苗穂運転所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
苗穂運転所
基本情報
鉄道事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
帰属組織 本社鉄道事業本部
所属略号 札ナホ
配置両数
気動車 107両
合計 107両
備考 2019年4月1日現在のデータ
テンプレートを表示

苗穂運転所(なえぼうんてんじょ)は、北海道札幌市東区北5条東13丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の車両基地である。また運転士も所属している。本社鉄道事業本部管轄。

苗穂駅に隣接し、基地内には車両工場である苗穂工場が併設されている。

所属する乗務員は札幌近郊で運行している電車の他に札幌運転所に配置されている気動車の乗務も担当する。

所属車両[編集]

2019年4月1日現在の所属車両は以下のとおり[1] 。宗谷・石北本線系統の特急で用いる特急形気動車と、札幌近郊で運用される一般形気動車を中心に配置されている。

所属車両の車体に記される略号は、旅客車が「札ナホ」(札=札幌本社、ナホ=苗穂(苗穂駅)の旧電報略号)、機関車が「」(=苗穂)となっている。

電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
0両 103両 0両 0両 0両 103両

気動車[編集]

キハ183系気動車(67両)
全67両が所属する。2012年6月までは、ジョイフルトレイン編成と「旭山動物園号」編成のみが所属していたが、2012年6月から10月にかけてそれまで札幌運転所に所属していた定期特急列車用の車両が転入した[2]
一般型車両(56両)
キハ183形26両(405・406・503・504・1501 - 1507・1551 - 1556・4558・4559・8563 - 8565・8566・9560 - 9562)、キハ182形25両(404 - 406・413・501 - 503・507 - 512・7551 - 7562)、キロ182形5両(504・505・7551 - 7553)の計56両が配置されている。
2017年3月4日以降、特急「オホーツク」「大雪」を中心に、各種臨時列車にも使用される。
2017年4月28日にキハ183-405およびキハ182-404・405が、2018年3月にキハ183形8両(1506・1507・4558・4559・8566・9560 - 9562)、キハ182形12両(507 - 511・7553・7555・7557 - 7562)、キロ182形5両(504・505・7551 - 7553)が函館運輸所より転属した[3]。2018年内もキハ183形3両 (8563 - 8565) 、キハ182形5両(7551・7552・7554・7556・7560)が函館運輸所より転属している[1]。また2018年3月31日付でキハ183形3両(213・214・220)、キハ182形5両(3・11・16・21・31)が廃車され[3]、2018年7月31日付でキロ182形1両 (9) 、キロハ182形5両(2 - 4・6・10)が廃車された[1]
また、苗穂運転所所属のHET色のキハ183系は、他の運転所では濃い青であることのに対し苗穂では薄紫に近い色(ラベンダーブルー)、キハ183-500/1500/1550形ではスカートが前頭部と同じ青色になっているなど塗装が他所とは異なる部分がある。
団体・臨時列車用(11両)
お座敷車両(2両、キハ183-6001 + キハ183-6101)、ジョイフルトレインの「クリスタルエクスプレス トマム & サホロ」(4両編成、キハ183-5101 + キサロハ182-5101 + キハ182-5101 + キハ183-5102)、「ノースレインボーエクスプレス」(5両編成、キハ183-5201 + キハ182-5201 + キサハ182-5201 + キハ182-5251 + キハ183-5202)の計11両が配置されている。
ニセコエクスプレス」(3両編成、キハ183-5001 + キハ182-5001 + キハ183-5002)は2017年12月28日付で[3]、「旭山動物園号」(5両編成、キハ183-3 + キハ182-46 + キハ182-47 + キハ182-48 + キハ183-4)は2018年6月30日付で廃車された[1]
キハ261系気動車(14両)
SE-100編成[4]が2両編成4本 (SE-101 - 104) 、SE-200編成[5]が2両編成3本 (SE-201 - 203) の計14両が配置されている。
いずれも基本番台で、2017年3月4日以降、特急「宗谷」「サロベツ」で使用される。
札幌方にSE-100編成、稚内方にSE-200編成を連結した4両編成で運転される。SE-104編成以外は第三セクター北海道高速鉄道開発」所有車で、JR北海道がリースを受ける使用形態である。
キハ40形気動車(14両)
300番台の4両 (301 - 304) 、330番台の2両(331・336)、400番台の2両(401・402) 、700番台の2両(819・823)と 、1700番台の4両(1790・1816・1818・1821)計19両が配置されている。700番台車以外は機関換装済み。
400番台は札沼線(学園都市線)末端部で2020年4月17日まで運用された。700・1700番台は函館本線普通ワンマン列車で使用される。
300・330番台は札沼線用として用いられたが、札沼線桑園 - 北海道医療大学間の全面電化開業以降定期運用を持っていない。
700番台の817・820・822号車については廃車、825号車については函館運輸所への転属となった。
1700番台の1824号車については、旭川運転所への転属となった。
キハ201系気動車(12両)
D編成の3両編成4本 (D-101 - 104) 計12両が配置されている。
快速ニセコライナー」函館本線の普通列車で使用される。
H100形気動車(15両)

H100-1 - 15が配置されている。試作車のH100-1・2は、2018年2月19日付で新製配置され、残りの13両のうちH100-3 - 9の6両は2019年9月6日に、H100-9 - 15の7両は、2020年1月8日に新製配置された。函館本線の普通列車・普通ワンマン列車(札幌〜小樽・倶知安・長万部間)で使用されている。

過去の配置車両[編集]

キハ141系気動車
改造により誕生した全車両がキハ40系の札沼線仕様車とともに札沼線の普通列車で使用されていたが、2012年の札沼線電化とそれに伴う同年10月27日のダイヤ改正に伴い、定期運用から撤退し、一部のキハ143形が苫小牧運転所へ転属した。その後長らく保留車となっていたキハ142形2両も、2015年3月31日付で廃車された。
キハ400系気動車
改造により誕生した全車両が2000年の宗谷線の高速化まで宗谷線系統の急行列車に充当された。運用終了後は前述の札沼線用の一般車(キハ40形330番台・キハ48形1330番台)に再改造されたほか、キハ480 304のみ休車扱いとなり、苗穂工場で長期間留置された後、2006年10月6日付で廃車・除籍された。
このほか、1997年から1998年にかけてお座敷車に改造したキハ400形500番台3両も所属したが、2015年3月31日付で2両(502・503)が、1両(501)が2016年10月17日付で廃車され消滅している。
キハ150形気動車(7両)
0番台の7両 (11 - 17) が配置されていた。
函館本線の普通ワンマン列車(小樽・倶知安・長万部方面)で使用されていたが、2020年ダイヤ改正に伴い山線から撤退、全車旭川運転所へ転属。
DBR600形ディーゼル機関車
モーターカー「HTR-600」を改造したもので、2両が配置されていた。車両基地構内の入換作業除雪などに使用された。2014年7月1日付で除籍された。

歴史[編集]

  • 1936年昭和11年)
    • 7月 - 苗穂機関庫として発足。
    • 9月 - 苗穂機関庫を苗穂機関区に改称。
  • 1987年(昭和62年)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 交友社鉄道ファン』 2019年7月号「JR旅客会社の車両配置表」
  2. ^ 札沼線(学園都市線)の一部電化開業に伴い、札沼線の電化区間が札幌運転所所属の電車による運用になったこと、それに伴う733系電車の新製配置により札幌運転所構内が手狭になったこと、さらに苗穂運転所所属の141系気動車が定期運用を終了した関係で、気動車の一部を苗穂に集約させるため。
  3. ^ a b c 交友社鉄道ファン』 2018年7月号「JR旅客会社の車両配置表」
  4. ^ 稚内方からキハ260形100番台、キハ261形100番台の2両編成。
  5. ^ 稚内方からキロハ261形200番台、キハ260形200番台の2両編成。

関連項目[編集]

座標: 北緯43度4分20.6秒 東経141度22分54.2秒