自衛隊貸費学生

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自衛隊貸費学生(じえいたいたいひがくせい)とは日本の各自衛隊における隊員採用区分の一つであり、将来の自衛官としての勤務を前提に学費が貸与される。

概要[編集]

医歯薬理工系の大学生・大学院生のうち大学3年生以上の学年の者に対し卒業後の各自衛隊医科及び海上自衛隊の技術幹部候補生採用を保証した上で学費を貸し与える制度である。身分切替えの事務手続き上、卒業年度の陸上自衛隊、海上自衛隊および航空自衛隊の部外一般幹部候補生や海上自衛隊の技術幹部候補生採用試験を志願する(無試験で合格)。

医歯薬は衛生貸費学生は陸上自衛隊および海上自衛隊、航空自衛隊の医科・歯科幹部候補生として採用。理工系は技術貸費学生と呼ばれ、陸上自衛隊および航空自衛隊では一般幹部候補生として採用され、船舶工学と海洋工学のみは海上自衛隊の技術幹部候補生として受験資格に含めている。

貸費を受給し始める学年、受け続ける期間については各人差異があるが、受給した年月の1.5倍以上の各自衛隊勤務(実務経験ではなく、幹部候補生学校や職種学校・術科学校も含めた総計の年数)でその返還は免除される。

採用に当たっては筆記試験、口述試験及び身体検査に合格し、保証人を要する。支給額は毎月54,000円(平成27年4月1日現在)[1]平成27年度の学生数は16名。[2]

類似の制度[編集]

諸外国では大学生向けの課程としてアメリカ、韓国のROTC(予備役将校訓練課程)といった類似制度がある。また、旧日本海軍における「海軍委託学生」が相当する。

出典[編集]

  1. ^ 貸費学生:各種募集種目|防衛省
  2. ^ 平成27年7月29日「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」防衛大臣答弁

参考文献[編集]

  • 『自衛官への道』成山堂書店刊

関連項目[編集]