素股

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素股(すまた)とは、男性器 を女性の腹部や太腿に密着させることで、圧迫(あっぱく)・摩擦(まさつ)する行為。潤滑剤(ローション)を使う場合が殆どである。

概説[編集]

主に風俗嬢と呼ばれる女性従業員が、客の男性に行う擬似挿入行為と言われている。また、この場合に対象となる性風俗店は、一般に「箱ヘル」や「デリヘル」や「ホテヘル」や「イメクラ」などと呼ばれる非本番系風俗店である。

アダルトビデオなどの映像媒体では本番行為挿入が前提となっているため、互いの性器を擦り付けるものが多く見かけられる。しかし、アダルトビデオは視聴者の興奮を煽るように作られたフィクションであり、実際に行われる素股とは全くの別ものである。

風俗店などでアダルトビデオと同じように真似て行為をすると性感染症や望まない妊娠などの可能性があり、非常に危険を伴う。本来の素股は性器同士の擦り付けを行わないものである。[1]

歴史 [編集]

江戸時代の遊女達は月経の最中であっても働かなければ生きられない環境下にあり、経血を付着させてしまうなど客に不快な思いをさせないため、男性器が女性器に直接触れなくて良い手技が編み出された。古来より受け継がれてきた伝統的な行為だとされる説もある。[2][3]

概ね2010年以前の違法風俗店において、性器同士を擦る行為を業務内容として指導していたという。違反行為を推奨することで競合店との格差を付けようとしていた背景がある。 しかし、令和現代のホワイト化が進む風俗業界においては、性器の擦り付けは不適切だと認識共有されている。 [4]

種類[編集]

騎乗位素股
男性が仰向けになり女性が下腹部にまたがるようにして乗り、お尻の割れ目にペニスを沿わせるようにして手でペニスを握り締める。女性が手をペニスに添え固定したまま前後に体を動かす。女性主体のため男性が疲れにくい対位であり、最もスタンダードな素股である。[5]
正常位素股
女性が仰向けになり男性が女性にまたがるような体勢を取り、ペニスを女性の下腹部に密着させる。女性は手でペニスを圧迫し、男性が前後に体を動かす。女性よりも男性は体重が重い事が多いため、男性が上に乗る場合は配慮が必要である。
後背位素股
女性がうつ伏せになり女性の太ももにペニスを挟む。男性が上下に体を動かす。女性は手でペニスを握って固定し摩擦力を高める。

通常のセックスの体位になぞらえて素股をすることが出来る。フェラチオ手コキにも色々な手法があるのと同様に、上記のもの以外にも様々な手法が存在する。[6]

感染予防[編集]

セーファーセックスあるいはセーフセックス(英:Safer sex, Safe sex)は、性感染症およびHIV(以下、性病等)に感染するリスクを減少させる行動をとりながら、互いに粘膜接触をさせないよう配慮した性行為をする考え方である。[7]

素股時に誤って性器を擦り付ける等してしまった場合、粘膜接触が原因による性病にかかる可能性がある。また女性は子宮頚癌を発症するリスクも高くなる。 [8][9]

近年では特に、性感染症の定期検査を受けていない人達が梅毒の感染を広げているのではないかと懸念の声もある。[10] 20代〜30代女性の梅毒罹患者数は急激に増加傾向にあり、自ら性病検査をする女性が増えたことにより認知できる数が増えたとも言える。[11]

また男性も同様に30代〜50代の梅毒罹患者数は増加傾向にある。男女別患者報告数は、男性は女性のおよそ2倍となっている。各々が十分な知識を持ち、無症状だからといって自分だけは大丈夫などと思わず、定期的に性病検査を行う必要があるだろう。[12]

俗説と迷信[編集]

インターネットなどで、素股で女性が快感を得られると謳う記事も存在するが、デメリットに関しては触れられていないことが多い。故に正確な知識を得ることが困難な人々に対して、誤認を生み出す原因となっている。前記のように、性病感染または望まない妊娠という女性特有の不安を抱えた状態の性行為において、恐怖感を抱えることは少なくない[13]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

関連項目[編集]