神奈川大学陸上競技部駅伝ブロック

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神奈川大学陸上競技部駅伝ブロック(かながわだいがくりくじょうきょうぎぶえきでんブロック)は、神奈川大学体育会所属の陸上競技部のうち駅伝を専門とする部門(ブロック、またはチームと呼ぶ)である。

指導者[編集]

  • 部長 - 三浦大介
  • 副部長 - 勝又章好
  • 監督 - 大後栄治
  • コーチ - 村松高雄、浅尾英、市川大輔、大金一幸、松永道敬

概要[編集]

1933年(昭和8年)創部。1936年には箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)に「横浜専門学校」として初参加。日本の大学駅伝チームの中でも第15番目の参加校という古い歴史を有している。正式には神奈川大学陸上競技部内の駅伝部門(ブロック)という1つの部門として存在しており、その他には短距離部門、中長距離部門の2部門がある。ユニフォーム及び襷(たすき)の色はプラウドブルー(紫紺、ただし、明治大学の紫紺よりも青みが強い。RGB:R30G66B148 CMYK:C100M80Y00K00)。

プラウドブルー (系統色名:紫紺)
 
16進表記 #1e4294
CMYK (100, 80, 00, 00)

駅伝競走[編集]

特徴[編集]

  • 横浜専門学校時代からと箱根駅伝出場の歴史は長いものの毎年の順位は芳しくなかったが、1997年、1998年の連続優勝の前後には強豪と認識された。前年に棄権したチームが総合優勝を飾ったのは史上初だった。
  • 近年は連続して箱根駅伝本選に出場しているものの、2005年以後は予選を免除されるシード権を獲得できず、毎年予選会からの出場となり苦しい戦いが続いていた。2017年の第93回大会では12年ぶりにシード権を獲得したが、翌年以後は失っている。
  • 大後栄治は「集団力学(グループダイナミックス(Group dynamics))」をチームの柱と考えており、伝統的に、一人のエースよりも総合力で戦うチームである[1]
  • 神奈川大学人間科学部では長距離競技選手の持久力向上のために、運動中の血中乳酸濃度を測定し競技能力との関係を調べ、神奈川大学駅伝選手の測定も16年以上継続して行っている[2]
  • 伝統的に伊豆大島にて強化合宿を行っている。また工藤伸光監督(当時)と大後栄治コーチ(当時)は1996年の4区途中棄権の後、指導方法を変更し、従来の練習量ばかり重視した方法を止め、走法技術面を重視している[3]
  • 2012年には神奈川大学中山キャンパス(横浜市緑区台村町)の緑地管理用整備路にウッドチップを敷き詰めたクロスカントリーコースが完成。全長は1100m(トラックをあわせると1500m)、高低差は20m(マンション6階建て相当)の規模を誇り、キャンパス内にあるコースとしては全国トップクラス[4]

主な出身者[編集]

  • 工藤伸光 - 箱根2連覇時の監督。自身も神奈川大学で第41.42.43回と3大会連続で箱根を走っている。
  • 市川大輔 - 箱根初優勝時の主将で2区出場。現・神奈川大学コーチ。
  • 近藤重勝 - 箱根初優勝メンバーで、4年連続で5区を走り区間賞2回。現・上武大学駅伝部監督。
  • 中澤晃 - 箱根2連覇メンバーで、6区で2年連続区間新(1998年、 1999年)。
  • 中野幹生 - 箱根2連覇時の主将で7区区間賞。雪印、佐川急便陸上部を経て、現:松蔭大学女子駅伝部監督。
  • 吉村尚悟 - 2002年の箱根駅伝で5区を走り往路優勝のテープを切る。
  • 鈴木健吾 - 2017年の第49回全日本大学駅伝優勝時の主将でアンカー、ユニバーシアード第29回台北大会ハーフマラソン銅メダル、2017年の第93回箱根駅伝で2区区間賞。

関連書籍[編集]

  • 『夢は箱根を駆け巡る』 佐藤次郎/著 - 神奈川大学の97年、98年、箱根駅伝連覇優勝のドキュメンタリー
  • 『強奪 箱根駅伝』安東能明(著)新潮文庫 - 箱根駅伝直前に神奈川大学駅伝チームの女子マネージャーが誘拐されるサスペンス小説。「特徴」に前述の「運動中の血中乳酸濃度測定」の様子などの描写もある。12/30〜1/3までのリアルタイム進行で、箱根駅伝の実況が効果的に挿入され、日テレによる中継の模様なども詳細に記述されている。日テレOBの徳光はクライマックスに滂沱の涙を流したという。明治卒の筆者だが神大気質を能く活写している。

脚注[編集]

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