秋田オーパ

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秋田オーパ
A K I T A
OPA
Akita OPA 20180520.jpg
秋田オーパ(2018年5月)
地図
店舗概要
所在地 010-0874
秋田県秋田市千秋久保田町4番2号
座標 北緯39度43分4.3秒 東経140度7分41.4秒 / 北緯39.717861度 東経140.128167度 / 39.717861; 140.128167 (秋田オーパ)座標: 北緯39度43分4.3秒 東経140度7分41.4秒 / 北緯39.717861度 東経140.128167度 / 39.717861; 140.128167 (秋田オーパ)
開業日 ジャスコ秋田店:1974年昭和49年)5月31日
パレドゥー:1985年(昭和60年)11月22日
秋田フォーラス:1987年(昭和62年)12月4日
秋田オーパ:2017年(平成29年)10月28日
閉業日 秋田フォーラス:2017年(平成29年)2月26日
正式名称 秋田オーパ
施設所有者 有限会社すぐる不動産
施設管理者 イオンモール株式会社
店舗数 約60
営業時間 10:00 - 20:00(一部テナントを除く)
前身 ジャスコ秋田店

パレドゥー

秋田フォーラス
最寄駅 秋田駅
最寄IC 秋田自動車道 秋田中央IC
外部リンク 公式サイト
OPA
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秋田オーパ
情報
用途 百貨店、喫茶店[1]
旧用途 百貨店、映画館、集会室、和食堂、ビリヤード場[1]
設計者 青木茂建築工房[1]
構造設計者 耐震構造エンジニアリング[1]
設備設計者 森村設計[1]
施工 鉄建建設・シブヤ建設工業共同企業体(建築)
小西造型(環境内装)
山二施設工業(空調・衛生)
ユアテック(電気)[1]
建築主 すぐる不動産・OPA
管理運営 イオンモール
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造[1]
敷地面積 2,873.67 m²
建築面積 2,298.06 m²
延床面積 20,241.42 m²
状態 完成
階数 地下1階 地上8階 塔屋2階[1]
高さ 40,160mm(最高)
エレベーター数 乗用3台 人荷2台[1]
駐車台数 139台(敷地外)[1]
着工 2017年2月[1]
開館開所 2017年11月28日(新装オープン)
座標 北緯39度43分4.3秒 東経140度7分41.4秒 / 北緯39.717861度 東経140.128167度 / 39.717861; 140.128167 (秋田オーパ)
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秋田オーパ(あきたオーパ、: Akita OPA)は、秋田市千秋久保田町に所在するイオンモール株式会社が運営するファッションビルである。

概要[編集]

ジャスコ秋田店を核テナントとして開業[編集]

地元企業であるなかよしがテナントビルである「なかよしターミナルビル」を建設。竣工したビルに1974年5月、ジャスコの秋田県進出における第1号店として「ジャスコ秋田店」が核テナントとして開業した[2]。秋田店は開店後数年間は県下一番店として繁栄を極めた[3]

パレドゥーに[編集]

だが、その後、秋田市に大手流通企業が続々と進出したため、ジャスコ秋田店の業績は低迷していった。このため、ジャスコは秋田店を立て直そうと、専門店への業態転換を図り、1985年11月に「パレドゥー」として新装開店した[4]。パレドゥーとはフランス語で2つの城を意味し、従来からの地元密着の商品を生かしながら、新たに外部(東京)情報を積極的に取り入れた店作りを試みた[3]

1987年2月にパレドゥーの運営は当時のジャスコ青森秋田事業部から、組織改正で発足したジャスコフォーラス事業部に移管した。

秋田フォーラスに[編集]

しかし、GMSから新業態へのテストケースとして注目されたパレドゥーであったが、初期投資の重さから黒字転換をなし得なかったため、再び業態転換を図ることになった[3]。この方針によって、1987年12月に20歳代の若者をターゲットにした専門店業態「秋田フォーラス」として新装開店した[2][5]

ビルオーナーだったなかよしの食料品売り場がジャスコ時代からフォーラス移行後に至るまで継続して地下で営業していた。しかし、後年、ファッションビル化を更に進めるため撤退し、タワーレコードなどが代わって出店した。

2007年6月になかよしが、なかよしターミナルビルをアスコットに売却した。このため名称も秋田フォーラスビルに改められるが、後にアスコットはビルを売却。現在はすぐる不動産が建物を所有している。

秋田オーパに[編集]

築43年が経過し老朽化した建物で営業していた秋田フォーラスは、「要緊急安全確認大規模建築物」に該当し、2017年12月末を期限とする耐震診断結果の公表義務を負っていた。また、耐震補強以外にも漏水や美観さらにはテナント構成の陳腐化による空床の問題のほか、秋田駅前地区の衰退などもあり、建物所用者のすぐる不動産と借主のOPAは、撤退か再生かを迫られた[1]

そうした状況を受け、両社は当初建て替えを検討したが、それでは既存不適格によって、維持されていた約230%の容積が削減され、秋田の市場ではテナント賃料で事業費の回収が困難であると試算された。この試算結果を踏まえ、両社は耐震補強を含む再生「リファイニング工事」の選択によって建物を再生することを決断した[1]

2017年2月26日、秋田フォーラスは閉店し[2][6]、リファイニング工事に入り、内外装や設備を一新[7]。10月28日に「秋田オーパ」としてリニューアルオープンした[7]

秋田オーパは1階から4階までを吹き抜けにして、エントランスを中心に秋田杉を多用したほか、1階にイベントに使用可能な「まちの交流場」も設けた。テナントは約60店が入る[8]

運営会社[編集]

開業当時の運営会社はジャスコ(現:イオン)であり、2008年8月21日よりイオンリテールフォーラス事業部、2011年3月1日からは同社内に新設されたビブレフォーラス事業本部の傘下に置かれた。

2016年3月1日からはビブレ・フォーラス事業本部がイオンリテールからOPAに移管され、秋田フォーラスの閉店までOPAが運営していた。

2021年3月1日、OPAからイオンモールに運営が移管された[9]

沿革[編集]

  • 1974年昭和49年)5月31日 - 「ジャスコ秋田店」開店[10]
  • 1985年(昭和60年)11月22日 - 「パレドゥー」として全館新装開店[11]
  • 1987年(昭和62年)12月4日 - 「秋田フォーラス」として全館新装開店[12]
  • 2007年平成19年)6月 - なかよしがアスコットに建物を売却。
  • 2009年(平成21年)7月30日 - 建物設置者が、すぐる不動産となる[13]
  • 2014年(平成26年) 3月7日 - 「シネマパレ」が「週末名画座シネマパレ」としてリニューアルオープン[14][15]
  • 2016年(平成28年)3月1日 - 運営会社がイオンリテール株式会社から株式会社OPAへ変更。
  • 2017年(平成29年)
    • 2月26日 - 「秋田フォーラス」閉店。
    • 10月28日 - 「秋田オーパ」として全館新装開店。
  • 2019年(平成31年/令和元年)2月22日 - 翌年1月26日までの期間限定で、1階に「東急ハンズトラックマーケット秋田オーパ店」オープン[16]
  • 2021年(令和3年)3月1日 - 運営会社が株式会社OPAからイオンモール株式会社へ変更[9]
シネマパレ
Cinema Palais
Cinema Palais 20170109.jpg
情報
正式名称 シネマパレ
完成 1985年
開館 1985年11月30日
閉館 2017年2月26日
最終公演 男はつらいよ 寅次郎純情詩集
太陽を盗んだ男
収容人員 (2スクリーン)248人
客席数 シネマ1:149
シネマ2:99[14]
設備 ドルビーデジタル
35mm映写機
用途 映画上映
所在地 秋田県秋田市千秋久保田町4番2号
秋田フォーラス8階
位置 北緯39度43分4.3秒 東経140度7分41.4秒 / 北緯39.717861度 東経140.128167度 / 39.717861; 140.128167 (シネマパレ
Cinema Palais
)
外部リンク 週末名画座シネマパレ (@cine_palais) - Twitter
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出店テナント[編集]

シネマパレ[編集]

シネマパレ(Cinema Palais)は、秋田フォーラス8階に所在した映画館

ジャスコ秋田店からパレドゥーに転換後の1985年11月30日にオープン[14]。当初は松竹系の邦画・洋画の封切館として出発し[17]、程なくして東宝の邦画作品のロードショー館へとシフト。イオンモール秋田内にTOHOシネマズ秋田[注 1]がオープンして以降はミニシアター系へと移行し営業を続けた[14]

2010年代に入り映画撮影や上映方式が徐々にデジタル化していき、同県内の映画館も相次いでデジタル上映へと移行するが、ライバル館の「シアタープレイタウン」がそれに勝てず2012年12月24日に閉館[18]。しかしシネマパレはデジタル上映機材を導入せず、引き続き35mm映写機での上映に特化して営業。2014年3月以降は月曜日から木曜日の営業を取りやめ、週末名画座シネマパレとして金・土・日曜日のみ、名作映画をフィルム上映するスタイルとなった[14][15]

2016年11月4日、秋田フォーラスの閉店に伴い2017年2月26日にシネマパレを閉館することを発表。使用した映写機の老朽化や、フィルム上映出来る作品が少なくなったこと、他館との競合の末に客足が減ったことが主な理由とされている[19]。但しOPAへの転換後も映画館は設けず、事実上の閉館となる。

ギャラリー[編集]

テナントに勤務していた人物[編集]

近隣施設[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 当初の名称は「イオン秋田・TOHOシネタウン」。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『新建築』2018年4月号
  2. ^ a b c “「秋田フォーラス」が「OPA」へ 駅前整備事業の進展に合わせ”. 秋田経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2016年11月3日). http://akita.keizai.biz/headline/2605/ 2016年11月26日閲覧。 
  3. ^ a b c 『ジャスコ三十年史』p.485
  4. ^ 『ジャスコ三十年史』p.484
  5. ^ 「パレドゥー全面改装へ ファッション性高める客層20代に絞る」『秋田魁新報』1987年8月23日付朝刊
  6. ^ “秋田フォーラス改装 17年10月「OPA」に”. 河北新報. (2016年11月3日). http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161103_42034.html 2016年11月3日閲覧。 
  7. ^ a b “秋田駅前のランドマークが新たに生まれ変わります 秋田オーパ 10月28日(土)AM10:00オープン” (プレスリリース), 株式会社OPA, (2017年9月28日), http://www.opa-club.com/pdf-upload/files/dc02261d481a83630097aecaea74e37c.pdf 2017年10月20日閲覧。 
  8. ^ “秋田)新装「オーパ」 秋田駅前に来月28日オープン”. 朝日新聞デジタル. (2017年9月30日). http://www.asahi.com/articles/ASK9Y41HGK9YUBUB006.html 2017年10月23日閲覧。 
  9. ^ a b “完全子会社の再編(会社分割及び吸収合併)による都市型SC事業の構造改革について”. イオンモール株式会社. (2020年12月1日). https://ssl4.eir-parts.net/doc/8905/tdnet/1910228/00.pdf 2021年3月1日閲覧。 
  10. ^ 『ジャスコ三十年史』p.281
  11. ^ 『ジャスコ三十年史』p.972
  12. ^ 「フォーラスがオープン 若者向けに主眼 多目的ホールも」『秋田魁新報』1987年12月5日朝刊。
  13. ^ 秋田市総務部文書法制課「秋田市公報あきた」第1048号 平成24年9月10日発行
  14. ^ a b c d e 週末名画座シネマパレ”. 港町キネマ通り (2016年11月). 2016年11月26日閲覧。
  15. ^ a b “秋田駅前の映画館が「名画座」に - 週末限定営業、フィルム撮影の名作上映”. 秋田経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2014年3月8日). http://akita.keizai.biz/headline/1953/ 2016年11月26日閲覧。 
  16. ^ 村田悠輔「ハンズ縮小版登場 秋田オーパ内期間限定 生活雑貨など3000点並ぶ」『秋田魁新報』2019年2月23日、4面。
  17. ^ 「名画座 ハッピーエンド待つ 秋田のシネマパレ 26日閉館」『読売新聞』秋田版 2017年2月1日
  18. ^ 山崎孝 (2013年1月7日). “シリーズ 時代を語る「映画の跡は栄華の跡」”. 秋田魁新報. http://www.sakigake.jp/special/jidai/015/article_01.jsp 2016年11月26日閲覧。 
  19. ^ “シネマパレ、来年2月26日に閉館 秋田フォーラスの映画館”. 秋田魁新報. (2016年11月4日). http://www.sakigake.jp/news/article/20161104AK0019/ 2016年11月26日閲覧。 
  20. ^ 流行屋さん。 - 佐々木希オフィシャルブログ 2007年6月29日21:29:27(2007年11月19日時点のアーカイブ
  21. ^ 佐々木希ビックリ! 秋田のバイト先に安室奈美恵が来店「オーラすごかった」”. エキサイト (2017年10月29日). 2017年11月14日閲覧。

参考文献[編集]

  • ジャスコ株式会社編 『ジャスコ三十年史』ジャスコ、2000年。