真田志ん
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真田 志ん(さなだ しん、1883年(明治16年)11月23日 - 1975年(昭和50年)11月27日)は、八橋流の箏曲伝承者。
経歴[ソースを編集]
- 1883年、真田勘解由家(真田信就を祖とする松代藩真田家の分家旗本)の信忠の娘として長野県松代町に生まれる。
- 1969年、日本国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財「八橋流箏曲」の保持者に選択される。
- 1975年没。菩提寺は乾徳寺。
人物・逸話[ソースを編集]
- 松代における八橋流は幕末に真田幸貫が藩士に銘じて譜本を作らせ、真田勘解由家が三冊を伝承していた。
- 夫は五明亘。婿養子として真田姓となる。
- 祖母の由婦とその妹横田亀代(横田秀雄、小松謙次郎、和田英の母)から八橋流箏曲を学んだ。
- 娘の叔子に伝承されたが、叔子の死去により八橋流宗家は消滅した。
出典[ソースを編集]
- 『長野県人名鑑』信濃毎日新聞社、1974年