胎内市

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胎内市
金屋 方面 - panoramio.jpg
桃崎浜地区のチューリップ
胎内市旗 胎内市章
胎内市旗 胎内市章
2005年9月1日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方信越地方
北信越地方上信越地方
広域関東圏
都道府県 新潟県
市町村コード 15227-7
法人番号 7000020152277 ウィキデータを編集
面積 264.89km2
総人口 28,203[編集]
推計人口、2021年6月1日)
人口密度 106人/km2
隣接自治体 新発田市村上市岩船郡関川村
山形県西置賜郡小国町
市の木 ヤマボウシマツ
市の花 チューリップ
市の鳥 ヤマセミ
胎内市役所
市長
[編集]
井畑明彦
所在地 959-2693
新潟県胎内市新和町2番10号
北緯38度3分34.9秒 東経139度24分37.2秒 / 北緯38.059694度 東経139.410333度 / 38.059694; 139.410333座標: 北緯38度3分34.9秒 東経139度24分37.2秒 / 北緯38.059694度 東経139.410333度 / 38.059694; 139.410333
胎内市役所庁舎
外部リンク 公式ウェブサイト

胎内市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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胎内市(たいないし)は、新潟県北部に位置する2005年9月1日北蒲原郡中条町黒川村の合併により発足。新発田市への通勤率は14.1%(平成22年国勢調査)。

地理[編集]

新潟県北部に位置し、市域は胎内川流域に沿って東西に、「へ」の字に曲がった細長い形をしている。平野部の中条地区と、山間部の黒川地区の間に櫛形山脈があり、それを横切る形で胎内川が流れている。 典型的な扇状地であり、扇央部では胎内川の水は伏流水となるため、夏場の降雨の少ない時期は水無川となることがある。扇端部では、湧水が豊富で「どっこん水」と呼ばれている。

気候[編集]

冬の降水量(降雪量)は多いが、気温そのものはそれほど低くならず、1月の平均最低気温は関東地方の内陸部と同程度である。一方、夏は暑さが厳しくなることも多い。

  • 2018年8月23日には台風20号等の影響で吹き込んだ南風がフェーン現象によって熱風となり、市内の中条アメダスで最高気温40.8°Cを観測。これは新潟県ならびに北陸地方の観測史上最高気温である[1]
    • 同日は胎内市中条の他にも三条市(40.4°C)、上越市大潟(40.0°C)の計3ヶ所で40°C以上の最高気温を観測しており、これらは40°C以上の最高気温を観測した時期としては、当時日本国内で最も遅い記録であった。
  • 2019年8月15日には最高気温40.7°Cを観測。これは同年における国内最高気温であった。
  • 2020年9月3日には最高気温40.0°Cを観測。同日最高気温40.4°Cを観測した三条市とともに、前述の40°C以上の最高気温を観測した時期の最も遅い記録を更新した。
    • また、国内観測史上初めて同一の観測地点で3年連続して40°C以上の最高気温を観測した。
胎内市(中条地域気象観測所)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 15.1
(59.2)
22.1
(71.8)
24.2
(75.6)
31.7
(89.1)
33.2
(91.8)
36.3
(97.3)
39.2
(102.6)
40.8
(105.4)
40.0
(104)
33.7
(92.7)
27.3
(81.1)
20.8
(69.4)
40.8
(105.4)
平均最高気温 °C°F 5.1
(41.2)
5.9
(42.6)
10.1
(50.2)
16.6
(61.9)
22.2
(72)
25.7
(78.3)
29.3
(84.7)
31.3
(88.3)
27.2
(81)
21.1
(70)
14.6
(58.3)
8.4
(47.1)
18.1
(64.6)
日平均気温 °C°F 2.4
(36.3)
2.6
(36.7)
5.8
(42.4)
11.4
(52.5)
17.0
(62.6)
21.0
(69.8)
24.9
(76.8)
26.5
(79.7)
22.4
(72.3)
16.4
(61.5)
10.4
(50.7)
5.2
(41.4)
13.9
(57)
平均最低気温 °C°F −0.2
(31.6)
−0.5
(31.1)
1.8
(35.2)
6.5
(43.7)
12.2
(54)
17.0
(62.6)
21.5
(70.7)
22.7
(72.9)
18.6
(65.5)
12.4
(54.3)
6.5
(43.7)
2.1
(35.8)
10.1
(50.2)
最低気温記録 °C°F −9.7
(14.5)
−11.2
(11.8)
−9.7
(14.5)
−1.7
(28.9)
4.0
(39.2)
8.1
(46.6)
12.9
(55.2)
13.3
(55.9)
9.0
(48.2)
1.8
(35.2)
−1.3
(29.7)
−10.5
(13.1)
−11.2
(11.8)
降水量 mm (inch) 266.6
(10.496)
172.5
(6.791)
143.8
(5.661)
120.3
(4.736)
126.8
(4.992)
143.8
(5.661)
241.4
(9.504)
189.0
(7.441)
172.7
(6.799)
190.6
(7.504)
255.9
(10.075)
304.5
(11.988)
2,331.2
(91.78)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 26.4 21.5 18.5 13.0 12.1 11.1 13.8 11.3 13.5 15.6 20.3 25.0 202.4
平均月間日照時間 30.7 52.0 113.2 168.8 200.3 177.9 160.0 201.0 150.4 128.4 82.0 41.8 1,516.9
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1978年-現在)[2][3]

歴史[編集]

市名の由来[編集]

市域を流れる胎内川に由来する。

沿革[編集]

黒川庁舎(旧黒川村役場庁舎)

人口[編集]

Demography15227.svg
胎内市と全国の年齢別人口分布(2005年) 胎内市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 胎内市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

胎内市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政[編集]

氏名 就任年月日 退任年月日
初-3代 吉田和夫 2005年10月2日 2017年10月1日
4代 井畑明彦 2017年10月2日 現職

議会[編集]

定数16[5]

経済[編集]

シンクルトン記念公園(黒川油田)

農業[編集]

稲作を中心に、野菜類、花き栽培、養豚・養鶏などの畜産、果樹栽培も盛んである。主なものは以下の通りである。

  • やわ肌ねぎ(長ネギ)
  • チューリップ
  • 胎内高原ワイン
  • タノブラック、タノレッド(ぶどう)

軽工業[編集]

鉱工業[編集]

平野部の中条地区には工場が数多く立地している。主なものは以下の通りである。

沖合では海底油田ガス田プラットフォームが稼働している。

水力発電[編集]

胎内川のダムを利用して新潟県が設置・管理する胎内第一~第四水力発電所が稼働中である。

ライフライン[編集]

観光[編集]

山間部の黒川地区では、旧黒川村時代から積極的な観光開発が行われており、四季を通じて観光産業が盛んである。パラグライダーを楽しむことができる。

商業[編集]

3・8のつく日に熊野若宮神社前で定期市「中条市」(胎内市露店市場)が開催される[6]

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

旧・中条町が旧・境川村と姉妹都市提携。

海外[編集]

旧・中条町が姉妹都市提携。

教育[編集]

専門学校・各種学校[編集]

  • 新潟インターナショナルハイスクール
  • かつて、つつじヶ丘地区にインターナショナル留学カレッジという専門学校が存在した。元は1988年南イリノイ大学カーボンデール校の分校「南イリノイ大学新潟校」として開校し、のちNSGグループの傘下となり名称変更。学生数減少などにより2007年3月をもって閉校した。

高等学校[編集]

中学校[編集]

  • 中条中学校(中条・胎内小学校区)
  • 乙中学校(きのと小学校区)
  • 築地中学校(築地小学校区)
  • 黒川中学校(黒川小学校区)

小学校[編集]

  • 中条小学校
  • 胎内小学校
  • きのと小学校
  • 築地小学校
  • 黒川小学校

その他の教育施設[編集]

  • 新潟県少年自然の家

交通[編集]

鉄道路線[編集]

高速バス[編集]

路線バス[編集]

  • デマンドタクシー「のれんす号」
    市内ほぼ全域を網羅するデマンド型交通である。2007年に採択された内閣府全国都市再生モデル調査「公共交通システムと交通拠点整備による都市再生とコンパクトシティへの誘導調査」の結果を踏まえ、2008年の胎内市地域公共交通総合連携計画策定を経て2009年(平成21年)4月、NTT東日本のシステムを用い、中条町商工会を運営主体として運行開始[7]。その後は増便が重ねられ[8]、2013年(平成25年)4月からは休日も運行となった[9]
    2007年時点では路線バス(4条バス)7系統のほか、曜日運行のコミュニティバス、福祉バスが運行されていたが[10][11]、2009年4月、のれんす号運行開始に合わせて大きく再編され(コミュニティバスは廃止[12][13]、その後は段階的に移行が進み[14][15][16]、2017年9月末の中条~築地~新発田線廃止[17]をもって市内の路線バスはすべて撤退となった。市内に設けられていた新潟交通観光バス中条営業所も廃止となった。
  • 無料観光バス「くるっと胎内」
    2019年運行開始[18]。季節限定で土・日・祝のみ運行。
    2009年秋から2013年までは有料の「ホリデー胎内」が運行されていた[19][20]

道路[編集]

高速道路[編集]

一般国道[編集]

道の駅[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・ご当地グルメ[編集]

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名所・旧跡・観光スポット[編集]

地本の水芭蕉群生地

温泉・レジャー[編集]

胎内川沿いはリゾートとして整備されており、胎内スキー場、ゴルフ場、天文台、ホテルなどがある[22]

祭事・催事[編集]

  • 胎内検定(体験型のご当地検定
  • チューリップフェスティバル(4月下旬 - 5月上旬)
  • 胎内星まつり(8月下旬の金曜日 - 日曜日)
  • 黒川祭(8月31日 - 9月1日)
  • 中条祭り(9月3日 - 6日)
  • 中秋の名月・板額の宴(9月中旬)
  • いいもんまつり(11月)

ご当地グルメ[編集]

  • 胎内黒豚バーガー
  • 胎内黒豚らぁめん
  • 白鳥(黄餡をマシュマロ生地で包んだ菓子、封のシールには郷土銘菓と書かれている)
  • 乙まんじゅう

出身人物[編集]

ゆるキャラ[編集]

  • リップル
  • 板額ちゃん - 胎内市飯角出身の板額御前をPRするキャラクター
  • やらにゃん - 胎内検定のマスコット。平成22年12月15日に胎内市の特別住民として登録された。

脚注[編集]

  1. ^ 新潟・胎内で40.8度=北陸初の40度台-気象庁”. 時事ドットコム. 2018年8月23日閲覧。
  2. ^ 平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2021年7月11日閲覧。
  3. ^ 観測史上1~10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年7月11日閲覧。
  4. ^ 新潟県:任期満了日(定数)一覧
  5. ^ 胎内市議選、9月23日投開票に”. 2018年12月9日閲覧。
  6. ^ 2 まちなかに残る宿場町・中條の面影”. 阿賀北・新発田地域 文化・歴史探訪 まち歩き・まち巡りガイドマップ. 新潟県新発田地域振興局 企画振興部. 2020年9月3日閲覧。
  7. ^ 資料2 デマンドたいない「のれんす号」”. 第3回 交通基本法検討会. 国土交通省. 2021年5月16日閲覧。
  8. ^ デマンドタクシー「のれんす号」増便でますます便利に (PDF) 」 『市報たいない』第92号、胎内市、2009年6月15日、 2頁。
  9. ^ のれんす号がますます便利に! 待望の日曜・祝日運行開始!」『市報たいない』第182号、胎内市、2013年3月15日、 4-5頁。
  10. ^ 平成19年度全国都市再生モデル調査報告書 - 胎内市(アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  11. ^ 10月1日から路線バス時刻が変更になります (PDF) 」 『市報たいない』第50号、胎内市、2007年9月15日、 6頁。
  12. ^ 平成21年4月から 「デマンドタクシー」の試験運行がスタート (PDF) 」 『市報たいない』第79号、胎内市、2008年12月1日、 4-5頁。
  13. ^ 「市内の路線バス」が変わります!!」『市報たいない』第86号、胎内市、2009年3月15日、 4-5頁。
  14. ^ 路線バス 時刻表・路線図 - 胎内市(2010年8月12日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  15. ^ 市内の「路線バス」が変わります! (PDF) 」 『市報たいない』第133号、胎内市、2011年3月1日、 6頁。
  16. ^ 路線バス「ぐみの郷線」廃止のお知らせ (PDF) 」 『市報たいない』第207号、胎内市、2014年4月1日、 28頁。
  17. ^ 路線バス「中条~築地~新発田線」廃止のお知らせ (PDF) 」 『市報たいない』第289号、胎内市、2017年9月1日、 27頁。
  18. ^ “新潟・胎内市、無料観光バス運行 外国人客を誘致”. 日本経済新聞. (2019年4月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44054320S9A420C1L21000/ 
  19. ^ 胎内市・観光周遊バス ホリデー胎内 ご利用案内 平成22年4月1日改正 - 胎内市(アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  20. ^ H24 胎内市地域公共交通協議会の会議資料 - 胎内市(アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  21. ^ 胎内市文化財一覧表 - 胎内市.2019年5月17日閲覧。
  22. ^ 第2次胎内リゾート活性化マスタープラン(全体版) - 胎内市.2019年5月17日閲覧。
  23. ^ “マウンテンバイクコース 胎内に誕生 5日オープン 有志が手弁当で整備”. 新潟日報. (2020年9月3日). https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20200903565727.html 

関連項目[編集]

行政
観光