第72回都市対抗野球大会

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第72回都市対抗野球大会(だい72かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、2001年7月21日から7月31日まで東京ドームで開催された都市対抗野球大会である。

概要[編集]

  • この大会を最後に次回大会では見られなくなるものが多々ある。
    • 長年強豪ぞろいで代表枠が2チームあった北海道地区は、この大会を最後に2代表から1代表へと削減された。
    • 同じく静岡県が単独枠で設けられ、かつ東海地区次点と静岡地区次点が1枠を争っていたが、この方式もこの年限りで、次回大会からは「東海地区」に吸収された。
    • 国際大会での金属バット廃止への動きを受けて、この大会を最後に金属バットの使用が禁止されることとなった。
  • 一方で、この大会から始まる試みとして、優勝チームはその後1年間、都市対抗野球優勝チームの証として「黒獅子エンブレム」をつけられることになった。
  • 企業チームであった新日本製鐵室蘭の休部を受けて発足したクラブチーム室蘭シャークスが初出場。また、企業チームのNTT信越からクラブチームに登録変更したNTT信越硬式野球クラブが9年ぶりの出場を決めた。
  • 優勝したのは、静岡第2代表で本戦に滑り込んだ河合楽器。投打がかみ合ったチームは接戦を次々に制していき、初優勝を飾った。しかし、この約2ヶ月後、電撃的な廃部発表があり、黒獅子エンブレムは準優勝の三菱自動車岡崎が獲得した。

予選[編集]

出場チーム[編集]

出場枠 都市 チーム 出場回数
北海道第1 札幌市 サンワード貿易 2年連続2回目
北海道第2 室蘭市 室蘭シャークス 初出場
東北第1 仙台市 JR東日本東北 2年ぶり17回目
東北第2 仙台市 JT 6年連続10回目
北信越 長野市 NTT信越硬式野球クラブ 9年ぶり15回目
北関東 鹿嶋市 住友金属鹿島 2年連続8回目
南関東第1 千葉市 川崎製鉄千葉 5年連続14回目
南関東第2 君津市 新日本製鐵君津 2年連続5回目
南関東第3 さいたま市 日本通運 2年ぶり28回目
東京第1 東京都 JR東日本 2年ぶり7回目
東京第2 東京都 朝日生命 5年ぶり2回目
東京第3 東京都 東京ガス 2年連続12回目
神奈川第1 川崎市 三菱ふそう川崎 2年連続15回目
神奈川第2 横須賀市 日産自動車 5年連続23回目
神奈川第3 藤沢市 いすゞ自動車 3年ぶり13回目
静岡第1 浜松市 ヤマハ 3年連続26回目
出場枠 都市 チーム 出場回数
静岡第2 浜松市 河合楽器 2年ぶり26回目
東海第1 岡崎市 三菱自動車岡崎 2年連続3回目
東海第2 岐阜市 昭和コンクリート 2年ぶり5回目
東海第3 豊田市 トヨタ自動車 2年連続8回目
東海第4 大垣市 西濃運輸 2年連続25回目
京滋奈 京都市 日本新薬 2年ぶり19回目
阪和第1 大阪市 大阪ガス 4年連続13回目
阪和第2 門真市 松下電器 3年連続38回目
阪和第3 大阪市 日本生命 12年連続44回目
兵庫第1 加古川市 神戸製鋼 2年連続13回目
兵庫第2 神戸市 三菱重工神戸 3年連続21回目
中国第1 福山市 NKK 3年ぶり21回目
中国第2 倉敷市 三菱自動車水島 2年ぶり6回目
四国 高松市 JR四国 2年ぶり4回目
九州第1 苅田町 日産自動車九州 3年ぶり4回目
九州第2 長崎市 三菱重工長崎 3年連続10回目

大会[編集]

1回戦[編集]

1 2 3 4 5 6 7 8 9
いすゞ自動車 0 1 4 0 0 3 0 1 0 9
昭和コンクリート 0 4 6 0 2 1 0 0 X 13

勝:家接 敗:天沼 本:軽部(いすゞ)、森川2、蒲原、阪本(以上昭和)、長谷高(いすゞ)、奥山(昭和)

  • 第2試合(7月21日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
サンワード貿易 0 2 1 0 2 0 1 0 1 7
神戸製鋼 0 0 2 0 0 3 0 0 1 6

勝:太田 敗:新谷 本:岡部(サンワード)、藤井要(神鋼)

  • 第3試合(7月21日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工長崎 4 0 4 1 1 0 2 3 0 15
NTT信越硬式野球クラブ 0 0 2 0 0 3 1 0 0 6

勝:杉内 敗:木村 本:神谷、村上竜、吉村忠(以上長崎)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
朝日生命 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2
河合楽器 0 1 0 0 0 0 0 1 1x 3

勝:石井 敗:金剛 敗:坂田(朝日)、広畑(河合)

  • 第5試合(7月22日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤマハ 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2
川崎製鉄千葉 0 0 0 1 1 0 1 0 X 3

勝:山口 敗:歌藤 敗:畑、久保田(以上千葉)

  • 第6試合(7月22日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
松下電器 0 2 3 0 0 4 3 1 1 14
三菱自動車水島 0 1 0 4 0 1 0 0 0 6

勝:田中 敗:渡辺 本:田頭(水島)、九鬼、井上、西田朋(以上松下)
※松下電器の井上大外野手は、大会史上4人目となるサイクルヒットを達成。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
三菱重工神戸 0 3 0 1 1 0 0 2 0 0 7
新日本製鐵君津 0 0 0 3 2 0 2 0 0 1x 8

勝:飯島 敗:南部 本:矢口、鈴木(以上君津)、宮田(神戸)

  • 第8試合(7月23日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日産自動車 1 0 5 3 0 0 0 0 1 10
JR東日本東北 0 0 1 1 0 3 0 1 3 9

勝:塩崎 敗:小沼 本:鈴木良、鈴木裕、服部(以上JR東北)

  • 第9試合(7月23日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱ふそう川崎 0 0 0 3 0 1 1 0 0 5
日産自動車九州 0 7 0 0 0 4 1 0 X 12

勝:有銘 敗:須田 本:石井、今村、丸山(以上日産九州)、高根澤(ふそう)、中島(日産九州)、梶山(ふそう)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
住友金属鹿島 0 0 2 2 2 3 0 0 0 9
三菱自動車岡崎 0 6 0 2 0 0 2 1 X 11

勝:後藤 敗:飯島 本:青山、山田(以上岡崎)、青木、松本(以上鹿島)

  • 第11試合(7月24日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
NKK 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
日本新薬 1 0 0 0 0 1 0 0 X 2

勝:影山 敗:山下 本:岸江、岩本(以上新薬)

  • 第12試合(7月24日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大阪ガス 0 2 4 0 0 0 0 0 3 9
JR東日本 1 0 3 0 0 0 0 0 0 4

勝:加藤 敗:筒井 本:浦口、澤多(以上大ガス)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
JT 1 1 3 0 0 1 0 2 0 0 3 11
JR四国 1 1 4 0 0 0 1 1 0 0 0 8

勝:中須賀 敗:島田 本:門奈2(JT)、稲岡(JR四)、佐藤繁(JT)、田中(JR四)

  • 第14試合(7月25日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本生命 0 0 0 5 1 0 0 0 0 6
室蘭シャークス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:林 敗:武田 本:川崎(日生)

  • 第15試合(7月25日)-7回コールド
1 2 3 4 5 6 7
東京ガス 0 0 2 0 0 0 0 2
西濃運輸 0 2 0 5 4 0 1x 12

勝:徳村 敗:中ノ瀬 本:柳生(西濃)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 1 4 0 0 0 3 1 2 0 11
トヨタ自動車 1 0 2 0 1 0 0 0 0 4

勝:武田 敗:谷村 本:牧田、亀田(以上日通)

2回戦[編集]

  • 第1試合(7月26日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
昭和コンクリート 2 0 1 4 0 1 0 0 0 8
サンワード貿易 4 0 1 0 0 1 0 0 0 6

勝:家接 敗:太田 本:青山(昭和)、船尾、明平(以上サンワード)、阪本(昭和)、渡辺孝(サンワード)

  • 第2試合(7月26日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
河合楽器 1 0 0 0 0 0 0 0 3 4
三菱重工長崎 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2

勝:石井 敗:杉内 本:奥村(河合)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
松下電器 0 0 0 1 1 4 0 0 0 6
川崎製鉄千葉 0 0 0 0 0 5 0 0 0 5

勝:丸尾 敗:須合 本:上中2、田上2(以上松下)、木田(千葉)

  • 第4試合(7月27日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日産自動車 0 1 0 0 1 0 0 3 1 6
新日本製鐵君津 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2

勝:宮田 敗:飯島 本:宮崎2(日産)、澤村(君津)

  • 第5試合(7月27日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱自動車岡崎 3 0 3 1 0 0 2 1 2 12
日産自動車九州 1 2 0 0 0 0 0 7 0 10

勝:藤田 敗:田崎 本:林2、西内、仲村(以上岡崎)、今村(日産九州)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本新薬 0 0 0 1 4 0 0 0 2 7
大阪ガス 0 1 0 0 0 0 0 1 0 2

勝:影山 敗:松尾 本:岸江2、内海(以上新薬)、山田正(大ガス)

  • 第7試合(7月28日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本生命 1 0 0 4 2 0 0 0 0 7
JT 0 0 0 2 2 0 0 4 X 8

勝:能島 敗:土井 本:村田(JT)、鷲北(日生)、佐藤茂、瀬戸、江井(以上JT)

  • 第8試合(7月28日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 0 2 0 3 1 0 0 2 0 8
東京ガス 0 0 5 0 0 0 1 0 0 6

勝:益田 敗:岡崎 本:伊藤博、四十万(以上日通)

準々決勝[編集]

1 2 3 4 5 6 7 8 9
河合楽器 0 0 0 3 0 0 5 1 1 10
昭和コンクリート 1 0 0 0 1 1 0 2 4 9

勝:鈴木 敗:家接 本:奥村、半田、星川2(以上河合)、蒲原(昭和)、深谷(河合)、渡邊大2、森川(以上昭和)

  • 第2試合(7月29日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
松下電器 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
日産自動車 3 3 0 0 0 2 0 0 X 8

勝:塩崎 敗:鈴木 本:九鬼(松下)

  • 第3試合(7月29日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱自動車岡崎 4 2 0 2 1 0 0 0 0 9
日本新薬 1 0 0 0 5 0 0 1 0 7

勝:平田 敗:田村 本:仲村、野波(以上岡崎)

  • 第4試合(7月29日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 0 1 0 0 1 0 0 0 1 3
JT 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2

勝:武田 敗:中須賀 本:四十万(日通)

準決勝[編集]

1 2 3 4 5 6 7 8 9
日産自動車 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
河合楽器 0 0 0 1 0 0 0 0 X 1

勝:山井 敗:宮田

  • 第2試合(7月30日)-延長10回
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
三菱自動車岡崎 1 0 0 1 0 1 0 0 0 3 6
日本通運 0 1 1 0 0 0 1 0 0 1 4

勝:後藤 敗:岡田 本:下窪、伊藤徳(以上日通)

決勝[編集]

1 2 3 4 5 6 7 8 9
河合楽器 0 1 1 3 1 0 0 0 0 6
三菱自動車岡崎 0 0 0 1 0 0 2 0 0 3

勝:石井 敗:平井 本:大石(河合)、村田(岡崎)
(河合楽器は初優勝)

表彰選手[編集]

  • 橋戸賞 奥村幸司外野手(河合楽器)
  • 久慈賞 後藤勝喜投手(三菱自動車岡崎)
  • 小野賞 岡崎市・三菱自動車岡崎チーム
  • 首位打者賞 仲村耕三外野手(三菱自動車岡崎)
  • 打撃賞 井上大外野手(松下電器)
  • 若獅子賞 久本祐一投手(河合楽器)、村田泰政内野手(三菱自動車岡崎)、武田久投手(日本通運)
  • 大会優秀選手
    • 投手
    石井隆之(河合楽器)
    鈴木裕司(河合楽器)
    久本祐一(河合楽器)
    後藤勝喜(三菱自動車岡崎)
    宮田仁(日産自動車)
    塩崎貴史(日産自動車(日石三菱))
    武田久(日本通運)
    影山達也(日本新薬(日本IBM野洲))
    中須賀諭(JT)
    • 捕手
    深谷亮司(河合楽器)
    九鬼義典(松下電器)
    門奈雄虎(JT)
    • 一塁手
    四十万善之(日本通運)
    森川伸二(昭和コンクリート)
    藤谷大樹(日本新薬)
    • 二塁手
    大石丈二(河合楽器)
    村田泰政(三菱自動車岡崎)
    • 三塁手
    野波尚伸(三菱自動車岡崎)
    宮崎誠(日産自動車)
    江井康胤(JT)
    • 遊撃手
    野口健司(河合楽器)
    北村宏大(三菱自動車岡崎)
    • 外野手
    奥村幸司(河合楽器)
    仲村耕三(三菱自動車岡崎)
    早川大輔(日本通運(本田技研))
    阪本一成(昭和コンクリート)
    岸江秀樹(日本新薬(ミキハウス))
    井上大(松下電器)
    • 指名打者
    広畑喜代吏(河合楽器)
    蒲原圭一郎(昭和コンクリート)
  • 10年連続出場表彰選手
恒吉成樹外野手(住友金属鹿島(日立製作所))
木田健一郎内野手(川崎製鉄千葉)
土井善和投手(日本生命)
山田正浩外野手(大阪ガス(NTT西日本))
  • 応援団コンクール
    • 最優秀賞 JT
    • 優秀賞 三菱自動車岡崎
    • 敢闘賞 河合楽器
    • 特別賞 該当なし