磁界少年メット・マグ

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磁界少年メット・マグ
DOGから君への挑戦状
ジャンル アクションパズル
対応機種 ディスクシステム
開発元 シンキングラビット
発売元 DOG
人数 1人
メディア ディスクカード両面
発売日 日本 198707031987年7月3日
売上本数 販売:5万本[1]
書き換え:5万回[1]
その他 型式:SQF-MTM
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磁界少年メット・マグ DOGから君への挑戦状』(じかいしょうねんメット・マグ)は、シンキングラビット開発、DOGブランドから1987年7月3日に発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用のアクションパズルゲーム。

概要[編集]

タイトル画面でコントローラーのセレクトボタンを押す事によって男の子のマグがプレイヤーになる「磁界少年メット・マグ」と女の子のメグがプレイヤーになる「磁界少女マット・メグ」の2人の主人公を選ぶ事ができる。

「磁界少年メット・マグ」の方はキャラクターや画面上下の移動手段である転送機などメカニック的な物が中心である事に対して、「磁界少女マット・メグ」はキャラクターが動物的な物やとぼけた感じの物が多く、画面上下の移動手段も魔法の鏡といったファンタジック的なものになっている。ただしゲームのルールと内容は同一である。

ゲーム内容[編集]

システム [編集]

  • プレイヤーは当初から磁石極性を持っている(マグはN極、メグはS極)。それぞれのマグチップを取る事によって磁極を反転させる事が出来る。
  • 磁力ブロックは磁石と同様に磁極を持っている(赤はS極、青はN極)。プレイヤーの極性により利用したり、罠になることがある。
  • ステージにある全てのマグチップを取る事によって出口が開き、次のステージに進める。これを繰り返す事によって合計100ステージを突破していく。
  • プレイヤーは、自分の背丈の1.5倍の高さまでジャンプできる。つまりブロック1個分のジャンプ力があり、反発するブロックがあればその数に比例してジャンプが高くなる。

設定[編集]

ストーリー[編集]

8歳のわんぱく・おてんばコンビのマグ君とメグちゃんは大の仲良し。ある初夏の日の事、マグ君が小学校から帰って来た直後にファミコンのスイッチを入れ、モニターの前に座った途端にマグ君の身体は磁気化され、ファミコン内部の電磁界に取り込まれてしまう。その直後に家で遊ぶ約束をしてやってきたメグちゃんはマグ君を助けようと自ら電磁界に入り込んできた。果たして電磁界に迷い込んだ2人は持ち前の明るさと身体の極性をうまく利用して電磁界の100の迷宮を突破してもとの世界に戻る事ができるだろうか!?

舞台[編集]

電磁界ワールド

マグ君とメグちゃんが迷い込んだ電磁界ワールドはファミコン内部の世界であり、何らかの作用で二人に秘められた特殊磁気の作用により引き込まれてしまう。それと同時に、特殊磁気の副作用によって二人の精神に刺激を受けた。その結果、二人の精神イメージが実体化されて、それぞれの電磁界ワールドが創世した。また、磁気の刺激によって二人から産み出された空想の産物が実体化して、電磁界ワールドの住民として生を受ける事になった(二人のゲーム画面やキャラクターがそれぞれ別である事はこの為である)。電磁界は多くの磁気が存在してつりあっていたが、電磁界ワールドの創世と二人が迷い込んだ為にバランスが崩れてしまい、自然界の法則によって、電磁界ワールドに二人を追い出して電磁界を元に戻そうとする力が働き始め、電磁界ワールドの住民達はマグ君とメグちゃんを自分達の生みの親にも関わらず、二人の行手を阻もうとする(ただし、中にはうまく利用できる者や、二人を助けるアイテムが存在する)。なお、電磁界ワールドに迷い込んだ二人が再会する場面は、ゲーム中のみならずエンディングでも存在しない。

キャラクター[編集]

メット・マグ
8歳のわんぱくな小学生の男の子でメカに強い。ファミコンで遊んでいる時に電磁界に迷い込んでしまい、N極の磁性を持ってしまう。N極のシンボルカラーである青いヘルメットを被り、わんぱく少年らしい青い袖なしのタンクトップ長ズボンを組み合わせたようなスーツを着ており、電磁界に吸い込まれた事にめげず、持ち前のわんぱくさとメカに対する強さで電磁界の迷宮を突破していく。
マット・メグ
8歳のメット・マグのガールフレンドでクラスメイトかつ幼馴染でもある小学生の女の子で、マグを追って電磁界に自ら入り込んでくる程マグの事が好きである。電磁界に入り込んだ時にS極の磁性を持ち、そのシンボルカラーである赤い髪形と赤い袖なしのワンピースを着ている。ファンタジー物好きにも関わらず、いつもつり上がった目で自信たっぷりの微笑みを浮かべながら、素足に赤い靴を履いている足で元気良く電磁界の迷宮を駆け巡るおてんばな女の子である。

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 27/40点[2]
ファミリーコンピュータMagazine 14.70/25点[3]
ユーゲー 否定的[4]
  • ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは、6・7・8・6の合計27点(満40点)となっている[5] [2]。レビュアーの意見としては、「パズルのテーマが磁力というところがおもしろい」などと評されている[5]
  • ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、14.70点(満25点)となっている[3]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では、「磁石の原理を取り入れたユニークなタイプのパズルゲーム」と紹介されている[3]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.04 2.78 2.75 2.94 - 3.19 14.70
  • ゲーム誌『ユーゲー』では、「シビアなジャンプアクションを要求される面も多いため、トータルな難易度は結構な高さと言える」、「(磁石の原理を利用した)ルールはアイディアとしてなかなか秀逸で、性質を利用しないと進めないマップ構成の妙も評価できる」、「ゲーム的には少々複雑すぎたきらいもある」と評している[4]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 「ディスクライター 書き換えゲーム全カタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第5巻第12号、徳間書店1989年7月7日、 77頁。
  2. ^ a b 磁界少年メット・マグ DOGからの挑戦状 まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年12月10日閲覧。
  3. ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 98頁。
  4. ^ a b 「総力特集 フォーエバー DISK SYSTEM」、『ユーゲー 2003 Vol.09』第7巻第18号、キルタイムコミュニケーション2003年10月1日、 33頁、 ISBN 雑誌17630-10。
  5. ^ a b ファミコン通信』第12号、アスキー1987年6月12日