自由民主党学生部中央執行委員会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

自由民主党学生部中央執行委員会(じゆうみんしゅとうがくせいぶちゅうおうしっこういいんかい、略称:自民党学生部都連学生部Liberal Democratic Party Students DivisionLDPS)は日本政党自由民主党の学生部組織である。

概要[編集]

現役大学生等で構成される党内最若手の組織。自民党結党の翌年(昭和31年6月)に衆議院議員会館会議室にて発足し[1]右派保守的な学生運動を展開。党本部に所属していたが、一時分裂。初代学生部長大西英男(後の衆議院議員)が纏め上げた学生組織が、自由民主党学生部中央執行委員会(自民党学生部)として現在まで続く[2]

国会議員、地方議員、地方自治体の首長など、多くの政治家を輩出し、自民党内における政治家への登竜門と言われている。また、政治家以外にも国内外を問わず、官界、経済界、文化・芸能の分野等で多数のOBを輩出している。支持政党なし代表の佐野秀光も所属していた[3]。1967年(昭和42年)11月に党本部直轄組織から東京都連に移管されている[4]

活動[編集]

一時は安保条約をめぐる学生運動の真っただ中にあり、左派が活気づく中、保守主義的な活動を展開。大型街宣カー「あかつき号」にのって街頭遊説を行うなど、活発な政治運動を行っていた。

現在は首都東京で行う党活動や、東京都連所属の国会議員・地方議会議員の活動を手伝うことが多い。また、各種パーティ、街頭行動、国政・地方選挙、議員インターン、政府行事、政党活動への参加などが主な活動である。

歴代委員長[編集]

党本部直轄組織(1955年 - 1967年)
東京都連学生部(1967年 - )
委員長 所属大学 党総裁 衆院選 参院選 統一地方選
1 大西英男 國學院大學 1967年
2 佐伯武 1968年
3 八木洋治 1969年
4 加藤公男 1970年
5 藤中秀幸 1971年
6 田中一吉 1972年
7 小礒明 桜美林大学 1973年
8 川崎和則 1974年
9 日村豊彦 1975年
10 鈴木聖二 1976年
11 岩崎晴彦 1977年
12 近藤喜彦 1978年
13 新関豊信 1979年
14 久保肇 1980年
15 曽根崎剛 1981年
16 森太 1982年
17 大和田知裕 1983年
18 福島寿一 1984年
19 柴田一郎 1985年
20 矢野健一郎 1986年
21 堀越秀生 1987年
22 伊藤紳司 1987年
23 伊藤紳司 1988年
24 伊藤紳司 1989年
25 三枝一浩 1990年
26 三枝一浩 1991年
27 六角祐一 1992年
28 渡辺周一 1993年
29 渡辺周一 1994年
30 山本祐美 1995年 橋本龍太郎
31 山本祐美 1996年 橋本龍太郎 第41回
32 海老原秀樹 1997年 橋本龍太郎
33 神河壽義 日本大学 1997年 橋本龍太郎
34 神河壽義 日本大学 1998年 橋本龍太郎
小渕恵三
35 野澤泰志 東京大学 1999年 小渕恵三
36 深谷将平 日本大学 2000年 小渕恵三
森喜朗
第42回
37 関健一郎 慶應義塾大学 2000年 森喜朗
38 井出慶太郎 中央大学 2001年 森喜朗
小泉純一郎
39 上田真大 中央大学 2002年 小泉純一郎
40 武田誠 中央大学 2003年 小泉純一郎 第43回
41 武田誠 中央大学 2004年 小泉純一郎
42 勝原健市 慶應義塾大学 2005年 小泉純一郎
43 櫛橋匡 神奈川大学 2005年 小泉純一郎 第44回
44 田代絢亮 東京大学 2006年 小泉純一郎
安倍晋三
45 地島史洋 青山学院大学 2006年 安倍晋三
46 二藤泰明 早稲田大学 2007年 安倍晋三
福田康夫
47 府川真由美 日本大学 2008年 福田康夫
麻生太郎
48 宮本剛志 亜細亜大学 2009年 麻生太郎 第45回
49 野中大路 成蹊大学 2009年 谷垣禎一
50 田村隆明 日本大学 2010年 谷垣禎一
51 長谷川晃平 青山学院大学 2011年 谷垣禎一
52 加納空樹 国士舘大学 2012年 谷垣禎一
53 (除籍) 2012年 安倍晋三 第46回
54 蓮實龍紀 日本大学 2013年 安倍晋三
55 蓮實龍紀 日本大学 2014年 安倍晋三 第47回
56 蓮實龍紀 日本大学 2015年 安倍晋三
57 (除籍) 2016年 安倍晋三
58 飯田義之 駒澤大学 2016年 安倍晋三
59 飯田義之 駒澤大学 2017年 安倍晋三 第48回
60 寶福勇元 明治学院大学 2018年 安倍晋三
61 市田直輝 国士舘大学 2019年 安倍晋三 第25回 第19回
62 佐藤佳希 国士舘大学 2020年 安倍晋三

自由民主党学生部40年史[編集]

東京都連に学生部が移管されて40周年になるのを記念して平成19年6月16日、党本部で「都連学生部設立40周年記念大会」が開催された。[5]この周年行事にあわせ、「自由民主党学生部40年史」が学生部有志部員(自由民主党学生部40年史編纂委員会)によって編纂・発行された。
40年史は、歴代総裁の各時代ごとに章立てし、その当時の政治・社会情勢、学生部活動、党の歴史などをとりまとめた内容となっている。

脚注[編集]

  1. ^ “自民党学生部歴代委員長”. 自由民主党学生部中央執行委員会(東京都連学生部). https://web.archive.org/web/20180612143042/https://www.tokyo-jimin.jp/students/history_ch.html 2018年6月12日閲覧。 
  2. ^ 「結党からたった半年あまりで43都道府県に青年局独自の地方組織ができ、その下に600のグループ、85,000人の青年党員が集まった。同時に、中央大と日本大が中心となって学生部も立ち上がった。56年末には、第1回全国代表者会議が開かれる。会場は総理官邸の大広間だった。」常井健一『誰も書かなかった自民党 総理の登竜門「青年局」の研究』(新潮新書561), p.104, 新潮社, 2014年.
  3. ^ [1]『支持政党なし』代表 佐野秀光の日常2010年03月11日/2017年12月25日閲覧
  4. ^ “自民党学生部について”. 自由民主党学生部中央執行委員会(東京都連学生部). https://www.tokyo-jimin.jp/students/aboutus.html 2017年12月28日閲覧。 
  5. ^ “OB議員らが祝辞-都連学生部設立40周年記念大会”. 「自由民主・東京都版」インターネット版(平成19年(2007年)7月3日発行). https://www.tokyo-jimin.jp/kobo/jiyuuminshu/toren0703/page1.html