秋野公造

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秋野 公造
あきの こうぞう
生年月日 (1967-07-11) 1967年7月11日(52歳)
出生地 日本の旗 兵庫県神戸市
出身校 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
前職 厚生労働省医系技官
所属政党 公明党
称号 医学博士
公式サイト あきの公造|参議院議員・医学博士

選挙区 比例区
当選回数 2回
在任期間 2010年7月26日 - 現職
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秋野 公造(あきの こうぞう、1967年7月11日 - )は、日本医師政治家公明党所属の参議院議員(2期)。

経歴[編集]

兵庫県神戸市生まれ。幼少時に喘息アトピー性皮膚炎を併発。病苦がきっかけで医者を目指すこととなった[1]白陵中学校・高等学校長崎大学医学部卒業後、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科修了。在学中から臨床医として研究に携わりつつ医師として勤務。医師として、日本内分泌学会若手研究奨励賞、ヨーロッパ組織再建学会若手研究奨励賞、日本創傷治癒学会研究奨励賞、日米創傷治癒学会第一回優秀演題賞など多くの賞を受賞する。

2006年より、長崎大学からの人事交流として2年間の予定で厚生労働省に出向。厚生労働省健康局疾病対策課課長補佐として薬害エイズ対策の他、ハンセン病クロイツフェルト・ヤコブ病などの対策に携わる。2007年、正式に厚生労働省医系技官採用試験を経て、長崎大学の籍を離れ、厚生労働省に入省。2008年より厚生労働省医薬食品局血液対策課課長補佐として献血対策、薬害肝炎対策、新型インフルエンザ対策に携わる。2008年に長崎大学客員教授に就任。

2009年羽田空港内にある東京空港検疫所支所長に就任。検疫業務、国際ターミナル開業準備を指揮。同年、厚生労働省を退職。公明党の次期参議院選挙の候補者となる。

2010年7月11日に実施された第22回参議院議員通常選挙公明党公認で比例区から出馬し初当選[2]

2012年12月26日発足の第2次安倍内閣において環境大臣政務官内閣府大臣政務官に任命される[3]2013年9月、退任。

2016年7月10日の第24回参議院議員通常選挙で再選[4]

剣道四段。

政策[編集]

  • 2011年2月10日に提出した質問主意書にて国に初めて胃がんの原因をヘリコバクター・ピロリ菌と認めさせ、その結果、2013年2月21日にヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に対して適応を拡大した上で、同日付けで保険適用が実現している[5]
  • 2015年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針」いわゆる骨太の方針に「生活習慣病の合併症予防を含む重症化予防」の文言を盛り込ませて、平成28年診療報酬改定における「下肢末梢動脈疾患指導管理加算」の創設や平成30年診療報酬改定における『腎代替療法実績加算』の創設など適切な腎代替療法の推進[6]を主導。その後も積極的に中元と、終末期ではない透析患者の意思を尊重した腎代替療法選択の推進を行っている[7][8][9]
  • 北海道医療大学の浅香正博学長と「胃がんは『ピロリ菌除菌』でなくせる(潮出版)(潮新書)」を、日本下肢救済・足病学会の大浦武彦理事長と「足病の教科書(三五館)」を、日本フットケア学会の小林修三理事長と「フットケアで寿命を延ばす(PHPエディターズ グループ)」を、日本てんかん学会の大澤真木子理事長と「てんかんの教科書(メディカルレビュー社)」を、日本透析医学会の中元秀友理事長と「やさしい腎代替療法 よりよい治療法を選択するために読む本(西村書店)[10]」を発刊している。
  • 参院選初出馬時に、沖縄戦を経験した仲程シゲより「議員になったらガマを掘れ。」と厳しく言われ、当選後よりガマフヤーの具志堅隆松代表と毎年少なくとも8月10日には家族総出で沖縄の遺骨収容に当たり、DNA鑑定を推進している[11][12][13][14][15]
  • 厚生労働省退職後も東京HIV訴訟原告団の大平勝美と大阪HIV訴訟原告団の花井十伍との親交は続く。福島県立医大総括副学長の大戸斉によるフィブリノゲン製剤の適応拡大を目指す呼びかけに対して、大平、花井とともに専門家と、三学会(日本産婦人科・新生児血液学会、日本心臓血管外科学会、日本輸血・細胞治療学会)合同シンポジウム[16]、また三学会(日本輸血・細胞治療学会、日本産科婦人科学会、日本心臓血管外科学会)合同特別討論会にて議論し、合意形成に至る[17]。専門家と患者の議論をふまえ、2018年4月23日の参議院決算委員会にて、フィブリノゲンの適応拡大について質し、宮本周司医薬生活衛生局長は「新しい知見を含めて検討する」と応じ、医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議において議論がなされている。
  • 顧みられない熱帯病(NTDs) :2019年11月7日の参議院外交防衛委員会にて、アフリカや中南米で深刻な問題となっている寄生虫による皮膚感染症「スナノミ症」をWHOが定める「顧みられない熱帯病(NTDs)」に位置付けるべきと質した。稲津久厚生労働副大臣は「秋野議員の指摘を受けて、事務方がWHOに働きかけを行ったと承知している。その結果、「スナノミ症」について「顧みられない熱帯病(NTDs)」に含まれるとする世界保健機関(WHO)の見解を日本政府として初めて確認した。」と答弁を行った[18][19][20]。日本の提案によりスナノミがNTDsに位置付けられたのは画期的な取り組みである。
  • 新型コロナウイルス感染症対策においては、2009年の新型インフルエンザのパンデミック時に東京空港検疫所支所長として対応に当たった経験を活かして積極的に政策提言を行っている[21][22]。軽症者等に対してパルスオキシメーターを用いて酸素飽和度と呼吸数を測定して、重症化の端緒を早期に発見することで適切な搬送を行う提案が厚労省の「新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養マニュアル」に反映されている[23][24][25][26]

現在の役職[編集]

公明党[編集]

  • がん対策推進本部長
  • 医療制度委員会委員長
  • 原爆被害者対策委員会委員長
  • 死因究明等対策プロジェクトチーム座長
  • 生殖補助医療に関する法整備等検討プロジェクトチーム座長
  • 音楽療法推進プロジェクトチーム座長
  • 半島振興対策プロジェクトチーム座長
  • 九州方面本部長代理
  • 沖縄方面副本部長
  • 長崎県本部顧問

参議院[編集]

過去の役職[編集]

内閣[編集]

参議院[編集]

所属議員連盟[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 秋野 公造 会いに行ける国会議員 みわちゃんねる 突撃永田町!!” (2015年4月1日). 2018年1月19日閲覧。
  2. ^ 秋野公造 参院選2010”. 読売新聞. 2016年7月11日閲覧。
  3. ^ 公明党から3副大臣”. 公明党ホームページ (2012年12月28日). 2016年7月11日閲覧。
  4. ^ 秋野公造 参院選2016”. 読売新聞. 2016年7月11日閲覧。
  5. ^ 胃がんは「ピロリ菌除菌」でなくせる 浅香正博・秋野公造 (著)潮出版2013/10/5、潮新書2017/3/4
  6. ^ やさしい腎代替療法 よりよい治療法を選択するために読む本 中元秀友・秋野公造 (著)西村書店2018/06/29
  7. ^ 読売新聞[論点スペシャル]「透析せず」尊重 学会が新提言案
  8. ^ 朝日新聞 死への誘導はあったのか 学会理事長が語る透析中止問題
  9. ^ 読売新聞 [論点スペシャル]「透析せず」尊重 学会が新提言案
  10. ^ やさしい腎代替療法 よりよい治療法を選択するために読む本 中元秀友/秋野公造 著
  11. ^ 琉球新報 遺骨からDNA抽出、4月から開始 厚労省が方針 沖縄県保管700人分 身元特定に期待 沖縄戦戦没者
  12. ^ 沖縄タイムス 戦時遺骨の鑑定 県内完結へ支援/厚労相、公明要請で明言
  13. ^ 琉球新報 戦没者身元特定のDNA鑑定 厚労相が県内実施に前向き
  14. ^ 沖縄タイムス DNA鑑定作業 県内実施前向き/戦没者遺骨で厚労省
  15. ^ 琉球新報 戦没者遺骨のDNA鑑定 沖縄で研究者確保が課題
  16. ^ 第 27 回日本産婦人科・新生児血液学会学術集会長による取りまとめ
  17. ^ 三学会合同特別討論会-フィブリノゲン製剤の適応拡大の条件は何か-提言について(周知依頼)
  18. ^ “第200回国会 参議院外交防衛委員会会議録”. (2019年11月7日) 
  19. ^ “アフリカの寄生虫対策を強化 WHO、日本の支援背景”. MEDIFAX/共同通信. (2019年11月8日). https://mf.jiho.jp/article/201172 2019年11月8日閲覧。 
  20. ^ “スナノミ症は「顧みられない熱帯病」秋野氏の質問に厚労省が表明”. 公明新聞. (2019年11月8日). https://www.komei.or.jp/komeinews/p44037/ 2019年11月8日閲覧。 
  21. ^ “産経新聞 論点スペシャル 新型肺炎の感染拡大 根本的な原因と問題点を専門家に聞く”. (2020年1月23日). https://special.sankei.com/a/society/article/20200202/0002.html  2019年4月22日閲覧。 
  22. ^ “〈独自〉軽症者施設で血中酸素濃度測定を促進 重症化の兆し把握へ”. (2020年4月8日). https://www.sankei.com/life/news/200408/lif2004080140-n1.html 2019年4月22日閲覧。 
  23. ^ “宿泊療養のコロナ軽症者、「酸素飽和度」確認の重要性を周知  厚労省”. MEDIFAX. (2020年4月8日). https://mf.jiho.jp/article/206472 2020年4月22日閲覧。 
  24. ^ MEDIFAX[コロナ自宅療養、必要なら「パルスオキシメータ」活用を 稲津副大臣
  25. ^ 今日新聞[ドクター「アキノ」コロナを斬る!①
  26. ^ 今日新聞[ドクター「アキノ」コロナを斬る!②
  27. ^ 役員人事”. 東京オリンピック・パラリンピックに向けて 受動喫煙防止法を実現する議員連盟. 2019年6月6日閲覧。
  28. ^ 顧みられない熱帯病の根絶へ議連 会長に塩崎元厚労相”. 2019年6月10日閲覧。
議会
先代:
竹谷とし子
日本の旗 参議院総務委員長
2018年 - 2019年
次代:
若松謙維
先代:
魚住裕一郎
日本の旗 参議院法務委員長
2016年 - 2017年
次代:
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先代:
竹谷とし子
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次代:
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公職
先代:
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郡和子
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2012年 - 2013年
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亀岡偉民
福岡資麿
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松本文明
磯崎仁彦
浮島智子
先代:
中島正純
高山智司
日本の旗 環境大臣政務官
齋藤健と共同

2012年 - 2013年
次代:
­ 牧原秀樹
浮島とも子