石神井公園

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:石神井公園野球場(B地区、旧三井住友銀行運動場)と石神井公園芝生広場の間の通りの八重桜の画像提供をお願いします。2020年5月
東京都立石神井公園
Shakujii Park
Nerima Syakujii park sampoji pond.jpg
三宝寺池の景観
石神井公園の位置(東京都区部内)
石神井公園
分類 都立公園天然記念物
所在地
座標 北緯35度44分20秒 東経139度35分51秒 / 北緯35.73889度 東経139.59750度 / 35.73889; 139.59750座標: 北緯35度44分20秒 東経139度35分51秒 / 北緯35.73889度 東経139.59750度 / 35.73889; 139.59750
面積 201,374.83m2
運営者 東京都公園協会
2011〜2015年度指定管理者
現況 年中開園
設備・遊具 野球場、小野球場、野外ステージ、ボート場
駐車場 70台
アクセス 西武池袋線石神井公園駅徒歩7分
西武新宿線上井草駅より長久保行きバス「三宝寺池」下車、石神井公園駅行きバス「石神井公園」下車
告示 1959年3月11日開園
事務所 石神井公園管理所
事務所所在地 練馬区石神井台一丁目26-1
公式サイト 公式サイト
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航空写真に見る石神井公園付近の様子。1989年度撮影。写真中央付近の緑地。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

東京都立石神井公園(とうきょうとりつしゃくじいこうえん)は、東京都練馬区にある石神井池と三宝寺(さんぽうじ)池を中心とした都立公園である。三宝寺池北側の「石神井松の風文化公園」は区立の施設だが、都市計画上は石神井公園と位置づけられている。

園内[編集]

石神井池沿いの道
石神井池の様子

石神井公園には、石神井池三宝寺池があり、2つの池は井の頭池善福寺池と並び、武蔵野三大湧水池として知られている。

園内は通称ボート池の石神井池エリアと、天然記念物の植物群落がある三宝寺池エリアに大別され、2つは井草通りで分けられている。その井草通りはケヤキ並木で知られる。

その他の園内の施設としては、ボート、野球場(合計3つ)、テニスコート、野外ステージ、広場、売店などがあり、区立の施設だが石神井公園ふるさと文化館、池淵史跡公園も隣接している。

石神井公園は三宝寺池側が4つ(三宝寺池、同池北側の広場・遊具、同池南側の石神井城跡の丘陵、同池西側の野鳥誘致林)、石神井池側が4つ(石神井池、同池南側中央高台の広場・野球場・テニスコート《旧住友銀行グラウンド》、同池南東の記念庭園・広場、同池南西のふるさと文化館・池淵史跡公園《区立》・練馬の野草観察園)の合計8つほどのエリアに分けられる。

ジョギングコースや春は花見の名所としても知られる。

三宝寺池[編集]

三宝寺池の一部は、国の天然記念物である三宝寺池沼沢植物群落がある。1935年に指定された。三宝寺池は古来より、武蔵野台地からの地下水が湧き出る池として存在していた。それを1959年(昭和34)に市民が散策できる公園として整備し、自然や野鳥と共存できるように造られた。園内には沼沢植物群や雑木林が見られ、緑豊かな武蔵野の面影を残している。ただし、年々水量が減少し、景観維持のため、池の水も人工的に地下水から揚水している。

中ノ島を中心に、カキツバタをはじめ、シャクジイタヌキモ[注 1]ジュンサイなどが生い茂っていた。しかし、1950年代後半から、周辺は都市化が進んだこと、ヨシなどの植物を周辺の人が利用しなくなったため、植生が大きく変わった。その後、貴重な水生植物を保護するために、保護活動が行なわれている。一時期、日本初の100mプールとして使われ、その後に釣り堀となっていた部分は、1989年に水辺観察園として整備されている。

池淵には、厳島神社の小社、宇迦神社穴弁天、水神社などがあり、厳島神社には昭和天皇が皇太子だった頃に植えた「御手植之松」がある。1996年に、「三宝寺池の鳥と水と樹々の音」が、環境庁選定の「残したい日本の音風景100選」に選ばれている。

また、1993年8月、三宝池で巨大ワニの目撃証言があいついだため、マスコミが連日報道し、罠をしかけるなどの大騒動になったが、結局発見されなかった[4]

三宝寺池エリア[編集]

当地には、元々武蔵野を支配した豊島氏後期の居城、石神井城があり同氏が室町時代に滅んだ時に消失したが、今は三宝寺池の南に石神井城址碑が立っている。三宝寺池はかつて石神井川の主水源とされ、流域の豪族であった豊島氏も、この水の支配の為、この池の南の台地に築城したとされている。

同碑の上は丘陵になっていて、階段で登ると本郭跡、空堀(からぼり)や土塁の遺跡が保存されており、高い木々がそびえる広場に出る。園外になるがそこは氷川神社と鳥居をくぐらせ繋がっている。同神社は元々石神井城の鎮守として創建された(後述)。同じく園外だが池の名称の由来になった三宝寺も隣接している(後述)。

同池の北側は石神井公園サービスセンター、茶屋、高い木々がそびえるアスレチック(遊具あり)・おべんと・くぬぎ(遊具あり)・桜広場、A地区野球場などになっている。

また同池の北西には豊島氏の伝説に因んだ殿塚、姫塚があり、同池の西はフェンスで囲われた野鳥誘致林、広場(無名)などになっている。

北端の富士街道に面する「石神井松の風文化公園」(庭球場などあり)は石神井公園とは別の練馬区立の公園であり、柵で囲われ夜7時には閉園する。

木道への通行規制について[編集]

三宝寺池を囲う木道には通行規制が設けられており、ジョギング、自転車に乗ったままの通行は認められていない(入り口の看板「三宝寺池についてのお願い」参照)。ただし、自転車を降りて押して歩くのなら自転車で通ることは認められている。自転車標識も人が乗った状態で斜線が引かれたものが使われており、即ち降りてなら通行して良いことになっている[5]。看板の説明文を読まない一部通行人によって、自転車を押して歩いている人が「自転車の乗り入れ禁止ですよ」と誤った注意を受けるトラブルが多発している[要出典]

犬の散歩については、東京都公園協会の「石神井公園について」のページに「ペットをお連れの方へ 散歩はリードを忘れずに。フンはお持ち帰り下さい」と書かれているが、木道に限った言及はない。

石神井池[編集]

石神井池(通称ボート池)は、三宝寺池一帯が風致地区に指定された際、三宝寺池とともに武蔵野の景観を保護する目的で人工的に作られたものである。もともと三宝寺池から周辺の田んぼに水を引いていた水路であったが、それを人工的にせき止めて池とした。1933年造成。

石神井池はボート池としても知られ、乗り場の近くには売店がある。池の中には三澤憲司作のモニュメントが設置されている。釣りについては三宝寺池は全面禁止だが、石神井池はエリアには認められいる。(一部認められていない箇所もある。)

石神井池エリア[編集]

南側は木立が多く、傾斜地/高台となっているが、北側は開放的な遊歩道として整備されている。

石神井池の南西にはけやき広場(ブランコあり)、茅葺きの旧家(中村橋から移築)や竪穴式住居跡が見られる「池淵史跡公園」、その隣に「石神井公園ふるさと文化館」がある(2つは練馬区立の施設)。同文化館には池淵遺跡で発掘された縄文土器が展示されている。また池淵史跡公園と隣接したところに、練馬の野草観察園があり、ケヤキ広場には稲荷諏訪合神社が連なる。

同池の中央南は野外ステージがあり、土手の上は旧三井住友銀行運動場で、2012年から石神井公園芝生広場、B地区野球・小野球場、テニスコートなどとして整備された。ここは春には八重桜の名所として知られる(後述)。

同池の南東はふくろう広場、土手を登るとくつろぎ広場があり、また高浜虚子らの句会も催された石神井公園記念庭園で小池もあり、庭園の土手を登ると広場(無名)になっている。

石神井公園の桜[編集]

石神井公園は桜の名所でもある。三宝寺池の北側に170本のソメイヨシノが植えられたさくら広場がある。石神井池の沿道(北側)にもソメイヨシノが咲く。石神井池の南側の丘陵地(旧住友銀行運動場)にある石神井公園芝生広場、及び同広場とB地区野球場北側の間は、八重桜の並木道が整備されており、「桜のトンネル」ができることで知られる。また同野球場南側の芝生の丘にも八重桜並木があり、同野球場から旧早稲田通りへ南下する道にもソメイヨシノがある。

石神井公園の並木道[編集]

三宝寺池と石神井池を隔てる井草通りは、巨木のケヤキ並木で知られる。また井草通りから東京海上日動石神井スポーツセンターの所を入る道は、銀杏並木がある。また都市計画上は石神井公園にある区立石神井松の風文化公園も、富士街道など外周が並木道になっている。

イベント[編集]

照姫まつり(写真は2009年)

照姫祭り[編集]

三宝寺池には石神井城落城の際に豊島氏の姫、照姫が身を投げたと言う伝説があり、練馬区では照姫を偲んだ照姫まつりを1988年(昭和63年)より毎年4月 - 5月に開催している。また三宝寺池エリアの北西部に姫塚、殿塚がある。

その他[編集]

  • 練馬こどもまつり(毎年5月)

交通[編集]

公園周辺[編集]

石神井公園と古刹[編集]

石神井城があった公園の近辺には、城主だった豊島氏や豊島氏を滅ぼした太田道灌にまつわる神社や寺院がある。

三宝寺池の南側は神社仏閣地帯になっていて、石神井城の鎮守として室町時代に創建された氷川神社があり、この辺りの氏神神社に指定されている。同神社は元々石神井城内の何処かにあったが、豊島氏没落後に今の場所に遷移した。池の名称の由来となり、太田道灌が当地へ移した真言宗寺院の三宝寺(江戸期まで末寺を擁していた本寺格)、豊島(輝時)氏が建てた曹洞宗寺院の道場寺(ねりまの名木、道場寺のクロマツあり)などもある。三宝寺の山門は三代将軍家光鷹狩の際に休憩に立ち寄った記録が残ることから「御成門(おなりもん)」と呼ばれ、その横には元勝海舟邸にあった長屋門(成増駅近くにあった遊園地兎月園から移設)が設置されている。同寺は不動明王本尊とし、多くのお堂を配し、高さ9mの11面観音菩薩像、大黒天堂、根本大塔(多宝塔)、地下にある子育て千体地蔵堂などがある。

一方、石神井池の南東の石神井記念庭園の先には真言宗寺院の禅定(ぜんじょう)院(本尊:阿弥陀如来)があり、弘法大師尊像、延命地蔵、いぼ神地蔵などが置かれる。因みに三宝寺と禅定院は御府内八十八箇所霊場。

その他[編集]

石神井公園駅から公園の東端までは、大通りの旧早稲田通りと商店街を経た細い石神井公園通りがY字に通っている。公園の南から南東にかけては三宝寺池を水源の一つとする石神井川が流れている。

当地を含む石神井町一帯は石神井公園駅、練馬区役所石神井庁舎もあるため、石神井地区の中心的な存在となっている。また近隣は多くが高級住宅街として知られる。西武鉄道は2017年までに一定の完成を見た石神井公園駅周辺の再開発について、「西武線沿線のイメージを形成していく上でのシンボルプロジェクト」としている。

隣接施設など[編集]

公園を舞台とした作品[編集]

石神井公園から生まれた作品も多い。

音楽
アニメ・漫画
  • ど根性ガエル』の舞台は石神井公園付近がモデルになっている。
  • めぞん一刻』の舞台の一刻館は練馬区にあり、登場人物が石神井公園のボートに乗るシーンがある。
漫画
  • 島耕作シリーズ」の作中には、ボートに乗るなど数多く石神井公園でのシーンが登場する。
  • 孤独のグルメ』には、石神井公園の売店を舞台にした一編がある。
  • 湾岸ミッドナイト』には石神井公園をモデルとしたシーンが描かれている。
  • 究極超人あ〜る』で、春風高校光画部の春合宿の舞台となっている。
映画
小説
  • 新井素子の『いつか猫になる日まで』では、舞台として石神井公園が使われている。
  • 『石神井橋』に登場する「石神井橋」は三宝寺池の橋がモデルである。また主人公は石神井中学校の卒業生ということになっている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 学名: Utricularia siakujiiensis Nakaj. ex H.Hara。『東京緑地計画調査彙報』9: 90, t. 2 (1937) で記載されたが、イヌタヌキモ(学名: U. australis[1][2]やオオタヌキモ(学名: U. macrorhiza[3]シノニムと考えられている。

出典[編集]

  1. ^ Hassler M. (2018). World Plants: Synonymic Checklists of the Vascular Plants of the World (version Apr 2018). In: Roskov Y., Ower G., Orrell T., Nicolson D., Bailly N., Kirk P.M., Bourgoin T., DeWalt R.E., Decock W., Nieukerken E. van, Zarucchi J., Penev L., eds. (2018). Species 2000 & ITIS Catalogue of Life, 30th October 2018. Digital resource at www.catalogueoflife.org/col. Species 2000: Naturalis, Leiden, the Netherlands. ISSN 2405-8858.
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info (2018年11月12日).
  3. ^ 角野康郎、田中純子 (2005).「シャクジイタヌキモ(タヌキモ科)の再検討The Journal of Japanese Botany 90(6): 399-403. 2018年11月12日閲覧。
  4. ^ 1993年10月22日 産経新聞 東京朝刊 27頁など
  5. ^ 三宝寺池入り口看板「三宝寺池についてのお願い」(石神井公園サービスセンター)
    ★木道への自転車の乗り入れや木道でのジョギングはご遠慮下さい。自転車で通るときは、自転車を押して歩いて下さるようお願いします。

関連項目[編集]