石橋幸緒

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石橋 幸緒(いしばし さちお、1980年11月25日[1] - )は、元女流棋士[注釈 1]。女流棋士時代はLPSA(日本女子プロ将棋協会)に所属し、LPSA番号は10、LPSA代表理事を務めた。東京都小金井市出身[1]

女流棋士時代は清水市代女流六段門下であった[2]。将棋界において、女流棋士が棋士・女流棋士の師匠であるのは、清水(師匠)・石橋(弟子)が唯一の事例である(2018年現在)。

人物

若手の強豪女流棋士として活躍していた時期には、千葉涼子矢内理絵子と共に、「花の80年生まれ・若手3羽ガラス」と呼ばれた。

2012年7月に、LPSAが独自の基準により渡部愛女流棋士3級と認定したことに端を発する、日本将棋連盟・女流棋戦主催社とLPSAとの対立においては、石橋はLPSA代表理事として終始強硬な態度であった。

2013年1月に、石橋は第6期マイナビ女子オープン準決勝における里見香奈との対局を放棄した[3]

2014年1月31日付で現役を引退[4]。同年2月25日付で[4]、LPSA代表理事の任期が満了するのと同時にLPSAを退会し[4]将棋界から去った。

棋歴

  • 1999年6月29日 - 第21期女流王将戦五番勝負で清水市代に挑戦し、女流王将を獲得(初タイトル)。
  • 1999年11月2日 - 第13回レディースオープントーナメント優勝
  • 2002年10月5日 - 第7回鹿島杯女流将棋トーナメント優勝
  • 2002年11月6日 - 第16回レディースオープントーナメント優勝
  • 2005年11月12日 - 第10回鹿島杯女流棋士トーナメント優勝
  • 2005年12月8日 - 第19回レディースオープントーナメント優勝
  • 2007年5月 - 新団体のLPSA(日本女子プロ将棋協会)へ移籍。
  • 2007年11月5日 - 第18期女流王位戦五番勝負で清水市代に挑戦し、女流王位を獲得。
  • 2008年11月12日 - 第19期女流王位戦五番勝負で清水市代の挑戦を退け、女流王位を防衛。
  • 2014年1月31日 - 引退。
  • 2014年2月25日 - LPSA退会。

昇段・昇級履歴

昇段・昇級規定は、将棋の段級を参照。

  • 1993年4月 - 女流育成会入会
  • 1993年10月 - 女流2級
  • 1995年4月 - 女流1級(女流名人位戦B級入り・女流王位戦リーグ入り)
  • 1996年4月 - 女流初段(女流王位戦リーグ残留)
  • 1996年9月 - 女流二段(タイトル挑戦 = 第7期女流王位戦)
  • 1999年6月29日 - 女流三段(タイトル1期 = 第21期女流王将戦)
  • 2004年10月8日 - 女流四段(勝数規定)

タイトル

タイトル
  • 女流王将 獲得:第21期、挑戦:第25期、26期
    • 第21期女流王将戦の五番勝負(1999年)で清水市代から3-2でタイトルを奪取。これが自身初のタイトル獲得となったが、翌年、その清水の挑戦を受け、1-3で敗れて防衛はならず。
  • 女流王位 獲得:第18期、19期、挑戦:第7期、13期、17期
    • 第7期女流王位戦(1996年)で師匠である清水市代女流王位に挑戦(結果は1-3で石橋の敗退)[注釈 2]
    • 第18期女流王位戦(2007年)で、9連覇中の清水から3-2でタイトル奪取。同じ顔合わせとなった翌年の第19期では清水の挑戦を3-2で退け、自身初のタイトル防衛を果たす。
  • 倉敷藤花 挑戦:第11期
LPSA公認タイトル
  • 天河 獲得:第2期(2009年度)
棋戦優勝
  • レディースオープントーナメント 1999年、2002年、2005年 優勝
  • 鹿島杯女流将棋トーナメント 第7回、第10回 優勝
  • 日レスインビテーションカップ 第3回 優勝
  • 1dayトーナメント 第3回(2007年)、第9回・第15回(2008年)、第22回・第25回(2009年)、第36回・第39回(2010年) 優勝

著書

  • 『生きてこそ光り輝く』(2000年10月、PHP研究所)ISBN 978-4569612911
2001年度、第13回将棋ペンクラブ大賞、著作部門 部門賞受賞
  • 『勝者の常識 将棋力』(2006年7月、リイド社)ISBN 978-4845832088
  • 『女流棋士石橋幸緒物語 サッちゃんの駒』(2008年4月、小学館)ISBN 978-4093877848
『小学六年生』 2001年4月号から10月号掲載の漫画『さっちゃんの駒』 (北崎拓)を収録。
  • 『出だし4手で知る石橋幸緒の将棋レシピ―知ると、もっと楽しい将棋・序盤の指し方』(2011年5月、長崎出版)ISBN 978-4860954581

脚注

注釈

  1. ^ 将棋の棋士と女流棋士はスポーツ選手などと異なり、引退しても棋士・女流棋士であることに変わりはない。元女流棋士とは、引退して所属団体を退会し、女流棋士の身分を放棄した者のことを指す。
  2. ^ 棋士のタイトル戦における師弟対決」は、1969年度の第28期名人戦での大山康晴有吉道夫が最初であった。2018年現在「大山康晴 対 有吉道夫」以外の組み合わせでの「棋士のタイトル戦における師弟対決」は実現していない。

出典

  1. ^ a b LPSA公式サイト 石橋幸緒 プロフィール”. 日本女子プロ将棋協会. 2008年12月5日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2018年7月6日閲覧。
  2. ^ 第19期女流王位戦 両者プロフィール”. 西日本新聞. 2018年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月6日閲覧。
  3. ^ “日本女子プロ将棋協会(LPSA)による マイナビ女子オープン対局放棄についての記者会見の模様” (日本語). (2013年1月30日). オリジナル2018年7月6日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180706155315/https://www.shogi.or.jp/news/2013/01/post_685.html 2018年7月6日閲覧。 
  4. ^ a b c 石橋幸緒四段 現役引退とLPSA退会のお知らせ”. 日本女子プロ将棋協会 (2014年1月28日). 2014年1月29日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2018年7月6日閲覧。

関連項目