自治体バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動

自治体バス(じちたいバス)は、地方自治体が運営するバスのことである。

概要[編集]

自治体が運営するバスには大きく二つの種類がある。ただし、これら二つの境界は極めて曖昧で、廃止代替バスが設定されたときに、コミュニティバス的な役割を負うこともしばしば見られる。民間事業者に委託して運行する路線が多い。

廃止代替バス
これまで町内の路線を運行していたバス会社が赤字のため撤退し、自治体が路線を引き継ぐ場合である。これらのバスは、道路運送法の旧条文から21条バスあるいは80条バスと呼ばれている。細かなことは、廃止代替バスを参照のこと。
コミュニティバス
これまでバス路線網がなく、中心部との行き来が不便であった地域の利便向上を図るものである。細かなことはコミュニティバスを参照のこと。

備考[編集]

  • 地方公営企業体である交通局あるいは交通部が運営するバス路線(公営バス)は自治体が運営に関与しているが、この項での自治体バスには含まれない。これらは、地方公営企業法に基づく独立採算制を原則とし、営業用ナンバーを持った車両を利用して運行しているため、運営手法としては民間の運営する路線バスと同列と扱われるためである。
  • 最近では道路運送法の改正による路線撤退が許可制から届出制になったことや認可制から登録制への変更及び地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律の施行に伴い、地方公共団体の財政健全化に伴う歳出削減の一環として、自治体バス自体が不採算事業である事を名目に特に乗車実績の芳しくない不採算路線から順に廃止を行うケースや、事前登録した予約者以外は利用できない乗合デマンドタクシーに代替するケース(ex.茂木町)も見られ、交通空白地帯の拡大や地域外からの観光客や観光収入の減少が懸念される。
  • 自治体自らが運行する場合は、自家用ナンバー(白ナンバー)の車両が基本的に用いられる。
  • 2006年の道路運送法改正以前、路線バス事業者に委託している路線の場合は、車両の脇には「一般乗合」ではなく「貸切」と表記されていた(例外あり)営業用ナンバー(緑ナンバー)の車両が用いられた。これは自治体がバス事業者の営業用車両を借り切っているためであった。

関連項目[編集]