福知山鉄道館ポッポランド

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Japanese Map symbol (Museum) w.svg 福知山鉄道館ポッポランド
Fukuchiyama Poppoland frontview.jpg
福知山鉄道館ポッポランド正面
施設情報
正式名称 福知山鉄道館
専門分野 交通
所在地 620-0029
京都府福知山市下新32番地
プロジェクト:GLAM
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福知山鉄道館ポッポランド(ふくちやまてつどうかんポッポランド)は、京都府福知山市内にある鉄道保存展示施設である。かつて北丹鉄道で使用されていた品々を展示するために、地元の新町商店街事業協同組合により1998年平成10年)に設立された。2018年(平成30年)4月から、建物の耐震性や資金面の問題により、1号館が休館中である[1]

歴史[編集]

1998年(平成10年)にJRのOBや商店街の有志などにより、「福知山鉄道館ポッポランド」として発足した[1]。ポッポランドが使用する建物は、1933年昭和8年)竣工で、三ツ丸百貨店として建てられたものである。戦後、京都銀行となるが、その後リサイクルセンターなどを経て、現在のポッポランドとなった。

2014年(平成26年)からJR西日本OBらが組織する委員会が運営を担ってきた。建物の耐震性の問題から、移転先を検討してきたが、移転先が見つからないとして、2018年(平成30年)3月末での1号館休館の方針となった[2][3]

福知山市が設置した検討委員会は、広大な保存場所を確保できないという理由で、福知山市内6か所に分散して鉄道資料を展示・保存する方針を固めていた。しかし、個人の篤志家から2億円の寄付金が寄せられ、その条件として1か所で保存展示することを求められたことから、再検討する方針となった[4]

模型展示[編集]

福知山市が市制60周年を記念して1997年(平成9年)に制作した、当時の福知山駅線路配置を忠実に再現したNゲージ鉄道模型が展示されている。福知山駅の高架化工事に伴い、現在の線路配置とは異なっており、地上時代の福知山駅を模型で保存したものとなっている。

保存車両[編集]

2号館に保存されているC58形

館内にはC57形93号機の第3動輪が展示されている。1957年(昭和32年)から1970年(昭和45年)まで福知山機関区(後の福知山電車区)に配属されていた蒸気機関車で、1973年(昭和48年)に廃車された後、生野町立(当時、後に市町村合併により朝来市立)生野小学校に静態保存されていた。この車両が1998年(平成10年)8月に解体されることになり、ポッポランドの開館と重なったため動輪のみを西日本旅客鉄道(JR西日本)から寄贈を受けて館内に展示することになった。

これとは別に本館から少し離れた場所に「福知山鉄道館ポッポランド2号館」という建物があり、そこにC58形56号機が1両そのまま静態保存されている。1961年(昭和36年)2月26日に福知山機関区に転属し、1970年(昭和45年)3月25日廃車となるまで福知山で使用されていた。この間、1968年(昭和43年)10月には福井国体でのお召し列車牽引をしている。廃車後、北丹鉄道の福知山西駅跡の公園で静態保存されていたが、1999年(平成11年)9月25日にポッポランド2号館に移転収蔵された。

営業案内[編集]

  • 休館日: 毎週木曜日、12月29日-1月3日
  • 開館時間: 9:00 - 17:00(4月-10月)、10:00 - 16:30(11月-3月)
  • 入館料: 無料

1号館は休館中、2号館のみ公開中[5]

近隣情報[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 小川裕夫 (2019年8月12日). “京都・福知山ポッポランド 2億円寄付で再建計画撤回の経緯(1ページ)”. NEWSポストセブン. 2019年8月13日閲覧。
  2. ^ ポッポランド来春休館 京都の鉄道施設、移転先見つからず”. 京都新聞 (2017年12月29日). 2018年2月16日閲覧。
  3. ^ 佐藤孝治 (2018年3月19日). “福知山鉄道館ポッポランド SL、隅々まで清掃 2号館で 1号館月末に休館「早く再開して」”. 毎日新聞. 2018年3月19日閲覧。
  4. ^ 小川裕夫 (2019年8月12日). “京都・福知山ポッポランド 2億円寄付で再建計画撤回の経緯(2ページ)”. NEWSポストセブン. 2019年8月13日閲覧。
  5. ^ 福知山鉄道館ポッポランド2号館”. 福知山市産業観光課 (2018年12月7日). 2019年8月13日閲覧。

座標: 北緯35度18分6秒 東経135度7分32.2秒