猿田泰寛
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猿田 泰寛(さるた やすひろ、1975年12月12日 - )は日本のピアニストである。
経歴[編集]
長野県松本市生まれ。長野県松本深志高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科(ピアノ専攻)を卒業し、ウィーン国立音楽大学、同大学大学院ピアノ演奏家科に在籍し研鑽を積む。2003年同大学にて第1ディプロムを取得している。小村真理、江藤玲子、堀江孝子、野村眞理、ミヒャエル・クリストに師事。2010年、松本市文化芸術表彰奨励賞受賞。
主な演奏歴[編集]
- 東京芸術大学卒業試験にて優秀な成績を収め、1999年に東京藝術大学同声会新人演奏会に出演。
- 1999年~2004年:毎年神戸市において近畿労働金庫主催による"ろうきんコンサート"への出演。
- 2003年:ミュンヘン室内管弦楽団(指揮:クリストフ・ポッペン、共演:杉木峯夫)とソリストとして共演。
- 2004年:チェコフィルハーモニー管弦楽団六重奏団とソリストとして共演。
- 2005年:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団・ウィーンフォルクスオーパーのメンバーで構成される“グスタフマーラーカルテット”とソリストとして共演。
- 2006年:オーケストラ・アンサンブル金沢(指揮:天沼裕子・共演:松本和将)とソリストとしてツアーに同行。
- 2004年~:ピアニスト根岸弥生のプロジェクト「音楽による障害者支援活動:Fluegel(フリューゲル)」メンバーとして日本各地で演奏。また、2008年より根岸弥生と2台ピアノデュオを本格的に始動。日本各地へのコンサート活動を展開中。
- 2005年~:ヴァイオリニスト多ヶ谷樹、チェリスト向井航とトリオ「トリオ・ディ・ムーザ」を結成。
- 2010年:根岸弥生との2台ピアノデュオ「L'ail Kreis(ライル・クライス)」を結成。2010年6月に大手レコード会社ユニバーサル・ミュージックよりL'ail KreisとしてCDメジャーデビュー。
- 2011年:L'ail KreisがNHK特集番組のテーマ曲を担当し全国放送。オーストラリアにおける総合文化フェスティバル「ヌーサ・ロング・ウィークエンド」へ出演
- 2012年:L'ail Kreisとして全国12会場にて合計約2万人の前でコンサートを開催
- 2016年:ポーランド・シレジアフィルハーモニー管弦楽団とソリストとして共演(指揮:ミロスウァフ・ブウァシュチック/松本市音楽文化ホール30周年記念コンサート)
- その他、リサイタルやジョイントなどの演奏活動を行っている。
CD[編集]
- 2009年:根岸弥生との2台ピアノによるCD『globaRhythm』をリリース。
- 2010年:根岸弥生との2台ピアノによるCD『L'ail Kreis』でCDメジャーデビュー。
- 2010年:小杉太一郎の純音楽"WORK OF TAICHIRO KOSUGI"
教育活動[編集]
2003年に"松本国際クラヴィーアセミナー"を発足。同年9・10月にピアニスト松本和将、碓井俊樹を招聘し、長野県松本市にて講習会を開講。
その他[編集]
- 2011年:「松本ピアノ協会」を設立し同協会代表に就任
- 2015年:全国初となるノージャンルの大規模ピアノ祭「松本ピアノフェスティバル」を開催(キッセイ文化ホール全館/松本ピアノ協会・長野県文化振興事業団主催)
- 2015年:「日本香港国際音楽コンクール」の審査員として香港に招聘される
その他国内コンクール審査員・テレビ・ラジオ・CM出演等
主な共演著名アーティスト[編集]
- 根岸弥生(ピアニスト)
- 松本和将(ピアニスト・東京藝術大学講師)
- クリストフ・ポッペン(ヴァイオリニスト・元ミュンヘン室内管弦楽団指揮者/音楽監督)
- 天沼裕子(指揮者・ドイツ国立ヴュルツブルク音楽大学オペラ科主任教授)
- 杉木峯夫(トランペッター・東京藝術大学音楽部教授、日本トランペット協会理事長、日本吹奏楽団常任理事)
- 有賀誠門(パーカッショニスト・元NHK交響楽団首席奏者・東京藝術大学名誉教授)
- 多ヶ谷樹(ヴァイオリニスト)
- 向井航(チェリスト・関西フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者)
- ミロスウァフ・ブウァシュチック(ポーランド・シレジアフィルハーモニー管弦楽団指揮者)
参考[編集]
- 猿田泰寛オフィシャルWEB猿田泰寛オフィシャルWEB
- L'ail KreisオフィシャルWEB[1]