父なるダゴンと母なるヒュドラ

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父なるダゴンと母なるヒュドラ(ちちなるダゴンとははなるヒュドラ、Father Dagon and Mother Hydra)は、クトゥルフ神話に登場する架空の神である。

概説[編集]

ダゴンの初出はハワード・フィリップス・ラヴクラフトの短編『ダゴン』に登場する巨大な怪物で、古代人が神と崇めていた怪物が奇妙な遺跡に出現し遭遇した主人公の家まで追って来る[1]という描写をされた。後に『インスマウスの影』でダゴン秘密教団と共にダゴンを小さくしたような深きものどもが登場する。「ダゴン」という名称は、旧約聖書ペリシテ人が崇拝していた「ダゴン神」に由来する[2]

インスマウスの影』において、ラヴクラフトは、父なるダゴンと母なるヒュドラの名前を人類の祖先として挙げているが、この「人類」には、文脈的に深きものどもを含むため、ダゴンとヒュドラは深きものどもの神だと考えられる[3]

登場作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ただし作中では語り手である主人公が薬物中毒に陥って意識が朦朧としている描写もあり(いわゆる信頼できない語り手)、実際に主人公を追ってきたのか単にそのような妄想をしていただけなのかは定かでない。
  2. ^ 森瀬、p.60。
  3. ^ 森瀬、p.61。

参考文献[編集]

一次資料[編集]

二次資料[編集]

  • 森瀬繚『ゲームシナリオのためのクトゥルー神話辞典 知っておきたい邪神・禁書・お約束110』SBクリエイティブ、2013年。ISBN 978-4-7973-7429-2。