真田山陸軍墓地

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真田山陸軍墓地
Sanadayama Army Cemetery 20190107A.jpg
真田山陸軍墓地
真田山陸軍墓地の位置(大阪市内)
真田山陸軍墓地
大阪市内の位置
真田山陸軍墓地の位置(大阪府内)
真田山陸軍墓地
大阪市内の位置
真田山陸軍墓地の位置(日本内)
真田山陸軍墓地
大阪市内の位置
詳細
開園 1871年(明治4年)
所在地
大阪府大阪市玉造本町14-83
日本の旗 日本
座標 北緯34度40分22秒 東経135度31分44秒 / 北緯34.67278度 東経135.52875度 / 34.67278; 135.52875座標: 北緯34度40分22秒 東経135度31分44秒 / 北緯34.67278度 東経135.52875度 / 34.67278; 135.52875
種別 民営
運営者 真田山陸軍墓地維持会
総面積 約15,000 平方メートル
建墓数 5,100基以上
ウェブサイト 真田山陸軍墓地維持会
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真田山陸軍墓地(さなだやまりくぐんぼち)は、大阪府大阪市天王寺区玉造本町にある大日本帝国陸軍墓地真田山公園の北に位置し、三光神社に隣接している。

現在は公益財団法人真田山陸軍墓地維持会が維持・管理を行っており、同会により毎年10月に慰霊祭が開催されている。

概要[編集]

1871年明治4年)に創設された日本で最初の陸軍墓地である[1]1873年(明治6年)の徴兵令以前の士官・兵士から、西南戦争日清戦争日露戦争第一次世界大戦第二次世界大戦までの5,100基以上の墓碑が並び、8,200余の遺骨が納められた納骨堂を擁する[1]。日本軍兵士だけでなく、軍事物資の輸送や下働きに雇われた軍役夫や、日清戦争・第一次世界大戦でそれぞれ捕虜となった清国兵・ドイツ兵病死者の墓碑もある[1]

もとは兵部省(のち陸軍省)の所管だったが、第二次世界大戦後は大蔵省(のち財務省)の所管となり、大阪市への無料貸与を更新して現在に至る[1]。なお、防衛省陸上自衛隊は直接関与していないが、慰霊祭への参列等は行われている。

真田山陸軍墓地維持会によれば、納骨堂および墓碑の傷みが激しく、全墓碑の70%に傷みが見られ、1,000基を超える墓碑が風化による崩壊の可能性がある[2]

吉村洋文大阪市長は2018年10月31日、補修費用を2019年度予算に盛り込むこと、国に対し真田山陸軍墓地を国立墓地として整備するよう要望する考えを示した[3]

歴史[編集]

  • 1871年明治4年)4月10日 - 真田山が陸軍埋葬地となり、祭魂社(招魂社)が設けられる[4]
  • 1906年(明治39年) - 日露戦争戦病死者の合葬墓碑が建立される[4]
  • 1934年(昭和9年) - 満州事変戦病没将兵合葬墓が建立される[4]
  • 1938年昭和3年) - 陸軍墓地となる[4]
  • 1945年(昭和20年)
  • 1946年(昭和21年)8月1日 - 陸軍墓地を大阪市に無料貸与[4]
  • 1947年(昭和22年)
    • 3月18日 - 大蔵省および内務省の次官が、旧軍用墓地の祭祀において自治体の関与は避けるよう通達する[4]
    • 11月15日 - (財)大阪靖国霊場維持会が設立される[4]
  • 1952年(昭和27年)11月 - 第1回秋季慰霊大法要が実施される[4]
  • 1996年成8年) - 国立歴史民俗博物館が学術調査を行う(4年間)[4]
  • 2003年(平成15年) - (財)大阪靖国霊場維持会が(財)真田山陸軍墓地維持会に改称[4]
  • 2013年(平成25年)4月1日 - (財)真田山陸軍墓地維持会が(公財)真田山陸軍墓地維持会に改称[4]
  • 2018年(平成30年)
    • 9月4日 - 台風21号で被災、墓の倒壊や倒木の被害を受ける[5]

ギャラリー[編集]

アクセス[編集]

JR大阪環状線大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 玉造駅から徒歩約10分

出典[編集]

  1. ^ a b c d 墓地について”. 公益財団法人 真田山陸軍墓地維持会. 2019年1月7日閲覧。
  2. ^ 墓石の風化について”. 公益財団法人 真田山陸軍墓地維持会. 2019年1月7日閲覧。
  3. ^ “大阪市長、旧真田山陸軍墓地を視察 近く国に管理要望”. 産経新聞. (2018年10月31日). https://www.sankei.com/west/news/181031/wst1810310035-n1.html 2019年1月7日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m 関係年表”. 公益財団法人 真田山陸軍墓地維持会. 2019年1月7日閲覧。
  5. ^ “大阪の旧真田山陸軍墓地 台風で荒廃進む、管理に課題”. 日本経済新聞. (2018年11月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37780790V11C18A1AC1000/ 2019年1月7日閲覧。 

関連項目[編集]