爆弾男 (ゲーム)
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ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 |
MSX X1 PC-8801 MZ-2000 FM-7 PC6000シリーズ MZ-700 携帯電話 |
開発元 | ハドソン |
発売元 | ハドソン |
プログラマー | 田中裕二 |
人数 | 1人 |
『爆弾男』(ばくだんおとこ)は1983年に有限会社ハドソンが発売したパソコン用ゲームソフト。MSXでは『ボンバーマン』の名前で発売された。
概要[編集]
ボンバーマンシリーズの原型となった作品。主人公は迷路に閉じ込められた作業服を着た人間で、ザコキャラは表情が変化するふうせんおばけのみで、倒した時の表情によって得点が異なる。なお、アイテムやドアを爆破するとふうせんおばけが出てくる。
MZ-700ではピクセル単位の表示が出来ておらず、主人公やザコキャラ等のグラフィックが簡略化されている。
勝手に爆弾をセットされるステージもある。
ボンバーマンシリーズとの相違[編集]
世界観・登場キャラクターの関連性がないことを除いても、ボンバーマンシリーズとは相違点が多い。以下、基本的にボンバーマンシリーズにはない爆弾男の特徴をいくつか列挙する。
- プレイヤーの立ち位置が半マス単位で管理されており、半マスずれたところにも爆弾を置くことができる(爆弾が設置できるマスとプレイヤーの立ち位置が完全に一致する)。ソフトブロックから半分ずれた位置でソフトブロックに当てるとソフトブロックが半壊し、しかも半壊のソフトブロックに爆風を当てると爆風がソフトブロックを貫通する。
- 「ファイアーアップ」や「ボムアップ」といった、ボンバーマンシリーズに登場するパワーアップアイテムは一切登場しない。その反面、プレイヤーの爆弾数が初期状態でやや多い状態となっている。
- プレイヤーも敵も常に爆弾をすり抜けることができる。そのため、爆弾で敵を閉じ込めるような戦法は不可であり、もちろん自分を爆弾で閉じ込めてしまうアクシデントも起こり得ない。
- 敵をすべて倒すだけで自動的にステージクリアとなる。扉は敵の数に関わりなく、ステージを脱出する目的で使用する。また、扉に爆風を当てると扉自体が消滅してしまう。
主なスタッフ[編集]
- PROGRAM:田中裕二(Yuuji Tanaka)
- GRAPHICS:田中裕二(Yuuji Tanaka)
関連項目[編集]
- 三次元ボンバーマン - 一人称視点に調整した、本作の系譜の作品。
- ボンバーマン (ファミリーコンピュータ) - 本作をファミリーコンピュータ向けにアレンジ移植した作品。また、『ボンバーマンシリーズ』の第一作目でもある。