神代団地

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神代団地(じんだいだんち)は東京都調布市西つつじヶ丘と、一部が狛江市西野川に跨がる住宅団地公団住宅[1]日本住宅公団(現在の都市再生機構)によって建設され、1965年昭和40年)7月26日[2]に入居開始した。最寄り駅は京王線つつじヶ丘駅

構成[編集]

全59棟で構成され、団地のほぼ中心を東西へ河川(野川)が分断している。野川の北側は1〜44号棟と58・59号棟、南側はそれ以外の45〜57号棟で、そのうち南側の54〜57号棟の4棟のみ狛江市に属する[3]。33・35号棟は店舗兼住居として商店街を構成、34号棟は住居兼マーケットのほか銀行と郵便局が含まれ、40号棟は管理事務所、58号棟は診療所、59号棟のみ1987年に建設された新しい住棟である。

団地敷地を河川が横断しているため、神代団地には調整池が無い。しかし団地建設当初は野川の大規模な流路変更の途上[4]に当たっており、新しい流路は都道114号線の付近で止まり、下流はまだ掘削中で、先行して整備された団地内の流路部分は、現在の護岸に沿って高谷橋付近を中心とした池となっていた。

なお、同時期の1960年代に入居開始した、調布市・狛江市にまたがる大規模団地として、東京都住宅供給公社が建設した多摩川住宅がある[5][6]

ゆかりの作品[編集]

かつての風景を偲ぶ資料として神代団地が登場するドラマ等を挙げる。

1960年代
  • 泣いてたまるか国際放映TBS
    • 第5話「二人になりたいッ」(1966年) - 新築の団地に越してきた新婚夫婦(渥美清広瀬みさ)の物語。冒頭で走る引越しトラックが野川(池)の水面に映る描写がある。また、19・20号棟の西側には見通しの良い野原が広がり、近くの田んぼで捕ってきたおたまじゃくしの「足が伸びた」と喜ぶシーンがある。野川沿いのクリニック(58号棟)建物には神代診療所の表記が見られる。白黒作品。
    • 第39話「あゝ純情くん」(1967年) - 31号棟南の公園や遊歩道の当時の様子がよくわかる。野川沿いの道路を渥美清が歩くシーンがある。
  • 同「おゝ怪獣日本一」(1968年) - 渥美演ずる怪獣着ぐるみ役者が住んでいる。
  • ウルトラマン円谷プロ・TBS、1967年)第27話「怪獣殿下(後編)」 - 冒頭で車が走り抜ける数秒のシーンに使用。高谷橋のすぐ下に野川(池)の水面がみえる。
1970年代
  • 太陽にほえろ!東宝/NTV
    • 第48話「影への挑戦」(1973年) - 関係する新婚夫婦が38号棟に居住する設定。マカロニ刑事(萩原健一)が43号棟の屋上で、ボスの藤堂(石原裕次郎)が高谷橋の脇で張り込みをする。
    • 第59話「生命の代償」(1973年) - ゲスト主演のサラリーマン(小山田宗徳)一家が39号棟に居住。ジーパン刑事(松田優作)が訪問し少年と38号棟東の公園でキャッチボールをする。
  • 高校教師 第6話「女の友情は傷つかない」(1974年、東宝/東京12ch) - 主人公の少女が当団地に居住。22号棟付近の様子が写る。なお、第10話でも当団地が登場する。
  • 大都会 闘いの日々 第27話「雨だれ」(1976年石原プロ/NTV) - 容疑者が26号棟の一室に立てこもった設定、31号棟南の公園に捜査本部が設置され深町(佐藤慶)が捜査の指揮を執る。小金橋でパトカーによる検問など全編に渡って周囲の様子が見られる。
  • いろはの"い" 第13話「仲人」(1976年、東宝/NTV) - ゲスト主演の刑事(竜崎勝)が当団地に居住。野川沿いや39号棟西の公園の様子が映る。
  • ふしぎ犬トントン1978年、国際放映/フジテレビ) - 主人公の少年(坂上忍)が当団地に居住の設定なため、ほぼ毎話当団地周辺の姿が映し出された。

居住していた有名人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 神代団地 UR賃貸住宅公式サイト
  2. ^ 今はむかし(その259)神代団地50年 広報こまえ 1184号 平成27年(2015年)10月25日号 2面
  3. ^ 神代団地 住棟配置図 UR賃貸住宅公式サイト
  4. ^ 東京西南部の空中写真(1966年撮影) - 国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」
  5. ^ 【多摩川住宅】前例なき“巨大団地建て替え”4者一体で取り組む 建設通信新聞、2018年1月27日、2020年2月28日閲覧。
  6. ^ 調布の多摩川住宅が完成から50年 給水塔の「聖地」として話題に 調布経済新聞、2018年4月2日、2020年2月28日閲覧。

関連項目[編集]