絶対☆霊域

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絶対☆霊域
漫画
作者 吉辺あくろ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ガンガンJOKER
発表号 2009年6月号 - 2014年10月号
発表期間 2009年5月22日 - 2014年9月19日
話数 全5話
漫画
作者 吉辺あくろ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ガンガンJOKER
レーベル ガンガンコミックスJOKER
発表号 2010年6月号 - 2014年9月号
発表期間 2010年5月22日 - 2014年8月22日
巻数 全9巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

絶対☆霊域』(ぜったい れいいき)は、吉辺あくろによる日本4コマ漫画作品。

スクウェア・エニックス刊『月刊ガンガンJOKER』の勝ち抜き投稿企画「戦国GAG合戦」で2009年6月号から8月号まで3号連続勝ち抜きを達成し、同年10月号の読み切り掲載を経て2010年6月号から2014年9月号まで連載された。同企画勝ち抜き作品における初の連載権獲得作品である。

ストーリー[編集]

後藤聖一は引っ越し先を探している際に家賃が月1万円の「曰く付き」物件を発見する。その「曰く」はアパートで亡くなった少女の幽霊が出るという噂であったが、霊感が強く幽霊の姿が見える聖一は下心全開で引っ越しを敢行する。

こうして新居に引っ越した聖一の前に問題の幽霊・上原ひな子が聖一を追い出すべく現れるが、聖一は全く動じず奇妙な同居生活を強いられることになってしまう。

登場人物[編集]

後藤 聖一(ごとう せいいち)
主人公。5月10日生まれ。23歳。職業不詳。生活資金の出所も不明。霊能力者の家系のため幽霊が見える。一人暮らしをしようと引っ越し先を探していた所、少女の幽霊が出没するという噂が立っているため家賃が月1万円の格安物件を発見し、下心から引っ越しを敢行。自他共に認める変態(ロリコン&ややM)で脱衣癖があり、何かにつけて脱ぎたがる。あだ名は自称「ごっちん」で、本人はかなり気に入っているがひな子からは「後藤」と呼び捨てにされている。
ひな子に一目ぼれしどんな仕打ちをされようとへこたれず、むしろ暴力等は触れ合うチャンスとばかりに嬉々と受け入れる。女性と縁の無い生活を送ってきたため対応に苦慮することがあるも、なにかと気遣いができる。しかし前述のとおり普段の素行もあって下心があるのでは、とよく疑われる。
チューインガム収集家で新商品が出るたびに買っている。自炊はできず主食はカップラーメンかインスタントラーメン。ちょっとした運動で筋肉痛になるほどの運動不足だが、体つきはよく筋肉質。そして手先が器用。性癖に関して暴走することがあるも、基本的に冷静で強盗や暴漢を前にしてもほとんど動じない。故に一部の人からは評判が高い。
上原 ひな子(うえはら ひなこ)
聖一が引っ越して来た部屋に棲み着いている地縛霊の少女。3月3日生まれ。生きていれば20歳。気が強く、素直になれない、俗に言うツンデレ系。自称悪霊だがお人よし。聖一が引っ越して来た部屋にはかつてひな子の兄が住んでいたが、アパートの前で兄と共に交通事故に遭ってしまう。ひな子が霊体化した際には事故現場に兄の姿は無く、兄は生きていていつか帰って来るものと確信して地縛霊となり部屋に引っ越して来る住人を次々と追い出していた。しかし、元から幽霊の存在を自明のものとして受け入れている聖一には脅しが全く通用せず、兄探しを手伝うことを条件に聖一との同居生活を受け入れる。普段は自室となった押入れにいる。聖一からは「ヒナちゃん」と呼ばれる。
霊感の強い人間ならば姿を見ることも触ることも可能だが、自分の意思で透明化する能力を持っている。今まで他人を怖がらせて来た反面、ひな子自身は怖い話は大の苦手で泣き虫。ポルターガイスト現象を起こして人・物を自在に動かしたり(大体は聖一への突っ込みに使う)、人魂を出すことができる。しかし幽霊歴が短いため、同化する憑依はうまくできない。
お菓子など甘いもの全般が好きで、特に好きなものはあんまん(こしあん)。料理など家事全般が得意なのだが聖一からはそうは見えないといわれている。普段は着物を着用しており、任意に衣服を変えられる。
物語中では突っ込み役であるが、本人もそれなりに天然ボケで超方向音痴。後藤と同様に家族以外の異性との会話の経験が無い。セクハラを働く聖一に容赦なく鉄拳制裁を浴びせるが寂しがり屋なため、相手にされず何もしてこないと逆に不安になる。
特に誰かに恨みを抱いているわけでないが何故か「恨めしや〜」といって現れる。
実は地縛霊ではなく、上原ひな子という人間の少女から抜け出た生霊である。事故によって本体は病院で植物人間となっており、ひな子自身はそのことを知らずに何年も兄を待ち続けていた。最終話では元の肉体に戻ったため、外見が少しだけ成長した。それでも後藤にとって「ひな子」であることは変わりなく、受け入れられた。
下一桁 ひよ子(しもひとけた ひよこ)
後藤達の隣の部屋に住む地縛霊。1月4日生まれ。実年齢不詳(ビールが飲めることから成人以上ではあるらしい)。ひな子とは大の親友。外見はひな子より幼いが、もう何十年も霊をやっておりひな子にとっては姉的存在。普段は割烹着・エプロン姿でアパートの廊下を掃除している。聖一から「ピヨちゃん」と呼ばれている。ひな子同様ポルターガイスト等を使うことができる。地縛霊なのだが、ひな子たちがいる部屋に行くことが出来る。
クールな見た目に反してジョークが大好きで、よくボケる。「面白そう」という理由で、とんでもない行動や遊びの考案をすることもしばしば。虫や爬虫類が好き。
冷静に物事を見ることができ、また、長年の幽霊経験から物・人などに自在に憑依ができ、後藤やひな子に霊関係のアドバイスをする。家事全般に長け、除霊アイテムの自作ができる。ひな子とは正反対にホラーものが大好きで、ひな子が今まで見たことも無いほど大爆笑しながら鑑賞する。本人曰く、「実際の幽霊からすれば造られたホラーは滑稽に見える」とのこと。
前田 七三(まえだ ななみ)
聖一が住むアパートの近くにあるコンビニのバイト店員。7月3日生まれ。19歳。メガネを常用し、無いと何も見えない。思い込みの激しいドジっ娘。ひな子達に出会うまでは自覚していなかったが、霊感があり、普通に幽霊が見える。
抜群のスタイルを持つ巨乳美女で聖一に一目惚れしている。しかし、合い鍵を勝手に作って後藤の部屋に無断で上がり込んだり、私物を漁ったり、人形を自作したりと行き過ぎた行動をよく行い、微乳好き&リアル女性が苦手な後藤からは「幽霊より怖い」と恐れられている。
ストーカーの自覚はあるものの盗聴・盗撮はしていない(本人談)。後日、聖一の隣の部屋に引っ越してくる。当初はひな子を悪霊として除霊を試みていたが、後に恋のライバルとして認め、親しくしている。
後藤 聖二(ごとう せいじ)
聖一の双子の弟。そっくりな見た目のせいで常に二番手扱い(後藤その2、白後藤など)されており、うんざりしている。髪は染めており、いつもスーツを着込んでいる。真面目な性格ではあるが、単純なところがあり聖一によく言いくるめられている。そして兄以上に度の強いロリコンかつドMであり、勝るとも劣らない変態。兄同様に脱衣癖があるほか、手先も器用で料理も得意。
見た目が幼いひよ子に好意を持っている。
当初実家を飛び出した聖一を連れ帰ろうとするも、ひな子の事情を知り、ひよ子に会う口実のため連れ戻すことはやめて協力するようになる。アミューズメント関係の仕事に就いており、祭りやステージショー等のイベントでよく見かける。
後藤 聖羅(ごとう せいら)
聖一・聖二兄弟の姉。退魔師をしている。ポニーテールをした見た目はスタイル抜群の美女だが、とにかく粗暴で暴言と同時に暴力が出る。
幼いころより女の子が好きかつ男嫌いな上、妹がほしかったことから弟たちはよくひどい目に合わされており、聖一も前田以上に苦手意識を持っている。
後藤兄弟の姉らしく貧から巨まで全ての胸が大好きであり、エロ本(男用)も多数所有している。ひな子・ひよ子・前田を気に入っている。豪胆な反面、女の子に泣かれたり、嫌う素振りをされると途端に動揺する。また、弟2人と違って不器用。

友人・知人[編集]

上原 いかる(うえはら いかる)
ひな子の年の離れた兄。ひな子と共にアパート前で交通事故に遭い、その後消息不明となる。
うさたん
劇中にてTV放送されている子供に大人気のゆるい展開のアニメ番組のキャラクター。白うさたんと黒うさたんがいる。なぜか首から下が筋骨隆々(筋肉バージョンと称される)の姿が設定されている。必殺技を放つ時はその姿になる。
アルバイトの少女
前田さんと同じコンビニエンスストアでアルバイトしている少女。新人。前田の代理で来た聖一を初めは訝しむも、仕事をきちんとこなし、強盗を撃退した(ひな子のおかげでもあるが)ことで好感を持つ。セキセイインコを二羽飼っており、それぞれ「セージ」「パセリ」と名づけている。兄にお小遣いをせびったところの言葉を覚えられたり、兄が変な言葉を教えたりしている。霊感は無い。
アルバイトの少女の兄
前田さんと同じコンビニエンスストアでアルバイトしている少女の兄。心配性で妹の勤務先に隠れて様子を見に来ていたことから、前田にストーカーと勘違いされる。後に聖二の仕事仲間であることが判明する。割とイタズラ好きで、聖二の代わりにうさたんショーに出た聖一に腕立て伏せ100回を要求したり、妹の飼っているインコに変な言葉を教えたりしている。
郷東(ごうとう)
たびたび出会う中年の強盗。帽子とサングラスとマスクで顔を隠すといういかにも怪しいスタイルでコンビニ強盗から引ったくりと犯罪に手を染めている。最初はコンビニ強盗をしたところひな子たちに阻止され、今度はデパートで引ったくりをしたところを後藤に取り押さえられ、三度目はひったくる前に聖羅に捕まった。強盗らしく乱暴な口調だが、ノリのいい部分もあり勘違いをするそそっかしい性格をしている。四度目はうさたん特大クッションを巡る町内の腕相撲大会に出場。西村にあっさり敗北した。
西村(にしむら)
近所のスーパーでサービスカウンターの担当をしているおばちゃん。毎日キャベツ運びなど力仕事をしているので腕力が強い。しかし24時間営業のコンビニパワー(自称)の前田にショックを受け腕相撲に敗北する。血液型はO型らしい。
左京山(さきょうやま)
後藤達の隣の部屋の住人。劇中に名前しか出ていないため、年齢・性別等一切不明。霊は見えない。ひよ子に失敗した料理をよく処分(食べ)させられている。なぜかフリルのついた可愛らしい服を所持している。

幽霊[編集]

刑事の霊
スーツにコートを羽織った刑事風の青年の霊。聖一達の前に何度か現れる。柔らかな物腰ではあるが、聖二の悪霊憑依に関わっていることが示唆されている。
悪霊(その1)
ホストのような姿の若い男の幽霊。ある人物にそそのかされて聖二に憑依し、自由になろうと画策した。聖一に看破され、ひよ子に撃退されうさたんの縫ぐるみに封じられる。
動物園の食堂の霊
動物園の食堂で働いてた女性の霊。動物たちが心配で成仏できず園内をさまよったことで悪霊と勘違いされる。動物たちが元気であることを見届け成仏した。羊に「ジンギスカン」という名前をつけるなど茶目っ気がある。
斜坂希子(ななめざか たまご)
前田に憑依した、ゴスロリ衣装・ツインテールの小柄な少女。俗に言うお嬢様口調。
ひよ子に犬扱いされる(後に皆からも)

書誌情報[編集]

  • 吉辺あくろ 『絶対☆霊域』 スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックスJOKER〉、全9巻
    1. 2011年1月22日発売 ISBN 978-4-7575-3131-4
    2. 2011年6月22日発売 ISBN 978-4-7575-3268-7
    3. 2011年9月24日発売 ISBN 978-4-7575-3371-4
    4. 2012年3月22日発売 ISBN 978-4-7575-3532-9
    5. 2012年8月22日発売 ISBN 978-4-7575-3699-9
    6. 2013年2月22日発売 ISBN 978-4-7575-3882-5
    7. 2013年7月22日発売 ISBN 978-4-7575-4012-5
    8. 2014年1月22日発売 ISBN 978-4-7575-4207-5
    9. 2014年10月22日発売 ISBN 978-4-7575-4396-6