身で時々仲間を誘って親戚宅を訪ねるのが楽しみ[25]

宝塚音楽学校の行事である“秋フェス”で同じチームだった真風涼帆彩凪翔と『TAKARAZUKA Revue 2014』にて対談[26]

行ってみたい場所はプリンスエドワード島(「赤毛のアン」が大好きなので)[22]

アニメ「進撃の巨人」にはまって以来、声優の朴璐美のファン[27]

良くも悪くも楽天的。昔から失敗して落ち込んでも、寝ると次の朝にはちょっと頑張れるかなという気持ちになっている[22]

2007年2月、研1(宝塚用語で「宝塚入団一年目」のこと)にして『ファンシーダンス』プロローグの場面に抜擢されたが、ある日滑ってスライディングしてスタンバイしたエピソードを持つ[28]

月組92期同期にて2008年ホフマン物語』より結成している「宝塚の公演で白タイツと白ジレーが使われている時限定」の“Yバレエカンパニー”の団長である[29][30][31]

印象に残るエピソードとして、“中日公演『Heat on Beat』で踊っているうちにパンツが20cm位裂けたが、ちょうどその時の歌詞が「タキシードのパンツを…」で、まず自分のパンツをどうにかしろ!という感じだった”[32]

『ジプシー男爵』の新人公演では“いい人が多い登場人物の中ひねくれ者の役どころで[33]、お稽古では「あっユウキ(煌月)が怒ってる」と言われた”[34]

『バラの国の王子』の新人公演で演じた野獣役の被り物と衣装の重さが全部で8kgあり、“毎日されている(本役の)霧矢さんはすごいと思った”[35]。また、“霧矢さんがいつもされているストレッチなどを全部真似して少しでもあやかろうと思った”[36]

宝塚音楽学校時代に受験生の珠城りょうと文通していた[37]。珠城りょうは「宝塚GRAPH」の取材に対し、「宝塚音楽学校の2回目の受験のときに落ちてしまい、一緒に泣いてくれたことをきっかけに煌月さんと文通していた」と語っている。[38]

中学生の時に、話が面白い自分でありたいという謎の願望を持って以来、毎日いかに面白く過ごすかを考えてきた[39]

“笑いの師匠”として月組内に弟子が数名おり名取の命名もしている[40]

エドワード8世』の新人公演で演じたガイ役では、本役と同様の“開演前の注意アナウンス”を経験した[41]

TAKARAZUKA SKY STAGE「タカラヅカニュース」で2012年8月に放映された「I LOVE 宝塚 月組スペシャル」のコーナー[42][43]では、最下級生として様々な無茶ぶりに果敢に挑んだ。

理想とするタカラジェンヌ像は「色気」と「爽やかさ」両極の面を持った男役[44]

心に残る宝塚作品は、『バビロン』(2002年星組)、「大好きだった朝澄けいさんの退団公演でもあり、“白い鳩”の場面は言葉で表すなら“神”だった」[45]

月組2012年全国ツアー時“笑ってはいけない楽屋”ゲームの結果、移動の飛行機内を英語で話さなければいけないというバツゲームを被った[46]

月組2012年全国ツアーにて発足した「自分の早替りの場所が分からず通り過ぎるうっかり八兵衛」が起源の“チーム八兵衛”の筆頭(スーパー八兵衛)である[47]

ベルサイユのばらオスカルアンドレ編-』新人公演で“(鳳月杏と)男役同志でラブシーンを演じた”事については“本番では同期ならではの息のピッタリの演技で観客を魅了。「それは、もう。昔から一緒にいるので」と顔を見合わせて笑った”[48]。また大劇場の新人公演では、プログラムに記載されていた「第14場 ガラスの馬車」の場面が実際には“カットされた”[49]が、プログラムに記載されていなかった東京新人公演では“最後にガラスの馬車に乗らせていただけた”[17]

宝塚音楽学校予科時代に同期一よく怒られており、見かねた同期の瀬稀ゆりとが代わりに怒られに行ってくれたお詫びとして休日にカステラを渡しに行った[50]

宝塚音楽学校時代に会議室のお掃除担当だった同期の真那春人が窓から落としてしまったタオルを拾って届けて窮地を救った[50]

好きなスポーツは短距離。足だけは速くて昔は学年一だった[3]。100周年大運動会では第2走者としてリレー競技首位獲得メンバーとして活躍[51]、また月組の大運動会実行委員でもあった[52]

宝塚歌劇団の冠番組で、旅番組である『いにしえ逍遥・旅タカラジェンヌ』の初回出演者である。

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

月組時代[編集]

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

舞台[編集]

  • JKニンジャガールズ(2017年2月)
  • 海街diary 初演 (2017年3月)
  • アメージング八犬伝(2017年4月~2018年3月)

ラジオ[編集]

  • FMSalus「中原由貴のなでしこラジオ」(2017年12月~)

脚注[編集]

  1. ^ Yuuki Nakahara 中原由貴”. REVIVE公式サイト. 2016年12月2日閲覧。
  2. ^ a b c 『宝塚おとめ2015年度版』阪急コミュニケーションズ,2015年,55ページ
  3. ^ a b c 『RISING STAR GUIDE 2013』阪急コミュニケーションズ,2013年,34~35ページ
  4. ^ 『宝塚おとめ2014年度版』阪急コミュニケーションズ,2014年,56ページ
  5. ^ a b 『宝塚歌劇100周年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ,2014年4月,118ページ,全生徒紹介 第92期生
  6. ^ 歌劇』阪急コミュニケーションズ,2008年6月号,65ページ,月組大劇場新人公演評
  7. ^ a b 『プレシャス!宝塚』朝日新聞デジタル/nikkansports.com,2012年7月5日「煌めく男役 宝塚月組・煌月爽矢」
  8. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2011年4月号,60ページ,宝塚歌劇団日誌
  9. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2010年10月号,162ページ,スカイ・ステージ体験記 明日海りお
  10. ^ 『TCA PRESS』宝塚クリエイティブアーツ,2014年10月号,7ページ
  11. ^ 『アルジェの男/Dance Romanesque』月組東京公演プログラム,阪急電鉄株式会社歌劇事業部,2011年9月,日経新聞広告(2011年1月より各組抜擢起用)ページ
  12. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2012年7月号,68ページ,座談会
  13. ^ 『日本経済新聞電子版』,2012年7月11日
  14. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2013年3月号,122ページ,宝塚歌劇団日誌
  15. ^ #6彩輝なお(2012.12.4),#13瀬奈じゅん(2013.7.6),#21大地真央(2014.3.6),#23榛名由梨(2014.5.8),#29剣幸(2014.11.6),#30真琴つばさ(2014.12.3),#39久世星佳(2015.9.4)
  16. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2012年11月号,42ページ,TAKARAZUKAニュース
  17. ^ a b 『BEST STAGE』株式会社音楽と人,2013年6月号,95ページ,TAKARAZUKA REVUE,「ベルサイユのばら─オスカルとアンドレ編─」新人公演
  18. ^ 『神戸新聞NEXT』2013年2月7日,Viva!タカラヅカ,月組「ME AND MY GIRL」イベント
  19. ^ 『朝日新聞』2013年3月29日夕刊,梅田芸術劇場全面広告,「ME AND MY GIRL」
  20. ^ 日本フードアナリスト協会”. 2018年8月15日閲覧。
  21. ^ a b c 『宝塚GRAPH』宝塚クリエイティブアーツ,2015年9月号,82~84ページ,波瀾爆笑!?我が人生 第116回煌月爽矢の巻
  22. ^ a b c 『タカラヅカ・プレシャス・スター メイキングブックⅡ』宝塚クリエイティブアーツ,2014年11月,30ページ
  23. ^ 宝塚から文化を発信する情報誌『ウィズたからづか』2012年7月号,フェアリーインタビュー
  24. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2010年5月号,61ページ,短波長波
  25. ^ 『東京中日スポーツ』,2013年3月14日,23面,VIVA!タカラヅカ
  26. ^ 『TAKARAZUKA Revue 2014』阪急コミュニケーションズ,91ページ,100周年記念対談 スター絢爛
  27. ^ 『ザ・タカラヅカⅥ 月組特集』宝塚クリエイティブアーツ,2015年6月26日,118ページ,伝言板じゅずつなぎ
  28. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2007年4月号,158ページ,楽屋日誌
  29. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2010年8月号,150ページ,楽屋日誌
  30. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2013年5月号,114ページ,えと文
  31. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2015年9月号,111ページ,「組レポ。」月組
  32. ^ 『New Generation II』阪急コミュニケーションズ,2010年9月号,27ページ,Q&A
  33. ^ 『VISA』VISA編集室,2010年10月号,66ページ,オールザット・タカラヅカ
  34. ^ 『BEST STAGE』株式会社音楽と人,2011年2月号,48ページ,TAKARAZUKA REVUE,「ジプシー男爵」新人公演
  35. ^ 『ミュージカル』株式会社ミュージカル出版社,2011年7・8月号,52ページ,宝塚スターインタビュー
  36. ^ 『BEST STAGE』株式会社音楽と人,2011年8月号,40ページ,TAKARAZUKA REVUE,「バラの国の王子」新人公演
  37. ^ 『ザ・タカラヅカV 月組特集』阪急コミュニケーションズ,2011年9月30日,104ページ,トーク・セッション PART3
  38. ^ 『宝塚GRAPH』宝塚クリエイティブアーツ,2015年5月号,90~92ページ,波瀾爆笑!?我が人生 第112回珠城りょうの巻
  39. ^ 『ザ・タカラヅカV 月組特集』阪急コミュニケーションズ,2011年9月30日,122ページ,伝言板じゅずつなぎ
  40. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2011年11月号,162ページ,楽屋日誌
  41. ^ 『BEST STAGE』株式会社音楽と人,2012年7月号,44ページ,TAKARAZUKA REVUE,「エドワード8世」新人公演
  42. ^ 2012年8月1日~3日,PartI~IIIとして放送,出演者は明日海りお,美弥るりか,宇月颯,紫門ゆりや,煌月爽矢
  43. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2013年3月号,150ページ,スカイ・ステージ体験記 宇月颯
  44. ^ 『TAKARAZUKA REVUE 2012』阪急コミュニケーションズ,2012年7月号,113ページ
  45. ^ 『宝塚GRAPH』阪急コミュニケーションズ,2012年9月号,91ページ,セ・マニアック宝塚
  46. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2012年12月号,194ページ,楽屋日誌
  47. ^ 『歌劇』阪急コミュニケーションズ,2013年6月号,118ページ,えと文
  48. ^ 『東京新聞』,2013年3月26日,17ページ,華*宝塚
  49. ^ 『デイリースポーツon line』,2013年1月22日,宝塚“オスカル役の煌月「頭の中真っ白」
  50. ^ a b 『宝塚GRAPH』阪急コミュニケーションズ,2013年10月号,66ページ,92期のまなはるマーケット
  51. ^ 『宝塚歌劇100周年記念大運動会』宝塚クリエイティブアーツ,2014年11月25日,52~55ページ,第2部 競技 組対抗リレー
  52. ^ 『宝塚歌劇100周年記念大運動会』宝塚クリエイティブアーツ,2014年11月25日,83ページ,大運動会実行委員

出典[編集]

  • 歌劇
    • 2008年12月号「楽屋日誌」担当
    • 2010年7月号「フレッシュフレッシュ」掲載
    • 2010年11月号「楽屋日誌」担当
    • 2011年4月号「Coordination View」掲載
    • 2012年5月号「ランキングトーク2012」掲載
    • 2012年7月号「夢つづりサイン帖」掲載
    • 2015年1月号 - 3月号「えと文」担当
  • タカラヅカ・カフェブレーク
    • 2011年6月5日#479 出演
      • 2012年4月22日#525 出演
    • 2012年9月9日#545 出演
    • 2013年3月17日#572 出演
  • ビバ!タカラジェンヌ
    • 2011年4月10日 出演
    • 2013年1月27日 出演