肉体転移
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対応機種 |
Windows98/98SE/Me/2000/XP/Vista(パッケージ版) Windows2000/XP/Vista(ダウンロード販売版) |
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開発元 | シルキーズ |
発売元 | シルキーズ |
ジャンル | 選択肢分岐型マルチエンディングアドベンチャーゲーム |
発売日 |
2003年2月28日(パッケージ版) 2008年5月18日(ダウンロード販売版) |
レイティング | 18禁 |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 30 |
メディア | CD-ROM |
画面サイズ | 640×480 24bit-COLOR |
BGMフォーマット | PCM |
キャラクターボイス | あり |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | あり |
オートモード | あり |
備考 | パッケージ版にはサウンドトラックCD1枚を同梱 |
『肉体転移』(にくたいてんい)は、2003年2月28日にシルキーズより発売されたアダルトゲーム。及び、それを原作として2003年12月21日にグリーンバニーより発売されたアダルトアニメ。
なお、「肉体転移」の「転」は、タイトルロゴ上では裏返しとなっている。
シルキーズ作品第28弾である本作は、マルチエンディング方式アドベンチャーゲームだが、エンディングを迎えると条件次第でプレイヤーキャラクターが増え、最終的には5人の各視点からのプレイが可能となる。それにより、同じシナリオでありながらパラレルワールドのような感覚を味わうことができる。
あらすじ[編集]
大山平学園が夏休み中のある日、主人公・青島健一が所属している考古学部に、発掘調査中の顧問教師・飯田から怪しい発掘物「祭器」が届く。健一達が眺めていた次の瞬間、祭器は閃光を放ち、部室内にいた彼ら5人の心と肉体を入れ替えてしまった。それと同時に学園の周囲は光の壁のようなもので覆われ、逃げ出すことも叶わない。どうしようもないまま、健一達は次々に心と肉体が入れ替わる、奇怪かつ淫靡な体験に翻弄されていく。
登場人物[編集]
声優名は非公表。
プレイヤーキャラクター[編集]
- 青島 健一(あおしま けんいち)
- 物語開始当初の主人公。考古学部員。美帆や淑美とは幼馴染。
- 倉橋 淑美(くらはし よしみ)
- 軽音楽部員で、ベースを担当している。健一と美帆とは幼馴染ではあるが、学年が1つ上なので姉のような存在である。発掘物を興味本位で見ようと、考古学部の部室に立ち寄った。
- 秋山 美帆(あきやま みほ)
- 軽音楽部員で、ギターを担当している。淑美に付き添う形で、考古学部の部室に立ち寄った。
- 坂条 ひかる(さかじょう ひかる)
- 考古学部員で、健一の後輩。健一に好意を抱いている。普段はおとなしく、読書好き。
- 相馬 隆人(そうま たかひと)
- 考古学部員ではあるが、実質は幽霊部員。発掘物を見ようと、久々に部室に立ち寄った。アダルトアニメ版には登場しない。
サブキャラクター[編集]
- 秋山 このみ(あきやま このみ)
- 美帆の妹で、附属校の生徒。姉に忘れ物を届けようと、学校に来た。
- 大谷 みみ(おおたに みみ)
- 軽音楽部員で、ひかるの親友。青い眼と金髪を持つハーフ。
- 尾澤 雪乃(おざわ ゆきの)
- 軽音楽部員で、淑美の親友。おっとりとした性格で、成績トップの優等生。
- 神村 塔子(かみむら とうこ)
- 考古学部顧問の代理を務めている女性教師。気さくな性格で、生徒からの人気が高い。アダルトアニメ版では考古学部顧問。
- 残間 三郎(ざんま さぶろう)
- 体育教師。神経質な物言いで、生徒から煙たがられている。アダルトアニメ版には登場しない。
開発[編集]
本作は
園田は、当時の様子について、素晴らしく楽しいとしつつも生き地獄だったと、2006年のブログ記事で振り返っている[1]。
複数の視点から物語が展開されるというアイデアは、園田の好きな映画『羅生門』にヒントを得て取り入れられた[1]。このうち、淑美と雪乃、ひかるとみみの2組の恋愛はトゥルーエンドを前提として作られた経緯があり、園田も個人的なお気に入りであると前述の記事で振り返っている[1]。
アダルトアニメ[編集]
2003年12月21日に『第一章』[3]が、2004年3月25日に『第二章』[4]がそれぞれグリーンバニーより発売された。各30分、DVD全2巻。キャラクター設定に変更が加えられ、アダルトゲーム版に登場していた一部のキャラクターの存在や軽音楽部員の設定は完全に抹消されている。
なお、『Body Transfer』(ボディー・トランスファー)のタイトル名で北米正規版も存在するが、日本国内では入手不可。
2013年1月18日には、第一章と第二章をDVD1枚に収録した廉価版『肉体転移 Best Edition』[5](にくたいてんいベストエディション)がミルキーズピクチャーズより発売された。
- スタッフ
脚注[編集]
- ^ a b c d そのだまさき (2006年12月15日). “肉体転移 〜男女五人の視点でプレイ〜”. エロゲシナリオライターそのだまさきの『まんたん工房』. 2020年12月16日閲覧。
- ^ そのだまさき (2018年9月19日). “対魔忍アサギ~決戦アリーナ~ そのだまさき担当キャラ雑感 その2”. エロゲシナリオライターそのだまさきの『まんたん工房』. 2020年12月16日閲覧。
- ^ 肉体転移 第一章 - グリーンバニー公式サイト(インターネットアーカイブ2005年12月27日分キャッシュ)
- ^ 肉体転移 第二章 - グリーンバニー公式サイト(インターネットアーカイブ2006年1月10日分キャッシュ)
- ^ 肉体転移 Best Edition|MS PICTURES|GREEN BUNNY(グリーンバニー)
外部リンク[編集]
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