自由論 (ミル)

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1859年に出版された初版の表題紙

自由論』(じゆうろん、: On Liberty)は、ジョン・スチュアート・ミルによる自由についての政治学の著作。1806年イギリスで生まれたミルは、現実政治について批判する著作を発表しており、1859年の本書『自由論』は当時のヨーロッパ、特にイギリスの政治・社会制度の問題を自由の原理から指摘することを試みた。ここで論じられている自由とは国家権力に対する諸個人の自由であり、これを妨げる権力が正当化される場合は他人に実害を与える場合だけに限定され、それ以外の個人的な行為については必ず保障される。なぜならば、ミルによれば文明が発展するためには個性と多様性、そして天才が保障されなければならない。また当時参政権の拡大をもたらしていた民主主義の政治制度は大衆による多数派の専制をもたらす危険性があり、これをミルは警戒していた。

構成[編集]

  • 第1章 - 序論
  • 第2章 - 思想と討論の自由
  • 第3章 - 幸福の一要素としての個性について
  • 第4章 - 個人に対する社会の権威の限界について
  • 第5章 - 応用

翻訳[編集]

中村正直が最初に訳した(1872年)。当時は『自由之理』という書名であった。

日本語訳[編集]

脚注・出典[編集]

関連項目[編集]