牧原大成

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牧原 大成
福岡ソフトバンクホークス #36
HAWKS69-MAKIHARA.jpg
2016年6月12日 福岡ヤフオク!ドーム
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県久留米市
生年月日 (1992-10-15) 1992年10月15日(26歳)
身長
体重
173 cm
76 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 一塁手二塁手三塁手遊撃手外野手
プロ入り 2010年 育成選手ドラフト5位
初出場 2012年6月14日
年俸 2,000万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

牧原 大成(まきはら たいせい、1992年10月15日 - )は、福岡県久留米市出身のプロ野球選手内野手外野手)。右投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

1992年10月15日福岡県久留米市で生まれた[2]。 中学時代は、久留米ボーイズに所属し主将を努め、3年時にホークスカップでチーム準優勝に導き、優秀選手に選ばれた[3][2]

城北高時代は、1年夏に同校が甲子園に出場したがメンバーから漏れ[2]、1年時の秋からベンチ入りした。2年時の春からはサード、秋からはセカンドに定着し、秋季大会では打率.429を残すなど熊本大会準優勝に貢献した。3年時の夏、熊本県予選ではトップバッターとして活躍するも、準々決勝で東海大第二高の前にノーヒットに抑えられ敗退した。

2010年10月28日、プロ野球ドラフト会議にて福岡ソフトバンクホークスから育成5位指名を受けた[4]背番号129

ソフトバンク時代[編集]

2011年オフにはオーストラリアン・ベースボールリーグに派遣され[5]、11月4日から12月2日までの14試合に出場した[6]

2012年6月11日に支配下選手登録を受け[7]、背番号は69となり、6月13日に一軍初昇格を果たした。シーズン中の一軍昇格は3回。5試合で代走として出場し、3得点を上げる。7月19日に開催されたフレッシュオールスターゲームに9番二塁手として先発出場した[8]。二軍では規定打席に到達し、82試合に出場した。打率.277(リーグ3位)、12盗塁、6三塁打(リーグ1位)を記録し[9]、チームのウエスタン・リーグの優勝に貢献した。また、6月の月間打率.347、3盗塁で6月度「ミズノ月間MVP」に選出された[10]ファーム日本選手権には9番遊撃手で先発出場した[11]

オフには11月24日から12月22日まで台湾で行われた2012年アジアウインターベースボールリーグにNPB選抜として派遣され、20試合に出場した。56打数21安打で打率.375だった[12]また二塁手、三塁手、遊撃手として守備について失策は0だった[2]

2013年7月13日に行われた本拠地福岡 ヤフオク!ドームでの対オリックス・バファローズ戦において、7番ファーストでスタメン初出場を果たし、初打席を迎えたが、アレッサンドロ・マエストリにセカンドゴロ、空振り三振と打ち取られ2打席で代打を送られた。二軍では85試合に出場し打率.2957(リーグ4位)、19盗塁(リーグ1位)、8三塁打(リーグ1位)を記録し[13]、ウエスタン・リーグの優勝に貢献し、11月26日のプロ野球コンベンションにて最多盗塁として表彰された[14]。10月6日にはファーム日本選手権に7番遊撃手として出場した[15]

2014年、7月22日の北九州市民球場での対千葉ロッテマリーンズ戦、9番サードでスタメン出場し、2回一死二塁の一打席目に古谷拓哉からセカンドへの内野安打でプロ初安打を記録した[2]。二軍では91試合に出場し、打率.374で首位打者を獲得しウエスタン・リーグの優勝に貢献し、11月26日のNPB_AWARDSで首位打者、優秀選手賞として表彰された[16]。また、ウエスタン・リーグ単独新記録のシーズン通算120安打[17]を樹立した[18]。10月4日のファーム日本選手権で1番遊撃手として出場、3度目にして自身初安打を記録した[19]

オフには11月7日から台中市で開催された国際野球連盟第1回21U野球ワールドカップ日本代表として選出[20]、主将に任命され[21]、8試合に出場、33打数15安打、打率.455、4盗塁と活躍した。第1ラウンドは1番打者での起用だったが、第2ラウンドから3番スタメンで起用され、11月13日の対チェコ戦と11月15日の台湾戦では猛打賞を記録。決勝戦では台湾代表先発郭俊麟から2安打放ったが、惜しくもチームは準優勝となった。11月16日に大会ベストナイン(遊撃手)、最優秀守備選手として表彰された[22][23]。11月21日、契約更改交渉を行い、300万円アップの年俸1,000万円(金額は推定)で更改した[24]

2015年の春季キャンプより、内野手登録ながら外野守備に挑戦し[25]、4月5日に西武プリンスドームで行われた対埼玉西武ライオンズ戦において、2番センターで先発出場を果たす[26]4月17日QVCマリンフィールドで行われた対ロッテ戦において、スクイズで初打点を記録する[27]。シーズン成績は、主に代走や守備で43試合に出場、打率.159。守備では全て外野手としての起用だった。11月26日、契約更改交渉を行い、300万円アップの年俸1,300万円(金額は推定)で更改した[28]

2016年は、開幕一軍はならなかったが、川島慶三の負傷離脱により4月6日に一軍昇格[29]。4月10日に藤崎台県営野球場で行われた対オリックス戦において、今季初スタメン初安打を記録する[30]。シーズン成績は、二塁手と外野手として41試合に出場、打率.244だった。12月2日、契約更改交渉を行い、現状維持のの年俸1,300万円(金額は推定)で更改した[31]。12月14日、来季より背番号を36に変更されることが発表された[32]

2017年は、宮崎春季キャンプではA組[33]、オープン戦も一軍帯同したが、開幕一軍登録はならず、4月1日、腰痛で離脱の明石健志の代わりに一軍昇格する[34]。4月5日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で今季初出場するが[35]、4月28日に川﨑宗則の一軍昇格により一軍登録を抹消される[36]。6月3日に内川聖一の首痛による離脱により再昇格し[37]、6月4日のセ・パ交流戦、対横浜DeNAベイスターズ戦に約1ヵ月振りに出場する。[38]しかし、6月末に右肩を痛めて離脱を余儀なくされる。残りのシーズンはリハビリに費やすこととなる[39]。このシーズンは10試合の出場にとどまった。

2018年は、前年の怪我の影響から、宮崎春季キャンプからB組帯同、開幕1軍も逃したが、7月8日に1軍登録されると、当日の対オリックス戦で今季初出場・初スタメン・初安打を記録する。また、オールスターゲーム明けの7月16日の対西武戦では、7番・二塁手として出場し、プロ初本塁打を含む猛打賞を記録。その後も、1番・2番・8番・9番でスタメン出場されるなど好調を維持し、チームの2位躍進に貢献。しかし、9月27日にメットライフドームで行われた対西武戦、初回一死三・一塁の場面で、柳田悠岐の投ゴロで三本間に挟まれた際に右足首を負傷し交代。所沢市内の病院でレントゲン・CT検査を受けた結果、「右前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)損傷」と診断され、翌日に登録抹消、以後はクライマックスシリーズ日本シリーズともに出場できなかった[40]。しかしながら、1軍では自己最多の59試合に出場、自身初の100打席超えを果たし、打率.317 3本塁打 26打点をマーク。飛躍の1年となった。

選手としての特徴・人物[編集]

二軍では主に遊撃手、二塁手として起用され、2013年から三塁手、一塁手としての起用も増え、2013年には1試合のみ左翼手で起用されたことがある。2014年終了時点での通算守備率は二塁手.974(65試合)、三塁手.938(26試合)、遊撃手.962(210試合)である。1軍では主に二塁手、遊撃手、外野手(特に中堅手)での起用が多く、ユーティリティープレイヤーの一面もある。

また50メートル走のタイムが5秒8と俊足も武器しており[2]、2012年・2013年はウエスタン・リーグの三塁打1位を記録した。2018年シーズンは、1軍で4本の三塁打を記録し、三塁到達タイムは10.66秒と、この年のパ・リーグ唯一の10.6秒台を記録した。[41]

1・2軍ともに、初球から積極的にバットを出す打撃スタイルを信条としており、2018年シーズンでは9月10日時点で初球打ちの打率が.525と、驚異的な数字を残している。[42]

私生活では2015年3月16日に香川県出身の女性と入籍[43]。同年12月15日に女児が誕生した[44]。しかし2017年に離婚している[39]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2012 ソフトバンク 5 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ---- ---- ----
2013 6 7 6 2 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 3 0 .000 .000 .000 .000
2014 11 15 13 1 1 0 0 0 1 0 0 1 2 0 0 0 0 6 0 .077 .077 .077 .154
2015 43 51 44 6 7 1 0 0 8 4 2 0 4 2 0 0 1 4 2 .159 .170 .182 .352
2016 41 97 90 15 22 3 0 0 25 6 4 0 5 1 1 0 0 15 0 .244 .250 .278 .528
2017 10 3 3 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .333 .333 .333 .667
2018 59 264 249 32 79 12 4 3 108 26 9 3 3 2 8 0 2 33 2 .317 .341 .434 .775
NPB:7年 175 437 405 59 110 16 4 3 143 36 15 5 15 5 9 0 3 61 4 .272 .289 .353 .652
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

内野守備


一塁 二塁 三塁 遊撃
















































2013 ソフトバンク 1 7 0 0 0 1.000 2 5 6 0 3 1.000 - -
2014 - 3 4 1 0 0 1.000 4 2 10 2 3 .857 -
2016 - 22 34 45 3 11 .963 - 12 8 1 0 0 1.000
2017 6 8 1 0 0 1.000 1 0 2 0 0 1.000 - 1 2 0 0 0 1.000
2018 - 57 111 177 0 32 1.000 - 3 3 1 0 0 1.000
通算 7 15 1 0 0 1.000 85 154 231 3 46 0.992 4 2 10 2 3 .857 3 3 1 0 0 1.000
外野守備


外野












2015 ソフトバンク 36 29 0 2 0 .935
2016 12 8 1 0 0 1.000
2017 1 2 0 0 0 1.000
通算 49 39 1 2 0 .952
  • 2018年度シーズン終了時

記録[編集]

背番号[編集]

  • 129 (2011年 - 2012年6月10日)
  • 69 (2012年6月11日 - 2016年)
  • 36 (2017年 - )

登場曲[編集]

[45]

代表歴[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2019年1月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f ソフトB希望の光 4年目牧原プロ初安打 2014年7月23日 日刊スポーツ
  3. ^ 2007ホークスカップ中学公式野球大会大会最終日 NPO法人 ホークスジュニアアカデミー HJA
  4. ^ ドラフト会議で高校生No.1捕手の山下選手ら11人の選手を指名”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2010年10月28日). 2012年11月2日閲覧。
  5. ^ 若鷹奮闘記2011 in ウィンターリーグ 福岡ソフトバンクホークス
  6. ^ Taisei Makihara Stats, Highlights, Bio | Brisbane Bandits Stats ブリスベン・バンディッツ牧原大成成績
  7. ^ 牧原 大成 選手 支配下選手登録について”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2012年6月11日). 2012年11月2日閲覧。
  8. ^ 2012年度フレッシュオールスター・ゲーム 試合結果NPB.jp 日本野球機構
  9. ^ 2012年度 ウエスタン・リーグ リーダーズ(打撃部門)NPB.jp 日本野球機構
  10. ^ 2年目の牧原選手がファーム月間MVPを受賞!”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2012年7月13日). 2012年11月2日閲覧。
  11. ^ 2012年度ファーム日本選手権 試合結果NPB.jp 日本野球機構
  12. ^ 若鷹奮闘記2012 in ウインターリーグ - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  13. ^ 2013年度 ウエスタン・リーグ リーダーズ(打撃部門)NPB.jp 日本野球機構
  14. ^ 2013プロ野球コンベンションNPB.jp 日本野球機構
  15. ^ 2013年度ファーム日本選手権 試合結果NPB.jp 日本野球機構
  16. ^ NPB AWARDS 2014 supported by リポビタンDNPB.jp 日本野球機構
  17. ^ 週刊ベースボール2014年10月20日号45ページ
  18. ^ ソフトB牧原、2軍新120安打を記録 2014年10月1日 日刊スポーツ
  19. ^ 2014年度ファーム日本選手権 試合結果NPB.jp 日本野球機構
  20. ^ 牧原 大成|第1回 IBAF 21U 野球ワールドカップ|21U|野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト
  21. ^ 若侍ジャパン、主将はソフトB牧原!! 2014年11月5日西日本スポーツ
  22. ^ 第1回IBAF 21Uワールドカップ | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト
  23. ^ 21UW杯ベストナイン上沢、北條ら選出 2014年11月17日 日刊スポーツ
  24. ^ ソフトB牧原300万増 21UW杯準V貢献”. 日刊スポーツ (2014年11月22日). 2017年4月1日閲覧。
  25. ^ ソフトB牧原センター合格”. 日刊スポーツ (2015年2月13日). 2017年4月1日閲覧。
  26. ^ ソフトB牧原 初スタメンもチャンス生かせず”. 日刊スポーツ (2015年4月6日). 2017年4月1日閲覧。
  27. ^ ソフトB李V打、牧原スクイズでとどめ 中田は1勝”. 日刊スポーツ (2015年4月17日). 2017年4月1日閲覧。
  28. ^ ソフトバンク牧原300万増「1軍に居続けるよう」”. 日刊スポーツ (2015年11月26日). 2017年4月1日閲覧。
  29. ^ 2軍戦後昇格 即1軍に合流 牧原”. 西日本スポーツ (2016年4月6日). 2017年4月1日閲覧。
  30. ^ ソフトバンク牧原、慣れ親しんだ熊本で初ヒット”. 日刊スポーツ (2016年4月10日). 2017年4月1日閲覧。
  31. ^ ソフトバンク牧原は現状維持でサイン「セカンドのレギュラー狙いたい」”. Full-Count (2016年12月2日). 2017年4月1日閲覧。
  32. ^ ソフトバンク明石36→8、牧原69→36に変更”. 日刊スポーツ (2016年12月14日). 2017年4月1日閲覧。
  33. ^ ソフトバンク田中らA組/春キャンプ振り分け一覧”. 日刊スポーツ (2017年1月30日). 2017年3月30日閲覧。
  34. ^ ソフトバンクが牧原登録、明石を抹消/1日公示”. 日刊スポーツ (2017年4月1日). 2017年4月1日閲覧。
  35. ^ 2017/04/05(水) 第2回戦 楽天イーグルス vs 福岡ソフトバンク”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2017年4月5日). 2017年12月9日閲覧。
  36. ^ 2017年4月28日の出場選手登録、登録抹消”. NPB.jp 日本野球機構 (2017年4月28日). 2017年12月9日閲覧。
  37. ^ 内川、首痛で抹消 1軍同行も復帰は未定、牧原が昇格”. 西日本スポーツ (2017年6月3日). 2017年12月9日閲覧。
  38. ^ 2017/06/04(日) 第3回戦 横浜DeNA vs 福岡ソフトバンク”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2017年6月4日). 2017年12月9日閲覧。
  39. ^ a b ソフトバンク牧原、来季へ準備「ゼロからの再出発」”. 日刊スポーツ (2017年10月7日). 2017年12月9日閲覧。
  40. ^ “ソフトバンク・牧原が負傷 「右前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)損傷」” (日本語). SANSPO.COM(サンスポ). https://www.sanspo.com/baseball/news/20180927/haw18092723130002-n1.html 2018年11月14日閲覧。 
  41. ^ “三塁打の速さで見るパのスピード王5傑 フレッシュな顔ぶれを抑えた最速王は?” (日本語). Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―. https://full-count.jp/2018/11/05/post242619/3/ 2018年11月16日閲覧。 
  42. ^ “鷹の新1番打者・牧原大成は規格外!“奇跡の育成世代”の遅れてきた男。(田尻耕太郎)” (日本語). Number Web - ナンバー. https://number.bunshun.jp/articles/-/831832 2018年11月16日閲覧。 
  43. ^ ソフトB牧原結婚 3歳年上「ひよこに似てます」”. 日刊スポーツ (2015年3月20日). 2017年4月1日閲覧。
  44. ^ 牧原 15日に女児誕生「引き締まる思い」”. 西日本スポーツ (2015年12月18日). 2017年4月1日閲覧。
  45. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2019年4月14日閲覧。
  46. ^ 全世代侍ジャパン選手リスト 牧原 大成”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルホームページ. 2017年4月16日閲覧。

関連項目[編集]