リュウノウジュ

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リュウノウジュ
D. aromatica
クアラルンプールマレーシア森林研究所でのD. aromatica林冠クラウン・シャイネスの展示
保全状況評価[1]
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 2.3 (1994))
Status iucn2.3 CR.svg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: アオイ目 Malvales
: フタバガキ科 Dipterocarpaceae
: Dryobalanops
: リュウノウジュ D. aromatica
学名
Dryobalanops aromatica
Gaertn.f., nom cons.[2]
シノニム
和名
リュウノウジュ(竜脳樹)
英名
Borneo camphor, camphor tree, Malay camphor, Sumatran camphor

リュウノウジュ学名Dryobalanops aromatica竜脳樹)とは、フタバガキ科の常緑大高木。種形容語のaromaticaは、ダンマル樹脂が匂うことを表したラテン語(aromaticus = 芳香のある)に由来する。

ボルネオ島マレー半島スマトラ島などに分布する。最大65mさらには75mまで成長する超高木である[3]。D. aromaticaは、樹木の葉が互いに接触しないよう成長するクラウン・シャイネスと呼ばれる行動がみられる樹種の1つとして知られる。

用途[編集]

この種は樟脳の主な原料の1つであり、香水に使用され、以上の価値があった時にはボルネオへアラブの交易商が引き寄せられた[2]。 木材にも利用されているが、絶滅危惧種に指定されている。木材としての名前は、カポール(Kapur)と呼ばれる[4]

リュウノウジュの樹幹の空隙に析出される竜脳は、生薬として中枢神経系への刺激による気付けの効果を期待して利用される[5]

関連項目[編集]

  • リュウノウギク:茎や葉の香りが竜脳に匂いが似ていることから命名された。

出典[編集]

  1. ^ "Dryobalanops aromatica". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2007. International Union for Conservation of Nature. 1998年. 11 November 2007閲覧.  Listed as Critically Endangered (CR A1cd+2 cd, B1+2c D v2.3)
  2. ^ a b Ashton, P. S. (September 2004). Dryobalanops aromatica Gaertn.”. In Soepadmo, E.; Saw, L. G.; Chung, R. C. K.. Tree Flora of Sabah and Sarawak. 5. Forest Research Institute Malaysia. pp. 129, 131. ISBN 983-2181-59-3. http://www.chm.frim.gov.my/backup/TFSS.vol4_5_6.pdf 2007年11月11日閲覧。. 
  3. ^ Carder, A. 2005: Giant Trees of Western America and The World. Harbour Publishing, Madeira Park, Canada. ISBN 978-1-55017-363-5
  4. ^ 村山忠親 木材取引基礎知識 カポール(竜脳樹)
  5. ^ 登録販売者標準テキスト: 医薬品の販売者となるために 182p