第11回都市対抗野球大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第11回都市対抗野球大会(だい11かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、1937年8月1日から8月9日まで明治神宮野球場で開かれた都市対抗野球大会である。

概要[編集]

  • 前年の記念大会を終え、通常の16チームによるトーナメントが行われる予定であったが、大陸の戦局が暗さを増す。7月には盧溝橋事件が発生し、これを受けて予選を突破していた大連市・満州倶楽部と京城府・全京城の2チームが不参加。14チームによる大会となった。
  • 第1回大会から連続出場を果たしていた名古屋鉄道局は、打倒鉄道局を合言葉に結成されたクラブチーム・全名古屋に敗れ連続出場が途絶えた。一方東京倶楽部と全大阪は危なげなく予選を勝ち上がり、連続出場を11年に伸ばした。
  • 14チーム中初出場が5チームというフレッシュな顔ぶれの大会を制したのは八幡市八幡製鉄。前回大会でライバルの門司鉄道局が企業チーム初優勝を果たし、九州に黒獅子旗を持ち帰った悔しさをバネに、九州予選で門司鉄道局を下し、本大会でもきわどい試合をものにして、初優勝を遂げた。

出場チーム[編集]

大会[編集]

1回戦[編集]

1 2 3 4 5 6 7 8 9
鷹取工機部 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
八幡製鉄 1 3 0 5 0 0 2 0 X 11

勝:角地 敗:村井

  • 第2試合(8月1日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
全呉 0 2 0 0 1 0 0 0 4 7
大津晴嵐 0 2 2 2 0 0 0 3 X 9

勝:小田 敗:森川

1 2 3 4 5 6 7 8 9
コロムビア 2 0 4 3 1 3 0 1 0 14
日立鉱山 0 0 0 0 2 1 0 2 0 5

勝:鈴木 敗:三輪野

  • 第4試合(8月2日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
仙台鉄道局 0 0 0 0 0 1 2 0 0 3
東京倶楽部 0 2 1 0 1 0 0 0 X 4

勝:田所 敗:小田野

1 2 3 4 5 6 7 8 9
全大阪 1 0 0 0 0 1 2 2 0 6
新京満州国 0 0 1 0 0 2 3 4 X 10

勝:永尾 敗:伊達

  • 第6試合(8月3日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
札幌鉄道局旭川 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
新潟鉄道局 1 0 1 0 5 0 0 1 X 8

勝:水島 敗:相馬

2回戦[編集]

1 2 3 4 5 6 7 8 9
コロムビア 2 0 0 0 2 0 1 1 0 6
全名古屋 0 0 0 1 0 0 1 0 0 3

勝:鈴木 敗:佐藤 本:寺門(コロムビア)

  • 第2試合(8月4日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
台南州団 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
東京倶楽部 0 2 0 0 0 0 0 0 X 2

勝:田所 敗:児玉義

1 2 3 4 5 6 7 8 9
八幡製鉄 0 1 0 2 0 0 0 0 1 4
大津晴嵐 0 0 0 2 0 0 0 0 1 3

勝:塩田 敗:小田

  • 第4試合(8月5日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
新潟鉄道局 0 2 0 0 0 0 3 0 0 5
新京満州国 2 2 0 4 0 0 2 0 X 10

勝:永尾 敗:八百板

準決勝[編集]

1 2 3 4 5 6 7 8 9
コロムビア 3 0 0 0 0 0 2 0 0 5
八幡製鉄 0 0 0 0 1 4 1 0 X 6

勝:角地 敗:鈴木 本:塩田、大岡(以上八幡)

  • 第2試合(8月6日)-延長12回日没引き分け
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
新京満州国 0 2 0 2 2 0 0 0 0 0 1 0 7
東京倶楽部 3 0 1 0 1 0 0 1 0 0 1 0 7
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東京倶楽部 0 2 0 0 0 2 0 0 0 4
新京満州国 1 0 0 2 0 0 0 0 0 3

勝:土井 敗:永尾

決勝[編集]

1 2 3 4 5 6 7 8 9
東京倶楽部 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
八幡製鉄 0 1 0 1 0 0 0 1 X 3

勝:角地 敗:田所
(八幡製鉄は初優勝)

表彰選手[編集]