終りなき夜に生れつく

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終りなき夜に生れつく
Endless Night
著者 アガサ・クリスティ
訳者 乾信一郎ほか
発行日 イギリスの旗1967年
日本の旗2004年8月31日
発行元 イギリスの旗William Collins, Sons
日本の旗早川書房ほか
ジャンル 推理小説
イギリスの旗 イギリス
前作 第三の女
次作 親指のうずき
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終りなき夜に生れつく』(おわりなきよるにうまれつく、原題:Endless Night)は、アガサ・クリスティ1967年に発表した長編推理小説。このタイトルは、ウィリアム・ブレイクの詩『無垢の予兆』の一節“Some are born to sweet delight,Some are born to Endless night.”から採られている。献辞は、アガサの孫マシュー・プリチャードの父方の祖母である[注釈 1]ノラ・プリチャードに捧げられている。

あらすじ[編集]

 キングストン・ビショップ村にある〈ジプシーが丘〉は、海を臨む美しい眺望で人々を魅了する景勝地であると同時に、呪われた伝説を持つ地として人々から恐れられてもいた。その日暮らしの風来坊マイクと大富豪の娘エリーは、この地で出逢い、恋をし、結婚をし、マイクの友人に素晴らしい家を建ててもらい、〈ジプシーが丘〉での生活を始める。

登場人物[編集]

マイケル(マイク)・ロジャース
主人公であり、この物語の語り手。エリーと恋に落ち、結婚する。サントニックスに、〈ジプシーが丘〉での新居の建築を依頼する。
ルドルフ・サントニックス
建築家。マイクの友人。傲慢なまでの芸術家気質だが、腕は確か。不治の病を患っており、余命いくばくもない。
フェニラ(エリー)・グットマン
大富豪の娘。アメリカ人。マイクと恋に落ち、結婚する。
グレタ・アンダーセン
エリーの世話係。万事にそつのない美女。エリーからは絶大な信頼を得ているが、それ以外の人間からは疎まれがち。
フランク・バートン
エリーの叔父。
コーラ・ファン・スタイブサン
エリーの継母。男遍歴のだらしない中年女性。
アンドリュー・リピンコット
エリーの後見人。財産管理人。マイクとエリーの結婚に思うところはあるようだが、さしあたりは賛成派。
ルーベン・パードー
エリーの従兄。年齢差もあって、エリーからは“叔父”と呼ばれている。
スタンフォード・ロイド
エリーの財産管理人。銀行家。
クローディア・ハードカスル
キングストン・ビショップ村に住む女性。エリーの乗馬友達になる。
エスター・リー
キングストン・ビショップ村に住む、ジプシーの老女。マイクとエリーに〈ジプシーが丘〉の呪いを吹き込んだ張本人。
フィルポット
キングストン・ビショップ村の村長であり、治安官。
ショウ
キングストン・ビショップ村の医師。
キーン
キングストン・ビショップ村の巡査部長。

書誌情報[編集]

題名 出版社 文庫名等 訳者 巻末 カバー
デザイン
初版年月日 頁数 ISBN 備考
終りなき夜に生れつく 早川書房 クリスティー文庫95 乾信一郎 真瀬もと Hayakawa Design 2004年8月31日 409 978-4-15-130095-0

翻案作品[編集]

映画[編集]

注釈[編集]

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  1. ^ アガサ自身はマシューの母方の祖母になる

出典[編集]

関連項目[編集]