燕・古朝鮮戦争

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古朝鮮戦争
紀元前4世紀後半
場所 遼東半島
結果 の勝利、古朝鮮西部征服
衝突した勢力
古朝鮮
燕・古朝鮮戦争
各種表記
繁体字 燕国古朝鮮戰爭
簡体字 燕国古朝鮮战争
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燕・古朝鮮戦争
各種表記
ハングル
漢字 燕-古朝鮮 戦争
日本語読み: えん-こちょうせん せんそう
ローマ字 Gojoseon–Yan War
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燕・古朝鮮戦争(えん・こちょうせんせんそう)は、紀元前4世紀後半、封建国のによる古朝鮮への侵攻[1]。軍事作戦は、秦開英語版 が主導した[1]。侵攻は、燕による遼東半島の征服に帰着した[1]

燕は、紀元前222年始皇帝に滅ぼされるまで、現在の河北省を根拠地に南満州から北朝鮮まで勢力範囲に収めていた[2]。燕は、内地からの避難民をかかえこみ、これを利用して満州南部や朝鮮半島に進出した[3]

燕が秦に滅ぼされると、亡命者が満州や朝鮮に流入した[2]。秦の始皇帝が中国を統一した際、紀元前226年に燕の国都を陥れ、逃亡する燕王たちを追跡して遼東に進み、5年目に捕虜としたとき、多数の燕の遺民たちが朝鮮半島に逃げこんだことは疑いない[3]

秦の末年から前漢の初めにかけても、戦乱を避けて大量の難民が朝鮮へ移動した[2]。秦が滅び楚漢戦争が始まると、中国人の流入するものはますます多くなり、衛氏朝鮮を建国した衛満が中国から亡命して平壌に都を定め、朝鮮国を立てたのはこのような地盤があったからである[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b c Yi 1984, 16
  2. ^ a b c 森鹿三「分裂の時代」『東洋の歴史4』人物往来社1967年、p367
  3. ^ a b c 日比野丈夫「秦漢帝国」『東洋の歴史3』人物往来社1966年、p295

参考文献[編集]

  • Yi, Ki-baek (1984). A New History of Korea (Translated ed.). Cambridge: Harvard University Press. ISBN 9780674615762. 

関連項目[編集]