総合病院中津川市民病院

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Japanese Map symbol (Hospital) w.svg 総合病院中津川市民病院
総合病院中津川市民病院
情報
英語名称 Nakatsugawa Municipal General Hospital
前身 中津川病院出資組合病院
→町立中津川病院
→日本医療団中津川病院
→中津川赤十字病院
→国民健康保険中津川市民病院
標榜診療科 内科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科、精神科
許可病床数

360床


一般病床:360床
機能評価 一般200床以上500床未満:Ver5.0
開設者 中津川市
管理者 安藤秀男(院長)
地方公営企業法 一部適用
開設年月日 1956年
所在地
508-8502
岐阜県中津川市駒場1522番地の1
二次医療圏 東濃
PJ 医療機関
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総合病院中津川市民病院(そうごうびょういんなかつがわしみんびょういん)は、岐阜県中津川市にある医療機関。中津川病院出資組合病院を前身とする公設病院であり、1982年(昭和57年)に日本の病院で初めてMRI装置が診療用に設置された病院である[1][2][3]

概要[編集]

総合病院中津川市民病院は診療科23科・病床360床(一般360床)を有する東濃医療圏東部(恵那市中津川市)において最大規模の病院である。日本医療機能評価機構認定病院(Ver 5.0)。臨床研修指定病院救急指定病院として岐阜県知事により告示されている。また阿木診療所を中津川市阿木に設置している。 岐阜県は県内を5医療圏に分割しており、東濃医療圏の3次医療担当施設は岐阜県立多治見病院であるが、同院は東濃地方の最西部に位置しているため、総合病院中津川市民病院が東濃東部の2.5次医療までを担当している。岐阜県の医療計画の中で、地域災害医療センターDMAT指定病院、周産期医療協力病院、難病ネットワーク協力病院などの指定を受けている[広報 1]。また長野県と隣接する立地条件から、同じ中津川市内の公立病院である国民健康保険坂下病院と同様に南木曽町大桑村などからの越境来院者も多い。 2004年よりスタートした臨床研修医制度により、地方病院の医師不足問題とそれに連鎖した経営状態の悪化が全国的に問題となっているが、中津川市は平成24年(2012年)より名古屋大学医学部に寄付講座を開設し、地域の包括的医療システムの構築を目的とした中津川市地域総合医療センターを立ち上げた。地域の医療資源を有機的に利用できるように、総合診療科を中心としたネットワーク作りが注目されている[広報 2]。また「公立病院改革プラン」を策定して、病院改革を進めている[4]。 設備面においてはMRIや2管球CTリニアック・マイクロトロンマンモグラフィなどの高度医療機器を備えている。また冒頭の通り1982年に日本ではじめてMRIを導入した病院でもある[1][2][3]。 その他の特徴として、医療ソーシャルワーカーの配置された医療相談室が設置されており医療相談をすることができる。また生活習慣病として増加傾向をみせている糖尿病についての市民教室が、入門シリーズと応用編に分けられて盛んに開かれている。そのほか職員の福利厚生として、全職員向けに院内保育所が設置されている。

病院前救急診療科・ドクターカー[編集]

従来のドクターカーの運用は救急部救命救急センターに所属する医師が日常の業務を行いながら要請を受けるとドクターカーで出動するのが一般的だが、中津川市民病院では2013年(平成25年)9月にドクターカー専属の病院前救急診療科を創設して、2014年(平成26年)3月にドクターカー(通称NEMAC:Nakatsugawa Emergency Medical Assistance Car)の本格運用を開始した[5]。専属の医師と看護師が、24時間365日医師宿舎か病院で待機して出動できる体制を取っている[5][広報 3]

沿革[編集]

  • 1941年昭和16年):中津川病院出資組合病院を恵那郡中津町(現中津川市)に移管。中津町立中津川病院が開業。
  • 1944年(昭和19年):日本医療団に移管。日本医療団中津川病院に変更。
  • 1948年(昭和23年):中津川赤十字病院と改称。
  • 1956年(昭和31年):中津川赤十字病院を中津川市が買収。国民健康保険中津川市民病院に改称。6科(内科、外科、眼科、産婦人科、放射線科、理学診療科)、病床数73床。
  • 1959年 3月20日:養育医療指定医療機関として指定される[広報 4]
  • 1966年(昭和41年):中津川市えびす町に移転新築。
  • 1968年(昭和43年):中津川市民病院に改称。
  • 1982年(昭和57年):総合病院となる。日本で初めてMRIが設置される[1][2][3]
  • 1989年平成元年):14科から22科に増設。現在位置に移転新築。
  • 2005年(平成17年):急性期多機能棟竣工、300床から360床に増床する。
  • 2008年(平成20年):電子カルテシステム稼働開始。
  • 2009年(平成21年):DPC対象病院となる。
  • 2013年(平成25年)9月:病院前救急診療科を創設[5]
  • 2014年(平成26年)3月:ドクターカーの本格運用を開始[5]

組織概要[編集]

  • 診療部
    • 診療各科
  • 看護部
  • 薬剤部
  • 医療技術部
    • 放射線技術科
    • 検査課
    • リハビリテーション技術科
    • 栄養管理課
    • 医療機器管理科
  • 地域医療部
  • 医療情報部
  • 医療安全部
  • 事務局

診療科[編集]

専門外来[編集]

  • 小児神経外来(小児科)
  • 小児循環器外来(小児科)
  • 心臓外科外来(外科)
  • 胸部乳腺外科外来(外科)
  • もの忘れ外来(神経内科)
  • 助産師外来(産婦人科) ほか

交通機関[編集]

各路線とも途中での折り返しがあるので注意。

阿木診療所[編集]

概要[編集]

阿木地区の地域医療を担う中津川市民病院の診療所である。火曜日・木曜日の午前・午後と土曜日の午後に診療が行われる。

診療科[編集]

  • 内科
  • 外科

所在地・アクセス[編集]

  • 岐阜県中津川市阿木219番地1
    • 明知鉄道阿木駅から徒歩8分
    • 中津川福祉巡回バス 阿木地区南ルート 「診療所」バス停下車
火曜・木曜・土曜のみの運行

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 古瀬 和寛「磁気共鳴診断装置FONAR QED 80ーaIpha導入の思い出」、『MEDICA1 IMAGING TECHNOLOGY』第17巻第3号、1999年5月[リンク切れ]
  2. ^ a b c 古瀬 和寛「地域医療における画像診断の役割と展開とくに磁気共鳴診断装置登場の背景とその後の歩み」、『全国自治体病院協議会雑誌』第373号、全国自治体病院協議会、1999年7月、 35-49頁。[リンク切れ]
  3. ^ a b c 井澤 章「2001年号記念企画 1号機物語・MRI編 FONAR QED80α導入の想い出」、『日本放射線技術学会雑誌』第57巻第3号、2001年3月、 302-307頁。[リンク切れ]
  4. ^ 中津川市公立病院改革プラン[リンク切れ]
  5. ^ a b c d 星野恵一 (2017年1月22日). “クローズアップ 中津川市民病院の「ドクターカー」 心停止の救命率上昇 待機中も勤務服姿で日常生活”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 東濃版 20 

広報資料・プレスリリースなど一次資料[編集]

関連項目[編集]

座標: 北緯35度29分22.38秒 東経137度28分46.86秒 / 北緯35.4895500度 東経137.4796833度 / 35.4895500; 137.4796833