この記事は半保護されています。(半保護の方針による半保護)

男山団地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

男山団地(おとこやまだんち)は、京都府八幡市に存在する住宅団地である。

概要

八幡市北西部に位置し、京都大阪のベッドタウンとして機能している。八幡市西部の丘陵185.64haを開発し、計画人口32,000人、計画戸数8560戸(内訳:公団住宅5900戸、京都府公社または府営住宅500戸、公共建物40戸、一般住宅地1420戸、公団住宅地700戸)を予定していた[1]。 男山団地入居前(1970年頃)の八幡町の人口は約2万2千人であったことを考えると、大規模な計画であることが分かる。

計画の概要表

  • 計画面積:185.64ha
  • 開発の方法:土地区画整理事業(計画面積の約57%は日本住宅公団が買収)
  • 計画人口:32,000人
  • 計画戸数:8560戸
  1. 公団住宅5900戸
  2. 京都府公社または府営住宅500戸
  3. 公共建物(公団店舗付住宅)40戸
  4. 一般住宅地1420戸
  5. 公団住宅地700戸

歴史

住区・地区センター

住区とその地名の由来
  • 男山石城(男山B団地)
    • 昔この付近を村人が「石城」と呼んでいたことに由来する[4]
  • 男山泉
    • この地の北方に石清水五水の1つという説のある「福聚水」(ふくじゅすい)という泉があったことが伝えられていることに由来。男山団地の造成前には多くの泉や池が存在したため、水に恵まれた土地であることを表現した[4]
  • 男山金振
    • 住所変更前の小字「金振」に由来[4]
  • 男山香呂(男山第二住宅・男山A団地)
    • 男山は昔、雄徳山もしくは香呂山と呼ばれたことに由来する。「男山雄徳」とも対応させた[4]
  • 男山指月
    • 以前、指月庵という尼寺がこの地域の西方にあったことを取り入れ、高台にあるこの地域の名称とした[4]
  • 男山笹谷(男山第四住宅・男山D団地)
    • 住所変更前の小字「笹ヶ谷」に由来[4]
  • 男山竹園(男山A団地)
    • 竹園とは竹藪の意味であり、団地内、特にこの地域に多くの竹が群生していたことに由来[4]
  • 男山長沢
    • 住所変更前の小字「長沢」に由来[4]
  • 男山八望(男山C団地)
    • 高層住宅があり、南山城、北河内の両平野を展望できることに由来[4]
  • 男山松里
    • この付近に伏排松、張の松という松に関する歴史的いわれが伝わっていること、松が成育していたことに由来[4]
  • 男山美桜
    • 男山団地の開発前、この地域に多くあった桜の木は、現在さくら公園内に竹とともに保存されていることに由来[4]
  • 男山雄徳(男山E団地)
    • 男山は昔、雄徳山もしくは香呂山と呼ばれたことに由来。昔は「おとく」と呼ばれていたが、分かりやすくするため、「ゆうとく」という読みを採用した[4]
  • 男山弓岡(男山第三住宅・男山B団地)
    • 「月弓岡」(つゆみおか)と呼ばれていた丘陵が男山団地の北陵にあり、八幡八景の一つにも「月弓岡の雪」があげられている。また、男山の竹を弓として利用していたことも伝わっている。別に「指月」として「月」を使用しており、4字以内にとどめて呼称を簡潔にするため、「弓岡」と命名[4]
  • 男山吉井
    • 歌人の吉井勇が、昭和20年代に現在の男山団地の東麓に居を構え、この地域についての短歌を詠じていたことに由来。「井」はこの地域内に清水が豊かであったことにもちなんでいる[4]
地区センター
  • 北センター(男山笹谷)
  • 中央センター(男山八望)
  • 南センター(男山竹園)

上下水道

上水道

上水道は八幡市により配水されている。水源は市内の地下水と宇治川(京都府営水道)の水のブレンドとなっている。

下水道

男山団地内の排水方法は、雨水と汚水(下水)を別々に流す分流式下水道を採用している。

雨水の排水
男山団地(地区総面積186.6ha)における雨水は、約38%(71ha)を八幡側へ、約62%(115ha)を枚方側へ分けて排水されている[5]。これは男山団地開発前の分水面積の割合を維持したためである。
八幡側は八幡大芝でまとめて団地外へ排水され、八幡盛戸で大谷川へ直接流入するものと、途中で市役所・八幡小学校方面へ排水するものに分かれる[5]
枚方側は当時の枚方北部公共下水道計画に従い、3本の川へ排水されている。男山団地の北部は天満川(北くずは方面)へ、中央部は利根川(楠葉東公園方面)へ、南部は車谷川(中の池公園方面)へそれぞれ排水されている[5]
汚水(下水)の排水
男山団地における汚水(下水)も、雨水と同様に枚方側と八幡側へ分けて排水されている。しかし、男山団地造成時には八幡側の下水道(木津川流域下水道)が未整備であったため、1986年3月までは男山団地の汚水は全て枚方側へ排水されていた[5]。枚方側に排水されている地域に関しては、最終的に枚方市渚内野にある、淀川左岸流域下水道渚水みらいセンター(2006年までは枚方北部下水処理場)で浄化されている。八幡側に傾斜している地域に関しては、八幡焼木の洛南浄化センターで浄化されている。(1986年3月までは、中ノ山中継ポンプ場に一旦全て集められ、枚方側へ排水されていた[5]。)

交通

  • 京阪本線 樟葉駅などから多数バスが運行されており、コミュニティバスも団地内循環・樟葉駅方面と、橋本から当団地を経由のち八幡市役所・上津屋方面へ向かう2路線が存在する。団地内に京阪バス男山営業所が位置する。

主な道路

  • 市道橋本南山線(男山長沢-男山松里):幅員20m
  • 市道八幡城陽線(男山泉-男山美桜):幅員18m
  • 市道男山1号線(男山雄徳-男山香呂):幅員16m
  • 市道西山下奈良線(男山雄徳):幅員16m

行政施設等

教育施設

幼稚園・保育園

  • 八幡市立八幡第二幼稚園
  • 八幡市立八幡第三幼稚園
  • 八幡市立八幡第四幼稚園
  • なるみ幼稚園
  • さなえ幼稚園
  • わかたけ保育園
  • ぶどうの木保育園
  • 山鳩保育園

小・中学校

高等学校・大学

図書館・博物館・その他

  • 八幡市立生涯学習センター(八幡市立男山図書館)

商業施設

脚注

  1. ^ 出典元:「八幡町政だより」第101号(1971年11月28日発行)
  2. ^ a b c d e 1977年(昭和52年)11月1日の八幡市市制施行前のため「八幡町立○○小学校(中学校)」として開校。
  3. ^ 出典元:「広報やわた」第339号(1991年11月発行)
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n 出典元:「広報やわた」第140号第4面(1976年2月発行)
  5. ^ a b c d e 出典元:「八幡町政だより」第74号(1969年12月25日発行)

参考文献

  • 住宅・都市整備公団関西支社『まちづくり30年 -近畿圏における都市開発事業-』1985年12月27日発行
  • 八幡市史編集委員協議会『八幡市史第3巻』1984年3月20日発行
  • 男山地域活性化基本構想策定委員会『男山地域活性化基本構想』2005年3月発行
  • 八幡市教育委員会教育総務課『平成22年度 八幡市の教育』2010年7月発行
  • 京阪宇治交通『地域とともに六十年』1983年10月発行

関連項目