琴勝峰吉成

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基礎情報
四股名 琴手計 富士紀→ 琴勝峰 吉成
本名 手計 富士紀
生年月日 (1999-08-26) 1999年8月26日(21歳)
出身 日本の旗 日本千葉県柏市
身長 190cm
体重 159.3kg
BMI 44.1
所属部屋 佐渡ヶ嶽部屋
得意技 突き、押し、右四つ、寄り[1]
成績
現在の番付 西前頭5枚目
最高位 西前頭5枚目
生涯戦歴 103勝50敗(17場所)
幕内戦歴 26勝19敗(3場所)
優勝 十両優勝1回
データ
初土俵 2017年11月場所
入幕 2020年5月場所
備考
2020年11月22日現在
テンプレート  プロジェクト 相撲

琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり、1999年8月26日 - )は、千葉県柏市出身で、佐渡ヶ嶽部屋所属の現役大相撲力士。本名は手計 富士紀(てばかり としき)身長190cm、体重159.3kg(2019年9月場所現在)、血液型はO型[2]。最高位は西前頭5枚目(2020年11月場所)。

来歴[編集]

相撲は小学校1年生から、地元の柏市相撲スポーツ少年団で始め、中学3年で全国都道府県中学生相撲選手権大会優勝の実績を持つ[2]。後に部屋の兄弟子となった琴ノ若傑太は同じ柏市相撲スポーツ少年団の先輩でもある[3]。高校は埼玉栄高校に進み、高校の同級生には納谷塚原がいた[4]。高校では1年生から団体戦のレギュラーとなり[5]、2年次・3年次に高等学校相撲金沢大会で団体戦連覇を経験するなど[2]団体戦では活躍したが[5]、個人戦で高校時代に優勝を経験することはなかった[5]

高校3年時の在学中に佐渡ヶ嶽部屋に入門し、2017年11月場所に初土俵を踏んだ。佐渡ヶ嶽親方(元関脇初代琴ノ若)の長男の2代琴ノ若が柏市相撲スポーツ少年団の所属だった縁で、小学生時代から部屋に誘われていたことが入門の決め手となった[5]序ノ口についた2018年1月場所は6勝1敗の成績で序ノ口優勝決定戦に進出したが、高校の同級生である(当時は高校卒業前)塚原との対戦になり[6]、敗れて序ノ口優勝を逃した。なお、塚原とは本割の4番目で対戦し勝利していた。翌3月場所は序二段に番付を上げ、1番目で塚原に敗れたが6勝1敗と勝ち越し、5月場所で三段目に昇進。三段目2場所目の同年7月場所は1番目から6連勝とし、13日目の7番相撲は勝てば三段目優勝決定戦進出となるところであったが、幕内経験者の鏡桜に敗れて優勝決定戦進出を逃した。翌9月場所は新幕下に昇進するも、3勝4敗で入門以来初の負け越しとなって三段目に陥落。しかし1場所で幕下に復帰した。幕下復帰後は勝ち越しを続けて番付を徐々に上げ、2019年9月場所では十両目前の西幕下4枚目に番付を上げた。この場所を4勝3敗と勝ち越し、場所後の新十両昇進を決定した。昇進会見では「全然、実感がわきません」と話した一方で、師匠は「私は(ライバルの豊昇龍や納谷を)気にしていました。必ず1番で(十両に)上げてやろうと思っていました」とコメント[1]。その後、十両3場所目となる2020年3月場所で12勝3敗で十両優勝を果たし7月場所の新入幕を勝ち取った。[7]

2020年6月に日刊スポーツの『第9回 大相撲総選挙』が行われた際には「将来の横綱候補との声も多い」とまで評された[8]

新入幕の2020年7月場所では8勝7敗、続く9月場所では10勝5敗、そして上位総当たりの番付となった11月場所でも8勝7敗とし、次の場所はいよいよ新三役を狙う場所となった。

取り口[編集]

押し相撲、四つ相撲のどちらでも相撲が取れる万能型力士[9]。恵まれた体格を生かした突き押しは威力十分で、柔軟性もあり土俵際の粘りにも定評がある[10]。四つでは右四つ得意だが、胸が合えば左四つでも十分に取れる[11]

2020年の新入幕時点では突き押し、四つのどちらかに絞ることは考えておらず、「押すにしても組むにしても、自分から攻めていきたい。その時の流れを大事にしていきたい。両方を磨いていけたら」と"二刀流"を宣言している[12]

師匠の第13代佐渡ヶ嶽は「体が大きいぶん、右を差して投げを打ったりするのがですね。そうじゃなくて腕を返して前に出るという。そういう四つ相撲に育てて、そういう形をつくっていきたいなと思っていますね」と四つ相撲の取り手としての大成を望んでるが、「あの体で突き押しというのはものすごくいいものを持っている。私も先代の師匠からですね、上背があるし、手が長いし、体も柔らかいんだから、懐が深いんだから。だから突っ張ってから自分の四つに組むのがいいんだぞと私は教わった。それを琴勝峰にも教えていきたいと思いますよね」と、突き押しを交えた取り口を理想としている[13]

2020年7月場所の相撲を見た北の富士勝昭は「足腰の良さは、白鵬の若い頃のようでもある。立ち合いから積極的に前に出る取り口も魅力的である」と評した[14]。同場所4日目の髙安戦の様子を北の富士は「私なら仕切っているうちにビビっていただろうと思う。大したものだ。恐れ入った若者である。この落ち着きはいったい何だ。無駄な動きが全く見られないのは驚くばかりである」と賞賛した[15]

主な成績[編集]

通算成績[編集]

2020年11月場所終了現在

  • 通算成績:110勝57敗(18場所)
  • 通算勝率:.659
    • 幕内成績:26勝19敗(3場所)
    • 幕内勝率:.578
      • 前頭成績:26勝19敗(3場所)
      • 前頭勝率:.578
    • 十両成績:30勝15敗(3場所)
    • 十両勝率:.667
    • 幕下成績:26勝16敗(6場所)
    • 幕下勝率:.619
    • 三段目成績:16勝5敗(3場所)
    • 三段目勝率:.762
    • 序二段成績:6勝1敗(1場所)
    • 序二段勝率:.857
    • 序ノ口成績:6勝1敗(1場所)
    • 序ノ口勝率:.857

各段在位場所数[編集]

2020年11月場所終了現在

  • 通算在位:18場所
    • 幕内在位:3場所
      • 平幕在位:3場所
    • 十両在位:3場所
    • 幕下在位:6場所
    • 三段目在位:3場所
    • 序二段在位:1場所
    • 序ノ口在位:1場所
    • 前相撲在位:1場所

各段優勝[編集]

2020年11月場所終了現在

  • 十両優勝:1回(2020年3月場所)

場所別成績[編集]

2020年11月場所終了現在

琴勝峰 吉成
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2017年
(平成29年)
x x x x x (前相撲)
2018年
(平成30年)
東序ノ口20枚目
6–1[注釈 1] 
東序二段42枚目
6–1 
西三段目77枚目
5–2 
東三段目47枚目
6–1 
西幕下58枚目
3–4 
東三段目10枚目
5–2 
2019年
(平成31年
/令和元年)
西幕下48枚目
6–1 
西幕下20枚目
4–3 
東幕下15枚目
5–2 
東幕下8枚目
4–3 
西幕下4枚目
4–3 
東十両13枚目
9–6 
2020年
(令和2年)
西十両8枚目
9–6 
東十両6枚目
優勝
12–3[16] 
感染症拡大
により中止
東前頭15枚目
8–7[17] 
東前頭12枚目
10–5 
西前頭5枚目
8–7[17] 
2021年
(令和3年)
x x x x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

幕内対戦成績[編集]

2020年11月場所終了現在

力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数
碧山 1 1 1 0 石浦 1 0 逸ノ城 0 1
遠藤 1 0 阿武咲 0 2 隠岐の海 1 0 魁聖 1 1
佐田の海 0 1 志摩ノ海 2 0 松鳳山 2 0 大栄翔 0 1
貴景勝 0 1 隆の勝 1 0 髙安 2 1 宝富士 0 1
玉鷲 2 1 千代大龍 2 0 千代丸 1 0 照強 1 1
照ノ富士 0 1 徳勝龍 1 0 栃ノ心 0 2 翔猿 1 1
錦木 1 0 豊昇龍 1 0 御嶽海 1 0 妙義龍 0 2
明生 1 0 若隆景 1 1

(カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦勝、不戦敗の数、太文字は2020年11月場所終了現在、現役力士

合い口[編集]

2020年11月場所終了現在

現役力士(横綱・大関)[編集]

  • 大関・貴景勝には琴勝峰の1敗。
  • 元大関・照ノ富士には琴勝峰の1敗。照ノ富士の大関陥落後における対戦成績である。
  • 元大関・髙安には琴勝峰の2勝1敗。いずれも髙安の大関陥落後における対戦成績である。
  • 元大関・栃ノ心には琴勝峰の2戦全敗。いずれも栃ノ心の大関陥落後における対戦成績である。

引退力士(横綱・大関)[編集]

改名歴[編集]

  • 琴手計 富士紀(ことてばかり としき)2017年11月場所 -2019年9月場所
  • 琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり)2019年11月場所 -

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 序ノ口優勝決定戦進出

出典[編集]

  1. ^ a b 琴手計改め琴勝峰が昇進会見「前に出る相撲磨く」 日刊スポーツ 2019年9月25日18時19分(2019年9月27日閲覧)
  2. ^ a b c 「九州場所全新弟子名鑑」『相撲』2017年12月号、ベースボール・マガジン社、 109頁。
  3. ^ 琴勝峰と琴ノ若 幼少時から縁ある2人の旋風に期待 日刊スポーツ 2020年5月2日0時0分(2020年5月2日閲覧)
  4. ^ “埼玉栄高相撲部から一気に3人入門!元中学横綱・塚原は恵まれた体格で視線集める”. SANSPO. (2018年11月1日). https://www.sanspo.com/smp/sports/news/20171101/sum17110118160005-s.html 2018年9月9日閲覧。 
  5. ^ a b c d 「大銀杏が待っている」『相撲』2019年9月号、ベースボール・マガジン社、 71頁。
  6. ^ 序ノ口優勝争いは塚原、琴手計の埼玉栄高対決」『日刊スポーツ』、2018年1月26日。2019年9月20日閲覧。
  7. ^ 2020年7月場所の番付編成において琴勝峰の新入幕に加え、琴勇輝、琴恵光の両名も先場所の好成績を踏まえ再入幕となった。この事で先場所以前より幕内で取り組みをしていた琴奨菊、琴ノ若を合わせ佐渡ヶ嶽部屋から5名もの力士、更にはその5名が幕内13枚目から17枚目の幕尻までを1つずつ占めるという珍事が起こった。
  8. ^ 大相撲総選挙 選挙風ポスター第2弾公開 日刊スポーツ 2020年6月6日9時22分(2020年6月28日閲覧)
  9. ^ 新入幕の琴勝峰、最年少関取も「まだ上がある」 スポーツ報知 2020年4月27日(2020年7月3日閲覧)
  10. ^ 大相撲 琴勝峰「黄金世代」初の幕内 関取最年少、飛躍へ 毎日新聞 2020年4月30日(2020年7月3日閲覧)
  11. ^ 関取最年少の琴勝峰が11勝目、十両単独トップ守る 日刊スポーツ 2020年3月20日(2020年7月3日閲覧)
  12. ^ 琴勝峰 突き押し&四つ“二刀流”「両方磨く」 仕切り直しの幕内デビュー場所へ決意 スポーツニッポン 2020年7月6日(2020年7月7日閲覧)
  13. ^ 新入幕の琴勝峰へ 佐渡ケ嶽親方「ものすごくいいものを持っている」 デイリースポーツ 2020年4月27日(2020年7月3日閲覧)
  14. ^ 琴勝峰の足腰の良さは、白鵬の若い頃のよう ほめ過ぎかもしれないが、まさに前途洋々【北の富士コラム】 中日スポーツ 2020年7月20日 21時35分(2020年7月21日閲覧)
  15. ^ 琴勝峰の落ち着きぶりには恐れ入った 相撲界の藤井聡太になってもらいたいものだ【北の富士コラム】 中日スポーツ 2020年7月22日 21時55分(2020年7月23日閲覧)
  16. ^ 無観客開催
  17. ^ a b 東京開催

関連項目[編集]