納屋橋饅頭

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納屋橋饅頭

納屋橋饅頭(なやばしまんじゅう)は、愛知県名古屋市の銘菓(土産菓子)。

概要[編集]

名古屋の土産菓子の定番として、駅売店や百貨店などで幅広く売られている。酒饅頭で、皮には一切の砂糖を加えないのが特徴。皮は酒母ともち米をあわせて小麦粉で練り上げて自然発酵させる。保存料などを使用していないのですぐ固くなるが、蒸しなおせば旨味が増す。揚げたり炙り焼きにしてもよい。

1886年(明治19年)、三重県桑名郡(現在の桑名市)の出身で米運搬の船頭をしていた三輪伊三郎が、納屋橋のそばに「伊勢屋」を創業、饅頭を売り始めた。1913年(大正2年)に納屋橋の掛け替え工事が完成し、夫婦が3代いる者により渡り初めが行われることになったが、「伊勢屋」の店主家族に白羽の矢が立った。それを機に「伊勢屋」は「納屋橋饅頭」に屋号を改めた。

製造元[編集]

現在、本家と分家2店により製造・販売されている。各店とも、擬宝珠を象ったロゴマークを設定している。

納屋橋饅頭本店[編集]

納屋橋饅頭本店
移転前の納屋橋饅頭本店

納屋橋饅頭の本家本元。創業以来、名古屋市中村区名駅に店を構える。2007年(平成19年)に消費期限内に売れ残った商品からあんを取り出して再加熱し、再び使い回していたことが発覚した[1]。2007年末に納屋橋のそばに位置した店舗・工場建物は解体され、広小路通の柳橋交差点近くに店舗を移転した。業績低迷などを理由に2016年(平成28年)末より休業中[2]

  • 社名:合名会社納屋橋饅頭
  • 住所:名古屋市中村区名駅5-38-9

納屋橋饅頭万松庵[編集]

1919年(大正8年)に本家で番頭を務めていた中島一一が暖簾分けをしてもらい独立、名古屋市中区大須万松寺のそばで創業した。1997年(平成9年)、饅頭にトレハロースを混ぜることにより日持ちする製造法を確立した[3]

また、納屋橋まんじゅうを揚げた「揚げまん棒」を大須万松寺通店で販売。パイ生地で包んだ「パイまん」を大須と名駅地下街サンロードの直営店で販売している。

  • 社名:合名会社納屋橋饅頭万松庵
  • 住所:名古屋市中区大須2-6-11

納屋橋饅頭平田町店[編集]

本店の味を継承し、昔ながらのもっちり感にこだわり、手作りの製造を行っている。名古屋市東区の店舗と名古屋近郊のスーパーマーケットで取り扱っている。

  • 社名:有限会社納屋橋饅頭平田町分店
  • 住所:名古屋市東区飯田町55

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 「YOMIURI ONLINE」 2007年11月9日。
  2. ^ “納屋橋饅頭本店が休業 創業130年、再開めど立たず”. 中日新聞(CHUNICHI Web). (2017年1月25日). http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017012590085759.html 2017年2月6日閲覧。 
  3. ^ 朝日新聞」名古屋本社発行版・第2経済面 1998年9月10日。