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相鉄いずみ野線

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相模鉄道 いずみ野線
シンボルマーク
いずみ野線で使用される9000系 (2020年10月20日 緑園都市)
いずみ野線で使用される9000系
(2020年10月20日 緑園都市
基本情報
日本の旗 日本
所在地 神奈川県
起点 二俣川駅
終点 湘南台駅
駅数 8駅
路線記号 SO
開業 1976年4月8日
所有者 相模鉄道
運営者 相模鉄道
使用車両 相模鉄道#鉄道車両を参照
路線諸元
路線距離 11.3 km
軌間 1,067 mm
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V
架空電車線方式
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 ATS-P
最高速度 100 km/h
路線図
Sagami Railway Linemap.svg
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停車場・施設・接続路線
凡例
KHSTa
横浜駅
LSTR
本線
BHF
0.0 SO10 二俣川駅
STRq ABZgr
本線
TUNNEL1
さちが丘トンネル
hSTRq KRZh hSTRq
JR東海:東海道新幹線
BHF
1.6 SO31 南万騎が原駅
TUNNEL1
万騎が原トンネル
BHF
3.1 SO32 緑園都市駅
TUNNEL1
岡津トンネル
TUNNEL1
新橋トンネル
hKRZWae
阿久和川
TUNNEL1
給田トンネル
BHF
4.9 SO33 弥生台駅
TUNNEL1
和泉トンネル
BHF
6.0 SO34 いずみ野駅
hKRZWae
和泉川
BHF
8.2 SO35 いずみ中央駅
STR STR+l
ブルーライン
BHF tSTRa
9.3 SO36 ゆめが丘駅
STR tHST
下飯田駅
STR tSTRe
hKRZWae hKRZWae
境川
tSTRa tSTRa
tSTR
STRq tKRZ
小田急:江ノ島線
11.3 SO37 湘南台駅
exLSTR
平塚市まで延伸計画

いずみ野線(いずみのせん)は、神奈川県横浜市旭区二俣川駅と神奈川県藤沢市湘南台駅を結ぶ、相模鉄道(相鉄)の鉄道路線である。駅ナンバリングで使われる路線記号はSO

なお、この路線は平塚市までの延伸免許が取得されているが、延伸開業の目処は立っていない(詳細は後述)。

概要

もともとはこの路線は神奈川東部方面線計画の一部分を構成する区間であり、このうち横浜市西部の区間が1970年代に整備されたのが始まりである。それと同時に沿線に大規模なニュータウンを造成することで建設資金の回収を期待した。

2013年以降の開発方針として、いずみ野線沿線地域(二俣川 - ゆめが丘)は豊かな自然環境や未利用地を活かして新しい街の開発を行うモデル地域に指定されている[1]

「職住分離」の一端を担うニュータウンアクセス交通に見られるように朝夕のラッシュ時とそれ以外の時間における利用客数の変動が激しいという特徴がある。また建設費償還のため加算運賃が設定されており相鉄本線と比べてやや高いものになっている。詳細は「相模鉄道#運賃」を参照のこと。

路線データ

  • 路線距離:11.3km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:8駅(両端の駅を含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 最高速度:100km/h(南万騎が原→緑園都市間)
  • 保安装置:ATS-P
  • デジタル列車無線チャンネル:5ch

歴史

  • 1976年(昭和51年)4月8日 - 二俣川 - いずみ野間開業。
  • 1990年(平成2年)4月4日 - いずみ野 - いずみ中央間開業。
  • 1992年(平成4年)8月1日 - 全駅に喫煙コーナーを設置して、それ以外の場所を終日禁煙とする[2]
  • 1999年(平成11年)
    • 2月27日 - ダイヤ改正により、快速の運転を開始[3]
    • 3月10日 いずみ中央 - 湘南台間開業[3]
  • 2006年(平成18年)5月20日 - ダイヤ改正により、日中の快速が10分間隔から20分間隔に半減。平日夕ラッシュ時に快速列車の運転を開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 6月26日 - 関東大手私鉄でおおよそ20年ぶりとなるストライキにおいて全線で運転を始発から午前7時まで見合わせる。
    • 11月1日 - ダイヤ改正により、日中のダイヤパターンが21分サイクルとなり、各駅の毎時の出発時刻が乱れる。
  • 2012年(平成24年)4月29日 - ダイヤ改正により、平日朝ラッシュ時の快速を休止。すべての快速が星川駅で緩急接続を行うようになる。日中のダイヤパターンが、平日は20分サイクル、土休日は30分サイクルになり、各駅の毎時の出発時刻を統一。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月20日 - 2009年から5年ぶりとなるストライキにおいて全線で運転を始発から午前7時まで見合わせる。
    • 4月27日 - ダイヤ改正により、特急の運転を開始。日中の快速を休止。
  • 2015年(平成27年)
    • 5月31日 - ダイヤ改正により、日中の快速が1年ぶりに復活。特急が毎時1本に減便。
  • 2017年(平成29年)
    • 3月18日 - ダイヤ改正により、快速の運転時間帯が拡大。
  • 2019年令和元年)
    • 11月30日 - ダイヤ改正により、特急を廃止。通勤特急・通勤急行を新設[4]

沿線風景

いずみ野線は横浜市西部の丘陵地帯を通過する。とはいっても地形に沿う形ではなく、掘割トンネル高架橋を多用して極力勾配を緩和している。また、踏切は一つもなく、軌道は50kg以上の重軌条でロングレールとして敷設されており、現在の認可最高速度は100km/hだが120km/h運転も可能な施設である。

二俣川 - いずみ野

二俣川駅を発車した列車は徐々に高度を上げながら相鉄本線を跨ぐとすぐに分かれていく。トンネルを抜け、東海道新幹線の高架をくぐると南万騎が原駅となる。南万騎が原を出るとすぐにトンネルに入る。このトンネル区間は当初掘割区間として開通したが、後に埋め戻されたという経緯がある。トンネルを抜けると高架橋になりすぐに緑園都市駅となる。いずみ野線の駅名にはいかにもニュータウンを思わせる駅名が多く、特に当駅周辺は開発が進んだ地区になっている。緑園都市を出ると再びトンネルに入る。高架橋で阿久和川を越え掘割区間に入ると弥生台駅である。掘割だが法面の傾斜は緩く「ソメイヨシノ」が植えられており、春には桜のトンネルの様相を呈す。弥生台を出るとすぐにトンネルに入り掘割の中のいずみ野駅となる。ここまでが第1期開業区間である。

いずみ野 - 湘南台

いずみ野を出ると高架橋の連続区間になる。和泉川を渡った列車はこの川に沿うように谷沿いを走る。辺りは畑や雑木林が広がっており、右手には丹沢山地箱根山や、天気が良いと大きく富士山が見える。長後街道を渡るとすぐに高架駅のいずみ中央駅に到着する。いずみ中央を出た列車は和泉川と分かれ再び丘陵地帯に入って行く。アーチ橋の一種、ニールセン・ローゼ橋で環状4号を跨ぐとゆめが丘駅である。近くに横浜市営地下鉄ブルーライン下飯田駅がある。ゆめが丘を出た列車はこのブルーラインと並走するようになり、境川を渡った直後に谷の斜面に突入する。そのままトンネルを走行し続けて、地下駅湘南台駅となる。

運行形態

列車種別と運行本数

いずみ野線を走る列車種別は従来は「各停」だけであったが、1999年2月27日に「快速」が新設され、さらに2014年4月27日に「特急」がいずみ野線内で初めて速達運転する種別として新設された[5]。2019年11月30日には特急が廃止され、「通勤特急」・「通勤急行」が新設された[4](快速・通勤急行はいずみ野線内は各駅に停車)。すなわち、いずみ野線内で通過運転する種別は平日朝の「通勤特急」のみとなり、土休日全列車および湘南台方面下り全列車含めたその他の列車は各駅に停車する形態に変更されている。

ニュータウンを抱えるいずみ野線は横浜中心部や東京都心部への指向性が強いので、ダイヤ構成も本線とのつながりが強く、多くの列車が二俣川駅から本線に乗り入れて横浜駅まで向かうものになっている。なお、本線の大和・海老名方面への直通運転は二俣川駅の配線の関係で留置線での折り返しが必要なために、普段は回送列車を除き行われていない。使用車両は編成両数が10両か8両かということで大別され、各形式による限定運用はない。基本的に通勤特急・通勤急行は10両編成、快速・各停は10両編成が多く一部が8両編成で運行される。終日に渡って、二俣川駅において本線といずみ野線の緩急接続が行われている。ラッシュ時には、本線星川駅で各停が快速の緩急接続及び優等種別の通過待ち、いずみ野駅で通勤特急と各停・通勤急行の緩急接続が行われている。

日中のダイヤパターンは平日・土休日ともに30分サイクルとなる。また日中1時間あたりの運行本数は、以下のようになる[4][6]

日中の運行パターン(2019年11月30日改正)
種別\駅名 横浜 二俣川 湘南台
運行範囲 快速 2本
各停 4本

二俣川駅からいずみ野線へ向かう列車(下り列車)のうち行き先表示が幕である車両のうち、側面に行先表示を出せない(7000系電車・新7000系電車)では、その種別表示の下に"いずみ野線"と表記される。開業から2014年までにおいては、各駅停車表記は通常(当時)の「白地黒文字」ではなく「青地白文字」で各停と表示されていた。湘南台開業前は「各停」の下に「いずみ野」・「いずみ中央」という文字が付け加えられていた。なお上り列車は当初から本線各停と共通の表記である。

列車番号

列車番号は2019年11月30日以降は以下の通りとされている[6]

  • 1900 - :通勤急行
  • 3900 - :通勤特急
  • 2700 - :快速
  • 6700 - :各停(本線直通)
  • 7700 - :各停(線内完結列車)
  • 8700 - :試運転列車
  • 8500 - :臨時試運転列車
  • 9700 - :回送列車(線内運転及び本線直通列車)
  • 9020 - :回送列車(新横浜線直通列車)[7]

普通旅客列車とはこの場合、各駅停車のことを表す。下りが奇数、上りが偶数となっている。それぞれの種別の系統ずつに付番される。 回送列車にはそれぞれ「回」の文字を数字の前に付ける。

運行番号

列車番号とは別に先頭車両の右上か左上に二桁の運行番号を表示している。なお列車番号と運行番号の関連性は無い。なおこれは2019年11月30日ダイヤ改正現在のものである。

  • 1群 (11 - 15):8両編成での運用(ただし車両不足時には10両編成での代走あり)
  • 4群 (41 - 49)・5群 (51 - 59)・6群 (61 - 69):10両編成での運用
  • 7群 (71 - 74):12000系10両編成での運用

ただし、一部運用はいずみ野線内に乗り入れない運用もある。

十の位の数字によって「群」として管理されており、原則として、それぞれの群で1日ごとに順送りされる(例として本日11運用なら明日12運用、本日15運用なら明日は11運用という具合)。例外として、試運転列車には運行番号が設定されていない。試運転で表示されている番号は、出場時の検査で使用された番号となる。

現在の列車種別

すべて通勤型車両で運転され、乗車券のみで乗車できる。なお各種別での()内の接続行き先は下りのものである。上りは全て横浜行きである。本線で運転されているJR線直通列車と接続・待ち合わせを行う列車は直通特急・直通各停と記す。

通勤特急(通特)

英語表記は「Commuter Limited Express」。種別色は橙色。2019年11月30日ダイヤ改正より新設された種別である[8]

上りの平日朝ラッシュに4本設定されている。本線横浜駅 - 湘南台駅間の途中停車駅は本線西谷駅・本線鶴ヶ峰駅・二俣川駅・いずみ野駅である。[9]。いずみ野駅で各停(1本のみ通勤急行)と接続、二俣川駅で直通特急と接続し、星川駅で本線各停を追い抜く[6]
全列車が横浜駅 - 湘南台駅間の運転であり、途中駅発着の列車はない。
編成両数は基本的に10両編成で運転される。

通勤急行(通急)

英語表記は「Commuter Express」。種別色は赤色。2019年11月30日ダイヤ改正より新設された種別である[4]

本線横浜駅 - 湘南台駅間の途中停車駅は、本線西谷駅と本線西谷駅 - 湘南台駅間の各駅に停車する。上りの平日朝ラッシュに5本設定されている。1本目のみ二俣川駅で直通特急の待ち合わせ、5本目のみいずみ野駅で通勤特急の待ち合わせを行い、本線星川駅で本線各停かいずみ野線各停を追い抜く。
全列車が本線横浜駅 - 湘南台駅間の運転であり、途中駅発着の列車はない。
編成両数は基本的に10両編成で運転される。

快速

英語表記は「Rapid」。種別色は青色(2007年11月2日以前は緑色)。いずみ野線は開業以後各駅停車だけが運転されていたが、1999年(平成11年)3月10日の湘南台駅への延伸開業を目前に控えた2月27日のダイヤ改正において、いずみ野線初の速達列車として快速が新設された。同年3月9日までの11日間はいずみ中央行きとして運転し、いずみ中央駅 - 湘南台駅間の新規開業部分は回送扱いで乗務員訓練を行った。

1999年の登場当時は朝ラッシュ時と日中時間帯に限り運転されており、日中は12分間隔で運転されていた。2003年ダイヤ改正では10分間隔に増発、2006年のダイヤ改正では各停を混ぜて運転間隔を20分おきに減らす代わりに、運転時間帯を増やし1日の運転本数をほぼ維持するという水増し的な改正が行われ、夕方・夜間にも設定されるようになった。2012年改正で西谷駅工事のために朝ラッシュ時の運転が休止された。

2014年ダイヤ改正では日中時間帯が特急に格上げされたが、2015年5月31日ダイヤ改正では1本増発及び1本格下げの形で復活した。2019年11月30日ダイヤ改正では、新たに本線西谷駅が停車となった。

本線横浜駅 - 湘南台駅間の途中停車駅は、本線星川駅、本線西谷駅と本線西谷駅 - 湘南台駅間の各駅に停車する。運転時間帯は平日は7 - 22時台(朝ラッシュ時上り及び夜上り除く)、土休日は7 - 20時台に設定されている。日中時間帯の接続等は無い。平日夕ラッシュ時間帯は本線星川駅でいずみ野線各停に連絡、下りのみ本線西谷駅で直通特急の待ち合わせを行い、二俣川駅で本線各停と連絡する。一部列車は本線星川駅で本線各停と接続する列車もある。
全列車が本線横浜駅 - 湘南台駅間の運転であり、途中駅発着の列車はない。
編成両数は基本的に10両編成での運転だが、一部列車は8両編成での運転である。

各駅停車(各停)

英語表記は「Local」。種別色は黒色または灰色(2007年11月2日以前は白色(上り)、および青色(下り))。各停は各駅停車の略称でその名の通り各駅に停車する。種別幕や路線図などでは「各停」と表記されることが多いが、駅や車内の案内放送などでは「各駅停車」と放送することが多い。開業当初は日中は20分おきでそのうち半数のみが本線に乗り入れて横浜駅まで達していた。その後何度か増発がなされたものの、1999年2月27日に「快速」が設定されると日中のすべての列車が快速に置き換わり、この時間帯の各停の設定は消滅した。しかし2006年5月ダイヤ改正では日中の「快速」が減便されたため、その補完として再び設定されて現在に至る。

2019年11月30日ダイヤ改正時点の運行概要について本線直通系統といずみ野線内系統に分けて以下に示す。

本線直通系統
各停の過半数を占める系統であり終日にわたって横浜駅 - いずみ野線湘南台駅間で設定されている。運行本数は時間帯によってばらつきがあるが毎時6本が基本であり、ラッシュ時は7本前後、日中時間帯は上下ともに4本設定されている。日中は二俣川駅で特急と直通各停の計2本または急行か本線快速のいずれかの列車と待ち合わせを行う。一部列車は、直通特急の待ち合わせを行う列車もある。また、ラッシュ時間帯を中心に星川駅で優等列車の通過待ち及び本線快速かいずみ野線快速の待ち合わせを行う列車、いずみ野線いずみ野駅で通勤特急の待ち合わせを行う列車がある。また、西谷駅で直通特急の待ち合わせ、直通特急の接続、羽沢横浜国大発着の列車と接続する列車がある。
大多数の列車が本線横浜駅 - 湘南台駅間の運転であるが、平日下り1本のみ本線星川駅 - 湘南台駅間の運転である。
編成両数は基本的に10両編成での運転だが、一部列車は8両編成での運転である。
いずみ野線内系統
この系統は本数が少なく、基本的には早朝・深夜のみに設定されている。また、終夜運転時には基本的にこの系統のみ設定されている。
基本的には、二俣川駅 - 湘南台駅間の運転であるが、平日上り初電のみ二俣川駅 - いずみ野駅間の運転である。
編成両数は基本的に10両編成での運転だが、一部列車は8両編成での運転である。

過去の列車種別

特急

英語表記は「Limited Express」。2014年4月27日のダイヤ改正より新設された種別[5]で、相鉄線内最速の種別である。従来ターミナル駅としてきた横浜駅を経由しない神奈川東部方面線(相鉄新横浜線として2019年開業)の建設進捗に伴い、横浜駅の空洞化を避けるために、同駅及びその周辺施設のリニューアルなどと共に「県央地域と横浜駅をより速く結び利用客の逸脱を抑える」という目的で設定されたものであり、以前から計画されていた[10]。ただし、いずみ野線内では2019年11月30日のダイヤ改正で廃止され[4]、通勤特急が新設された。

臨時の列車種別

急行

英語表記は「Express」。1986年(昭和61年)4月6日、いずみ野線開業10周年を記念して、横浜駅 - いずみ野駅(当時はいずみ野駅がいずみ野線の終点)間に急行が当時の最新鋭だった新7000系によって運転された。その後、1987年(昭和62年)4月12日にも、横浜駅 - いずみ野駅間に急行が新6000系「緑園都市号」によって運転された。

女性専用車

平日ダイヤの下記の時間帯において女性専用車が実施される。設定車両は10両編成・8両編成とともに、一番湘南台寄りの車両である[4]

  • 朝ラッシュ時間帯の7時から9時までに横浜駅に到着する上り全列車

平日日中以降および土休日ダイヤでは、女性専用車の設定は行われない。

いずみ野線の女性専用車は、本線とともに2005年5月9日に初めて導入された。導入当初、夜間の設定は「横浜駅を22時以降に発車する下り全列車」となっていたが、同年12月5日からは18時開始に設定時間帯が拡大された[11]。2019年11月30日より、夜間と横浜着9時から9時30分までの列車について設定を廃止したうえで、設定位置が4号車から湘南台寄りの最後尾車両(10両編成は10号車、8両編成は8号車)となった[4]

駅一覧

  • 駅番号は2014年2月下旬から随時導入[12]
  • 全駅神奈川県内に所在。
  • 停車駅 … ●:停車、↑:通過(横浜行きのみ運転)
  • 各停、快速、通勤急行はいずみ野線内は全駅に停車するため省略する。
  • 横浜方面直通列車の本線内の停車駅は「相鉄本線」を参照。
駅番号 駅名 駅間キロ 累計キロ 通勤特急 接続路線 所在地
二俣川から 横浜から
SO10 二俣川駅 - 0.0 10.5 相模鉄道SO 本線横浜方面直通運転) 横浜市 旭区
SO31 南万騎が原駅 1.6 1.6 12.1  
SO32 緑園都市駅 1.5 3.1 13.6   泉区
SO33 弥生台駅 1.8 4.9 15.4  
SO34 いずみ野駅 1.1 6.0 16.5  
SO35 いずみ中央駅 2.2 8.2 18.7  
SO36 ゆめが丘駅 1.1 9.3 19.8  
SO37 湘南台駅 2.0 11.3 21.8 小田急電鉄OE 江ノ島線 (OE09)
横浜市営地下鉄B ブルーライン (B01)
藤沢市

今後の展望

他社線への乗り入れ計画

現在、相模鉄道では相鉄新横浜線を介して東日本旅客鉄道(JR東日本)および東急電鉄および東急線と接続する路線のうち都営地下鉄三田線など、各路線との相互乗り入れ計画が進行[13][14]している。当初はいずみ野線も乗り入れの計画に含まれていたが、2019年11月の相鉄・JR直通線開業時点のダイヤでは海老名発着の列車と二俣川駅で接続となり直通列車は設定されなかった。

平塚方面への延伸計画

<24>が交通政策審議会答申第198号で示された、いずみ野線の延伸の路線図
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<24>が交通政策審議会答申第198号で示された、いずみ野線の延伸の路線図

いずみ野線は起工された当初から運輸政策審議会の答申により平塚方面への免許を取得しており、当初の計画では湘南台駅から慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスを経て茅ヶ崎市北部を通過し平塚駅へと向かう予定 (14.5km) となっている。

しかし、相模線倉見駅東海道新幹線の新駅(相模新駅)が建設される計画が持ち上がったことから、経路を変更するか分岐線を設け、途中から寒川町に向かって倉見駅(ツインシティ構想地区)まで結ぶ構想が浮上した。また、2004年度には神奈川県や沿線市町、国土交通省、学識経験者、相模鉄道から成る「いずみ野線延伸研究会」が組織され、倉見駅方面への延伸の可能性について、LRT(ライトレール)導入も含めた検討が3箇年にわたり進められてきた[15][16]

2009年には前述の平塚方面への延伸免許が切れることから、10年間の延長(免許更新)が行われている。

2010年6月に、神奈川県、藤沢市、相模鉄道、学校法人慶應義塾の4者で、「いずみ野線延伸の実現に向けた検討会」を設置し、2年間にわたる検討の結果、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス周辺までの区間 (3.3 km) について、LRTではなく鉄道(単線)による延伸を目指すという方針が選定されている[16][17]

2016年4月7日交通政策審議会にて了承された答申案では2030年頃までに整備すべき鉄道24路線の一つに、湘南台駅から寒川町の倉見駅までの延伸が選ばれている[18](答申案は同月20日に「交通政策審議会答申第198号」として正式に答申されている)。

2017年6月8日には藤沢市より同市内に設置を予定している2駅の候補地が公表され、イトーヨーカドー湘南台店前付近のA駅(地下駅)および慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス前のB駅(高架駅)が示された[19]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 再開発に向け市が素案 ゆめが丘駅周辺 都市計画決定など(タウンニュース泉区版 2013年9月12日号)
  2. ^ “相鉄が終日禁煙に 来月1日から全駅で”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1992年7月22日) 
  3. ^ a b 鉄道ジャーナル』第33巻第4号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、 84頁。
  4. ^ a b c d e f g 11.30ダイヤ改正|都心とつながる(都心直通プロジェクト)|未来への取り組み|相鉄グループ”. 相模鉄道 (2019年11月20日). 2019年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月30日閲覧。
  5. ^ a b 4月27日(日)、相鉄線のダイヤ改正を実施 (PDF) - 相模鉄道、2014年3月10日、同日閲覧
  6. ^ a b c 平日ダイヤ 上り (PDF)”. 相模鉄道 (2019年11月20日). 2019年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月30日閲覧。
  7. ^ 平日深夜に湘南台発羽沢横浜国大行きが1本設定されている。
  8. ^ 通勤特急・通勤急行を新設、特急・快速は西谷停車 JR直通線開業で相鉄がダイヤ改正”. 乗りものニュース (2019年7月16日). 2019年7月20日閲覧。
  9. ^ 駅・時刻表”. 相模鉄道 (2019年11月30日). 2019年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月1日閲覧。
  10. ^ 新線開通前に「特急」を導入へ 2009年9月16日付読売新聞
  11. ^ 相鉄線「女性専用車」の運行時間を午後6時からに拡大 (PDF) - 相模鉄道、2005年12月11日。
  12. ^ 相鉄線全駅で「駅ナンバリング」を順次導入します (PDF) - 相模鉄道、2014年2月25日。
  13. ^ 変貌する相鉄に注目! — 期待が膨らむ新線に沿って歩いてみた - GetNaviWeb。2018年12月1日19時発信、2019年3月3日閲覧。
  14. ^ 東京の地下鉄を見続けてきた 第2回「10分歩けば、どこかの駅に出る。」 - ほぼ日刊イトイ新聞。2017年7月20日発信、2018年12月18日閲覧。
  15. ^ 2007年5月23日神奈川県記者発表。
  16. ^ a b いずみ野線の延伸に向けた取組み - 神奈川県
  17. ^ 「いずみ野線延伸の実現に向けた検討会」における検討結果がまとまりました (PDF)”. 神奈川県 (2012年6月11日). 2019年4月21日閲覧。
  18. ^ タウンニュース藤沢版 2016年4月15日号「国土交通省交通政策審議会 いずみ野線延伸が答申案に」”. タウンニュース (2016年4月15日). 2017年12月12日閲覧。
  19. ^ 神奈川県藤沢市/相鉄いずみ野線延伸構想で新設2駅の候補地公表/具体化へ検討着手”. 日刊建設工業新聞 (2017年6月12日). 2017年12月12日閲覧。

参考文献

  • 佐藤信之「鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 7 相模鉄道いずみ野線について」

関連項目