第601飛行隊 (航空自衛隊)

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第601飛行隊
E-2 JASDF (22103682262).jpg
第601飛行隊のE-2C
創設 1986年4月5日
廃止 2005年3月31日
再編成 2014年4月20日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 Flag of the Japan Air Self-Defense Force.svg 航空自衛隊
所在地 青森県三沢基地
編成地 青森県三沢基地
通称号/略称 601SQ
上級単位 警戒航空隊飛行警戒監視群
最終上級単位 航空総隊
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第601飛行隊(だい601ひこうたい、JASDF 601st Squadron)は、航空自衛隊航空総隊警戒航空隊隷下の早期警戒管制機部隊。2014年(平成26年)に三沢基地で飛行警戒監視隊から改編され、早期警戒機としてE-2Cを運用する。

概要[編集]

1976年(昭和51年)に発生した函館空港へのソ連防空軍MiG-25戦闘機の強行着陸事件後、航空自衛隊の対空警戒レーダーサイト網の脆弱性が露呈し、早期警戒機としてE-2Cが導入がされることとなった。1983年(昭和58年)に三沢基地へE-2C初号機と2号機が到着、同年11月15日に臨時警戒航空隊臨時第601飛行隊が編成され、E-2Cの試験運用を開始した[1]1986年(昭和61年)4月5日にE-2Cが8機体制となり、臨時が外れた警戒航空隊と隷下の第601飛行隊が編成完結となった[1]

第601飛行隊のE-2Cは1994年(平成06年)までに13機体制へ増勢されたが、1998年(平成10年)からE-767早期警戒管制機の配備が始まり、1999年(平成11年)3月24日に部隊使用承認が付与された。翌3月25日には警戒航空隊と第601飛行隊司令部が三沢基地から浜松基地に移動し、E-2Cを運用する第1飛行班が三沢基地、E-767を運用する第2飛行班が浜松基地という運用体制となった[1]

2005年(平成17年)3月31日に警戒航空隊の組織改編が行われ、第601飛行隊第1飛行班が飛行警戒監視隊、第2飛行班が飛行警戒管制隊へと改編した[2]2010年(平成22年)以降から中国軍の活動が南西諸島周辺で活発化し、スクランブル回数が増加してくると、警戒監視のため数機のE-2Cを那覇基地にローテーション展開するようになり[3]2014年(平成26年)4月20日に再び警戒航空隊の組織改編が行われ、三沢基地に飛行警戒監視群が発足し、隷下には飛行警戒監視隊から改編された第601飛行隊と第603飛行隊が新編され、第601飛行隊は三沢基地、第603飛行隊は那覇基地に置かれた[4]

部隊マークは、電光を掴むコウモリをデザインしたものになっている[5]

沿革[編集]

7月15日 - 三沢基地にE-2C 3号機及び4号機到着[5]
11月10日 - E-2Cの部隊使用承認付与[1]
11月15日 - 警戒航空準備隊飛行準備隊が臨時警戒航空隊臨時第601飛行隊に改編。航空総隊隷下に隷属替え[1]
  • 1986年(昭和61年)4月5日 - 臨時警戒航空隊が警戒航空隊に改編。隷下の第601飛行隊編成完結[1]
  • 1987年(昭和62年)1月31日 - E-2Cによる警戒地上待機及び哨戒飛行任務開始[5]
  • 1994年(平成06年)4月28日 - E-2C最終号機受領[5][6]
  • 1999年(平成11年)3月25日 - 警戒航空隊及び第601飛行隊司令部が三沢基地から浜松基地に移転。第601飛行隊第1飛行班がE-2C運用で三沢基地、第2飛行班がE-767運用で浜松基地所在となる[6]
6月21日6月25日 - コープノース・グアム99に参加[7]
7月30日 - E-2Cでの100,000飛行時間無事故達成[13]

歴代運用機[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g イカロス出版 自衛隊の名機シリーズ5 航空自衛隊T-4/C-1/E-767 102頁 「航空自衛隊機ヒストリー 6.航空自衛隊空中早期警戒機の系譜」松崎豊一
  2. ^ a b イカロス出版 自衛隊機年鑑 42頁-43頁 「E-2C ホークアイ」松崎豊一
  3. ^ 扶桑社 MAMOR 第101号 2015年7月 30頁-37頁 「MILITARY REPORT 三沢から那覇へ 航空自衛隊第603飛行隊」魚本拓
  4. ^ a b イカロス出版 Jwing No.191 2014年7月号 6頁-9頁 「那覇でE-2C部隊 第603飛行隊が発足!!」坪田敦史
  5. ^ a b c d e イカロス出版 Jwing No.36 2001年8月号 28頁-57頁 「空飛ぶレーダーサイト AWACSとAEW」
  6. ^ a b 朝雲新聞社 FOR THE BLUE SKY 航空自衛隊の50年 122頁-127頁 「航空自衛隊略年表」
  7. ^ イカロス出版 Jwing No.13 1999年9月号 4頁-7頁 「コープノース・グアム99 航空自衛隊の戦闘機が初めて海外に展開!」坪田敦史
  8. ^ イカロス出版 Jwing No.24 2000年8月号 4頁-6頁 「日米共同訓練、グアムで実施! コープノース2000」中井俊治
  9. ^ イカロス出版 Jwing No.78 2005年2月号 60頁 「行くぞ!NEWSマン2004」
  10. ^ イカロス出版 Jwing No.96 2006年8月号 4頁-9頁 「速報!日米共同訓練 コープノースグアム2006」中野耕志
  11. ^ イカロス出版 Jwing No.109 2007年9月号 4頁-9頁 「コープノース・グアム2007」洲﨑秀憲
  12. ^ イカロス出版 Jwing No.128 2009年4月号 131頁 「行くぞ!NEWSマン 自衛隊NEWS」
  13. ^ イカロス出版 Jwing No.137 2010年1月号 81頁 「全国飛来機投稿情報ページ FEVER!」坪田敦史
  14. ^ イカロス出版 Jwing No.176 2013年4月号 87頁-88頁 「行くぞ!NEWSマン 自衛隊NEWS」
  15. ^ イカロス出版 Jwing No.201 2015年5月号 89頁 「行くぞ!NEWSマン 自衛隊NEWS」
  16. ^ イカロス出版 Jwing No.213 2016年5月号 24頁-27頁 「コープノース・グアム2016」鈴崎利治
  17. ^ 航空自衛隊航空幕僚監部報道発表資料29.1.27 グアムにおける日米豪共同訓練等の実施について 2018年2月26日閲覧
  18. ^ 航空自衛隊航空総隊司令部 トピックス 日米豪共同訓練(VOl.1) 2018年2月26日閲覧
  19. ^ 航空自衛隊航空総隊司令部 トピックス 日米豪共同訓練(VOl.2) 2018年2月26日閲覧
  20. ^ 文林堂 航空ファン No.798 2019年6月号 118頁 「航空最新ニュース 自衛隊 在日米軍」

関連項目[編集]