牙狼-GARO- 神ノ牙-KAMINOKIBA-

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牙狼〈GARO〉 神ノ牙-KAMINOKIBA-
監督 雨宮慶太
脚本 雨宮慶太
原作 雨宮慶太
製作 東北新社
出演者 栗山航
池田純矢
青木玄徳
井上正大
主題歌 JAM Project「神ノ牙〜The Fang of Apocalypse〜」
製作会社 東北新社
配給 東北新社
公開 2018年1月6日
上映時間 96分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-
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牙狼〈GARO〉 神ノ牙-KAMINOKIBA-』(ガロ カミノキバ)は、2018年1月6日公開の劇場用長編特撮映画作品(以下『劇場版』)。

キャッチコピーは「希望の光よ、闇を照らせ。」「光と闇の邂逅。」「終わらせろ、この戦いを。」。

概要[編集]

特撮・アニメで展開されている『牙狼〈GARO〉』シリーズの内、道外流牙を主人公とした特撮作品『牙狼〈GARO〉 〜闇を照らす者〜』『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』から続くシリーズ3作目[1][2]

2016年の『金狼感謝祭2016』にて製作及び2018年の公開が発表された[1][2]。翌2017年にはこれに先立ち、同年10月から11月にかけて開催される第30回東京国際映画祭で特別招待作品として「ワールド・プレミア上映」されている。

『闇を照らす者』で流牙と共に戦った蛇崩猛竜と楠神哀空吏、そして『GOLD STORM 翔』で流牙の宿敵であったジンガが再登場する[3][1][2]。各キャラクターの衣裳や変身後のCGは一新されている[4]

2018年9月5日にDVDとBlu-ray Discが発売された。

2017年11月には映画本編の序章として、ジンガを主役とした舞台劇『牙狼〈GARO〉-神ノ牙 覚醒-KAMINOKIBA MEZAME-』(ガロ カミノキバ メザメ)が上演されている。本項ではこれも別節にて記載する。

魔戒騎士やホラーなど全般の詳細については牙狼-GARO-#関連用語を、主な登場人物の過去については『牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜』『牙狼-GARO- -GOLD STORM- 翔』『牙狼-GARO- -魔戒烈伝-』を参照のこと。

ストーリー[編集]

魔戒騎士・道外流牙とそのパートナーの魔戒法師・莉杏は、魔戒法師・リュメから魔戒騎士の鎧の強奪事件の話を受け、その被害に遭ったかつてボルシティで共に戦った仲間の魔戒騎士・蛇崩猛竜と共に真相解明に乗り出す。猛竜の証言から今回の事件に猛竜と同じくかつての仲間である魔戒騎士・楠神哀空吏が関与している事を知った流牙は、その真意を確かめるべく哀空吏の行方を追うが、その最中で事件の犯人である女魔戒法師・蛮美と彼女に協力するホラー・リンザの罠に嵌り、鎧を奪われてしまう。哀空吏と元魔戒法師・D・リンゴの話から蛮美の目的とホラーを永遠の存在に変える伝説の箱舟・神ノ牙の存在を知り、奪われた鎧の奪還と神ノ牙の発動を阻止するために行動を開始した流牙たちの前に、かつての宿敵・ジンガが復活を遂げ立ちはだかる。

登場人物[編集]

魔戒騎士・魔戒法師[編集]

道外 流牙どうがい りゅうが
黄金騎士ガロの称号を持つ魔戒騎士。
従来の作品ではがむしゃらに突き進むキャラクターとして描かれていたが、本作品では達人らしさを出すことを意図し、アクションは無駄な動きをしない静のイメージで演出されている[5]
蛇崩 猛竜じゃくずれ たける
炎刃えんじん騎士ゼンの称号を持つ魔戒騎士。髪型は長髪になっている[5]
新たに短剣から長剣へ変化させることができる片刃の伸縮式魔戒剣を使用[5][6]。魔導火のライターも持っており、火の色は普通の火と同じオレンジとなった。
右手の義手は健在だが、手袋はしていない。かつては盾に変化させることが可能だったが、本作品ではさせなかった。
楠神 哀空吏くすがみ あぐり
天弓てんきゅう騎士ガイの称号を持つ魔戒騎士。髪型は七三分けになっている[5]
新たな魔戒は弓として使用する時のみが出現する。斬撃武器としても使用できるのは変わっていないが、握と弦以外が完全に刃となっており、突撃も可能。さらには棒に変化させることも可能で、棒術も駆使する[5][6]は光らなくなっており、実は小さく変形した状態で服に収納されていることが判明した。
莉杏りあん
流牙のパートナーにして強い絆で結ばれた女魔戒法師。別の世界の女魔戒法師やガロに出会ったこともある。
リュメ
高名な魔戒法師。見た目は少女のようだが、強い法力と身体能力を持つ。
雷侍らいじ風侍ふうじ
仮面を着け、リュメに仕える従者2人。『GOLD STORM 翔』に登場していた従者2人はラダン戦の際に死亡したらしいため、本作品に登場しているのは別人である可能性がある[6]
秋月ダイゴあきづき だいご
獣身騎士ギガの称号を持つ魔戒騎士。
ハルナ
かつてラダンを巡って流牙やダイゴなどと共に戦った高位の魔戒法師。戦いの後は兄の意向もあって引退していたが、ある事件がきっかけで現場に復帰した。本作品では、指令でダイゴ・兄のガルドと共に別行動中である。
蛮美ばんび
本作で初登場する、哀空吏の幼馴染である謎の女魔戒法師。普段はマスクによって酷く爛れた顔を隠している[6]。かつての恋人にして闇に堕ちた魔戒騎士ジュドーを蘇らせるため、魔戒騎士たちから鎧を奪っていた[6]。しかし、リンザに騙され、復活したジンガによってアミリの姿をした傀儡にされる。

協力者[編集]

D・リンゴ
流牙たちをサポートする初老の元魔戒法師の男。今作では別の店を開いている。
若い頃は弟分と共にこそ泥紛いの事ばかりしていた。リュメとは知り合いでありその時に出会った。「魔戒ノ花」のゴンザとも実は遠い知り合いで顔見知り。
ユキヒメ
D・リンゴのパートナーである謎めいた女性。Dリンゴの店では女将のためDリンゴからはかあちゃんと呼ばれしたわれている。移動レストランの時代(劇場用翔)ではDリンゴとキャンピングカーを改造し店を経営し各地を点々としていた。接客のほかに料理も出来ていた。Dリンゴ、ユキヒメたちは流牙とリアンとは劇場用のときにはじめて出会った。流牙はDリンゴの店の食事を「美味い」と評価していた。性格は美女でグラマーだが温厚でおっとりで口調も変わってなのはあいかわらず。「~デショ」というカタコトのなまりのような口調でたくどたどしく話す。「ポッポナイデショ」などと訳のわからないような言葉をよく話している。戦いには一切関与せず関わりがない。

ホラー[編集]

ジンガ
かつては「神の牙」と呼ばれるほどの実力を持つ魔戒騎士だったホラー。一時は世界を破壊しかけるほどの力を手にし、流牙を何度も苦しめた果てにガロ・翔によって討滅されて魔界へ堕ちたが、リンザによって再び人界に出現した。
ほとんどの記憶を失った状態ながら流牙との戦いだけはわずかに覚えており、彼を倒すことに固執している[6]。その後は完全に記憶を取り戻し、神ノ牙の復活を目的に暗躍する。当初の目的は神ノ牙による永遠の命を手に入れることかと思われていたが、ジンガ本人は永遠の命に興味は無く、リンザの企みにも初めから気付いていた。本当の目的は流牙との闘いに決着を着けることであり、邪魔なリンザを始末した後は流牙との激戦の末に再び敗北する。本編終了後には魔界へ再び堕ちてメシアと邂逅し、メシアに戦いを挑んでいる[6]が、その顛末は『神ノ牙-JINGA-』にて語られる。
アミリ
ジンガのパートナーであり、彼のためなら何でもする女ホラー。一度はジンガに裏切られたものの、蛮美を憑代にして復活した後も変わらず彼に助力する[6]
リンザ
神ノ牙の情報を人間から収集していた女ホラー。狡猾かつ残忍な性格で、自らの容姿を他の人間のものに変幻させる能力や、火花を物質化して飛ばす能力を持つ。
ジンガを復活させるが、真の目的はメシアを人界へ降臨させることであり[6]、ジンガは利用対象に過ぎなかった。だがその企みは流牙との決闘を望むジンガから見抜かれており、最終的には邪魔な存在と見なされ始末された。
ボエル
リンザと行動を共にしている男ホラー。巨漢かつ大食漢で、知能は低めだが凄まじい怪力を誇る。
ジンガによって神ノ牙のエネルギーとして吸収される[6]
メシア
かつて別の世界のガロに倒されたホラーの始祖。
闇に堕ちた魔戒法師を憑代にして復活した。本編終了後、魔界へ再び堕ちたジンガと邂逅する[6]

用語[編集]

魔戒騎士(まかいきし)
古よりホラーと闘いこの世界を守り続けてきた騎士。
黄金騎士“牙狼・翔(ガロ・しょう)”
流牙が黄金の鎧を纏った姿。
牙狼・闇(ガロ・おん)
牙狼・翔が闇の力を解放した姿。背中からマントを展開し飛行する事が可能な事実上の飛行形態。
炎刃騎士“ゼン”
猛竜が赤の鎧を纏った姿。
天弓騎士“ガイ”
哀空吏が青の鎧を纏った姿。
ホラー
魔界に生息する魔獣。実は討滅されると記憶を失うらしい。
ヘデリック
スリを働いていた金髪のチンピラの男に憑依していた。各部に発光器官を持つ。ガイが放った矢によって討滅される[6]
ジャギ
若者たちを利用して悪事を働いていたが、ゼンの炎刃によって討滅される[6]
ボエル(ホラー態)
焼印みたいな形状の角を持つ人型の巨竜のような姿をしている。
リンザ(ホラー態)
純白のケンタウレのような姿をしている。
ジンガ(ホラー態)
赤い鬼神のような姿をしている。
神ノ牙
ホラーを月へ運び、月の力によって永遠の存在へと変貌させるとされる伝承を残すホラーのための箱舟。宮殿とロケットを合せたような外観をしており、発動には大量のホラーと闇に堕ちた魔戒騎士が必要となる。魔導刻がゼロを示した時に月に打ち上げられ、月の満ち欠けや地脈・暦などあらゆる条件を満たした際に発動される[6]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

音楽[編集]

オープニング主題曲「神ノ牙〜The Fang of Apocalypse〜」
作詞・作曲:影山ヒロノブ / 編曲:小山寿 / 歌:JAM Project
エンディング主題曲「十六夜の送り歌-ENDING SIDE-」
作詞:梅田寿美子 / 作曲:奥井雅美 / 編曲:寺田志保・栗山善親 / 歌:佐咲紗花
挿入歌「十六夜の送り歌」
作詞:梅田寿美子 / 作曲・歌:奥井雅美 / 編曲:寺田志保・栗山善親

他媒体展開[編集]

演劇版[編集]

牙狼〈GARO〉-神ノ牙 覚醒-』(GARO -KAMINOKIBA MEZAME-, ガロ カミノキバ メザメ)のタイトルで、2017年11月29日から同年12月3日まで、全労済ホールスペース・ゼロにて舞台プロデュースユニット「銀岩塩」の第2回公演として上演された[1]

ジンガが『GS翔』で流牙に倒されて魔界に落ちた後、映画『神ノ牙』で現世に再臨するに至るまでの経緯が描かれている[1]。銀岩塩主催の岩田有弘は、『闇を照らす者』第1話や『牙狼-GARO- -魔戒ノ花-』第3話にゲスト出演したことをきっかけにシリーズのファンとなり、本作品の公演につながった[1]

キャッチコピーは「誰よりも純粋に邪悪。

主演の井上は、この舞台劇では総指揮も担当している[1]

登場人物(演劇)[編集]

コオキ / 蒼天騎士・斬虎(そうてんきし・ザンコ)
ジンガの宿敵となる魔戒騎士。
那月(なつき)
コオキの相棒の魔戒法師。

キャスト(演劇)[編集]

ジンガ以外は大多数が舞台のみのオリジナルキャスト(特定公演日のみのゲスト出演もあり)。

  • ジンガ - 井上正大
  • アミリ - 松野井雅
  • コオキ - 君沢ユウキ
  • 那月 - 伊藤純奈乃木坂46
  • 魔導輪ザルバ(声) - 影山ヒロノブ
  • ユバンギ - 中村龍介
  • リキョウ - 酒井瞳
  • 御堂寺さくら - 湯本美咲
  • アシュラ - doNcHY
  • 郡家 - 野田博史
  • 水島、素体ホラー - 五代新一
  • 古澤、ビゼラー - 伊藤教人
  • 小島、ドウマン - 南誉士広
  • テッカン - 宮寺貴也
  • シン、郡家の部下、シラー - 佐藤一真
  • 郡家の部下、素体ホラー - 久米智之
  • 郡家の部下、ボスカ - 酒井颯斗
  • 仮面マントホラー - EGA
  • 仮面マントホラー - RYO
  • 仮面マントホラー - TAKA-KI
  • キチヤ - 髙﨑俊吾
  • 霖侍 - 天宮みや
  • 霧侍 - 菊村真世
  • 雲侍 - 松崎萌
  • kraus
  • 御堂寺隼人 - 岩田有弘
  • リュメ - 桑江咲菜(12月2日昼・夜公演)
  • 莉杏 - 南里美希(12月3日昼公演)

スーツアクター(演劇)[編集]

スタッフ(演劇)[編集]

  • 総指揮 - 井上正大
  • 監修 - 雨宮慶太
  • 脚本・演出 - 塩田泰造
  • 音響 - 湯浅典幸(松竹ショウビズスタジオ)
  • 制作・主催 - 銀岩塩
  • 協力 - 東北新社

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 宇宙船158 2017, p. 83, 「牙狼〈GARO〉 神ノ牙-KAMINOKIBA-」
  2. ^ a b c 宇宙船159 2017, pp. 84-85, 「牙狼-GARO- 神ノ牙-KAMINOKIBA-」
  3. ^ HobbyJAPAN579 2017, p. 232, 「魔戒新報」
  4. ^ 宇宙船159 2017, pp. 85、87.
  5. ^ a b c d e 宇宙船159, 「[座談会]栗山航×池田純矢×青木玄徳」
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n 宇宙船YB 2018, pp. 別冊28-29, 「宇宙船vol.160特別付録 宇宙船YEARBOOK 2018 牙狼〈GARO〉 神ノ牙-KAMINOKIBA-」

参考文献[編集]

  • 『Hobby JAPAN』Vol.579(Sep.2017)、ホビージャパン、2017年8月1日、 ISBN 4910081270970。
  • 宇宙船ホビージャパン
    • 『宇宙船』vol.158(AUTUMN 2017.秋)、ホビージャパン、2017年9月30日、 ISBN 978-4-7986-1548-6。
    • 『宇宙船』vol.159(WINTER 2018.冬)、ホビージャパン、2017年12月29日、 ISBN 978-4-7986-1602-5。
    • 「宇宙船vol.160特別付録 宇宙船YEARBOOK 2018」、『宇宙船』vol.160(SPRING 2018.春)、ホビージャパン、2018年4月1日、 ISBN 978-4-7986-1670-4。