綿の国星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
綿の国星
ジャンル 動物漫画
漫画
作者 大島弓子
出版社 日本の旗白泉社
掲載誌 LaLa
レーベル 花とゆめコミックス
白泉社文庫
発表期間 LaLa 1978年5月号 - 1987年3月号
巻数 全7巻(花とゆめコミックス)
全4巻(白泉社文庫)
その他 不定期連載
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画、アニメ

綿の国星』(わたのくにほし)は、大島弓子による日本漫画作品。1978年から1987年にかけて『LaLa』(白泉社)に不定期連載された。1979年(昭和54年)度第3回講談社漫画賞少女部門受賞作。

本項では、これを原作とした1984年アニメーション映画作品についても言及する。

概要[編集]

漫画作品は、『LaLa』(白泉社)1978年5月号から1987年3月号に不定期連載された。その後、1994年から2006年に、続編「ちびねこ」が『おひさま』(小学館)で不定期に連載された。擬人化された雌の子猫・須和野チビ猫と、周囲の猫達や人間達の様子を描いた作品。

連載当時に「私は自分を人間だと思っているので、この姿で登場します」という注意書きがあり、作中の猫は読者の為の擬人化なので、作中人物は、猫は猫として認識する。 なお、作中の猫は人の言葉を理解する。作画は猫であり、当たり前に、猫の形態である。

大島弓子の代表作と言われる『綿の国星』であるが、数多い大島作品の中では擬人化した主人公は他にあまり例がなく(漫画エッセイにはあるが)、その点では特異と言える。子猫の目を通して見た人間模様を描いており、特に連載の後半では一編ごとが独立しており、メインキャラクターが現れる機会がほとんどないこともある。

また、猫耳の元祖とも言われている[1]

登場人物[編集]

須和野 チビ猫(すわの チビねこ)
元は飼い猫であったが捨てられ、死にかけていたところを時夫に拾われる。
人間は人間として生まれる場合と、猫が成長し人間になる場合の二通りがあると信じているところから物語が始まる。
須和野 時夫(すわの ときお)
18歳。大学受験の失敗で自暴自棄(ノイローゼ気味)になっていたが、ある日チビ猫と出会い変わっていく。
須和野 飛夫(すわの とびお)
時夫の父。小説家。
須和野 二三子(すわの ふみこ)
時夫の母。専業主婦。 チビ猫と出会う前は猫アレルギーであった。(しかし劇中での描写は猫恐怖症。本来のネコアレルギーの症状であるくしゃみ、眼の痒みや鼻水などの症状は一切無かった)
美津子(みつこ)
時夫の恋人。法科の大学生。髪型はひっつめ三つ編み。
ラフィエル
近所の猫のリーダーで美貌の雄猫。チビ猫に人生論を説く。チビ猫の憧れの対象。
くりまん
続編「ちびねこ」に登場。チビ猫が拾って来た、雌の赤ちゃん猫。

単行本[編集]

アニメーション映画[編集]

1984年2月11日劇場公開。92分。企画/製作:虫プロダクション。2004年3月31日、DVD版発売。

本作は4:3スタンダードサイズで制作された。かつて発売されていたVHS版・VHD版では制作時の4:3サイズで収録されていたが、DVD版では画面上下をカットした16:9ビスタサイズでの収録となっている。

スタッフ[編集]

  • 監督:辻伸一
  • 脚本:辻真先、大島弓子
  • キャラクターデザイン・作画監督:青嶋克己
  • 作監補佐:梅津泰臣古瀬登、本橋富士子、富沢雄三、千明ゆり
  • キャラクターカラー設定:井上悦子
  • 美術監督:吉原一輔
  • 撮影監督:藤田正明
  • 音響監督:松浦典良
  • 音楽監督:萩田光雄
  • 主題歌:『綿の国星のテーマ』 リチャード・クレイダーマン
  • 插入歌:『鳥は鳥に』
    • 作詞:大島弓子、谷山浩子
    • 作曲:谷山浩子
    • 編曲:萩田光雄
    • 歌:遠藤優子
  • エンディング・テーマ:『ブルーハート』
    • 作詞:来生えつこ
    • 作曲:田中弥生
    • 編曲:萩田光雄
    • 歌:遠藤優子
  • 編集:尾形治敏
  • 製作担当:野村和史
  • プロデューサー:原屋楯男

キャスト[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 伝説の「24年組」特集”. イーブックイニシアティブジャパン. 2015年6月27日閲覧。 “ネコ耳の元祖としても知られる”
  2. ^ 初の単行本化は『夏のおわりのト短調』に短編として収録されたが、連載が続き人気が出てくるとこの『夏のおわりのト短調』は『綿の国星』第1巻に改題され装丁も変更された。初期単行本第1巻にはタイトルの端に『夏のおわりの~』と小さく書かれていた。

関連項目[編集]